Lisa: The Chaosful   作:〇〇総統

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あけましておめでとうございます。

あけおめ宣言と活動報告の件、ドラゴンボールの方で言うつもりだったんですが、少しマンネリがあって投稿してません。こっちも、というかハーメルン作品全体が自分の中でマンネリ傾向あったんで、今投稿されるこの作品は予約投稿です。ちょっと…どっちの展開もワンパターン過ぎたんじゃね?って思ってしまい…

多分後2、3作予約投稿したと思うんで、戻って来るのは…いつかなぁ?pixiv作品飽きたらか。Lisaはまだやりたい展開まで行ってないからそれ程って感じかもです。


"賭け狂い"

男達は突然の出来事により、固まって便利屋68を見る。

 

月を背に決めゼリフを言ったアルの心情は、間違えずに言えたことによりテンションが上がっていた。

 

(い、言えた!後は依頼を完璧にこなすだけよ!)

 

アルはそのままにこやかに笑いゆっくりと男達の元へ歩き始める。

 

後ろには銃を向けた頼れる仲間達がいる。

 

だが、この場にいるコイツらは今まで相手したキヴォトスの奴らより違う。油断せずに行動を観察した。

 

「さて、どうやったか知らないけど、私達を拘束できる何かがあるようね?…兎に角、人質を解放しなさい。さもなくば…」

 

「…アルちゃん、人質はさっきの騒ぎに乗じてここから避難したよ?」

 

「……へぇ?」

 

アルが目を点にして呆けた瞬間、男の1人が視界を泳がせた。

 

だがアルはその異変を見逃さなかったのか視線を泳がせた男の足元に一発威嚇射撃を行った。

 

「何を企んでるのか知らないけど、無駄な抵抗はやめなさい」

 

だが、男達は依然として何も喋らない。

 

「…社長、何か変だよ」

 

「……妙に余裕があるね、まさか仲間でも潜んでるとか?」

 

ムツキが小声で考えを共有する。

 

「み、皆さん…ちょっといいでしょうか……?もしかしたら自分の知識不足かもしれませんが…」

 

「少しでも必要よハルカ、何か見つけた?」

 

アル達が男から目を離さないままハルカの答えを待つ。

 

「こ…こんな廃墟に…ガスとか放置されてるものですかね…あそこからガスが漏れ出て……」

 

ハルカが指さした場所にはガスボンベからガスが先程の爆発で漏れ出ていた。

 

「!皆、今すぐ息を止めて!」

 

カヨコが叫び、全員すぐさま口元を覆う。だが、カヨコはふらりと体が傾き座り込んでしまった。

 

「……くっ、少し吸っちゃったか」

 

それを見た瞬間、周りで大人しくしていた筈の男達が歓声をあげながら立ち上がる。

 

「いくぜ!今更気づいてももう遅ぇぞ!!」

 

「あの娘は俺が貰うぜ!」

 

「そこの嬢ちゃん!少し俺とイイ…ガッ_________!?」

 

一目散に走ってきた男をアルは自分の持っていたスナイパーライフルを逆向きにして殴った。

 

倒れた男の頭を踏みつけながらアルは威勢よく言い放つ。

 

「こちとら伊達に半端なアウトローしてないわよ!やるわよ、ムツキ室長!カヨコ課長、根性見せなさい!ハルカ、派手にやっちゃうわよ!」

 

「……まっかせてーー!!」

 

「少し情けないところ見せた、もう大丈夫」

 

「は、ははははい!アル様の命令でしたら、もう凄いのやっちゃいます!」

 

アルはそのまま男の顔を蹴り飛ばし、銃をこれ以上乱暴に扱うのは宜しくないので、足元に落ちていた鉄パイプを拾いそのまま殴りかかる。

 

ムツキはバッグをそのまま振り回し、男達を吹き飛ばす。

 

カヨコは近づき組み伏せようとする男から避け、男の顎に足蹴りを食らわす。

 

ハルカはレンガを持ち、起き上がろうとする男の頭を執拗にレンガで殴りかかった。

 

「……凄い」

 

そんなダーティーファイトをセリカは部屋の奥で隠れて見ていた。

 

銃を使わずにあそこまで応戦できるのは、自分が知る中でいなかったからだ。

 

「……セリカ先輩」

 

「リサちゃん!」

 

セリカは騒動の中からひっそりと助け出されたリサを抱きしめる。

 

「……もう、あんな事しないで」

 

「あ……」

 

セリカが思わず吐いた言葉に、リサは体を固まらせる。そして、その答えに応じるようにリサもセリカに抱きついた。

 

一通り心が落ち着いたのか、セリカが視線を外すと、そこにはバケッツがいた。

 

自分をここまで連れてきてからリサを連れ戻した、2人にとっての恩人だった。

 

「……その、ありがとうね…」

 

「バケッツ…ありがとう」

 

セリカが少し恥ずかしいのか顔を逸らしながら礼をいい、リサがバケッツに抱きついてお礼を言う。バケッツはやはり一言も言葉を発さず、リサの頭をポンポンと撫でるだった。

 

だが、そう平和な時では無い。現に便利屋68は今も無限のように這い上がる男達を相手取っている。

 

しかも、この部屋にはガスが溜まっていくので、時間をかければかけるほど便利屋側が不利になっていってしまう。

 

「アルちゃん!そろそろまずいよ!」

 

「いい加減諦めやがれ!」

 

「分かってるわよ!でも!」

 

「オラオラどうした!?」

 

「こいつら、あまりにもしつこすぎる!」

 

「ひひ…ひひひひ!!」

 

「あぁ!?くっ…力負け……!?」

 

「人の頭ボコボコと殴りまくりやがって……!」

 

ガスの効果が効き始めてきたのか、少しずつ押され始めた便利屋68の面々。

 

「まずいわよ!あのままじゃ……!」

 

「……バケッツ、どこ行った?」

 

「え?」

 

最悪、自分も銃を持って飛び出すか…少し動けるようになったから加勢に向かうか悩んでいた時に、リサの声によって初めてバケッツがこの場に居ない事が認識出来た。

 

「さぁ嬢ちゃん、そろそろ遊びは終わりに……」

 

男達が勝利を確信したのか下品な笑い声をあげる。

 

だが、その笑い声の中に明らかに笑い声とは違う音が混じっていた。

 

「……あ?」

 

男達がなんの音なのか、どこから聞こえるのか探し、全員の視線が1箇所に集まる。

 

そこは、自分たちより上の場所。誰も用がないからと使われていない2階の足場。

 

そこにペンキ缶を被った少女がいた。

 

そして聞こえてくるのは……口笛。

 

どこか、夏の風を思い起こすかのようなメロディー。

 

そう、バケッツが口笛を吹いていたのだ。

 

「おいおいまた邪魔かよ…メインディッシュが多いと喜んでいいのか、いい所で邪魔するカスが多いと怒っていいのか…」

 

男の1人が血管を浮かび上がらせながらゆっくりとバケッツに近づく。

 

「おい、おい嬢ちゃん。今すぐ降りてこい」

 

だが、バケッツは口笛を止めない。ガスはもう充分蔓延しているハズなのにその余裕さは男達を僅かながら恐怖させた。

 

「おい!聞こえてんのか!さっさと……」

 

怒鳴り散らす男の声を無視してパァン!という音が聞こえる。

 

男がゆっくりと視線を落とすと、そこには穴が空いてあった。

 

自分の手に、穴が空いてあったのだ。

 

「あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!??」

 

手から血を吹き出しながら転がる男に、バケッツは何も聞こえていないのか口笛混じりにリボルバーをクルクルと回転させて遊んでいた。

 

そして調子がいいのかポケットからコインを取り出しコイントスを片手で始める。

 

「あ、あぁ……あ!!」

 

男の1人が腰を抜かして後ずさる。

 

「おい、女一人に何腰抜かしてやがる!」

 

「お、お前!お前知らないのか!?」

 

「何がだ!」

 

「ペンキを被った銃を2つ持ってコインを弄る人物を知らねぇのか!?」

 

その声に男達はザワザワと騒ぎ出す。

 

「まさか"賭け狂い"!?」

 

「ヤツもここに来ていたのか!?」

 

「ていうか生きていたのかよ!」

 

「じゃ、じゃあアイツがついて行ったっていうその男もここに……」

 

そんな怯え始めた男達にリーダー格の男が叫ぶ。

 

「何が賭け狂いだ!んなもんに怯えてんじゃねぇ!」

 

そう言い隠し持った銃を向ける。

 

だが、バケッツが圧倒的に早かった。銃を向けた瞬間、バケッツのリボルバーが正確に捉えて相手の手を撃ち抜いたのだ。

 

「クソッ!」

 

男がいの一番に逃げ出そうとする。

 

『待ちな』

 

そんな男に機械的な声に呼び止められる。

 

「ま、まさか、お前か?」

 

『そうだ。俺の本当の声じゃなくて悪かったな』

 

バケッツがスマホから合成音のような声を発する音声アプリを用いて何かを伝えようとしているようだ。

 

『だが、本当に快適だ。まるでフラッシュが起きなければ、俺たちが住むあそこも、ここまででかくなったのかもしれないな』

 

ケタケタとペンキ缶を揺らすバケッツはぐるりと首を向ける。

 

『さぁ、挨拶はここまでとしよう。お前らに1つ、聞きたいことがある』

 

「……なんだよ」

 

『あのガスだ。俺がオレイサにいた頃にはあのガスは存在すら知らない。更に、俺はかなーり前にここ、キヴォトスにいた。それが急に、この時期に、使われているのを聞いた。最近だと…子うさぎ公園にいる仲間からもそんな話を聞いたな』

 

男は答えない。その沈黙を無視してバケッツは淡々と話し続ける。

 

『お前たちは誰からそれを貰った?これを作れるのは少なくとも俺を含めたオレイサにいる奴らでは無い筈だ。お前達のバックには誰がついている?』

 

男は沈黙を貫く。そんな男にバケッツは分かりやすく首を振る。

 

『まぁ、そうだろうよ。そう易々とバラすはずがないか』

 

「……それで?話は終わりか?」

 

『あぁ、勿論。充分時間稼ぎをさせてもらったよ』

 

「……は?」

 

男の間抜けな声が響き、同時にバケッツのスマホからアラームがなり始めた。

 

『残りは先生達が来る前に俺たちで吸い上げるか』

 

「何を言って_________」

 

『 Game Over だよ、お前らは』

 

その瞬間、瓦礫で崩れた出入口が爆発し、近くにいた男達を吹き飛ばしながらぽっかりと穴が空く。

 

その衝撃で、室内のガスが霧散し、穴が空いたところから思い切り出ていく。

 

重い足取りでゆっくりと入ってきたのは、目元が影を差した黒髪の少女。

 

『遅かったじゃないか。ブラッド』

 

「………」

 

ブラッドは室内を見て、険しい表情をした。




四周年キャラ100連もせずに迎え入れられて満足。サイゲ系列のゲームガチャ運、ヨースターに吸われてんじゃねぇの?





















バケッツ

苦労してまで迎えるべきかと言われるとそうでもない。愛が試されるキャラ。デバフは恐怖くらいしかなく、自身はスタンに弱い。だが、他のキャラと違い武器スロットを2つ持っているから壊滅的なダメージを期待出来る…といった感じで、打たれ弱いが純粋なアタッカー…といった感じだが、そうは問屋が卸さない。コイツもジョイ中毒者だ。禁断症状が出れば勿論使い物になる筈もなく…ジョイ服用させればいけると思うだろ?コイツジョイ摂取してもステが戻るだけ。コイツが強くないと言われる理由は絶対ここにある。クイーンでも摂取すれば会心のダメージを出せるが、バケッツはそれがないので採用理由が少ないのだろう。せめてカープのように影響を受けない技と行動の速さがあればジョイ切れパーティで一撃のバケッツと連撃のカープで棲み分け出来たと思うが…
まぁ野宿時でたまにどっかで賭け事してお金貰ってきてくれるらしいし、そこは利点かもしれない。
...最近、こいつに一撃KO(PKでは無い方)耐性があることが発覚したとか。
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