なんか、ジョイとか薬物で健常体から離れた身体ってなんか虫食いのある食べ物みたいだなーって思ってて、そういやホシノって他生徒より良い実験体っぽいなぁと思ってたらこんな2つ名が思いついてしまった。
どうかしてるぜ。
これは、ブラッド達がブラックマーケットに向かい、帰ってくるまでの出来事。
照明が使われず陽の光のみが部屋を照らすそんな部屋に1人の来客がやってきた。
フラフラと覚束無い足取りでやってきたのは桃色の髪をした小柄な少女、小鳥遊ホシノだ。
「来ましたか」
既に部屋の中にいた黒服がそう言うとホシノは黒服の足元に1発銃弾を放つ。
「…挨拶にしては、物騒ですね。2年前のあなたとは大違いだ」
「…うるさい、要件はなんだ」
ホシノが睨みつけるが黒服は普段の飄々とした笑顔を浮かべず、まるで業務作業のようにホシノの足元にある物を投げ込んだ。
コロコロと転がり足元にあるのは錠剤の入った容器だった。
「あなたには私の研究に協力して頂きたい。その薬を飲んで下さい、私の今出来るジョイへの抗体です」
黒服のその言葉にホシノは1歩踏み出す。そのまま容器を踏み壊しそのまま足で踏み躙る。
「…そんなにその偽りの快楽に浸かっていたいのですか、今のあなたはそこまで人生に疲れてしまったと。いや、これはただの意地ですか」
「私はお前なんかの手を借りない」
「それは私が気に入らないからですか?それとも、逸らしてはいけないものから必死に目を逸らすため?」
「………………」
「………なるほど、自分が何故断っているのか、何を理由に行動しているのかその理屈すらごちゃ混ぜになってしまっている。もうそこまで進行が進んでしまったと」
黒服は何かを察すると一転して言い放つように言った。
「なら、もうあなたに用はない。最高の素材が腐ってしまったのなら再利用も出来ないですしね。私個人としてあなたと接触する理由も無くなりました。どうぞお帰りください」
「…無駄な時間だったよ」
ホシノは焦点の合わない目で黒服を睨むとそのまま踵を返して帰っていく。
「…最後にひとつ、言っておきましょう」
部屋から出る前に黒服がホシノに向かって言う。
「あなたが執着している梔子ユメさん、彼女が今のあなたを見た時、なんて言うでしょうね?」
「何が言いたい?」
「あなたはあの日、突然居なくなったユメさんを探しに出かけたが、ついぞ梔子ユメさんは見つかることはなかった。そして彼女の死体すら確認せず
黒服がそう言いかけた時ホシノは凄まじい勢いで黒服に掴みかかる。
「お前ッ!ユメ先輩が何処にいるのか知っているのか!?でも、生きてる…!良かった…!!いや、そんな訳ない…!あの時ユメ先輩は…ッ!?でも、ユメ先輩はここに…?」
自分の感情を制御出来ないのか掴みかかっては戸惑い否定しては生きてる事に喜ぶ不気味な行動を繰り返す。
「あは…ははははっ…!嬉しィ…ユメ先輩ぃぃ…抱きしめて下さいィ……あれ、なんで避けるんです…?ユメ先輩ぃ…」
(この反応を見るに、万全の状態に戻るかはともかく、まだ猶予はありそうですね)
これは使える、そろそろ事態を動かさなければいけない時期だ。向こうからの行動を待つだけではない。小鳥遊ホシノを使ってこちらからコンタクトを取ろう。
「ですが、あなたに会わせることは出来ません」
「………あ?」
初めて小鳥遊ホシノの焦点がコチラに揃って向いた。
「ですので、あなたに依頼を申し込みます。それを完遂させれば、あなたの願いは叶うでしょう」
「…なんだ」
「簡単です、ユメさんを連れて行った組織があるので、その構成員を全員私の元へ届けて下さい。それさえしてくれれば、私個人の要件であなたに会うのはやめましょう」
「私を誰だと思ってるの?それくらい楽勝だよ」
「因みに、その組織が今いるのがシャーレです。そう、シャーレの先生の元にいるブラッドさん達ですね」
少しだけ、嘘を交えた情報を与える。馬鹿正直に伝える必要なんてない。時に正確な情報は物事を動かすうえで邪魔な要素になる事もあるのだから。
黒服の言葉にホシノは浮かべていた笑みを消して無の表情になる。だがすぐ再び薄く笑い出す。
「…へぇ、あの子達かぁ…そっかァ………」
「くれぐれも殺さないでくださいね。場所は追々お伝えします」
「安心しなよ、しっかりやったげるから」
ホシノが部屋から出ると、黒服は端末に目を向ける。
「安心してください、あなたがこの依頼を達成しようとしまいと…ユメさんはあなたを目指して向かいますから」
端末はドローンの撮影している映像を映し出しており、そこにはシャーレのビルから抜け出して街中を走り回るジョイミュータント…梔子ユメがいた。
「…ふぅ」
シャーレのオフィス内、スティッキーは今日も事務仕事に明け暮れていた。
先生による確認が必要な仕事以外全員で終わらせ後はそれぞれ溜まらない程度に仕事を減らしていく日々。
仕事を溜め込んだり一人で全てをこなすなんてとんでもない。誰にでもできる仕事すら一人で行うならそれはただの馬鹿だなと心の中で思いながらスティッキーは伸びをしているとネルンが部屋に入ってきた。
「ほほ!!やぁお疲れスティッキー」
「やぁネルン、そっちはどうだ?」
「いやあ、毎日毎日同じ事の繰り返しで飽きが来てしまったよ!ブラッド達は退屈しない毎日を過ごしているらしいからね!あっちに行った方がいいと少し後悔しているよ!ところでスティッキー、書類仕事についての話なんだがな、あれは3日前の事でオリーがこの前来たユウカに…」
「悪いな、今は話は後だ。少し一眠りしたいんだ。邪魔しないでくれ」
「それはすまないな!ほほほ!!」
ネルンが笑いながら部屋から出て行くとスティッキーはアイマスクを付けて仮眠した。
………
……
…
スティッキーが眠りについて少しした後、カタカタと部屋が揺れている事に気がついた。
「……なんだ?」
地震かと思いすぐに机の下に隠れると、次第に揺れは激しくなり大きな衝撃と揺れが発生し、机の上の物が次々と落ちていく。
「おいおい!?急にどうしたってんだ!?」
とりあえず安全確認のためメンバーに電話をかけているとフライから連絡が入ってきた。
「もしもしフライ!大丈夫か!?」
『大丈夫じゃねぇ!おいスティッキー大変だ!静かだったあのジョイミュータントが急に暴れ始めやがった!!』
「何!?」
フライがジョイミュータント…梔子ユメが居る部屋の前にバリケードを作り抜け出せないようにしているが、ユメは体当たりを繰り返し徐々にバリケードは破壊されていく。
「ホ゛……ォ…シ、ノ…チ゛ャア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ァァァァ!!!!!!」
「おい!どうすんだこいつ!!」
「止まって!お願い!!」
ハービーがユメの体の1部か出てくる度に攻めあぐね、ギースがどうにかなだめようとするがユメはそれでも止まらない。
「ィ゛マ……イ、イイ、ク…ヨ゛オ゛オ゛ォ゛ォ゛ーーー!!!!!!」
遂に壁を壊して出て来てしまったユメは咆哮を放つとそのまま壁に向かって走り出す。
そのまま壁を破壊し部屋の中を蹂躙して回りながらユメは止まることなく壁を破壊して進んでいく。
そのまま壁を壊して外に出たユメは道路の真ん中をスピードを落とさず走り出す。
「こりゃ…どうすりゃいいんだ…!あいつはなんでこのタイミングで!考えろ…考えろスティッキー…!」
スティッキーはこの大惨事をどう止めるか考えていると電話が鳴る。
着信先はブラッドだった。
「クソ!こんな時に!!……なんだブラッド!こっちもこっちで大変なんだが!?」
『おい…!スティッキー!!今すぐ全員連れてこっち来い!!』
「は?何があった?」
『他校からの敵襲だ、テリーの知識が正しければ、ゲヘナの風紀委員』
「………………おい、冗談はよせ」
あの個々のチームが暴れるゲヘナの、しかも正す側である風紀委員会が他校に乗り込む?何かの間違いじゃないか?
色々と疑問が尽きないが、ジョイミュータントの方も放ってはおけない。
『急げスティッキー、このままじゃ本気の抗争が始まっちまう』
スティッキーは2択を迫られ、どうすべきか熟考した後、全員を連れてブラッド達の援護に向かうと決めた。
「でも!あの子はどうする!!」
ギースが気にかけてスティッキーに詰め寄るが、スティッキーは心を鬼にして言う。
「もう、諦めよう。あの怪我の具合じゃ他の生徒達に狩られる」
ジョイミュータントについては、可哀想だが見捨てることにした。ブラッドと天秤にかけると、どうしてもブラッドの方が優先度が高いからだ。
自分達も1組織の一員、優先度はある。
大急ぎでやってきたファーディのトラックに乗り込みすぐにアビドスへ向かった。
ブルアカ周年ガチャ、どうでしたか?ちなみに私、天井までいってケイもアリスも来ませんでした。この恨みめっちゃめちゃ晴らしたるでな(悪魔博士)。
取り敢えず腹いせでこの作品の先生を酷い目にする事は確定として(決定事項)、シッテムの箱をブラックマーケットの質屋に売り飛ばしてきます(バチ切れ)。
ヤザン
ファンネル系サポーター兼サブアタッカー、無償SP回復持ちで剣士なので出血付与可能。持ってる技は少ないが、その分唯一性として猫のカットを用いて戦う。なんならカットが相手に出向いて何かしてくれるうちに他のことをするという敵にちょっかいかけながら行動できるというキャラ。普通に殴った方が早いから大人しく切り付けよう。