特に大丈夫なら、普通にこれから投稿出来ると思います。よろしくです。
「"...これは"」
「!?おいお前ら早く離れろ!」
クリスプが警告すると同時に、ホシノが先生の目の前に飛び出してくる。
ホシノの狂って焦点の合わない目は先生を捉えていないにも関わらず先生に正確な狂拳が襲いかかろうとした。
先生に届きそうな瞬間、クロが即座にホシノを捕らえて再び部屋の奥に縛り付けた。
今度は先程よりも何重にキツく、絶対に解けないように厳重に。
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!!!」
「ホシノ先輩!!」
「私達です!分かりますか!?」
「"しっかりするんだ!ホシノ!"」
「待て!今お前らが近づいてもどうにもならない!」
「あれ見て分からないのか!?落ち着くまで待て!!」
ブラッドとオランが落ち着かせようとなだめていると、ずっと叫んで拘束具を引きちぎりながら動き出そうとしていたホシノがピタりと叫ぶのを辞めた。
「あ...ぁ.........!」
叫びすぎて声が枯れているのか、嗄れた声でホシノはある一点を見つめていた。
「ょか......った...い............た............」
そう言ってホシノはグルンと白目を剥いて気絶した。
「あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!ぐああああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁぁぁぁぁぁぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!!!」
ただ只管に、我武者羅に暴れ回る。
私の身体に巻きついている鎖、紐。邪魔する拘束具を柔らかい粘土のように捻じ曲げ、固く結ばれた鎖などは伸びきったゴムを切るように簡単に裂く。
周りにはシロコちゃんの弟であるクロ君、あと先生の所の子達が何人か。だけど、そんな奴らに気を割いてる時間は無い。
急がなければ、急がないと...ユメ先輩が行ってしまう。
また現れたユメ先輩は、あの日来た傭兵の子達のいる所に隠れてしまった。
便利屋68、と名乗った子達に連れられて来たあの子達もこの学校を狙ってた。
だから.........私は先輩を見つけなきゃいけないんだ。
そしてホシノは自分の最も新しい記憶を呼び起こした。
私は...
「ホシノちゃん!ゲームをしようよ!」
「なんで...そんな事しなくても、私と一緒にいれば...いつでも遊べますよ?後輩もいっぱい...」
ユメは頭を横に振りながら近づいて来る。
「それじゃあダメ、ダメなんだよホシノちゃん。何にも分かってない」
ユメはホシノの肩に手を置いて目線を合わせる。ニコニコしていたユメはゆっくりと目を開いた。
真っ暗な、闇しか映さない空洞の目はホシノだけを見つめている。ホシノはひゅっ...と息を吐くが、身体は自由に動かない。ユメの目から目を逸らせず、視界は徐々に闇が広がっていく。
ユメ先輩の肩を掴む力は強まり指が食い込むくらいに、骨に侵食してくるようにミシミシと音が鳴る。痛い、んだろうけど痛くない。おかしい、何が...
「また、私を見捨てるの?」
ユメ先輩の声に脳が震える。そうだ、私は...
あの日...
「じゃあ、一緒に遊ぼう?」
ユメ先輩の笑顔に、口が引き攣りながらも頷くしかない私。でも、よくよく考えればそうだよ。
アイツらは敵だ。撃退ついでに、先輩に遊んでもらえるんだ。なら、一石二鳥というものだ。
「ホシノちゃん」
ユメ先輩が振り返り、手を振る。
「しっかり、見つけてね」
そうして、人混みの中に消えていった。
私は、先輩を見つける為に邪魔な奴らを消し去る為に...
あの子達を殺した
そうだった...
私は...傭兵の子達を...
...............あれ、みんな?
どうして......ここに?
先生も......
あ...
.........
..................
...........................
よかった...
みんな、居たんだ...
そこにいたんですね...
ユメ先輩。
「.........あとちょっとだよ」
「あとちょっとで」
「一緒にいられるよ、ホシノちゃん」
今回は少ないし、いつものほんへゲーム仲間解説は無しで。