「さぁ、クレア! 大通りに行きますよ!」
そう言ってメリアーナは急いで裏路地から出ようとする。
「そんな急ぐなよメリアーナ! ……って」
「「痛ぁ!」」
「ほら言わんこっちゃない」
メリアーナはちょうど大通りから出てきた青年とぶつかってしまう。
「すいません! 前を見てなくて……」
「いや、いいってことよ! それより怪我してねぇか?」
そう言って金髪の青年はメリアーナに手を差し伸べる。
「な……貴方は……城之内、さん?!」
「お! 俺のこと知ってるのか?! いやぁ! 有名人は困っちまうぜ! 後、さん付けはしなくていいぜ! 城之内って呼んでくれ」
メリアーナが追突したのは伝説の決闘者『城之内克也』。
かの
「ッ! 感激です! 城之内さん……いえ、貴方に会えるなんて!」
「お……そ、そんなに? いやぁ、俺もやっぱ遊戯たちに負けず劣らずの有名人だしなぁ! がはは!」
「……そういや、メリアーナのやつ
「ちょ……クレア、それは秘密にして……コホン、ここで出会ったのも何かの縁、是非デュエルを!」
「いいぜ! 売られたデュエルは買うのが礼儀! 行くぜ!」
「俺のターン! 俺は手札から『融合派兵』を発動! これによりEXデッキの『
「いきなり『
「おっと! そうは行かないぜ!
「くっ……サクリファイスエスケープ……ですが! 私は手札の『白き森のいいつたえ』を生贄に『白き森のリゼット』の効果を発動! 自身を特殊召喚し『白き森』の仲間を手札に加える! 加えるのは『ルシア』! そしてモンスター効果の生贄となった『いいつたえ』はフィールドにセットされる! 更に手札の『ルシア』はフィールドに『白き森』がいる時、特殊召喚できる! さらに『ルシア』の効果で伏せられた言い伝えを生贄に1枚ドロー! 更にレベル2『リゼット』にレベル4チューナーモンスター『ルシア』をチューニング! シンクロ召喚! 『白き森の魔狼シルウィア』! 攻撃表示! その効果で『レッドアイズ』を裏守備表示に!」
「させないぜ! 『フルメタル』の効果発動! モンスター効果を無効にし、相手攻撃表示モンスターの攻撃力分のダメージを与える! 『ダーク・ギガ・フレア』!!!」
「なっ?! きやぁあ!!! ならば! 墓地に『罪宝』が眠る今! 『原罪のディアベルゼ』は特殊召喚できる! 更に『トイ・ボックス』発動!」
「げぇ! あれは遊戯も使ってたカード!」
「私は『トイ・ボックス』の効果で2体の『トイ』モンスターをセット! 更に『ディアベルゼ』の効果を発動! 今伏せた『トイ・ソルジャー』と『メタル化』を破壊! さらに『トイ・ソルジャー』の効果! 『マナドゥム・リウムハート』をサーチ! 更に『マナドゥム・トリッド』召喚! 手札の『リウムハート』の効果! 『トリッド』を破壊し特殊召喚! 更に『トリッド』と『リウムハート』の効果! 2体目の『トリッド』を特殊召喚し『ヒアレス』を回収! レベル4『トイ・ソルジャー』にレベル2チューナーモンスター『マナドゥム・トリッド』をチューニング! シンクロ召喚! 『白き森の魔性ルシエラ』! エクストラモンスターゾーンに! 『ルシエラ』の効果! 『トイ・タンク』を生贄に『いいつたえ』を手札に! 更に『トイ・タンク』特殊召喚! 更に『マナドゥム・ヒアレス』を特殊召喚! 更にフィールド魔法『伍世壊-カラリウム』発動! 効果で『ヴィサス・スタフロスト』を手札に! 更にレベル4『マナドゥム・リウムハート』にレベル2チューナーモンスター『マナドゥム・ヒアレス』をチューニング! シンクロ召喚! 『マナドゥム・トリロスークタ』! 効果により『トリッド』を蘇生! 更に『トイ・タンク』の効果発動! 墓地の『ヒアレス』を特殊召喚!」
「すげぇ展開力だな! だけどどのモンスターも『レッドアイズ』を倒すことはできないぜ!」
「いえ! このターンで決めます! 『トリロスークタ』の効果! 場のチューナーを任意の数選び、レベルを2にする! 私は『トリッド』『ヒアレス』『ルシエラ』『シルウィア』『トリロスークタ』のレベルを2にする! そして! レベル2となった『トリッド』『ヒアレス』『ルシエラ』『シルウィア』『トリロスークタ』の5体のチューナーでフル・チューニング! 伍世壊を守りし白き巨人! 今こそ目覚め! 浄化の光をもたらせ! プライマルシンクロ召喚! 『マナドゥム・プライムハート』!!!」
「攻撃力3000……まだ足りないが、その目、何かあるな!」
「ええ! フィールド魔法『カラリウム』の効果で光属性モンスターの攻撃力は墓地のチューナーの数の百倍アップする! 更に『プライムハート』は素材にしたチューナーの数だけ攻撃できる!」
「なんだって?!」
「行きます! 『プライムハート』の攻撃! 伍世壊輪廻! 『フルメタル』粉砕! 残りの攻撃で私の勝ち……」
「へへ! そいつはどうかな?
「きゃぁぁあ!!! 私のモンスターが全滅……それだけじゃない!」
「ああ! 『レッドアイズ』の攻撃力分のダメージを受けてもらうぜ! 『タイム・ギガ・フレア』!!!」
「…………私の負け、ですね。けど、楽しかったです!」
「それじゃ、ありがたく
「ええ! デュエルしていただきありがとうございました!」
「なぁにデュエルならいつでもOKだぜ! それじゃあな、ええと……」
「私はメリアーナ、こっちのムスッとしてるのがクレアです」
「一言余計だ、メリアーナ」
「そうか、ありがとうなメリアーナ、クレア! またデュエルしようぜ!」
「はい!」
そう言って城之内は大通りを駆けていく。
「ちぇ、伝説のデュエリストとデュエルし損ねたぜ……まぁ、次があるか」
「ふふふ、楽しいデュエルでした!」
そう言って二人も大通りでデュエリストを探す。
そんな最中、別行動を取っていた静葉に魔皇の魔の手が迫っていた……