Escape from Kivotos   作:からしすみそホタルイカ

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どうも、からし(以下略)です…今回初投稿になりますので、ゴミのような怪文章になりますが大目に見てください…それではどうぞ…


第1話

鳴り響く銃声、硝煙の匂い、Scavの怒鳴り声、血溜まり、放棄された死体

 

「残弾も少ない…今日はここまでにするか」

 

ここはノルヴィンスク地方にある治安最悪の街、タルコフ市…市内は国連治安維持軍とロシア軍によって封鎖されているため、物資も届かず、作戦司令部との通信も途絶している

 

ここにいる奴らは殆どがScavと呼ばれるゲロ以下のクソ共か、PMCか逃げ遅れた人々か、はたまた亡霊か…そのくらいだ

 

「ふぅ…今日も疲れたな」

 

俺はロシア連邦に雇われたBEARの隊員の1人で、今は立ち往生になっている味方や逃げ遅れた人たちの避難誘導を1人でやっている

 

 

 

病院へ寄り、Therapistへ今回のレイドの結果を伝える

 

「よう、元気か」

 

「…あなたも懲りないわね」

 

「そりゃあ、あんたと同じ気持ちを持ってるからな」

 

「……今回は何の要件で?」

 

「ULTRA周辺のScavを一掃してきた、これでちょっとの間だけあそこの薬局に残っている医療品等をあんたらでも回収できる…これを伝えに来た」

 

「そう…ありがとう」

 

「何か足りない物があったら言ってくれ、探してみる」

 

「間に合ってるわよ、あなたに売るくらいには」

 

「そうだったな…じゃ、また」

 

手持ちの5.56mm856A1弾が切れそうだったので、調達しに行くことにした

 

「灯台守か…」

 

あそこのスナイパー苦手なんだよな…

 

今はSIG_MCX_SPEARを使っているが、これを手に入れる前は拾ったAK47やハンドガンでやりくりしてきた時もあった

 

「……ッチ、またScavか」

 

近づいてくる足音を探知し、地面に伏せて遮蔽に隠れてグレネードを投げる

 

「当たってくれよ…!」

 

投げられたF1グレネードは綺麗な弧を描いて見事2人組のScavの足元へと転がっていった

 

「っしゃ!two down!」

 

残弾が少ない今は最小の労力で最大の結果を得たかったので、これはかなり嬉しかった

 

「さっさと帰ろう…」

 

今の爆発音を他のPMCに聞かれていたら絶対に寄ってくる…早い所この場所を離れなければならない

 

「クソ…医療品持ってきてねぇぞ…!」

 

遠くから多数の足音が迫ってくる

 

「やべぇ…射線が通り過ぎてる…!」

 

街を出る森の方へ抜けるにはしばらく遮蔽の無い所を走らなければならない

 

「どうする…どうするどうする!!」

 

音の壁が破られた音と、コンクリートの地面がえぐれる音、そして足に走る激痛

 

「だぁぁぁぁぁ!!クソが!!」

 

どうやら少しずつ回り込まれていたらしく、足だけ射線が通っていたようだ

 

「こんのぉぉぉ!!」

 

ほふくで少し遮蔽から身を出し、Scavを1人1人始末していく

 

「何人来てんだ…!」

 

もう6人目だがまだまだいる

 

「はっ」

 

ゴトリ、という音がし、その方を見ると手榴弾が転がっていた

 

もちろんピンは抜けている

 

「あ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先生、起きてください

 

「んん〜?」

 

誰かに呼ばれた気がした…だが先生と言っていたし違うな

 

中々起きないですね…

 

「う……こ…ここは…?」

 

「お目覚めになられましたか」

 

目が覚めると、知らない部屋に居て、目の前に頭の上に変なのが浮かんでいるメガネをかけた女性がいた

 

「え…誰?ここは…?俺の装備は?」

 

「寝ぼけているのですか?まったく…集中してください」

 

「いや、寝ぼけるも何も…俺は死んだはずじゃ…」

 

「何言ってるんですか、早くしてください…ほら行きますよ」

 

「ちょ、ちょっと待ってくれ…ここは何処だ?俺の装備は?荷物は?グラボもテトリスもあったのに!!」

 

「落ち着いてください。ここは学園都市キヴォトスです。ここに先生の荷物や装備はありませんし、知りません」

 

「はっ?」

 

「あぁ、私の名前は七神リンです」

 

「いやいやいやいや、キヴォトス?聞いた事無いが」

 

「先生はどちらからいらっしゃったんですか?」

 

「ノルヴィンスクのタルコフから来た」

 

「ノル…?まぁ、それは置いておいて…」

 

その後リンから色々と説明を受け、ロビーへ降りてみるとやいのやいのと3校からお使いに来ていた不運な4名と強制的にシッテムの箱とサンクトゥムタワーという所の制御権を取り戻しに行くことになった

 

「七神、ライフルは無いのか?それとレベル4アーマーとヘルメット、グレネードも欲しいんだが」

 

「……まさか、戦うつもりじゃありませんよね?」

 

「何言ってる、アーマーが無ければ流れ弾で死ぬし、ライフルが無ければ自己防衛も出来ないぞ」

 

「…仕方ありません、下に装備や弾薬がありますので、そちらを」

 

「どうも」

 

言われた通り、下の階へ装備類を取りに行くと、面白い物があった

 

「これは…6B13 M modified assault armorと…Maska-1SCh bulletproof helmetか」

 

ご丁寧にAKMまで置いてある…

 

「……これは、やるしかないな」

 

レベル4の防弾プレートを前面に入れ、レベル2プレートを背面に入れる

 

「7.62mm弾は強力だからな…」

 

話を聞いていると、敵は武装したチンピラで装備もロクなものが無いらしいので、ホローポイント弾を多めに入れておく

 

「大体3発に1発の割合で貫通弾入れとくか」

 

ドラムマグにフルで装弾し、コッキングしてチャンバー内に初弾を送り込む

 

「…よし、ちゃんと入ってるな」

 

プレスチェックを行って戦闘準備もバッチリ、缶詰と鎮痛剤、壊死治しと包帯と水も持ってきた

 

「うっし、お前ら行くぞ〜」

 

「せ、先生…?その装備は…?」

 

「あぁ、流れ弾を止める為だよ…指示は任せとけ、これでも元スペツナズだ」

 

「いや、そんなバイザー付きのヘルメット被って…しかもベストにKilla?って書いてありますが」

 

そう、お察しの通り!今回の装備はキラの装備でチンピラを蹂躙していこうと思います

 

「細かい事を気にしていると、実戦で気を取られて負けるぞ」

 

個人個人で武装していると言う事はここはかなり治安の悪い都市か、銃弾がおもちゃの様な物なのか、その二択しか思いつかなかった

 

「にしては防弾プレートがかなりしっかりしてるがな…」

 

弾も触ったが本物っぽいな

 

「行くぞ、チンピラはエリートには勝てないという事を思い知らせてやれ」

 

「「「「はい!」」」」

 

現場に到着し、瓦礫や車の残骸の横を通り抜けながらタワーを目指す

 

「前方に武装した奴らだ、警戒しろ」

 

「あれは…ヘルメット団ですね、敵対勢力です」

 

「よし、えーと…スズミだったか?閃光弾だ」

 

「は、はい!」

 

バカみたいに固まって突っ込んでくるので、閃光弾で目くらましをと思ったのだが…

 

「あ?皆やられてるぞ」

 

「気絶してるだけですよ」

 

「じゃ、念の為撃っておくか」

 

「ちょちょちょっと待ってください先生!!流石に酷いですよ!」

 

「何がだ?ユウカ…背後から奇襲されたら全滅だぞ?」

 

「ヘイローが消えてるじゃないですか!」

 

「なんそれ」

 

少女説明中…

 

「ふ〜ん、じゃあ撃たれても死なないって事ね」

 

「そういう事です、ただし先生はそうじゃないのでなるべく隠れていてください」

 

「了解した…よし、作戦行動再開」

 

ようやく撃ち合いになって抵抗らしい抵抗が見え始めたが、相手がホローポイント弾を使っていると分かり、弾頭を確認する

 

「ふむ…相手のライフルは……よし、これなら大丈夫だな」

 

俺は遮蔽から出てAKMを構えた

 

「先生?!」

 

「先生?!何してるんですか?!撃たれたら死ぬんですよ?!」

 

「こいつらの弾丸じゃこのプレートとヘルムは抜けない」

 

「ですが先生は…」

 

ハスミが言い終わらぬ内にフルオートで制圧射撃を行う

 

「マトモなアーマーを用意してから来るべきだったな」

 

もちろん非装甲目的に対してのホローポイント弾の威力は絶大だ…だがガチガチの重装備に対してはめっぽう弱い

 

「よし、クリアだ」

 

そのまま進み続け、ワカモという生徒とも戦闘になった

 

「スズミ、11時方向に閃光弾、ユウカ、防御を活かして前線を押し上げろ」

 

「はい!」

 

「閃光弾投擲!」

 

遮蔽に隠れ、しゃがみながらリーンと呼ばれる上半身だけを傾けて射線が通る体の面積を少なくする体制をしながらちまちまと撃っていく

 

「何か決定打があれば……がっ!!」

 

考えながら撃つのは良くなかったな…隙を突かれて腕を持っていかれた

 

「ぐぁ……重出血か…」

 

「先生!!!!」

 

「落ち着け、注射器を…」

 

鎮痛剤を飲み、チナツから受け取った止血剤を腕に打ち、CALOK-Bを使用する

 

「はぁ……はぁ…」

 

なんとか出血が止まったので包帯と念の為止血帯を巻き、水を飲む

 

「ふぅ……これでしばらく大人しくすればよくなる」

 

「「「「……」」」」

 

「な…なんだ、お前たち…なんで見てくる?戦闘に集中しろ」

 

生傷状態も治り、マガジンを交換して撃とうとすると、ユウカたちがこちらを見ている…というか監視されてる?みたいな感じだ

 

「…とにかく撃て、話はそれからだ」

 

AKMを乱射し、少しずつ近づいてくる敵を蜂の巣にしていく

 

「リロードする」

 

純粋なホローポイント弾のマガジンを装填し、ワカモに向けて引き金を引く

 

「惜しかったな」

 

結果的に状況が不利と判断したのか、ワカモは撤退し、追いかけた先の戦車もハスミのライフル弾とは思えない高貫徹のAP弾で撃破した

 

「よし、ここだな」

 

タワーに辿り着き、現場を抑える為にユウカたちには残ってもらい、中へは1人で入ることにした

 

「……人の気配は無いな」

 

暗くて視界も悪い為、バイザーを上げて壁沿いに少しずつ目的の部屋へ進んでいく

 

「この部屋か」

 

ノブを回して少しだけ開け、隙間からグレネードを投げ入れる

 

「……反応無し」

 

爆発音から少し待ち、なんの反応もない事を確認して部屋に入る

 

「……タブレット端末?」

 

床に落ちていたタブレット端末以外にめぼしい物も無く、端末だけ持ち帰ろうと体の向きを180度反転させたその時、後頭部に強い衝撃が走った

 

「いでっ?!」

 

軽い脳震盪を起こしたのか、三半規管もマトモに働かず、頭が酷く痛む

 

「くそぉ…屋内で狙撃なんてあるわ…」

 

振り向くと同時に誰かに蹴倒され、ヘルメットを蹴飛ばされて銃口を突きつけられる

 

「視界が…ボヤける…」

 

「し……」

 

なんか様子が変だな…普通に撃ち殺せばいいものを中々撃たない

 

「失礼しましたー!!」

 

何故か見逃して貰えた……なんでだ?装備も奪われてないし…

 

「う…いってぇ…」

 

もう一度鎮痛薬を飲み、ヘルメットを回収して端末の確認をする

 

「なんだこれ……あ?我々は望む…7つの嘆きを…我々は覚えている…ジェリコの古則を…」

 

頭の中に浮かんできた言葉を入力すると、タブレットが起動した

 

「……なんだこれは」

 

俺は起動したタブレットの画面内で寝ている青い髪の女の子を起こす事にした

 

「起きてくれ」

 

「むにゃ…いちごミルク…んへへ…」

 

「起きろ、このタコ」

 

「うひゃあああ!!あ、あれ?先生?!」

 

タップしまくると起きてくれた

 

「さっさとしろ、人を待たせてる」

 

「えぇ…わ、私はこのシッテムの箱のOS、アロナです!」

 

「そうか」

 

「反応薄く無いですか?!…こほん、それでは先生!生体認証を行いますので、ここをタッチしてください!」

 

唐突に指を指してきたので混乱していると、昔に見たSF映画のやつだと気づいた

 

「……これ意味あるのか?」

 

「もちろんです!」

 

「はぁ…なんでこんな面倒な事になったんだか」

 

そのまま生体認証も済ませ、アロナがタワーの権限を取り戻してくれたおかげで作戦は終わった

 

「よし、お前たち、状況終了だ…狐坂ワカモは逃走、追いかけるように手配しろ、その他は撤収準備」

 

「「「「はい」」」」

 

無事にシャーレという所に着き、荷物も整理し終わった所にモモトークというメールアプリの通知が響いた

 

「誰だ?」

 

確認すると、送り主はユウカだった…要件は弾薬費などの請求書を発行して欲しいとの事

 

「請求書…どうやって書くんだ?」

 

明日ユウカに書き方を教えて貰う事にして夕飯を作ることにした

 

「今日の夕飯は……カーシャでいいか」

 

カーシャというのは、ソバの実のおかゆのようなもので、味付けは塩こしょうとバターのみなのだが、これがまた美味い

 

「ソバの実は…あった」

 

帰る途中に食料品店で買っておいたソバの実をフライパンでよく炒り、水を加えてから水分を飛ばす

 

その後塩こしょうで味付けをして、バターを1切れ乗せれば完成だ

 

「頂きます…」

 

味付けの塩が濃くてウォッカが欲しくなるがバターとソバの風味が良く、食感も柔らかいのもあればプチプチとしたものもあってとても美味しかった

 

「ふぅ……今回はよく出来たかな」

 

お察しの通りこの男、諸君らのやるタルコフのSuper water(精製水)をも平気で飲み、道端に落ちている牛乳や缶詰を飲み食いするバケモノである…そんなやつの料理なぞ、マトモな訳が無かった…この世界にきてからはマトモな料理に挑戦しているらしいが、どうなる事やら……

 

おまけを何にする?

  • タルコフ飯コーナー
  • 3分クッキングコーナー
  • 治療コーナー
  • ゲテモノクッキングコーナー
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