予玖土町決闘都市   作:ラットマンΣ

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何故3枚目以降の青眼の白龍があるかについてはデュエルリンクスをチェックだ!


青き瞳と伝説の決闘者

 現れたるは一人のメイド、その名を———

 

「申し遅れました。(わたくし)は蒼葉家メイド長メアリー・フォスター。早速ですが、メリアーナ様には(わたくし)とデュエルをしていただきます。その前に、こちらを」

 

 そう言ってメアリーはメリアーナに2枚のカードを投げ渡す。

 

「……!!! これは『ブラック・ローズ』と『ブラッド・ローズ』?! 何故貴女が……」

 

 その問いに対しメアリーは粛々と答える。

 

「お嬢様から返却しろとのご命令を受けましたので。それに、その2枚があって初めて貴女は私と対等に戦えるラインに至れるでしょう」

 

(はぁ? 何よコイツ。リゼットとメリアーナのこと馬鹿にしてるわけ? 殺すわよ)

 

 メリアーナの背後に立っていた精霊……ディアベルゼがキレる。

 

「そうですね……流石に私も頭にきました! いいでしょう! そのデュエル受けます!」

 

「では……」

 

「「デュエル!!!」

 

「先攻はメリアーナ()! 私のターン……」

 

(うわぁ……手札事故ってるじゃないメリアーナ!)

 

「わ、私はカードを一枚セットして『白き森のルシア』召喚! 更に効果でセットカードを墓地に送り1枚ドローする! 更に墓地へ送られた『トイ・タンク』を特殊召喚! レベル4『トイ・タンク』にレベル4『白き森のルシア』をチューニング! 星満ちる新世界を導け! シンクロ召喚! 『ヴィサス=アムリターラ』!!! 効果により『星満ちる新世壊』を手札に加えそのままセット! ……ターンエンド!」

 

(うーん、まずまずってところかしらね? 最後のドローのおかげで次のターンで一気に蹴りをつけられそうだし……)

 

 ディアベルゼはそう呟くがメリアーナはメアリーから強い殺気を感じていた。

 

「それでは(わたくし)のターン! ドロー! マジックカード『融合』発動! 手札の『青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン)』3体を融合!!! 降臨せよ『真青眼(ネオ・ブルーアイズ・)の究極竜(アルティメット・ドラゴン)』!!! 『ネオ・アルティメット』は3回攻撃が可能!!!」

 

「なっ?!」

 

(なんですってー?!)

 

「『青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン)』?! あれは伝説的なレアカードのはず?!」

 

 クレアは叫ぶ。

 

「関係ない! 行きなさい『ネオ・アルティメット』!!! 『ハイパーアルティメットバースト』!!!」

 

「キャァァァァア!!!」

 

 メリアーナは吹き飛ばされ地に這いつくばる。

 

「メリアーナ!」

 

「メリアーナさん!」

 

 クレアと静葉は駆け寄る。

 

「さて、白紙のカード(ブランクカード)は回収させていただきますね。……これは?!」

 

「ちくしょう! 次はアタシが……」

 

 日も傾き始めた頃、メアリーは後ろを振り返り歩み出す。

 

「失礼ながらご来客があるので(わたくし)はこれで失礼致します。もし私と闘いたかったら決勝トーナメントまで勝ち上がってください。期待……してますよ?」

 

 そう言ってメアリーは山中にある蒼葉邸へと向かっていった。

 

「……完全敗北、でした」

 

(違うわよ! 手札事故のせいよ! と言うかリゼットの出番ないじゃない!)

 

(…………)

 

(アステーリャも黙ってないでメリアーナになんか言ってよ!)

 

(ディアベルスターだ! ……それよりさっきの奴かなり手を抜いていたみたいだな)

 

「なっ……ディアベルスター! そんなわけないだろ! あの『青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン)』だぞ! 伝説のデュエリスト『()()()()』の最強の僕だぞ?!」

 

(その上で、だ。あいつはまだ手を隠してる。あのデッキからは途方もないパワーを感じた)

 

「…………」

 

 

 

 ———蒼葉邸にて

 

「「ようこそ海馬瀬人様」」

 

 蒼葉邸の執事長、クリス・フォスターとメイド長、メアリー・フォスターが挨拶をする。

 その人物こそ伝説の決闘者にして海馬コーポレーション社長『海馬瀬人』だ。

 

「ふぅん……本来ならこんなチンケな町にオレが来るようなことはない……だが、蒼葉アキル! 貴様の吐いた戯言、どうやら真実のようだな!」

 

 海馬が睨む先に佇む少女、蒼葉アキルは蒼い瞳を輝かせ答える。

 

「ええ、貴方の望む願い……眠りについた(ファラオ)とのデュエル。私が叶えてみせましょう。その為にも多くの白紙のカード(ブランクカード)が必要なのです」

 

「……貴様は貴様で別の目的があるらしいな。だが! そんな事はどうでもいい! 遊戯……アテムを葬るのはこのオレだ! その為ならあらゆる可能性を試してやろう!」

 

「……では、手筈通りに。明日からは()()()()()()()()()の参戦といたしましょう」

 

 そう言ってアキルは微笑んだ。

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