Blue"Fantasy"Archive~透き通るような"幻想"世界~ 作:八坂 義景
チュートリアルはある程度飛ばしていきます。早速生徒と化した東方キャラも新たに出るよ!
~D.U.外郭地区 『シャーレ』オフィスビル前広場~
side-"先生"
―――私の指示を受けて近くのビルから狙撃を行っていた『トリニティ総合学園』の生徒『
「「「「「ヒィィッ?!」」」」」
「大人しくしなさい!」
「抵抗したら次は
「まぁ、キヴォトス人なら車内で爆発に巻き込まれない限りは大丈夫でしょう。――『コトヒメ』さん、捕縛手伝いますよ」
「あら、ありがと。――さ、大人しくお縄につきましょうね~」
―――『ミレニアムサイエンススクール』の生徒『
―――『あら、貴女達連邦生徒会じゃないわね。しかもその殿方...
―――『"でも、行かなきゃならないんだ。今起きている混乱を抑えるには、その地区にあるシャーレのビルの地下に運び込まれた
―――『成程ねー...よし、私も同行するわ。この辺りは制圧して監視していたからちょっと暇だったのよねー。――じゃ、乗せてもらうわよー。ほらほら、状況が悪化する前に早く行くわよ』
―――彼女とは、車で『D.U.外郭地区』にある『シャーレ』オフィスビルに向かう道中で、路上に簡易的な検問所を構えていた所で出逢った。
同行すると言い出した瞬間、傍に居た部下らしき生徒が驚きと困惑が混ざった表情を浮かべていたけど、コトヒメは無視して私達が乗る車に乗り込んで急かしてきた為、急ぎであるのも事実だからそのまま出発してしまった。...多分、彼女は度々突発的にこうして違う行動を取るんだろう。何度かインカムから通知音が鳴ったけど全部意図的に無視していたし。
―――閑話休題。
「――"先生"、お疲れ様でした。初めてとは思えない、的確な指揮でした」
「"ハスミも、皆もお疲れ様。これでやっと『シャーレ』に入れるね。早速――"」
狙撃ポイントから翼をはためかせて飛び立ち、降りて来たハスミを労い、『連邦生徒会』から請け負った"先生"としての初仕事を行うべく目の前の―――
「――いやはや、素晴らしい指揮でしたね!戦車まで繰り出してきた時は流石に危険かと思いましたが...このような"先生"であれば指揮を委ねたくなりますねぇ」
「っ?!――って、貴女は...!」
「...やはり来ましたね。
「少し後方から誰かがついて来ているのには気付いていましたが...貴女でしたか」
―――瞬間、目の前に少女―――黒いボブカットに赤い山伏風の小さな帽子を被り、頭上にはオレンジ色のカエデの葉を模ったヘイローが浮かんでいる。背中から一対の鴉の翼を伸ばした白いフォーマルな半袖シャツの襟元に黒いリボンを締め、黒いミニスカートの下からは黒いスパッツが覗いている。そしてシャツの上には秋の風景を模った模様のジャンバーを羽織り、左腕の袖には『新聞部』と記された腕章を嵌めている―――が空から降り立ち、興味津々に赤い瞳を輝かせる。
彼女が突然降り立った瞬間にユウカ達が銃を構えるけど、一目見るとユウカとハスミ、チナツは銃を下ろしながら嫌なものを見る様な表情を浮かべる。
「"えっと...君は一体?"」
「どうも初めましてですね!『クロノススクール』新聞部*1、
「――アヤさん。申し訳ありませんが、今私達は『連邦生徒会』から重要な任務を請け負っておりまして。現在
『アヤ』と名乗った少女はポケットからカメラ風のカバーを被せたスマホを取り出すけど、ハスミが有無を言わせない表情で言葉を遮りながら彼女を睨む―――すぐにでも銃を構えて撃てる様に手も添えて。どうやら反応を見るに、彼女はハスミ達からよく思われていないらしい。
"
「あやや...一番乗りで"先生"の情報を発信できるチャンスなんですが、それは急がないといけませんねぇ。――でしたら、私も護衛がてら同行しましょう!『連邦生徒会』が態々外郭地区に運び込むものがどんなものなのか気になりますしね!」
「...とのことですが、如何なさいますか"先生"?」
「"護衛が増えるのは安心できるね。任務が終わって落ち着いたら、インタビューを受けてあげるよ"」
「――お?おぉ?言質取りましたよ?!じゃあ、早くその任務を終えましょう!さぁ、行きますよー!」
「"あっ、ちょっ、引っ張らないで...!"」
「あ、ちょっと!...あぁもう!ハスミさん、チナツさん行きましょう!」
「そうですね...言質を取らせたら取材の為にどんどん進んでいく悪癖でまだ居るかもしれない敵に襲われる前に行きましょうか」
「『報道部』と言い、相変わらず『クロノススクール』の方は...スズミさん、コトヒメさんにビルに入ることを伝えてから私も向かいます」
アヤはキラキラと目を輝かせて私の手を取り、グイグイと『シャーレ』オフィスビルに引っ張り始める。細身なのにすごい力だ...!
ユウカ達の会話を背中で聞きながら、アヤに引っ張られてオフィスビルに入る―――
~『シャーレ』オフィスビル地下 廊下~
「――待ってください」
エレベーターで地下に降り、廊下を進み始めてすぐ。ハンドガンを構えて先頭を進むアヤが足を止めて私達を止める。
「――アヤさん、何かありましたか?」
「――前を見てください。ロビーの案内板ではこの先に部屋が一つあるのですが...」
前方を見ると―――
「ドアが...カードキーは"先生"が持っていますから、無理矢理破壊して開けたようですね」
「ビル前での戦闘の最中に入り込んでいたようですね。――皆様、警戒を厳に」
ハスミの言葉に私も含め皆頷き、ユウカがアヤの隣に出て銃を構える。
「...」
「...っ!」
アヤとユウカは互いに頷き合い、地下室に入る。私も続いて入ると―――
「んー...いくらタップしても動きませんし、そもそも質感がタブレットらしくありませんわね...態々目立つように置いてあるんですから、これが『連邦生徒会』が運び込んだものなんでしょうけど...」
―――地下室の真ん中に据えられたデスクの前に、狐耳が伸びたインナーが赤い黒髪の頭上に、黒い桜の花を模りその周りを五つの棘が付き、内二つが長い円が囲うヘイローが浮かんでいる。白や黒の桜を満遍なくあつらえた振袖の様な袖の黒いセーラー服、桜の様な大きな装飾が付いた紫色の帯を巻き、サイドにスリットを施した白いミニスカートからは毛先にリボンを巻いた赤い黒く長いモフモフの尻尾が伸びている。右足には破れたタイツ、左足にはガーターベルトとニーソックスを履き、赤紐のヒールブーツを履いている少女の後ろ姿がある。
「...あのヘイロー、狐...まさか――」
「...あらぁ?いつの間に――」
アヤがとんでもないものを見た様な驚愕の表情を浮かべて呟くと、少女の耳がピクリと揺れてこちらに振り向き―――
「...あっ...♡」
「"...えっと?君は――"」
「も、申し訳ございませ~~~~~~ん!!」
「きゃっ?!」
「っ?!ま、待ちなさ――」
―――声を掛けた瞬間、少女はそう大声で謝りながらドアの方で後方を警戒していたチナツとハスミを突き飛ばしてとんでもない速さで逃げて行ってしまう。
「"...逃げちゃった。彼女は一体...?"」
「――"七囚人"が『矯正局』から脱獄したという情報がありましたが...本当に脱獄していたとは」
廊下から階段へととんでもない速さで駆け上がっていくのを見送りながら呟くと、アヤが深刻そうな表情を浮かべて呟く。
「"あの生徒のことを知ってるの?"」
「情報を扱いますからその程度は知ってて当然ですよ。――『
どうやら逃げて行った『ワカモ』という生徒はかなり危険な人物らしい。―――それにしては、私を見るなり謝りながら逃げ出してしまった。振り向いた時は狐のお面を付けていたからどんな表情を浮かべていたのかは分からないけど、私に何かあったのだろうか?
「"そんなに危険な娘なのか...多分、これが
―――閑話休題。机に置かれた白いタブレットを手に取る。よく見る形状だけど...タブレットとしては
「これは...タブレットに見えますが...起動できるんですか?」
「"確か――"」
―――『ビルの地下で
脳裏に
「起動した...音声認識だったんですね」
―――脳裏に浮かんだ言葉を呟くと、真っ黒な画面に光が灯る。それを見ていたユウカが驚いた表情を浮かべる。数秒して―――
『...zzz』
―――水没し、崩落した学校の教室らしき空間。そこに並ぶ机の一つで、左側に短い三つ編みが覗くインナーが淡いピンク色の淡い水色のショートヘアの頭上に透き通った青い小さなヘイローを浮かべ、水色のグラデーションのセーラー服と白いスカートを纏い、リボンが付いた白いスニーカーを履いた少し幼い少女がスヤスヤと眠っている。
「かwンンッ!...寝てますね。タブレットであればタップして触れると思いますが...」
「"やってみようか..."」
画面を覗き込むユウカの提案に頷き、少女を軽くタップしてみる。
『...んぃ...?あひゃっ?!』
すると、可愛らしい声を零して寝ぼけまなこの青い瞳で私を見て―――瞬間驚いた様に声を上げて飛び上がる。
『い、いつの間に起動して...?!しっかり"先生"をお迎えする為にお昼寝したつもりが...!』
少女は見た目相応に手をパタパタ振りながらあたふたと困惑している。可愛らしいけど―――今は『サンクトゥムタワー』の行政制御権を回復しなければならない。
「"...君は一体?"」
『あひゃっ?!...コホン...私は【シッテムの箱】のメインOS【A.R.O.N.A】と言います!気軽に【アロナ】とお呼び下さい、"先生"!』
どうやらこのタブレットは『シッテムの箱』というもので、『アロナ』と名乗る少女はOSだという。...Vチューバ―的な感じで、OSが人の形を持っているみたいだ。
「"アロナ、よろしくね。...早速だけど、君に頼みがある"」
『はい!どんなお仕事でも、この超高性能AIである私にお任せください!』
「"...今、『サンクトゥムタワー』が停止状態らしいんだ。それの再起動はできる?"」
『分かりました!――――メインフレームにアクセス。再起動完了。admin権限を取得。全機能を【シッテムの箱】に移譲――――はい、できましたよ!現在、【サンクトゥムタワー】制御権は私、アロナの統制下にあります』
「...すごい...『ミレニアム』でさえ侵入すらできない『サンクトゥムタワー』にあっさりと...」
私の指示を受け、アロナは数秒で『サンクトゥムタワー』を再起動し、制御権を『シッテムの箱』に移してしまった。その様子を見ていたユウカが驚いた表情を浮かべる。
「"ありがとう、アロナ。次はその制御権を『連邦生徒会』に移して欲しい"」
『分かりました!――――キヴォトス行政システムにアクセス。admin権限を【連邦生徒会】に移譲――――できましたよ!現在【サンクトゥムタワー】制御権は【連邦生徒会】の統制下にあります』
また数秒でアロナは『サンクトゥムタワー』の制御権を『連邦生徒会』へ移してしまう。―――見た目に反して本当に高性能な娘だ。これでキヴォトスの混乱は治まる―――
『――ホログラムですが失礼しますわ。たった今、全行政システムの回復を確認しました。これでキヴォトスの混乱は終息に向かうでしょう。心より感謝いたしますわ』
―――すると、目の前に
「"生徒達が頑張ってくれたおかげだよ。――
『ひとまずは、ビル内にあるシャーレの部室へ。報道発表の後、説明の為にリンをそちらに送りますわ』
「"分かった、待ってるよ"」
『では、ご機嫌よう』
紫のホログラムが消える。
「――ひとまずは、任務完了でしょうか?」
「"そうなるかな。とりあえず、
「では、私はここまでですね。『ゲヘナ』に戻って委員長に報告しなければ」
「私も同様に戻ります。委員長と、『ティーパーティー』に今回の件を報告します」
「私も戻ります。"先生"のことも、『サンクトゥムタワー』の制御権回復についても『リオ』会長に報告しないといけませんから」
チナツ、ハスミ、ユウカは報告の為にそれぞれの学校に戻るらしい。
「――では、私はもうしばらく残ります!約束通りインタビューを受けてもらいますよ!」
そして、アヤは瞳をキラキラ輝かせて
「..."先生"、彼女の前では言葉に気を付けてください。うっかり失言しようものならどんな記事を書かれてしまうか...では、私達はこれで。外に居るスズミさん、コトヒメさんとこれからどうするか話してから戻ります」
ハスミはアヤを軽く睨み、私にそう言い残してチナツとユウカを連れて部屋を出る。
「では、早速その部室に行ってみましょうか!」
「"何でアヤが主導して...まぁ、いいや。行こうか"」
よっぽど私にインタビューしたいのか、ウキウキとした様子で歩き出す。私も後に続いて地下室を出る―――
~『シャーレ』オフィスビル 部室~
「"――ここかな"」
S.C.H.A.L.E
近々始業予定
―――案内板に従ってエレベーターで登り、部室のガラスドアの傍に打ち付けられた看板と、ドアに貼られた手書きの貼り紙を見る。『連邦捜査部 シャーレ』―――ここであっている様だ。
「"近々始業予定"...まさか『連邦生徒会』がこんな部活動を立ち上げていたとは思いませんでしたよ。一体どんな部活なんですか?」
「"まだ分からないな。リンが来て説明をしてくれるらしいから、それまで――"」
「ではそれまでインタビューしましょうか!さぁ、入りましょう!」
アヤはまた私を引っ張りながら部室に入る。
―――彼女に引っ張られながら、
早速旧作からキャラをぶち込んでいくスタイル。小兎姫の名字はオリジナルです。原作設定で"幻想郷の警察官"となってるのでヴァルキューレ生です。
あややはクロノススクール(確信)。
生徒情報
名前:
所属校:ヴァルキューレ警察学校 公安局班長
学年:二年生
装備:MG(
名前:
所属校:クロノススクール 新聞部 "文々。新聞"記者兼編集長
学年:二年生
装備:HG(