Escape from Kivotos   作:からしすみそホタルイカ

3 / 13
メイドミドリが10連チケ1枚だけで2枚来たので…あと今年も1/2ってまじですか?



第3話

「俺も、専用武器持つか…」

 

流石に毎回毎回装備を変えていると面倒臭いからな

 

「取り回しに優れ、火力もそこそこあって速射がきいて汎用性も高いやつ……」

 

思いつくのは2つ

 

「ソードオフショットガンか、SMGのみだな」

 

ソードオフショットガン…銃身を切り詰めて最大限取り回しを良くし、重量を軽くする事で反動を抑えることができる

 

「2連式ショットガンにするか」

 

ポンプアクション式、セミオート式、どちらにしてもソードオフバレルにすると装弾数が著しく減少するため、そういった観点から最も信頼性が高く重量の軽い2連式ショットガンを選ぶ人が多いだろう(個人の感想です)

 

「オーダーメイドして貰うか…」

 

愛しのリンちゃんに電話を入れ、いろいろしつこく注文をした

 

「おや、もうこんな時間か…ちゃっちゃと飯食うか」

 

今日の朝ごはんは携帯糧食として持ってきていたコンデンスミルク(激甘練乳)を使う

 

「ホットケーキの生地を作って…コンデンスミルクを入れて…バニラエッセンスを2、3滴とはちみつを適量と…」

 

この間アロナに見つけてもらったクックパ○ドで見て美味しそう…というか映え?そうだったから作ってみたかったんだよな

 

「で、じっくり焼く…」

 

上手に焼けましたー!

 

「焼けたら皿に出し、アイスを乗せて完成…と行きたいところだが」

 

かばんから大きめの果物の缶詰を取り出し、中身を取り出す

 

「3分の2程を取り、フルーツポンチにする…残りを盛り付けて完成」

 

我ながら見た目に合わずち小洒落たものを作ったものだ

 

「спасибо за питание」(スパスィーバ・ザ・ピターニエ)

 

 

時刻は7時12分…8時頃からあいつらがぼちぼちやってくる事を考えるとさっさと食べてさっさと片付けなければならない

 

「あーむ…うま、あま」

 

全体的にコンデンスミルクとはちみつの甘い風味がしてうまかった…ただ、下手すると胃がもたれるなこれは…

 

「ふぅ…てか部屋の中甘い匂いするな」

 

芳香剤等を探すが見つからず、断念…そのまま皿の片付けをしていると、窓の外に人影が見え、慌てて皿を落としかけた…

 

「はぁ…なんとか間に合ったな…よかった…こんなの作ってたと知られたらせびられるかも知れんからな…」

 

「何を作ってたの?」

 

「あぁ、ちょっとした朝食をだな…ん?」

 

なぜ…まだ7時56分だぞ…?

 

「Доброе утро(ドーブラエウートラ)小鳥遊…まだ少し早いんじゃないか?」

 

「いや〜どこからかおいしそ〜な匂いがしたからさ〜」

 

「……まだ生地も残っているし、焼いてしまうか」

 

「おじさんおなかペコペコだよ〜」

 

「なに、飯を抜いてきたのか?それは駄目だぞ…しっかり食え」

 

栄養バーを投げわたし、ちゃっちゃとホットケーキを焼いていく

 

「できたぞ…食に感謝して食え」

 

「わ〜おいしそ〜!」

 

ほんとに思ってんのかコイツは…?

 

「焦げた所は残して構わない…健康の方が食より大事だからな…もうあとは好きに食え、はちみつでもなんでもかけろ」

 

「じゃあアイスつけていい?」

 

「構わん、好きに食べろ」

 

そうして、黙々と食べ続ける小鳥遊を尻目に作業を進めていると、みんに揃って対策委員会のメンバーが登校してきた

 

「お前たち、飯は食ったか?」

 

「ん…バッチリ」

 

「はい、ちゃんと食べました」

 

「私も…菓子パンだけど食べたわよ」

 

「もちろん食べてきました〜☆」

 

十六夜…お前はネフティス社の令嬢だから当然だろ…という言葉をぐっと飲み込み、号令をかける

 

「Доброе утро дамы и господа(ドーブラエ ウートラ ダームィ ゴースパダ)」

 

「「「「「?」」」」」

 

「あぁ…みなさん、おはようございますって意味でな…おれの故郷の言語だ」

 

まぁ、生まれはイギリスなんだけどな…

 

「おはようございます!」

 

「おはよ〜」

 

「おはようございます…」

 

「おはようございます〜☆」

 

「ん…おはよう」

 

全員の挨拶が済んだところで、少しジョークを交える

 

「点呼は取るまでもないな…」

 

「う…」

 

「そ、そう…ですね…」

 

「……」

 

あれ?冗談のつもりだったんだが…ちょっと気まずいな

 

「冗談だ、ここから復興させて見せろ」

 

「!そ、その通りですね!頑張りましょう!」

 

「今日は襲撃に備え、ゆっくりしていろ…暇なら銃火器の手入れ、もしくは自習だ」

 

それぞれが自分のやる事をやり始め、俺も手が空いたのでリンやアユムから届いている事務仕事を済ませていく

 

「はぁ〜…元特殊部隊とは言え、なんで事務仕事を傭兵にやらせるのかね…」

 

教育BD等の制作まで任されている為、大変めんどくさい

 

「あーもうやめやめ!各自、休憩!!15分から30分間、必ず休憩しろ!!」

 

ペンを放り出し、水の入ったボトルを手に取る

 

「ふー…疲れたn」

 

その時、警報が響き渡り俺たちに緊張が走る

 

「お客だ、丁重にもてなせ…戦闘配置につけ、圧勝しろ」

 

「ん、今度こそ再起不能にする」

 

「うへぇ…休憩って言ってたのに〜」

 

「ほらホシノ先輩!しっかりしてください!」

 

「行きますよ〜!」

 

開幕から十六夜がM134を景気よくぶっぱなし、見える範囲の殆どの敵がバタバタと倒れていく

 

「ふむ…シロコ、14時の方向へ手榴弾を投擲しろ」

 

「ん、分かった…」

 

「セリカ、シロコに合わせろ…左に展開して、クロスファイアで蜂の巣にしてやれ」

 

「私に指図しないで!」

 

なんだ?思春期か?若いって、いいなぁ…(急にどうした)

 

「ホシノ、ノノミの盾になってやれ…ノノミ、やれ…制圧射撃だ」

 

「ノノミ、行きまーす!!」

 

どこぞの連邦の白い新型に乗ってそうなテンパのセリフを言いながら、圧倒的火力で敵を薙ぎ払っていく

 

「アヤネ、ドローン展開」

 

「航空支援、行きます!」

 

「シロコも、豪勢にやれ」

 

「ん…ミサイル発射」

 

戦闘用のドローンにつけられたミサイルラッチから、計8発のミサイルが敵を倒さんと降りかかる

 

「よし、大体は壊滅させたな…敵も撤退を始めている、状況終了だ」

 

「おじさん思ったんだけどさ〜、追いかけて拠点を潰せば、しばらく楽になるんじゃないかな〜?」

 

「一理あるな、どうする?行くなら、俺がボーナスとして倒した敵1人につき100円出してやらんことも無いが」

 

「やるわ」

 

「ん、当然」

 

その後、俺はこの発言を後悔する事となった

 

 

 

 

 

 

 

「はぁぁぁ……ひぃ、ふぅ、みぃ…あぁぁぁあんな事言わなければ…」

 

だが、皆楽しそうに袋詰めのお菓子を買って美味しそうに食べている

 

「……まぁ、いいか」

 

「ヘルメット団も片付いたし…これで、重要な問題に集中出来る」

 

「うん!先生のおかげだね、これで心置きなく全力で借金返済に取り掛れるわ!」

 

借金返済……?

 

「ありがとう先生!この恩は一生忘れないから!」

 

「ちょ、ちょっと待て、借金返済だと…?」

 

「あ……わわっ!」

 

「そ、それは…」

 

分かりやすく動揺してんな…

 

「ま、待ってアヤネちゃん!それ以上は!!」

 

「……!」

 

「いいんじゃない、セリカちゃん…別に隠すような事じゃあるまいし」

 

「か、かといって、わざわざ話すような事でも無いでしょ!」

 

「別に罪を犯した訳じゃ無いでしょー?それに先生は私たちを助けてくれた大人でしょ〜?」

 

ちょいと雲行きが怪しくなって来たな…

 

「ホシノ先輩の言う通りだよセリカ、先生は信用していいと思う」

 

「俺にまかセロリ」(誰だお前)

 

「そ、そりゃそうだけど、結局先生だって部外者だし!」

 

「確かに先生がパパッと解決出来るような問題じゃないかも知れないけどさ、でも、この問題に耳を傾けてくれる大人なんて、先生しかいないじゃ〜ん?」

 

依頼されたから来ただけだが…?

 

「悩みを打ち明けてみたら、何か解決法が見つかるかもしれないよ?それとも、何かいい方法でもあるのかな?セリカちゃん」

 

「でっでも!つい昨日来たばかりの大人でしょ!?今まで大人達が、この学校がどうなるかなんて気に留めたことなんてあった!?」

 

「しかし…」

 

「この学校の問題は、ずっと私たちだけでどうにかしてきたじゃん!なのに今更、大人が首を突っ込んでくるなんて…」

 

「……」

 

「私は認めない!!」

 

セリカはスタスタと部屋を出て行ってしまった

 

「セリカちゃん!?」

 

「私、様子を見てきます」

 

「……えーと、簡単に説明すると…この学校、借金があるんだ…ありふれた話だけどね」

 

なるほど、砂漠化、借金、利子で増額…ってとこか?

 

「でも問題はその金額で…9億円くらいあるんだ…」

 

「9億?!」

 

ジンバブエドルじゃないのか?

 

「……9億6235万円です」

 

「なに…?」

 

「アビドス…いえ、私たち対策委員会が返済しなければならない金額です」

 

「…」

 

「これが返済できないと、学校は銀行の手に渡り、廃校手続きをせざるを得なくなります」

 

「……」

 

「ですが、返済出来る可能性は0%に近く…殆どの生徒は諦めて、この学校と町を捨て、去ってしまいました…」

 

聞いているだけではらわたが煮えくり返りそうだ…

 

「学校が廃校の危機に追いやられたのも、生徒がいなくなったのも、街がゴーストタウンになりつつあるのも、全てこの借金のせいなんです」

 

「……借金が出来た原因は?」

 

「それは…」

 

そうして、奥空と小鳥遊から一通り説明を受け、大体を理解した

 

郊外での大規模な砂嵐、降り積もる砂に埋もれる街、災害を克服するための多額の資金投入…融資をしてくれる銀行は少なく、結局悪徳金融に頼ったと

 

「……なるほどな、だいたい事情は把握した」

 

「セリカがあそこまで神経質になっていたのは、この問題に真剣に取り組んだのは先生、貴方が初めてだから」

 

「……まぁ、そんなつまらない話だよ…先生がヘルメット団をやっつけてくれたおかげで借金返済に全力投球できるようになったってわけー」

 

「先生には十分活躍して貰った…これ以上迷惑はかけられない」

 

「…その話を聞いて、俺がみすみすはい分かりましたと帰ると思っているのか?」

 

「え…」

 

「そ、それって…」

 

「察しの通り、俺も借金の片棒を担がせて貰おうか」

 

「あ、はいっ!よろしくお願いします、先生!」

 

子供に借金払わせるって…タルコフ市でも無かったぞ…?

 

「へぇ、先生も変わり者だねー…こんな面倒事に自分から首を突っ込むなんて」

 

「良かった…シャーレが力になってくれるなんて、これで私達も希望を持っていいんですよね?」

 

「そうだね、希望が見えてきたかもしれない」

 

「油断は禁物だぞ、そんな砂粒にも劣るカス共が利息を引き上げたらどうする」

 

 

 

 

 

 

 

 

「……ちぇっ」

 

あの大人…結局私たちを手伝う事になったのね…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「セリカちゃん…どこにいるのかしら…」

 

「十六夜、もういいぞ…帰るなら帰ってもよし、何か聞きたいことがあれば受け付ける」

 

「あ、先生……じゃあ、少しセリカちゃんを探してから帰りますね…」

 

「……黒見はいい先輩を持ったな」

 

「え?」

 

「なんでもない、До свидания(ド スヴィダーニャ)」

 

 

 

 

 

〜翌日〜

 

am.6:30 起床

 

「は〜久しぶりの6時間睡眠だな…」

 

どうにかして黒見の信用を勝ち取らねばならない…その為にはまず

 

「会話を重ねることが大切だな」

 

 

 

 

 

「♪〜♪♪〜♪〜」

 

「Доброе утро、黒見…随分とご機嫌だな」

 

「うっ…な、何…?!」

 

「おはようと言ったんだが…」

 

「何がおはようよ!馴れ馴れしくしないでくれる?!」

 

そう言って砂煙を上げて走り去ってしまった…もちろん追いかけるさ

 

「黒見、ちょっと話が…」

 

「え?!なんで着いてきてるの?!ストーカーじゃない!!」

 

また逃げられた…追いかけるか

 

「なぁ黒見…」

 

「しつこいわね!もう着いてこないで!!」

 

Hmmm…一気に距離を詰めすぎたな、着いてくるなと言われたし、大人しくしておこう…

 

「ん、先生何してるの?」

 

「あぁ…黒見の信用を得ようと試行錯誤して、会話を重ねようと思ったんだが、上手くいかなくてな…着いてくるなと言われてしまったから、大人しくしておこうと思ってな」

 

「ふーん…なら、いい考えがある」

 

「考え…?」

 

「ホシノ先輩に居場所を聞く」

 

「それは少しまずくないか…?」

 

そうして……

 

「ん、皆でいこう」

 

「許せ黒見…」

 

そんなこんなで小鳥遊に黒見のバイト先へ案内して貰った

 

「いらっしゃいませ!柴関ラーメンへようこそ!おひとり様ですか?」

 

「5名でお願いしますね☆」

 

「え…ノノミ先輩、シロコ先輩?!アヤネちゃんも?!」

 

「俺も居るんだが?」

 

「先生まで!もしかしてストーカー?!」

 

というか186cmのマッチョをどうやったら見逃せるんだ?

 

「セリカちゃんがどこにもいないとすればここしか無いじゃん?」

 

「うぅっ、ホシノ先輩か…」

 

「ほらほらー接客しないと、ね?」

 

「あぅ…こちらへどうぞ…」

 

お悔やみ申し上げるぞ黒見…後で甘いもの買ってやるからな

 

「それで、注文は何?!」

 

「ダメだよセリカちゃん、ちゃーんと接客しないと〜」

 

「うぅ…ご、ご注文は…?」

 

「私はチャーシュー麺をお願いします!」

 

「私は塩」

 

「えっと、私は味噌で…」

 

「私はねー、特性味噌ラーメン!炙りチャーシュートッピングで!あ、先生も遠慮しないでじゃんじゃん頼んでねー、ここの名物の柴関ラーメン美味しいんだよー」

 

「そうなのか…この店で1番キマる奴をくれ」

 

「え?」

 

「あれ、ロシア語じゃないが…この店で1番キマる奴をくれ」

 

「薬物は取り扱ってないけど?!」

 

「何言ってる、ニンニクカラメ油控えめ、ネギ多めのいっちばんキマる奴だよ」

 

「二郎系じゃないけど?!」

 

「最近味が薄いものばかり食ってたんだ、味濃いものをくれ」

 

「じゃあ、名物の柴関ラーメン1つね」

 

「ユニフォーム姿のセリカちゃんもかわいいです♪」

 

「うへ、セリカちゃんってそっち系?ユニフォームでバイト先決める感じ〜?」

 

「そんなんじゃないから!!あ〜もう!さっさと食べて早く帰って!!」

 

本当にすまないと思っているよセリカ…(悪い顔)

 

「…意外と繁盛しているようだな」

 

「おいしいからね」

 

「そうか、それは楽しみだな」

 

「それで、誰が払うの?またノノミ先輩に奢って貰うつもり?」

 

「私はそれでも構いませんが…」

 

「えー?もちろん先生が全持ちだよねー」

 

「( 'ω')ファッ!?」

 

逃げようとするが、捕まってしまった

 

「よせ、おいやめ…」

 

 

 

 

 

「俺の…カード残額…4桁しかない…ちくしょう…まだ給料日まで2週間近くあるのに…」

 

「はーおなかいっぱい!」

 

「早く帰って!もう二度と来ないで!仕事の邪魔!」

 

「あはは…セリカちゃん、また明日ね…」

 

「みんな大嫌い!死んじゃえー!」

 

「あはは、元気そうでなによりだー」

 

ふー…しかし、先程から妙な気配がするな…まるで誰かを狙っているような…

 

「……リンか、こちらに例の車両を寄越してくれ、輸送方法は問わん、最も早い方法で頼んだ」

 

一方的に電話を切り、車両要請を終える

 

 

 

 

 

 

 

 

「……あいつか?」

 

「はい、対策委員会のメンバーの1人です」

 

「よし、次のブロックで捕獲するぞ」

 

 

 

 

 

 

「……!?…何よ、あんたら」

 

「黒見セリカ…だな?」

 

「カタカタヘルメット団…?丁度いいわ、虫の居所が悪かったの、まとめて二度と足を踏み入れられないようにしてやるわ!」

 

しかし、後ろにも敵がいて囲まれてしまった

 

(?!対空砲…?いやこの音はFlak41改…?)

 

「くっ…うぅ…!」

 

(やばい…こいつら、半端じゃない……!!)

 

「…意識が…」

 

 

 

 

 

 

「セリカちゃん?セリカちゃん、いる?」

 

インターホンを何度も押すが、全く反応がない

 

「電話にも出ないし…どこに行っちゃったんだろう…」

 

スペアキーを取り出して中に入るが、誰もいない

 

「まだ、帰ってないのかな…こんなこと今まで1度もなかったのに……まさか…」

 

 

 

 

 

 

 

 

「電話はしてみましたか?」

 

「はい…ですが、数時間前から電源が入ってないみたいで…」

 

「こんなに遅くまで帰らないなんてこと、これまでなかったですよね…?」

 

「まさか……ヘルメット団の連中?」

 

「えっ?!ヘルメット団が、セリカちゃんを?!」

 

「とにかく、ホシノ先輩と先生が調べてくれてるから、待とう」

 

 

〜数分して〜

 

 

「戻ったぞ」

 

「どうだった?」

 

「先生が持ってる権限を使って、連邦生徒会が管理するセントラルネットワークセンターにアクセスできた」

 

「先生、そんな権限もお持ちなんですね…」

 

「うへ〜もちろんこっそりだけどね、バレたら始末書だよー?」

 

「1人の生命と紙切れ、どちらが重いかは一目瞭然だろう…」

 

「大丈夫なんですか…?」

 

「連絡が途絶える前の居場所は…砂漠化が進んでいる市街地の端の方だね」

 

「住民もいないし、廃墟になったエリア…治安が維持できなくなって、チンピラばかりが集まってる場所だね」

 

「まるでタルコフ市だな」

 

「このエリア、以前分析をした際にカタカタヘルメット団の主力の拠点があった場所です」

 

「なるほどねー、帰宅途中のセリカちゃんを拉致って自分たちのアジトに連れていったってことかー」

 

「学校を襲うくらいじゃ物足りなくて、人質をとって脅そうとしてるのかな」

 

「考えていても仕方がありません!すぐに助けに行きましょう!」

 

「よっしゃー、そんじゃ行ってみよー!」

 

「出立!!」

 

 

 

 

 

よしよし、ちゃんと届けてくれてるじゃないか…これで安全だな

 

「T-80UM-2、チョールヌィイー・オリョール…新型のカクトゥス爆発反応装甲とアクティブ防護システム(APS)であるアリェーナを搭載した第三世代MBT…」

 

爆発反応装甲が全面にびっしり貼られているので、無反動砲を連射しないとマトモなダメージは得られないだろう…さらに、砲塔、車体装甲共に複合装甲を纏っているため、レオパルト2のAPFSDS等でないと貫徹は難しい

 

 

「よし、お前たちこいつに乗るぞ」

 

「え?!先生、これ、戦車ですよね?!」

 

「そうだ、連邦生徒会の戦車、つまり俺の愛車だ!!」

 

「うひょー!かっこいーじゃん!」

 

「こいつは戦車だが80km/h程でるのさ」

 

「速いですね〜」

 

「さぁ乗った乗った!!飛ばすぜ!!」

 

エンジンをかけ、ジェットエンジンに似た高音を発しながら少しずつ加速していく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やはり装甲!!装甲は全てを解決する!!」

 

運動エネルギー弾がなんだコラァ!!

 

「ノノミ!!車長用の12.7mm重機関銃があるだろ!!使え!!」

 

「はい!行きますよ〜!」

 

ギアを2に入れ、ジリジリとセリカが囚われているであろう車へと近づいていく

 

「よし、行け!!ホシノ!!」

 

ノノミの膝に座っていたホシノが車長用ハッチから飛び出し、ショットガンで次々に敵を制圧していく

 

「シロコ、榴弾を装填、方位125、撃ち方用意」

 

「ん…捉えた」

 

「Стрелять!!(ストイーリェチ)」

 

「発射」

 

125mm滑腔砲から放たれた榴弾は地面に着弾し、常人なら肉片だけになっているだろう爆発がおこる

 

「ん…12~9時方向クリア」

 

「こっちも終わったよー」

 

「よし、叩き起こせ」

 

「セリカちゃん!!いる?!」

 

「ここよ!」

 

「この荷台に…」

 

「あっ、いました!」

 

「涙目のセリカ発見!!」

 

「な、泣いてなんか無いわよ!」

 

「うし、救出完了だな…ほれ、鎮痛薬」

 

「正直…もう…限界」

 

渡す前にそのまま寝落ちしてしまった…よっぽど不安だったんだな

 

「さぁ、乗った乗った…帰るぞ」

 

これて一件落着だな…まだまだ問題点は多いがね

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それで、奥空…今回の定例会議の議題だが、最近のアビドスに置ける問題点をリストアップしてくれ、今日はその問題点に対する解決策を、全員の意見を聴いて決定する…時間は幾らでもある、よく考えろ、最善を尽くせ、終わり」

 

「はい、最近のアビドスの問題点ですが…やはり暴力団体…ヘルメット団が1番に出てきます…その次に、連邦生徒会での発言権の失権、財力の低下、借金返済、セリカちゃんが誘拐された時の敵の武器の輸入ルート特定など、色々あります…」

 

「よし、十分だ…後は今リストアップされた問題点の解決策を見出すこと…まず初めに、ヘルメット共だ、意見を述べよ」

 

「はいは〜い、おじさんから意見があるよ〜」

 

「よし、言ってみろ」

 

「いや〜もう拠点も潰したし、もう来ないと思うよ〜?」

 

「ふむ…たしかに、ここ最近全く見ていないな…だが、警戒は怠るな、他の勢力が何らかの理由で狙っている可能性がある…異論あるか」

 

異論は無かった…これにて1つめの議題が終了した

 

「次に、連邦生徒会での発言権についてだが…これは俺が何とかする、なに、シャーレの権力をチラつかせば認めざるを得んだろう」

 

「では、よろしくお願いしますね、先生」

 

「頼りにしてますよ〜」

 

う…圧がやばいな…

 

「…次に財力だったな、そんなに酷いのか」

 

「はい…借金返済に殆どを費やしているので…」

 

「なにか解決策はあるか?」

 

「はい!」

 

「黒見さん、どうぞ」

 

「いちいち苗字で呼ばなくても良くない!?」

 

「いや…折角先生も居ますし、しっかりした感じにしようと思って…」

 

「いつもがしっかりしてないみたいな言い方ね…」

 

「で?解決策とは?」

 

「これよ!」

 

黒見が取り出したのは1枚のチラシ…なんだこれ?ブレスレットか?なんだ、詐欺でもやろうってのか?

 

「ゲルマニウムブレスレット…?なんだ、詐欺か?」

 

「却下ですね…これ、マルチ商法ですし…」

 

「そんなっ!?私2つも買っちゃったのに!!」

 

「あらあら、騙されちゃったんですね〜」

 

「騙されちゃったセリカちゃんもかわいいね〜」

 

「うぅ…」

 

「……他に、意見は」

 

「は〜い」

 

「ホシノ先輩、どうぞ」

 

「やっぱりおじさんはさ、人の多さ=学校の強さだと思うんだよね〜」

 

「と言うと?」

 

「ゲヘナとかトリニティとかさ、人数が多くてその分収入が多く入って資金が充実してるじゃん?」

 

「確かに…」

 

「だから、まず人を増やした方がいいかな〜って」

 

「ふむ…理にかなっているな」

 

「だけど、どうやって人を増やすの?」

 

「そりゃあ他校のスクールバスをジャックして無理やり転校を…」

 

「駄目ですよ!普通に拉致じゃないですか!!」

 

「…考え自体は悪くないが、方法の問題だな…他に意見は?」

 

「ん、いい方法がある」

 

「シロコ先輩はダメです」

 

「まだ何も言ってない」

 

速攻で却下されていた砂狼の意見も一応聞いておく

 

「聞くだけ聞こう…」

 

「ん、銀行を襲う」

 

シロコは机から覆面と銀行強盗の計画書を取り出した…やべぇ…やべぇよ…なんらScavと変わらんじゃないか

 

「…法に触れない程度でな」

 

「ん…わかった」

 

だが、本当に手段を選んでいられないというのも事実…なんかあったな…ラショウモン?って小説にそんな事を書いてあった気がする

 

「はい!私にいい考えがあります〜!」

 

「十六夜、なんだ」

 

「とってもクリーンかつ稼げる方法…それはずばり!」

 

「なんだ…?」

 

「スクールアイドルです!!」

 

「ほう、こんな砂漠化の進む地域にわざわざ美少女を見に来ると…」

 

「う〜ん…銀行強盗とかバスジャックよりマシだけど…」

 

「却下」

 

「どうしてですか?ホシノ先輩」

 

まぁ、俺もいきなり俳優になれとか言われたら間違いなく拒否するだろうな…気持ちは分からんでもない

 

「ホシノ先輩だって、アイドルやれば一定のマニアにはウケそうですけど…」

 

「無理無理、こんな貧相な体を好きになるなんて人間として終わってるよ」

 

そうか…?俺にそういう趣味は無いが、普通にかわいいと思うがな…

 

「で、どうするの?銀行強盗?スクールアイドル?」

 

「なんでしれっと強盗が選択肢に入っているんだ」

 

「先生…」

 

「はぁ……アイドルにしよう…その方がマシだ」

 

「……わけ」

 

「ん?」

 

「やるわけないでしょうがーっ!!!!!!」

 

「うお…」

 

久しぶりに母に叱られた気分だ…

 

 

 

「ごめんね〜アヤネちゃん…ラーメン奢るからさー機嫌直してー?ねっ?」

 

「俺が払うんだがな…」

 

こめかみに青筋が浮かぶのを悟られないように必死で笑顔を取り繕うが、大将にはやはり見抜かれている

 

「先生…あんたも大変だな…ちょっと割り引いてやるから、頑張ってな」

 

「うぅ……大将…ありがたい…」

 

もう残金が5000円を切る…まだ給料日まで10日近くあるのに…

 

「ふぅ…しばらくはモヤシでも食うか」

 

塩ダレをかけて炒めるだけでも十分美味いからな

 

「というか、なんでウチに来るのよ…」

 

「チャーシュー食べる?」

 

「ふぁい…」

 

どうやら機嫌は直ったようだな

 

「あ、あの…」

 

「ん?」

 

「このお店で、1番安いメニューっていくらですか…?」

 

 

 

 

 

to be continued……




淫夢厨の作った米がすくすくと育っているのをXで見たんだけどさぁ…これは作者も本性を表さないといけないってハッキリわかんだね

本編中のロシア語ですが、今回はおはよう、とまたね、しかないので安心してね…それではまた次回!

ついしん、スパスィーバピターニェはいただきますみたいなかんじです

おまけを何にする?

  • タルコフ飯コーナー
  • 3分クッキングコーナー
  • 治療コーナー
  • ゲテモノクッキングコーナー
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。