プロローグ
1.プロローグ
俺にとって『兎』は憧れであり、守りたい存在だ。だから、これは俺が『憧れ』を守る為に足掻く物語だ。
ことの始まりは中国 軽慶市
”発光する赤子”が産まれたというニュースだった
以降、各地で「超常」は確認され、原因も判明しないまま時は流れ⋯
いつしか「超常」は「日常」に⋯「架空」は「現実」になった。
世界総人口の約八割が何らかの”特異体質”である超人社会となった現在、その力を悪行に使う者が現れた。
そういった存在を人々は敵⋯”ヴィラン”と呼ぶようになった。爆発的に増える犯罪。そんな世の中で勇気ある人々がコミックさながらに立ち上がった
彼らは英雄⋯”ヒーロー”と呼ばれ、誰もが一度は憧れる超人気職業となった。
さて、そんな世界で俺は今「ヒーロー」として毎日「
今は結婚してて名前が兎山 圭護でヒーロー名は「オルトゥス」として活動している。
ん?リア充爆発しろって?
ま、まぁ落ち着いて、そこについては今から説明するから。と言っても言葉にしたら単純でして、ラビットヒーロー「ミルコ」こと兎山 ルミ、先輩に雄英卒業と同時に「お前!アタシと結婚しろ!」とプロポーズされ、そのままゴールインという訳だ。
もっとまともに説明しろって?申し訳ないが、正直これ以上の説明が残念ながら思い浮かばないし、何よりこれから話すことの方が大切だから此処で切らせてもらう。
まぁこの感じから察せるとは思うけど、テンプレと言うやつなので言うが、俺は所謂転生者と言うやつらしい。またこの流れかよって思うかもしれないが、そこはご愛嬌という事で流して欲しい。
何より転生って言っても前世の記憶なんてほぼ無いし、覚えている事なんて精々前世の知識や常識位なもので、あんまり役に立たない。何せこの世界には前世には存在してなかった「個性」なんて物があるせいで前世の常識が早々に役立たずとかした。
知識に関しては歴史は個性が出始めた黎明期から現在に至るまでは、個性が出てからの流れがそもそも前世と違うし、科学なんかは個性のおかげで前世より発展をしている為、前世の知識が少し役に立つくらいだった。
だけど、前世からの記憶、というよりは、感情が今の俺を突き動かしている。それは、先輩を一目見た時からずっと胸の奥で燃え続けている『先輩』を守りたいと言う感情だ。
だけども何からかって言うことが分からない。それでも先輩を守りたいし、横に並び立ちたいから俺は、ヒーローになったんだ。
だからもう一度言う。これは俺が『憧れ』を守る為に足掻き続ける物語だ
暗い、何だ此処?何も見えない。 落ち着く、この音は何? ドクドク言ってる。 心音? 俺は誰?
あれ?光が見えた、って、痛い、痛い、、、痛い痛い痛い頭が潰れる! 「オギャア!オギャー!」何だこの声?赤ん坊?一体何処で泣いているんだ?ん?この声なんか俺から聞こえてない? もしかして、
俺って赤ん坊になってるの!?
はいどうも、皆さん俺です。頭が潰されそうになりながら生まれて来て、早くも7年がすぎました。時間が経つのが早いって?気にしないでくれ、そんな事より俺は俺が異常なのだと気づいてしまったんだ。落ち着いて聞いてくれ、俺は転生者と言うやつらしい。
そこ!頭可笑しいとか言わないでくれ、自分でも可笑しいと思ってるけども!だけども、俺が生まれてから、いや、生まれる前から少なくとも、『俺』と言う人格があるし、色々な知識なんかがある。何より決定打となったのは、『知識』の中には『個性』なんて言うものは存在していない事だった。
ならそう言う個性だろって?残念だけどそれは違ったんだ、俺の個性は『狼』って言うんだけど、ただ狼の耳と尻尾が生えていて他の人より鼻や耳が多少良い程度の個性なんだ。
まぁ正直前世とかはどうでも良いんだけど、この世界だいぶ危険何だなと『知識』のある俺は思ってしまう。 だってTVでやってるニュース番組では連日『ヒーロー』の活躍が報道されていて、その度に凶悪な事件が起きているって事なのだから。
「おはよう圭護、今日もニュース見てるのね」
「おはよう母さん、最早習慣だからね」
「習慣って、おじさんみたいな事と言うのね」
「ひどくない!?7歳児がニュース見て何がいけないのさ!」
「いけないってわけじゃ無いけど、貴方くらいの年齢なら、もっとこう子供向けのテレビをみるじゃ無い?」
今テレビの事で話しているのは、俺の母さんだ。うちのママンは何と超絶美人さんで、その遺伝子を継いでる俺もかなりの美形だヤッタネ!
「今日は、お隣さんの家に挨拶行くから着替えてらっしゃい」
「はーい」
実はうちの家は一昨日広島の
ピーンポーン
俺は今日という日を
「はーい」
絶対に
「一昨日こっちに引っ越してきた、狼谷です」
忘れる事はない
「なんだ!お前!」
「こら、ルミ!ちゃんと挨拶しなさい!」
「痛ッテ!?何すんだよ!」
「アンタが挨拶しないからでしょ!」
俺にとって世界が動き出した日なのだから
「アタシの名前は兎山ルミ!!9歳だ!!」
「お前の名前は何だ!」
「か、狼谷、、、狼谷圭護、7歳、」
「そうか!お前ケイゴって言うだな!」
「う、うん」
「お前!アタシより歳下だな!ならアタシの事は『先輩』って呼べ!」
「わ、わかった、よろしく、せ、先輩!」
「よろしくな!ケイゴ!!」
な、何なんだ!?この人!?この人の事を見てから胸の奥が、一つの感情に支配されている! 何で!!この感情は!?
「あら?圭護が人見知りするなんて、珍しいわね」
何で!?初めて会う筈なのに!!
「もしかして、もしかしてだけど!ルミちゃんが可愛くて見惚れてた!?」
『守りたい』って思うんだ!?
短いですけど今回はここまで!
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