Escape from Kivotos 作:からしすみそホタルイカ
ちなみに4類受けましたけど無事受かりました
「おはようございます…あれ?私が一番乗り…?あれ、これは…」
「あ、アヤネちゃん、おはよ…」
「なんで?!どうして…」
「どうしたの、アヤネ」
「諸君!!おっはよう!!…あ?どうした、やけに辛気臭いじゃないか」
「先生、これを…」
「何?どれどれ…」
アヤネから手渡されたホシノからの手紙には以前からカイザーからスカウトを受けていた事、その代わりにアビドスの借金の大半を肩代わりすると言うこと、最後の生徒会メンバーとして責任を取ると書いてあった
「はぁ〜…くだらん」
「先生…今、何て?」
「くだらんと言った、まったく…子供が責任を取ることなぞひとつもありはせん、立場が何であれ、子供の責任は全て大人が取る、これは常識だ、覚えておけ」
「しかし、ホシノ先輩は…」
「お前達はどうしたい?」
「え?」
「このまま借金の肩代わりをしてもらって永久に離れ離れか、カイザーと戦争をするか…選ばせてやる」
「戦争」
「早いな、シロコ…さぁどうする?」
「私も…戦争するわ」
「あー…ちょっと言い方が悪かったかもしれんな、こいつは戦争じゃないな…特別軍事作戦だ」
「ホシノ先輩を助け出す、人質救出作戦」
「そういう事だ、反対意見があるならさっさと言え」
誰も何も言わなかった…つまり、賛成だな
「お前達、鬱憤を晴らす時だ」
少ししてから計画を練っていた所でけたたましく警報が鳴り響き、作戦会議を邪魔される
「状況確認、何が起こっている」
「カイザーPMCが街を攻撃しています!」
「相手さんもやる気らしいな…こちらУчительよりウスミーニツ1へ、スクランブルださっさと空に上がれ」
『ウスミーニツ1了解30分で着きます』
「頼むぞ」
「先生?今のは…」
「俺の部下だ、連邦生徒会からも独立した完全な私兵だよ」
「とにかく街に行きましょう!」
「そうですね、まずは市民の皆さんを避難させないと…」
航空支援が到着するまで30分…なんとかしないとな
「弾薬をありったけ持っていけ、だがちゃんと残しておけよ…今回は基地に殴り込みに行く前の余興だからな」
6b43にCult Termite ballistic plateを2枚入れ、Rys-T防弾ヘルメットを被る
「やるか…」
首を守るクリアバイザーを取り付け、PKM汎用機関銃を手に取る
「出撃する」
コッキングレバーを引いて初弾を送り込み、戦闘準備を済ませる
「うぅ…なんなんだいきなり…」
「大丈夫ですか?!」
「あぁ…一体何が起こってるんだ?」
「それが、私達にもよく分かっていなくて…」
「来るぞお前たち」
前方からPMCの中隊がやって来る
「宣戦布告はもう済ませてある、撃ち方始め」
「え?ですが…」
「これは明確な侵略行為、S.C.H.A.L.Eの顧問としてもこれは看過できんな」
「…分かりました」
「さぁ、戦争…じゃなくて作戦開始だ」
ヘルメットのバイザーを下ろし、引き金を引く
「散開しろ、大部分は俺が引きつける」
レーザーサイトを積んでいない為曳光弾で狙いを定め、次々に戦術人形をなぎ倒していく
「カス共が…覚悟しろよ」
迫り来る弾幕をものともせず、ただ前進を続けるその姿はまさにジャガーノートと言える
「セリカ!! Проверьте 10 часов!!」
「だから分かんないって言ってるでしょ?!」
「語学の勉強をしろ、その分点をやる」
「ん、これでセリカも留年回避確実」
「頑張ってくださいね、セリカちゃん♡」
「なんでこうなるのよ〜!」
セリカの断末魔を聞きつつ、邪魔なガラクタを蹴り飛ばしメインカメラに弾薬を叩き込む
「粗方スクラップにしたが増援がまだまだ居る、このままでは包囲されるぞ」
航空支援まで15分…持ちこたえられるか?
「上等よ!!」
「ん…練度はこっちが上だけど流石に不利」
「確かにシロコちゃんの言う通りです…このままでは多勢に無勢、物量差で押し込まれてしまいます…」
「アヤネ、予備のベルトをくれ」
『はい!』
コッキングレバーを引いてからカバーを開けてベルトとボックスを落とし、替えのベルトを装填する
「敵の数が多すぎる…基地の警備に当たっている兵も連れてきたのか?」
中々思い切った判断だな…すぐに後悔するだろうが
「航空支援が到着するまで8分だ、気張れよお前たち」
十字路が見えてきた…あそこで囲まれると厄介だな
「十字路の手前まで前進だ、そこに防衛線を張るんだ」
「了解」
「分かりました〜!」
一息つく為にも遮蔽が必要だ…あの十字路なら車等で遮蔽が多い
「Давайте, пойдемте」
「だから分かんないって!!」
死角を警戒しながらゆっくりと歩みを進める
「11時方向4ブロック先より敵の増援が接近中!!会敵まであと3分!!」
「3分もあれば充分だな、シロコ、手を貸せ」
ボロボロになった防弾プレートを背面のものと交換し、鎮痛剤を飲む
「よし、準備完了…ばっちこいや」
正面から3個中隊が来る…背面を守らせて索敵もさせておくか
「アヤネ、増援が来たら知らせろ、セリカとシロコは後ろを守れ、ノノミ、ちょっと手伝ってくれ」
「了解」
「分かりました〜☆」
「街をめちゃくちゃにした事を後悔させてやるわ!」
『しっかり監視しておきます!』
二丁の機関銃による掃射で時間を稼ぐが、まだヘリの音は聞こえない
『あっ…理事です!!カイザーの理事を捕捉しました!』
「えっ?!」
「好都合だな、この俺が直々にぶちのめしてくれる」
『それが…多数の護衛を引き連れています…今交戦中の部隊と合流されると、防衛は厳しくなります…』
「ん…弾がもう残り少ない」
「流石に疲れてきた…」
「撃ちすぎてもう銃身が真っ赤です〜…」
俺だけでやるしかない…か?
遠くからヘリの音が聞こえてくる…だが俺の部下じゃない
「Ka-50は二重反転式だから反トルクによる騒音が少ないはず…これは敵のヘリの音か!!」
予想通り正面のビルの陰からアパッチ攻撃ヘリが現れた
「チッ…この位置じゃテールローターを狙えない…!!」
エアインテークをしつこく攻撃すれば落とせるかもしれないが、それはいくら中機関銃とはいえ中々至難の業、例え曳光弾を頼りに撃ったとしても大量の弾薬を消費する事に変わりは無い
「クソ…」
シルカでも要請すりゃよかったぜ…
「フッフッフ…アビドス生徒会最後のメンバーが退学した…そして、我らカイザーPMCがアビドス高校を乗っ取るのだ!!」
「そうはいかねぇぜ、ガラクタ」
「ハッ、その戦力でなにが出来る?学校を見捨てて、さっさとしっぽを巻いて逃げればよかったものを」
「うう…」
「やっぱり、10億なんて借金…返せるはずが…」
「見損なったわよ!!貴女達!!」
「なんだ?」
特徴的なバラの形をしたヘイローに、ワインレッドのライフル…
「便利屋?何をしに来た?」
「敵が多いからって何よ!泣き言ばかり言って…目には目を、歯には歯を、無慈悲に、孤高に、我が道の如く魔境を往く、それが貴女達覆面水着団のモットーなんじゃなかったの?」
「便利屋68…どうしてここに…?」
「ハッ、今更援軍が来たってもう遅い!!」
「ウスミーニツ、近くにいるな?攻撃を開始しろ…まずは周辺の邪魔な兵からだ、こっちはなんとかする、数を減らせ」
『こちらウスミーニツ1、2了解、攻撃まで30秒』
さて…対地上歩兵部隊特化型攻撃ヘリ、Ka-50改《アリゲーター》…その圧倒的火力を見せてもらおう
『штаб-квартира、援護にきました!!』
『先生!!8km後方より、戦車2両と機動戦闘車1両が接近中!しかしあの形状は……T-80UM-2とObject292です!!』
「何?俺が要請したのはヘリのみの筈だが」
object292とは、大口径の152mm滑腔砲を装備したバケモノの様な車両である。APFSDSの最大貫徹力は695mmとまさにオーバーキル!榴弾の威力も凄まじく、KV-2のOf-530をも凌ぐ火力を有している…俺が友軍車両の情報を渡しておいたからすぐに判別がついたんだな
「お前たちよく聞け、あと数分で俺の部下がやってくる…それまで便利屋と共闘して耐えろ」
「わかりました!」
「ちょっと思うところはあるけど…学校を守るためなら!!」
さてさてこれで戦力はこちらが上回った…相手はどう出るかな
「撃て!!撃ちまくれ!!グズグズするな!!相手はただの子供だろう!!」
なんか敵の戦術人形には同情しちまうな、俺の元上司もあんな感じだった
『こちらobject292《コブラ1》、目標を視認した…いつでも撃てます』
Object292から通信が入ったので後々の不測の事態に備え、装填している弾薬の種類を聞く
「装填中の弾薬は何か」
『榴弾です』
「ふむ…現在装填されている砲弾を破棄、APFSDSに切り替えろ」
『了解』
「BEAR諸君、君達に実行権を与える…抵抗するやつは押さえつけろ、制圧してスクラップ置き場へバカンスに行ってもらおう…それと、今回の作戦で1番手柄を立てた部隊をAlphaとする」
『了解!!』
「さてさてちょいと目を離していたがあいつらはどうなっているかな…」
意外にも善戦しているようだな、互いにカバーしあっている…それぞれが得意な距離の敵を相手にしているらしい
「ふぅぅ…Время」
セイアちゃんお迎え完了!
アロナ、天井まで回してピックアップ0の事についてお話があります。後で職員室まで来なさい
カイザーさんどうします?
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抹殺
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略奪
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脅迫
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特殊部隊の実験台