兎を守護りたい狼さん   作:スライミー1号

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読まなくても良いあらすじ

ルミとの勉強会が終わり、母親から頼まれたお使いの帰り道。敵により拉致されたケイゴの運命はいかに!?



第三話です!!今回も楽しんでいただけたら幸いです!!それでは本編どうぞ!!


俺のヒーロー(英雄)

 海岸沿いの倉庫。そこは悪巧みをする奴らにとって、アジトにするにはちょうど良い所だった。その証拠に現在2人組の敵によって占拠され、その2人組の敵と哀れな犠牲者によって人体実験が繰り返されていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 はい!どうもみなさん!!敵に拉致られた狼谷です!!  ん?なんか余裕そうだなって? 

ハハっ!、、、、冗談、頭の中をこうでもしてないと、正気が保てないからだよ、それにまともに飯を食べてないから栄養失調気味で頭がぼーっとするのを少しでも意識をハッキリとさせておきたいから何だけどね。

 

 

 さて、この場所に連れられてどのくらいの時間が経ったのか正確には分からないけど、分かった事が幾つかあるからまとめておこうと思う。

 

 それじゃ一つ目、現在地とどんくらいの時間が経ったかについてだ。この場所はどうやら海に近い場所らしく、時たま船が近くを通っているって事。時間について何だけど概ね1年ほどらしい。なんで分かったかと言うのも俺を拉致した敵曰く「この実験に1年耐えたのは君くらいだよ」との事だが、人体実験をしてくる奴に褒められても嬉しくは無い。

 

 それで二つ目 それは敵の目的は新しい『薬』を作っていて、それの実験。そんで持って、何で俺が攫われているかって言うと、この実験があまりにも過酷すぎて前の被験者が薬に耐えられず死んでしまい、どっかに良さげの居ないかなーと探していた所、丁度良いところにお使いをしてて1人でいた俺を攫ったとの事。

 

 いやふっっざけんなよ!!

 何そんな道に落ちている物を拾う感覚で拉致してんだよ!?攫われる身にもなれよ!?いや、そもそもあれか、、人を攫うようなやつに人としてのモラルを問うのは無駄だったな、

 

 それで三つ目 『薬』の効果だ、、これに関しては様々な薬品を体に注入されてるからどの薬品がどれだけの効き目があるのかは分からんが共通点があるのだが、それはどれもが個性を『ブースト』させる様な効果がある事。

 

 そのお陰か今まで打ち込まれてた薬品の効果で、俺の『狼』の個性がブーストされまくった俺の嗅覚や聴覚が拉致される前とは比較にならん程良くなっている。普通、薬で個性をブーストさせてもその効果は短時間のはず何だけど、色んな薬品を打ち込まれたせいなのかは知らないが、薬の効果が全然切れない。そのお陰で、今俺自身が海の近くにいる事が分かった。分かったんだけどね、、まぁ、それが分かったから何だって話なんだけどね、、、

 

 後は薬の影響か実験のストレスかは分からないけど体毛がどんどん白くなっているって言う事を言っておく。せっかく母さんとお揃いの綺麗な黒髪だったのに今じゃ黒髪よりも白髪の方が多いくらいだよ、、、フザケンナ

 

、、、、あぁ、それとこの場所は一応広島県だと言う事が分かってる。俺の聴覚がかなり良くなっているのに、聞こえてないと思ってぽろっと言った奴が居たからわかった。お喋りな奴が居て助かったよ、

 まぁ、現状分かっているのはこのくらい。分かったから、、分かったから何だよって話だけどね、

 

 

 

 いや、ホントにね、、、

 

 

 

 

 

 

 何で、忘れてたんだろう、この世界が危ないなんて事は、分かってじゃ無いか、、前世とは違い、個性の存在で毎日色んな犯罪が起きているなんて分かりきってたじゃないか、

何で俺は巻き込まれないと思ってたんだ?  

何勘違いをしてたんだ、

あぁ、「怖いな、」

まだ、死にたく無いよ、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それでも

 

 

 

 

 

 そんな願いは

 

 

 

 

 

 敵には関係無い、

 

 

 

 

 

 無慈悲にも

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今日も実験が始まるのだった、

 

 

 

 「おい!!起きろ!!」

 「まぁまぁ、そんなにカッカッするな、どうせこの後死ぬよりも酷い目にコイツは、会うんだからね」

 「ギャハハ!!それもそうだな!後でコイツが苦しむ様子を見て楽しむとするか!!」

 「さて、、寝坊した悪い子犬くんには罰として、今日はいつもよりも薬の効果は強いものを使って量は多めで行くとしようか」

 「マジか!それじゃあ例のヤツを試すのかよ?」

 「あぁ、『新作』を試してみようと思うんだ。だからね、精々死なないように頑張ってね」

 「ギャハハ!!じゃあ早速始めようぜ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ガァ!?あぁああ!!あ!?あ!!」ヤバイ!?やばい、ヤバいやばいやばいヤバいヤバい!!

 「ほらほら、気張って無いと本当に死んじゃうよ?」

「おい!!テメェ!!何勝手に死にかけてんだ!?もっと苦しんでる様を見せろよ!!」

 

何だこれ!?体の内側を引っ掻き回されてるような感じがする!?今までの薬もなりヤバかったけど!!今回はそれ以上にやばい!!今までとは訳が違う!!体がグチャグチャになる!?ヤバイ!!これは本当にヤバイ!!マジで痛い!?

 

 

 痛い、痛い、いたい、イタイ、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!

 

 

 

 

 

 あっ、やばい、、意識が、、、こ、れ、、、し、死ぬ、んじゃ、無いか、な、、

 

 

 

 

こ、れが、、『死』?いや、だ、な、、、、

 

 

体の、感覚が、、もう、、、、、あ、ぁ、、、せん、、ぱ、いに、あい、、たい、、、さいご、くら、いは、、、せん、ぱいに、あ、、、、て、、、、また、、、、あ、た、、まを、、なで、てほしか、、ったな、、、、、、せんぱ、い、、を、守りたかったな、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「オイ!!お前ら!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「何私の後輩をイジメてんだ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 、、、、あれ?、、まだ生きてる?気絶してたのか?

 

あれからどうなった?あれ?

 

 

おかしいな、目が見えない、

 

 

 

 

音が聞こえない

 

 

 

 

匂いも感じない

 

 

 

 

何も、感じない

 

 

 

 

 

これは、死んだかな、俺。ならこの状態は走馬灯ってやつなのかな?

 

 

まさか、死ぬ直前になって先輩の幻聴が聞こえるなんてなぁ、

 

 

 

 

 どんだけ、先輩に会いたがったんだよ俺。まぁ、いっか。このまま消えるなら、最後に聞こえた音がたとえ幻聴だろうが先輩の声でよかった。

 

 

 

 まだまだやりたい事あったんだけどな、「おい」

 

 

 

 

 

 

 あーぁ、先輩ともっと一緒にいたかったな、話したかったな、笑っていたかなあ、、、、すいません先輩、先に死んでおきます。「おい!!起きろよ!!」

 

 

 

 

 

 あーもう!!何だよ!!さっきからうるさいな!!静かにしてよ!!「起きろ!!ケイゴ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハッ!?」

あれ!?何処ココ!?

 

ありゃ?服が違う??さっきまでボロ布みたいなやつだったのに??今着ているこの服って、患者衣ってやつ?それなら此処は病院??なんで?さっきまで死にそうになってたよな??なんで??

 

 

 

 ケイゴは何故自分が病院にいるのか分からず困惑していると、病室のドアがゆっくりと開き看護師が中に入ってきて目を覚ましたばっかのケイゴと目が合った。そして驚愕の表情を浮かべながら口を開いた。

「先生!!狼谷くんが目を覚しました!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 医者がケイゴのもとに到着してからすぐにケイゴは様々な検査を受け、結果が出た後に、現在の自分の身体と『個性』についての説明をされた。

 

 身体については実験により投薬された薬の影響により内臓がかなりボロボロになっている事、重度の栄養失調になっている事、それにより肺炎などの症状が出ていることが伝えられた。

 

 

 

 そして『個性』について。

 

まず、誘拐される前のケイゴの個性『狼』は見た目に狼の耳と尻尾が生えていて、普通の人間より多少嗅覚と聴覚が優れている程度だったのだが。誘拐され様々な個性を『ブースト』させる薬を打たれた事により、嗅覚や聴覚だけでなく、他の五感も非常に発達していた事が伝えられた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 皆さんどうも、俺です。先程、医者から自分の状態を聞いたのだけど、正直に言って思ったよりギリギリだった!!

 

 正直まだ油断できない状態が続くらしいので退院はしばらく出来ないそうだ。まぁ、そのくらいの事は予想は出来たよね。

 

 まぁ、その事は一旦おいといて目の前にいる警察の人から救出された時の状況を聞かなければ。

 

 

「いきなり病室に来てすまないな」

 

「いえ、大丈夫です。あまり気にしないで下さい」

 

「そうか、それは助かる。それじゃあ君が救出された時の状況を伝えるよ」

 

「すいません、お願いします」

 

「まずは君が誘拐されてからなのだが、君がお使いから帰ってこない事を不審に思った君のお母さんが警察に通報してきたんだ」

 

「もちろん、通報されてからすぐに君の捜索が始まったのだが、手がかりが掴めず捜索は中断され、君は行方不明扱いとなった」

 

 あぁ、母さんに心配をかけちゃったな、

「あの、すいません。母さんは今、どうしてますか?」

 

「君のお母さんは今、君が目を覚ましたと言う連絡を受けてこの病院に向かっているそうだ」

 

「そうですか、ありがとうございます」

 

「いや良いよ、それより話を戻そう。君が行方不明となって1年程経ってから、2人組の敵が怪しげな実験をしていると言う情報を入手した我々警察が凶悪犯罪に強いヒーローに協力依頼を出して敵の捕縛に向かったのだが、」

 

「どうしたんですか?その言い方だと、何かあったんですか?」

 

「その事なんだが、、実は我々が突入した時には敵たちは1人の女子中学生によって制圧されていたんだ」

 

「えっ、」

 うそ、まって。まさか、

 

先輩が?

 

「我々は自分たちの目を疑ったさ、」

 

「まっ、待って下さい!質問があ、あります!」

 

「質問については私が答えられる範囲ならで良いなら答えよう」

 

「あ、ありがとうございます。その、助けてくれた、女子の名前って、う、兎山ルミですか、」

 

「、、、、あぁ、そうだ」

 

 

 

あぁ、そんな!!それじゃ、気絶する前に聞こえた先輩の声って幻聴じゃなくて、本物だったって事!?先輩が助けに来てくれてって事!?

 

 

 

 

 

それじゃぁ、先輩は俺にとっての命の恩人でヒーロー(英雄)なんだ、守りたい人に守られちゃうなんてなぁ、あぁ、情けないなぁ、、、、、、

 

 

 

 

 

 

あれ?そういや先輩って今、何してるんだ?

「せっ、先輩は!!先輩は今どうしてるですか!?」

 

「兎山、君の先輩なのだが、」

 

なのだが?

 

「その、非常に言いにくいんだが、、個性を不正使用したって事で補導されている」

 

 

 

へっ?

 




今回はここまで!!人体実験での強化イベントというお約束ですがヒロアカ世界だし許されますよね!?次回もお楽しみに!!
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