Blue"Fantasy"Archive~透き通るような"幻想"世界~ 作:八坂 義景
~『エリドゥ』セントラルタワー 軟禁部屋~
side-ヒマリ
「――来ましたか。概ね予測時間通りですね」
―――軟禁部屋の天井から微かに音が聞こえ、展開している仮想画面から目を離して天井を―――人一人が通れそうな大きさの換気ダクトを見上げる。
ダクトの格子が小刻みに数度揺れ、格子が外れてプラプラと揺れ―――
「――部長、無事...っぽいわね」
―――帽子を片手で抑えたレンコが開口部から顔を覗かせる。
「全知にして聡明かつ俊英たるこの私が、下水道に流れる水である彼女に害されるなどあり得ませんよ。...あのようなやり方でもその実内面は面倒なんですから全く...」
「何か言った?...ま、無事ならそれでいいわ。今から降りるからちょっと待ってて」
概ね予測通りとは言え、部員達がしっかり救助に来た安心感からか、
「っと...!――敵影なし。お待たせ部長」
「――ご無事で何よりです、部長」
「ヒマリのことだからピンピンしてるだろうと思ったけど、予想通りね。――
―――レンコ、メリー、エイミ、そしてスミレコ。それぞれがラペリングロープでダクトから降りて来て、"特異現象捜査部"が勢揃いする。
「...その仮想画面、軟禁中暇はしてなかったみたいだね」
「
「
私が車椅子のコンソールから展開している仮想画面に気付いたエイミとスミレコの言葉に肩を竦めながらそう返す。キヴォトストップクラスの腕前である私のハッキングに対してシステム面で何ら対抗策を講じない代わりに、
「――万が一強行突破の状況に陥った時の為に持って来てたけど、まさか役に立つ機会に恵まれるなんてね」
エイミは背負っていたバックパックを下ろし、中から起爆装置を取り付け済の[C4]を取り出す。―――流石エイミだ。正反対な快適温度でぶつかる事もあるけど、『ミレニアム』所属にして我が"特異現象捜査部"にスカウトされただけはある明晰な頭脳は強行突破の可能性も考慮していた。これで
「――それで見ていたのが外の状況だったのね。見た感じ救出作戦組は三つに分かれてるっぽい?」
「えぇ。――強力な防衛戦力が三つ投入された為、
仮想画面を覗き込んだスミレコの言葉に頷き、仮想画面を見回す―――
~『エリドゥ』 中央大通り~
side-ネル
「――――了解です。こちらから合図を出すので、
「――アヤ、"ヴェリタス"に手伝いは取り付けたか?」
「はい。チヒロさんが
―――インカムから手を離したアヤに確認を取る。
「ならいい。――アヤが提案した作戦は誘導役のお前らの働きにかかってる。
アヤの返答に頷き、路地に集まる"C&C"のメンバーを見回す。
「勿論だよ!
「――覚悟はとっくにできてる。それに、あの回避システムを破る方法を見出せたんだ。――絶対にこの機は逃さない」
「初戦は一方的でしたが、やっと反撃に移れますね。――私達の任務は撃破だけでは終わりません。今頃アリスちゃんを助けに向かっている皆様を支援する為にも――ここで撃破しましょう」
「...楽じゃない作戦だけど、せっかくあのチートじみた回避システムを破れるんだから逃す手はないよね。――私は"C&C"エージェント"
「――彼女がこちらの狙いに気付いてしまわないか不安ではありますが、アスナさんの
「...全員、覚悟はできてるみてぇだな」
メンバーとアヤの言葉に頷いて瞑目し―――
「っと...!おらおら、そんなんじゃあたしは捉えられねぇぞ!」
―――あたしを狙った[トライ・ポッド]の弾幕を躱し、
―――作戦開始から暫く経ったが、今の所は順調だ。最初はこっちが攻撃を積極的に仕掛け始めた事を訝しんでいたが、
「......」
バイザーで目が隠れた状態では初対面の時から無愛想に見えていた表情がより解らず、しかし脚部スラスターをより吹かしてこちらに迫って来る―――
「...!」
―――先行して次の狙撃ポイントに付いていたカリンの狙撃音が大通りに響き、[
「――ここは...!」
―――あたしが通り抜けた左右の路地からアスナとウカビが躍り出てそれぞれの得物で銃撃を浴びせ―――
「...回避成功。カウンター掃射」
「うわっ...?!」
―――[
「ちっ...!分かっちゃいたが、とことんチートじみた回避システムだな!だが――」
「――その大層なシステムの加護も
『――"
そのまま目的地目指して走りながらインカムでアカネに合図を出す。刹那―――
―――
「――タイミングは最適でしたが、
「ッ...?!しまっ――」
―――トキはスラスターを一気に吹かして
「――この距離では先輩と言えど、回避不可能でしょう」
―――ほぼゼロ距離で[トライ・ポッド]のガトリング六門が斉射され、
「っぐぇ...!...流石にゼロ距離で弾幕を貰うと痛ェ――」
―――
―――
「...はっ...チェックメイトか。あたしを撃破できれば後は楽だとでも思ってるのか?」
「――貴女は"約束された勝利の象徴"と謳われる『ミレニアム』最強の一角です。"C&C"エージェントそのものも精鋭ですが、チームとしても、戦力としてもトップである貴女の無力化は以降の防衛戦闘においても――」
「――
「――何故あたしが"約束された勝利の象徴"って呼ばれてるのか、それを分かっちゃいねぇな」
「...エレベーター?」
―――不敵に笑うと、背後で
―――刹那、
「っく...ネルさん、後はお願いします!」
「おう、任せろ!!」
―――[
「――エレベーターが...一体何を...!」
「――このあたしが直々に相手してやる。そのチートみてぇな回避システムに頼らず――」
『――エレベーターシステムリミット解除』
―――[
「ッ...?!」
「っぐぉぉ...!こりゃ思ったよりデカい負荷だが――」
―――チヒロの宣言とほぼ同時に
「――立体駐車場で落ちてた時みてぇに
「っぐ...何という手を...!」
―――アヤの推測が的中したらしい、
side-アヤ
「――少し痣ができていますね。ですが、脱臼の様子はありませんので大丈夫でしょう」
「ありがとうございます...イタタ...あのスピードで金属の塊にタックルは流石に堪えますねぇ...」
―――ネルさんが[
「――エレベーター上昇時の
「私よりもネルさんが大変ですよ。[
―――『成程な...
――いいぜ、
―――作戦を説明した時のネルさんの言葉を思い返す。立体駐車場での戦闘で、落下時に回避システムが発動しなかった事から[
チヒロさんに依頼して[
「このビルの高さ、エレベーターの速度...三分位で最上階に到達する筈。それまでにリーダーが[
「大丈夫だよウカビちゃん!リーダーなら絶対勝てるよ!
「でも、リーダーと言えども強力なGが掛かっている条件下では――」
「――ん?」
「――上の方から音が...?」
「もしかして...」
『――こちらチヒロ!エレベーターのシステムオフライン!恐らく最上階に到達した衝撃でエレベーターの箱が外れた可能性がある!』
「――成程。私が見てきます。皆さんは通信でネルさんに状況を聞いてみてください」
「承知しました。――念の為、左肩はまだ無理に動かさないようにして下さいね」
「了解です」
チヒロさんの通信を聞き、最上階に到達して止まったらしいエレベーターの状況を把握するべく一度ビルの外に出て、翼を広げてビル屋上を目指して飛び上がる―――
~『エリドゥ』 高層ビル屋上~
「――あやや...これは酷い。――こちらアヤです。エレベーターは屋上をぶち抜いています。かなりのスピードで上昇していたのでこうもなりますか」
―――屋上に降り立つと、屋上のコンクリートをぶち抜いて鎮座するエレベーターの箱を目の当たりにし、通信で報告する。箱も目に見えて歪んでいて、これではドアも―――
―――突如、歪んだドアが内部から蹴り出された様に外れ、薄暗い内部が露になる。
―――エレベーターから出て来たのは、額から少し血を流し、顔に擦り傷や切り傷を幾つも造り、制服やスカジャンも所々破れた、インカムに手を添えて不敵な笑みを浮かべるネルさん。その背後のエレベーター内部では―――
―――弾痕に塗れ、所々歪んだ装甲、銃身が軒並み歪んだ[トライ・ポッド]と、目に見えてボロボロの[
~『エリドゥ』大通り 横の路地~
side-ミヤコ
『――こちらハタテ、屋上に着いたわ。いつでも行けるわよ!』
『――よし、コイツだな![アバンギャルド君]もエリドゥのシステムに繋がってるのは幸いだ!――こちらマガン!これからマキ共々[アバンギャルド君]へのハッキングを始める!ハタテの合図で仕掛けてくれ!』
「――了解しました。"RABBIT4"、ヒビキさん、ニトリ先輩、スタンバイ」
『"RABBIT4"了解...!』
『――了解。こっちはいつでも撃てるよ』
『了解だよ!今度こそ撃破してやる...!』
―――ハタテ先輩とマガン先輩の言葉を受け、対装甲火力を持つ三人へ指示を出す。
「――ミヤコ、上手くいくのか?」
「――[
サキの言葉にそう答えて大通りの方に目を向ける。
―――『[
―――マガン先輩の報告を受けた際にハタテ先輩が作戦を提案した時の言葉を思い返す。[
マガン先輩の報告通り[アバンギャルド君]が『エリドゥ』の防衛システムに繋がっている事も幸いだった。"ヴェリタス"では荒事向けとは言え、曲がりなりにもハッカーであるマガン先輩とマキさんの力を借り、ハッキングにより[アバンギャルド君]のソフト面での動きを止める。更に、対装甲火力を一気に叩き込んでハード面からも動きを止めて無力化する―――これがハタテ先輩の提案を基に組み上げた作戦だ。作戦を組み上げ、人員も配置した以上、後は成功を祈るのみ―――
『――っと...!ハッキングすると[アバンギャルド君]は
『――足掛かりをこさえたらもうこっちのもんだ!目に付くシステムは全部無力化しちまえ!』
―――マガン先輩とマキさんは[アバンギャルド君]のシステムへのハッキングを進めて行く。ハッキングへの防御手段は講じられていたものの、流石"ヴェリタス"のハッカー。既に侵入していた様だ。
『――こちらハタテ![アバンギャルド君]の挙動が
「――了解。攻撃を許可します...!」
『了解...!』
『了解...!――砲撃開始!』
『了解だよ!さーて、ぶちかますよ!』
―――ハタテ先輩の観測報告を受けて攻撃を指示する。数秒後には大通りから狙撃音や砲撃音が聞こえて来る。
『ヒビキ、照準そのまま!皆いい感じ![アバンギャルド君]が
『――こっちは[アバンギャルド君]のメインシステムに深く入り込んだ!流石に自己防衛機能が抵抗してくるが、もうちょいで...!』
「――了解。私達も確認を兼ねて大通りに出ます!」
「了解だ!」
『了解。やっと無力化できたか...[
―――路地で待機していたウタハ部長達"エンジニア部"メンバーにも大通りに出る様に伝え、私もサキとモエを連れて大通りに出る―――
「――凄いねこれは...履帯は兎も角、装甲は多少歪みや凹み...焦げはあるが、
「本当にすごいよコレ!レシピさえ分かれば、私の『ヒソウテンソク』の装甲にも使えそうだ!」
「...こんなものに履帯を使っていることは戦車への冒涜ですが、確かに装甲はすごいのです。[イビルアイ∑]の更なる強化につかえるのです」
「...こりゃよくできたシステムだ。基本は『エリドゥ』の防衛システムによる管制とデータ支援を受けてるが、システム経由での[アバンギャルド君]へのハッキングの兆候を検知すると――即座にシステムから切り離して、内蔵AIによる自律行動に切り替わるのか...私らの侵入が遅かったら苦戦は必至だったな」
「見た目は兎も角、防衛兵器としては高い完成度だね。見た目は兎も角。後で皆で調べる為にシステムのコードコピっておこっか」
―――顔の電光が消えた状態で項垂れ、アーム四本全てがダラリと垂れた[アバンギャルド君]の周りで、一足先に着いていた"エンジニア部"と"ヴェリタス"が集まって調査を行っている。
「――真っ先に調査するのは流石『ミレニアム』ねぇ。あの様子だと時間掛かるんじゃない?」
「そうですね...応答できるか分かりませんが、とりあえず"先生"に報告を――」
「――ミヤコ、聞こえた?」
「――はい。私達の後方となると...[
―――インカムに触れようとした瞬間、後方から微かに音が聞こえて来た。私と同様に聞き留めたらしいハタテ先輩の言葉に頷く。[
『――こちら"セミナー"支援部隊のノアです。作戦参加中の皆さんに向けて広域チャンネルで繋いでいます。こちらは間もなくエリドゥに到着します。現在の状況はどうなっていますか?』
―――インカムにノア先輩の通信が入り、微かにヘリのローター回転音も聞こえて来る。どうやら"セミナー"の支援部隊が到着した様だ。『ミレニアム』本校から『エリドゥ』までの距離を考えれば、チヒロ先輩による支援要請から今まで時間が掛かってしまうだろう。
「――こちら"RABBIT1"。現在『エリドゥ』防衛兵器と各所で交戦中。我が"RABBIT小隊"、"エンジニア部"および"ヴェリタス"は[アバンギャルド君]というロボット型の防衛兵器を撃破しました」
『――こちらシャーレのアヤ。"C&C"と共にパワードスーツ型兵器[
「アヤ先輩...![
『えぇ。幸い回避システムの弱点を見出せましてね。少々身体を張りましたが、撃破できました』
―――私の報告に続いてアヤ先輩が[
―――閑話休題。今は防衛戦力撃破により私達もタワーに向かえる事が重要だ。でも、合流する前に―――
『――成程。防衛戦力の撃破は順調ということですね。..."先生"からの応答はありませんが、そちらは状況を把握していますか?』
「――いえ。私達が[アバンギャルド君]との交戦を始めてすぐ、"ゲーム開発部"の皆さんと"教授"と共に目的地――『エリドゥ』中央のタワーに向かいましたが、以降は何も通信はありません」
『[
「...[
―――状況を把握したノア先輩の言葉にそう答えるとアヤ先輩が推測を挙げ、それに対してサキが疑問を挙げる。
「――"先生"に通信を繋いで状況把握を試みます。応答してくれるといいのですが...」
先輩達にそう断り、インカムを弄ってチャンネルを切り替える。
―――時間的余裕は決して多くはない。"先生"達がアリスさんの下に辿り着けているといいけど―――
~『エリドゥ』セントラルタワー 玄関ホール~
side-ユメミ
「やぁぁ!」
―――モモイが吼えながら[
「ふっ...」
息を軽く吐きながらステップで射線を躱し、[レッドクロス・クライシス!]を構える―――
「――あら危ない」
「嘘?!また読まれた?!」
―――と見せかけてグルリと背後に[レッドクロス・クライシス!]を突き立て、狙撃を図ったミドリの銃撃を外装で防ぐ。その間に左手で[
「――そろそろ飛んでくると思ったわ」
―――耳が捉えた、ユズの[
「うわぁ?!」
―――銃弾一発を放ち、グレネード弾の弾頭に直撃してモモイの頭上で爆発し、爆風と衝撃波を受けてモモイが咄嗟にしゃがみ込む。すかさず[
「"――マリサ、ユメミに弾幕を張って牽制!"」
「あぁ!――モモイ、今助けるぞ!」
「っと...!」
―――"先生"の指示を受けたマリサが声をあげながら[
「モモイ、大丈夫か?」
「うん、大丈夫...ユズの[
マリサがモモイの下に駆け寄り、手を差し伸べてモモイが立ち上がるのを手伝う様子を見守る。
―――"ゲーム開発部"との戦端を開いてからどれ程経っただろうか。"先生"は四人の連携を崩さない程度に指揮を抑えているものの、危険な場面ではハッキリと指示を出してサポートしている。様々な形での連携の悉くを捌いて来たけど―――四人の士気は未だに折れていない。そう感じて思わず頬が少し緩む。
「――見事な絆の強さね。アリスが見ていたらきっと喜んでいたでしょうね」
「――本当に喜ばせる為にも、私達を通して欲しいんだがな」
私の言葉に対しマリサはそう返して目を細める。覚悟を決めたその眼差しの奥には、僅かに疲労の色が混ざっている。士気は折れていないけど、体力的には厳しくなりつつある様だ。しかし―――
「――言ったでしょう?貴女達への試練は"私の撃破"よ。ワザと負けてリオに付くと決めた覚悟を嘘にするつもりはないわ」
―――改めて
「――そうか。...だったらとことんやるしかないな。モモイ、ミドリ、ユズ。まだ行けるな?」
「勿論!"教授"を倒して、アリスを助けるんだ!」
「...大丈夫。私もまだ行けるよ...!」
「わ、私も大丈夫...ここまで来て、諦める訳にはいかない、から...!」
マリサの確認に対して三人それぞれ肯定を返し、各々の得物を構える。
「――やる気充分、大いに結構!」
四人の答えに私は不敵に笑って頷き―――
「――さぁ、来なさい。
「"――皆、今度こそ君達の連携でユメミを倒すよ!"」
―――"先生"の号令一下、"ゲーム開発部"の四人は意気軒昂に応える。
「やぁぁ!」
―――モモイが吼え、[
「...!」
長物である[レッドクロス・クライシス!]では間に合わないと判断して[
「――予測通り」
「――へっ...?」
―――ユズの[
「っと...!」
「と、飛んだぁ?!」
―――グレネード弾炸裂時の爆風でモモイの頭上高く跳躍し、体勢を変えて落下しながら[レッドクロス・クライシス!]を構えてモモイの脳天を狙い澄まし―――
「――お姉ちゃん!」
「――やっぱり、そうやって横槍を入れるわね」
「えっ...?!」
「空中で防御しただと...?!」
―――ミドリの[
「"皆、
―――[レッドクロス・クライシス!]を縦にして突き立てながら着地して引き金を引き、横軸の外装を展開してマイクロミサイルポッドをアンロック―――
―――ポッドからマイクロミサイルが次々放たれ、赤い十字架の爆炎をホール内に次々林立させる。
「む、無茶苦茶だー!」
「っく...!避けても避けても次gきゃっ...?!」
「み、ミドrくぅっ...?!」
「ミドリ、ユズ?!...早く...!早く
モモイとマリサは何とか回避していくものの、ミドリとユズは早々に爆炎に挟まれて吹き飛び、マリサの声が響く。
「それだけ避けられるだけでも優秀ね。でも――攻撃はミサイルだけではないのよ」
呟きながら[
「わっ!うわっ?!」
モモイが回避する先を予測して銃弾を放ち、モモイは私の銃撃まで加わって変な声をあげながらも何とか回避していくけど―――
「――うわぁ?!」
「モmぐおっ?!」
―――回避した先で爆炎にぶつかってしまってモモイは吹き飛び、その瞬間を目の当たりにしたマリサも動きを止めてしまい、目の前で炸裂した爆炎で
そのタイミングで[レッドクロス・クライシス!]のミサイルポッドが全弾撃ち切り、爆炎が治まる代わりに黒煙がホールを漂い、視界が悪化する。
「......」
―――瞑目し、気配を探る。"先生"は
黒煙の中に見えた閃光を捉えた瞬間、黒煙を吹き飛ばして七色の極太レーザーが私に迫る―――
次回、遂にパヴァーヌ編決着です。
感想、評価、お気に入り、栞、ここすきは大歓迎です。作者が喜びでわっぴ~します。