SAO//G.U.  黒の剣士と死の恐怖   作:夜仙允鳴

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※この話に出てくる奴らはアホばかりです。本編の雰囲気をぶち壊したくない方はブラウザバックで見なかったことにすることをお勧めします。それでもいいという方のみ、ページをスクロールしてご覧ください※


~クリア特典~

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From:ウチヤマダ

 

To:???

 

Title:Vol.1のクリア、おめでとうございます!

 

 

どうも、作者の手先、ウチヤマダです!

タイトルにも書きましたが、この度は、SAO//G.U. Vol.1 《剣界包囲》のクリア、おめでとうございます!

 

さて、クリアに併せましてゲームクリア特典が解放されたことをお知らせします。

皆様に何回も本作をお楽しみいただけるよう、スタッフ一同が趣向を凝らしたモノとなっております。

 

つきましては、タイトル画面の《Extla》より《Clear Privilege》を選択の上、プレイしてください。

 

それでは、今回はこれにて。

引き続き、SAO//G.U. Vol.1 《剣界包囲》をお楽しみください。

 

作者伝令員 ウチヤマダ

 

 

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《New Game》

 

《Load》

 

《Option》

 

《Extla》←ピッ

 

 

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《Extla》

 ・Movie

 ・Music

 ・Clear Privilege ←ピッ

 

 

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 ・ Clear Privilege

 

クリア特典《パロディモード》でニューゲームします よろしいですか?

 

  Yes ←ピッ   No

 

 

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《パロディモード》でゲームを開始します

一風変わったSAO//G.U. Vol.1 《剣界包囲》の世界をお楽しみください

 

 

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prologue“鏡に映る姿は……”

 

 

「なっ……デス☆ランディ……だと!?」

 

ストレージから《手鏡》を取り出して見てみると、確かに其処には《デス☆ランディ》が映っていた。紛れもなくThe Worldのギルド管理を行っていた《デス☆ランディ》の顔が其処には映っていた。

 

「何ブヒ! 久々に会ったっていうのに、そのシケた面してるブヒな! これだからお前はいつまで経っても三下――」

 

「……て、ンな訳あるかぁ!!」

 

「――ぶ、ブヒィィイイィィ!!」

 

 

・Fragment1《再誕》“仕事の依頼”

 

 

「で? ホントに用ってのは何なんだよ? 俺はさっさと帰ってギャルゲの続きやりたいんだよ……シリカたんが俺を待ってんだ」

 

「あぁ、そうだな。本題に入るとしよう。今回君を呼んだのはある依頼を頼もうと思ってね」

 

「依頼?」

 

「あぁそうだ。亮、来月の新作ゲームは知っているだろう?」

 

「そりゃな。俺ほぼ全部予約してるし」

 

「さすがは《落とし神》、最強ギャルゲーマーには聞くまでもなかったか」

 

「言ってろ。依頼ってのはそれに関することか?」

 

「ご明察。君のことだ、その来月発売のソフトの中に、初のテイミング系ギャルゲーがあることも知っているだろう?」

 

「《びぃすとていまぁ シリカ》のことだろ? 今俺がやってる《おにぃちゃん、シリカと遊ぼぅ?》の外伝だ」

 

「そうだ。さて、今回の依頼だが君にはその《びぃすとていまぁ シリカ》の十八禁版をやって貰いたい」

 

「十八禁版だと!? 俺はそもそもエロゲはやらないし、《びぃすとていまぁ シリカ》に十八禁版は無いはずだぞ!?」

 

「隠さなくていいさ、君がエロゲにも手を出しているのは既に確認している」

 

「チクショウ、何時の間にバレたんだ……」

 

 

Fragment5《兄妹》“「教えてやるよ」”

 

 

「……言い返せるなら言ってみなよ。アンタらが真のロリコンだってんなら、そのロリっ娘にも手を出せるんだろ?」

 

「全く、アンタは何を言っているんだか。いいか? そもそもロリコンと言うのはだな――」

 

そう言って、近づこうとするキリトさんをハセヲさんが手で制した。

 

「――ハセヲ?」

 

キリトさんの問いかけに答えず、ロザリアの襟首を掴んで宙に浮かせる。

 

「ちょっと、やめて、やめてよ! なんだい!? 言葉で言い返せないから実力行使に出るって――」

 

「テメェ……、さっき言ったな? 《真のロリコン》って……」

 

「――え?」

 

何が言いたいのか判らないように、困惑した顔をするロザリア。

 

「……今からテメェに教えてやるよ、《真のロリコン》って奴を……」

 

ハセヲさんがそう言った途端に空気が凍った。別に剣を取り出したとかそういうわけではない。ただ、ハセヲさんが身に纏う空気が変わっただけ。今まで感じたことがなかったけど、なんとなくわかる。これが殺気(萌えに対する気概)というものなんだ。

自分に向けられているものではないと判ってはいても、全身の産毛が逆立って、脂汗が背を伝うような感触に包まれる。まるでコミケの企業ブースでついその企業の悪口を言ってしまい信者から睨まれたかのような、そんなうすら寒い感覚。人間としての本能が警鐘を鳴らしている。キリトさんでさえ、目を見開いて硬直している。

近くにいるだけでこうなのだから、直接その殺気を叩きつけられているロザリアの状態など想像したくもない。

 

「え? あ、あの、待っ……てゆーか、降ろし――」

 

「……幼女は愛でるものであって、手に触れるものではない! それが《真のロリコン(ロリペドフィン)》だ……!! そもそも《ロリコン》、つまり《ロリータコンプレックス》というのは、前思春期の幼女が見せる、その神聖とも言える穢れ無き魅力と……(中略)……その美しさ、そしてそれが我々に与える感動は、この全宇宙を生み出した原初の爆発であるビッグ・バンにも勝るとも劣らぬ衝撃であり……(中略)……故に! 《真のロリコン》とは、《真の紳士(フェミニスト)》でなければならないのだっ!!」

 

「……………どうしよう……コイツ、早くなんとかしないと……」

 

 

Fragment6《追憶》“夢は夢でも”

 

 

『問おう。貴方が私のマスターか?』

 

『(笑)……じゃないっつーの』

 

――――夢――――

 

『ストライク、発進どうぞ!』

 

『だから、小っちゃいって言うな! 私はお前よりも年上なんだぞ!? 』

 

――――昔の夢――――

 

『GNスナイパーライフル起動。狙い撃つぜ!』

 

『ちょっとアンタ何やってんだ一体!? いいかげん給料払いやがっれてんだこの野郎! 万屋の先行きが不安すぎるよコンチクショオォォオォ!!』

 

『闘って勝ち取る平和などに、どんな価値があるというのです。私たち人間は、完全平和主義を貫かなくてはならないのです』

 

――――懐かしい……?――――

 

『執行者No.ⅩⅢ《漆黒の牙》……僕はかつて、そう呼ばれていた』

 

『ハイスクールのランチ! 二回奢ったぞぉお!!』

 

『三島……貴方がお父様を!!』

 

――――仲間……――――

 

『いくよ熱斗くん! ソウルユニゾンっ!!』

 

『この世に偶然はない。あるのは必然だけ』

 

『ばみょん!!』

 

――――き、記憶――――

 

『おっす! モモちゃん先輩って呼んでくれよな!』

 

『忘れてた? わたしも赤なのよ!』

 

『あら? ケロちゃんじゃない。今日はどうしたの?』

 

――――大切……だと思う――――

 

『チェェェエンジ! ゲッタァァアァ、スリィィィ!!』

 

『見てみたいんだ。ちょびっつの可能性ってやつを』

 

『何故気づかぬか!? 我々コーディネーターにとって、パトリック・ザラの執った道こそが唯一正しきものと!!』

 

――――暖かな……というか生ぬるい――――

 

『誰が三國志の英雄か。この馬鹿者め』

 

『ごめんねレントン。私の運命に巻き込んで』

 

――――そんな記憶(思い出)達――――

 

『漢なら、背中で語れ! マリク・ビィィィイィイィム!!』

 

「…………よかった、全部夢か。とんだ電波受信しちまった…………」

 

 

Fragment9《死神》“中の人なんて(ry”

 

 

頭の中で響く“ヤツ”の声が途絶えた途端、俺の意識は戦場へと戻ってきた。いつの間に換装したのか、その手には今は亡き戦友から譲り受けた武骨な大剣(バスターソード)

 

「オイオイオイ、いきなり黙り込んだと思ったら、なんなんだよその金髪に黒いコートはよォ、ハセヲォ!」

 

「ジョニー……」

 

「あぁ?」

 

「悪く思うな……」

 

「あ? なに言ってんだよ、オメェはよゥ!?」

 

「俺は、全てを断ち斬る……!」

 

その肩に担ぐ大剣をジョニーへ向ける。

 

「訳判んねぇこと言ってんじゃねぇよ!!」

 

「うおおぉぉぉぉ!!」

 

ジョニーの持つ短剣と大剣が衝突し火花が散るのも一瞬、俺は勢いのまま上空に駆けあがり技を放つ。

 

「はあぁぁぁっ!!」

 

「んなっ!?」

 

《ブレイバー》、剣先に魔力を一点集中させ、降下しながら叩き斬る、使い慣れた一撃。

 

「テメェ……それは――」

 

奇を衒った攻撃により隙の出来たジョニー。

その瞬間を逃さず、一気に畳み掛ける。

 

――Limit Break――

 

「限界を超える……!」

 

俺の全てを掛けた必殺の一。彼の戦友より受け継いだ究極の技。

 

「これが全てだ!!」

 

――超究武神覇斬――

 

「――キャラが……違げぇよ!!」

 

 

Fragment12《黎明》“決意の言葉”

 

 

強く頷いて、今度こそ前を向いて歩き出した。

 

「キリト! やめろ……!!」

 

「キリトぉー!!」

 

エギルとクラインが声を上げるが、それでも、キリトは歩みを止めない。

 

「エギル。今まで、エロ本とかの調達ありがとな。知ってたぜ? 渡してくるモノが全部、お前が自分の性癖さらけ出したモンだったって」

 

「……そんなこと、お前に感謝されるようなことじゃないんだよ、キリト!」

 

「クライン…………お前から借りたDVD、返してなかったな。ずっとさ、後悔してたんだ」

 

「キリト……! テメェ、バカヤロウ!! 謝んじゃねぇ! 今謝んじゃねぇよ……!! アキバでエロゲの一つでも奢んねぇと、絶対ぇに許さねぇからな!!」

 

「ああ、判ったよ、約束する。また、電気街口でな。それから――」

 

「――ハセヲ。俺さ、ずっと欲しかったんだ。漫画やアニメ……いや、エロゲの主人公みたいにめちゃくちゃ可愛い彼女が。二次元美少女顔負けの彼女がさ。

あんた言ったよな諦めないで、三十までには二次元並み美女と結婚して子供も作るって。その言葉が、俺にはすごく眩しかった。格好よかった。だからこそ、憧れた。その心の在り方に、生き方に。

まだまだ、あんたの背中はすごい遠いけど、いつか絶対追いつくから。あんたに並び立てるくらい、あんたに認めてもらえるくらい、可愛い彼女見つけるから。だから、今はそこで見ていてくれ。俺の闘いを」

 

「ああ、見ててやる、そんだけデケェ口叩いて、みっともねぇ姿見せんじゃねぇぞ」

 

「判ってる。やってみせるさ。俺はこれから全てのエロ本、エロゲ、その他ブツを処分してみせる! 愛しのアスナたんを落とす(攻略する)ために!!」

 

 

epilogue“目が覚めて”

 

 

もし、彼は目覚めてなかったら……そんな不安に駆られるが、そんなことはないと思い直して、ドアを開ける。

 

 

ああ、ほら。やっぱり、そんな不安なんて必要なかった

 

 

ナーヴギアを外して、ベッドの上で体を起こしていた彼は、冬に差し掛かり、決して強くはなくなった窓から漏れる日の光を、それでも眩しそうに見ていた。

 

そして、こちらに気が付いた彼が緩慢な動きで、私のことを見て――

 

「……ああ、やっとシリカたんに会える」

 

ぎこちなく微笑みながら、そう言った。弱々しい声だったけど、そう言いやがった。

それでもう、限界だった。

 

 

もう、堪えなくてもいいよね……? 抑えなくてもいいよね……?

 

 

言い(OHANASHIし)たいことも、聞きたいこともたくさんある。けれど、今はこう言うのだ。

 

この二年間、一度たりとも浮かべることのなかった青筋を浮かべて。

それでも、心からの笑顔を浮かべて。

 

「……この、節操無しがぁああぁああぁぁああ!!」

 

……パキィーーン……

 

「し、志乃さぁああぁぁぁぁぁん!?」

 




……………………………………ええ、なんと申しましょうか、一言で言うのであれば“反省はしている。後悔は…………してないといいなぁ”ってな感じでしょうか、はい。

ぶっちゃけ次章への息抜き兼、原作のパロディモードに感化されて書いたんですが……出来上がってみたらコノザマです。本当にすみませんorz

では、また次章で。お目汚し失礼しました

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