Lisa: The Chaosful   作:〇〇総統

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LISALISAしてきたな。

※この話の最後に重要なアンケートがあります。今後の展開に必要なアンケートですので後悔したくなければきちんと選んでください。


究極の選択

「フンッ!!」

 

「う゛っ…!」

 

「「「ウワーーッ!!」」」

 

ブラッドが力を込めて発勁を放つと1人の生徒から余波が発生し、他の風紀委員達を吹き飛ばしていく。

 

「ちょっとー!?こっちも手伝って欲しいんですけど!?」

 

「くっ!このっ!!いい加減観念しろ!便利屋ー!!」

 

アルが助けを求める声を出すが、そもそも下っ端にやられるくらいの強さはしていない。慌ててはいるがそれでも冷静に相手を捌いている。

 

「えっ!?ブラッドさん!?」

 

「ん?」

 

ブラッドが声がした方に顔を向けるとそこには眼鏡を付けたゲヘナ生がいた。

 

「お前はー…あぁ、シャーレの時の」

 

「火宮チナツです。ブラッドさん、何故便利屋と共に我々に攻撃を?余程の事じゃないとコチラも黙ってはいられないのですが?」

 

顔見知りが居たのは予想外だったが、それで向こうが手加減も今回のこの攻撃も大目に見てくれる訳でもない。詰められるブラッドだが、特に意に返さず言う。

 

「先生が今アビドスに用があってアビドスの世話になってる。そっちこそ何やってるんだ?特に政治とかに詳しいわけじゃないが他校の生徒が仮にも他校の敷地内で戦闘は政治的にもいけないんじゃないか?」

 

「そうよ、何やってんのよ!」

 

ブラッドの後ろから野次を飛ばすセリカにチナツはきょとんとした顔になる。

 

「えっとですね、ブラッドさん…この場所は…」

 

「いいよチナツ、結局こいつら捕まえるだけでいいんだし」

 

チナツの後ろから褐色肌の銀髪をツインテールにした少女、銀鏡イオリが歩いてくる。

 

「誰だ?」

 

「ゲヘナ風紀委員の鉄砲玉、銀鏡イオリ。他より強いから気をつけてね」

 

ムツキの忠告にブラッドは少し警戒を強めた。

 

「今回私達はあいつら(便利屋)捕まえろって指示受けてるから、その便利屋庇ってるお前たちは同じ犯罪者って事になるけど、いいの?」

 

「ハァッ!?ちょっと、私達最近特に暴れてないわよ!!?」

 

「うんうん、流石に捕まるってなっても何をしたのかくらいは説明が欲しいかなー?」

 

アルとムツキが納得いかないのか少し怒りながら反論する。

 

「はぁ?…アコちゃん?あいつら結局何やったの?」

 

イオリが誰かと連絡を取る。イオリは数回頷きながらコチラから目を離さない。

 

「…活動を許可する為の金額が納付されてないってさ。だから便利屋68は違法なチームだって」

 

「なんでよ!!きちんと!毎月!!コツコツ払ってたのに!!!」

 

アルは怒りの沸点があがり遂に地面蹴り砂埃を舞わせる。

 

「おかしい、私達は学園宛にきちんと払ってた筈」

 

「あれじゃないか?どっかで入れたお金や情報が襲われて無くなったんじゃないか?ドンマイ」

 

だとしたらどんな不幸だと便利屋68は全員叫びたくなったが、最早そうは言ってられない。相手は切り込み隊長のイオリ、もう任務を遂行する為にコチラの話を聞くつもりも無いようだった。

 

「お前達はどうする?今なら不問にしてやるが?」

 

「コイツらの件はわかったが、態々アビドスで暴れられている時点で既に外交問題だな」

 

「だからこっちは正当防衛!アンタ達絶対許さないから!」

 

「ですからこの地はもう既にアビd「便利屋に与するなら、お前達も捕まえる!覚悟しろ、反社共め!」あーーーもう!!」

 

チナツが何かを言いかけたがイオリがそれを遮って飛び出す。ブラッドもイオリがコチラに向かうのを、確認しすぐに前に出た。

 

ブラッドが拳を振り下ろすがイオリは素早く後ろに下がりバックショットを決める。

 

ブラッドはガードし、受け流しながら距離を詰めるがイオリはそのまま距離を保ちながら攻撃をする。

 

(確かに、さっきの奴らよりはやるようだ)

 

(コイツ、さっきから銃を使わないなんてとんだバカな奴かと思ったけど…これは近づかれたらこっちがヤバい!)

 

((この勝負…))

 

(俺が奴を捕まえれば勝つ)

 

(私が奴から逃げ切れば勝つ!)

 

ブラッドが負けじとスピードを上げて距離を詰めるがイオリも更にスピードを上げる。

 

基本的に逃げながらちょっかいをかけるイオリの方が大分有利だった。

 

ブラッドはファイアボールを放たず自身の体力を全て走ることに費やしイオリを追う。イオリ自身も捕まらないように時に攻撃しながら逃げる。

 

一対一なら体力切れを狙いイオリの方が勝つだろう。だがブラッドに協力者がいたのを彼女は忘れていた。

 

イオリが逃げようとした足元にスナイパーライフルの弾が飛び込んで来る。突然の攻撃にイオリは急ブレーキをかけてその場に止まる。

 

「んなっ!?」

 

スナイパーライフルを発砲したのはアルだった。彼女はすぐさま次の弾を込めてイオリの脳天を狙う。

 

イオリはアルを狙おうとしたがすぐ近くにブラッドが迫って来ている。イオリはまた全速力でその場から離脱した。

 

すると逃げた先の足元にまたスナイパーライフルによる狙撃が行われた。その度にイオリは止まり、ブラッドは迫ってまた全速力でイオリは走り出す。

 

「ハァッ…ハァッ…!!」

 

止まって、走って、すぐ止まって、すぐ走る。そんな行為をすれば息は上がる。何度目かのスタートでイオリの息は絶え絶えだった。

 

また足元に狙撃がされイオリは急ブレーキをする。

 

グキッ…

 

「…っ!」

 

力の加減をミスったのか、足を捻挫しそのまま倒れるイオリ。近づいたブラッドは油断せずにイオリを組み伏せた。

 

「やった!やったわ!!」

 

「アルちゃんの援護あっても流石だね!」

 

「さぁ、降伏しなさいよ!」

 

便利屋はブラッドの勝利に喜び、セリカがチナツに降伏を求める。

 

「チナツ!まだだよ!まだ戦えるかr…あぅ!」

 

「ハァ…1回落ち着け」

 

ブラッドが息を整えていると、遠くに人影が見える…

 

(…なんだ?)

 

風紀委員の狙撃手か?とブラッドが目をこらすと見えた。見えてしまった。

 

自分が女になる前…散々苦渋を飲まされたピンクの仮面。

 

ブラッドは目を見開くとすぐにイオリを担いでピンクの仮面の反対に走り出す。

 

「ブラッド!何_____」

 

セリカが手を振ってコチラを見て、驚いた顔をしていた。多分今自分は必死な顔をしているんだろう。今まで感情表現が乏しかった自分が、今は必死な表情をして走っているのだから。

 

すぐにセリカの手を引っ張る。

 

「ちょっとブラッド!?何処行くのよ!?」

 

「お前ら!今すぐここから離れ______」

 

ブラッドの声はすぐにかき消された。

 

周りで大きな爆発と共に煙幕が発生した。

 

その後、銃撃音と複数の悲鳴、打撃音が響き渡る。

 

「何!?何が起きてるの!?」

 

「いいからここから逃げるぞ!」

 

ブラッドは走るがそんなブラッドにも人影が迫り…ブラッドはイオリとセリカの手を離してしまった。

 

煙幕が晴れた景色は、酷いものだった。

 

まず、ゲヘナ風紀委員、便利屋68、ブラッド達関係なくこの場にいた生徒はそれぞれその場に地面に組み伏せられた。

 

逃げようともがいているが、力が向こうの方が強いのか抜け出せない。

 

(あぁ…クソ)

 

ブラッドが悪態をつく。本能で理解してしまうのだ。この後、何が起こってしまうのか。

 

「おや、おや、おや…」

 

後ろから現れたのはニヤついた顔をした金髪の()

 

「この世界について色々と知ったと思ったが、まだ俺はこの世界について知らないことがあったようだ」

 

(……コイツか)

 

ブラッドはその顔を忘れる訳がない。

 

「さて、この世界で銃を使わないお嬢ちゃん、少し話を聞かせてくれ」

 

コチラを見下ろす男は当たり前のように狂気を孕んだ目を向ける。

 

「その技…俺が知ってる男が使う技だ。どこで習ったか教えてくれないか?」

 

男…バッゾーはにこやかにそうブラッドに言った。

 

「…習った、か。いや、特に習い事もしてないな」

 

ブラッドはささやかな抵抗として曖昧な返事を返す。

 

「ふむ…」

 

ブラッドの返答にバッゾーは合図を1つ出す。

 

するとブラッドの近くにいた人がブラッドに向けて思い切り鉄パイプで顔を殴り飛ばす。

 

「ぐっ…!?」

 

ガァン!と音と共に血が飛び散る。ブラッドの頭から血が流れ出した。

 

「ブラ…ッ!?」

 

セリカが心配の声をあげるがブラッドはすぐにセリカに視線を向けて目で訴える。

 

「お嬢ちゃん…質問にはしっかり答えて貰わないと痛い目見るぞ?」

 

笑いながら視線を外したバッゾーの隙を見てセリカに口パクで伝える。

 

(な・ま・え・を・い・う・な)

 

セリカに伝わったのか、彼らが居なくなるまで自分の為に声をあげることはしなくなった。

 

「さて、もう一度聞こうか、君はその技をどこで______」

 

「"何をしている"」

 

バッゾーの発言を遮って酷く冷たい声が放たれる。

 

先生と、アビドス対策委員会、そしてアビドスに来ていたチームオレイサの面々だ。

 

それぞれ自分の得物を彼らに向けている。

 

「お前は…」

 

「"もう一度聞くぞ、私の生徒に何をしている"」

 

先生がそう発言しながらポケットから1枚のカードを取り出す。

 

「そうか、お前が報告にあったシャーレの先生か…フフフフ…!」

 

バッゾーは不気味に笑うとブラッドから離れる。

 

「このお嬢ちゃんに聞きたいことは山ほどあるが、そんなものは後で幾らでも聞き出せる。今、俺が興味を惹かれるのは先生とやら、お前さ」

 

バッゾーはそう言いながら組み伏せた生徒達を舐るように見ていく。

 

「お前、先生と言われながら生徒を真っ先に助けられてるか?今この瞬間、他の所で生徒が襲われてるかもしれないのに何かできてるのかよ?」

 

「"何が言いたい"」

 

バッゾーは嫌らしい笑みを浮かべて近くにいた生徒…イオリをロックオンした。

 

「お前は先生と言われながらも、1人の人間だ。どうしても自分の命は惜しいだろう?あれを用意しろ」

 

「あぐっ…!うぅ…!」

 

イオリの髪を掴んで顔を上げさせる。バッゾーの手にはなんの変哲もない一丁の拳銃が握られていた。

 

「これは最近流通したと言われる違法物を改良して出来たブツらしくてな?おい、使え」

 

バッゾーが近くにいたヘイローを持つピンク仮面に命令すると、その子はなんの迷いもなく自身の頭に突きつけて発砲した。

 

飛び出す鮮血と共に倒れ、周りから悲鳴が上がる。

 

「なんと、銃撃に強いコイツらの特性を貫通するんだとよ!…これを今からコイツに使う」

 

「ひっ…!た、助けて…!!」

 

「"お前…!"」

 

「おっと近づいたらコイツの頭もこの世からバイバイだ。だが、助けたいなら1つ条件がある」

 

バッゾーが指さす。その先にはシッテムの箱。

 

「それだ、そこに入ってる情報。それを俺達に寄越せ。そうすればコイツは助けてやる」

 

「"…!"」

 

バッゾーはこう言った。イオリの命か、シッテムの箱に入ってある情報を開け渡すか。

 

「選べ、選べよ。お前はどっちで苦しみたい?」

 

バッゾーの言葉に先生は________________




今回は仲間紹介はなしです。

今回、重要な選択肢が出たので読者である皆さんにお任せします。選ばれた方を軸に展開が変わります。(ある方法で提示外の例外選択肢になります)

上:文字通りシッテムの箱の情報を開け渡す。情報漏洩し治安が悪化し更に他生徒に危害が加わる可能性アリ。&他デバフ

下:文字通りこの場で死亡する。今後話には一切出てこないし、1部生徒から親密度やら共闘を拒否される可能性アリ。&他デバフ

期間は3月末までです。
後悔しない方を選んでください。

どっちを選ぶ?

  • シッテムの箱を差し出す
  • イオリを見捨てる
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