【のびのびTRPG リプレイ】ファントムバニーは2度笑う! 作:羽園頼也
前回のあらすじっ!
今北産業!!
・迫る帝国空軍!
・秘蔵っ子の飛空艦アルストロメリア!!
・飛びますっ!飛びますっ!
そこんとこ、よろしく!
バニー「ジローちゃんかっ!!(笑)」
GM「………さてさて、君たちはサトクリフ博士に連れられて、ラボの地下にある飛空艦アルストロメリアのドックに来たぞ。
目の前には、バタバタと慌ただしく走り回ったり何かの機械を調整している何人かの作業員と………
何本もある配管の奥で、シューーー………と蒸気を吐き出す、大きな飛空艦が………」
アン「おおーー!」
バニー「おおーー!壮大!」
レニー「………………(目をぱちぱち)」
ティム「改めて見ると、大きいな」
GM「全長は100m前後なので、帝国の呼び方だとグロリオーサ級の飛空艦って奴かな?
アルストロメリアは白とライトグレーを基調とした、飛行船ベース………上に胴体があって、甲板や操舵室が下にあるタイプの機体だね。
イメージはFF6のファルコン号か、FF7のハイウィンド号か、まぁそのあたりで(笑)」
レニー「………白いアルストロメリアの花言葉は"誠実"………」
GM「………………………そう、そうだね!アルストロメリア種の花言葉は"未来への憧れ"だし、ルレーブ王国にピッタリだね!」
バニー「絶対そこまで考えてなかったでしょ!(笑)」
ティム「それは言わぬが花だ(笑)」
レニー「………花だけに………」
アン「ルレーーーブーーー しもふさ君幸せそうなの(セシー〇のメロディで)」
バニー「唐突にそれやらんでいいっ!(笑)」
GM「さて、飛空艦を見て立ち止まった君たちに、サトクリフ博士が声をかけるぞ」
クリフ「あれが、蒸汽複式高機動飛空艦、H-ALST65/R、通称"アルストロメリア"だな」
ティム「………あの船が………」
アン「おっきいですぅ!!」
バニー「すごいの隠し持ってんじゃん!」
レニー「………これなら勝てそう………」
クリフ「今は出撃準備の真っ最中で少し慌ただしいが………こっちだ」
ティム「よし!ついて行こう!」
バニー「了解!」
アン「GMさんGMさん!アルストロメリアって、もしかして、月臣元一〇の………」
GM「劇場版?ボソンジャンプ?何のことです?」
アン「………………………!(無言でニヤリと笑って手を伸ばす)」
GM「………(無言でニヤリと笑ってアンと握手する)」
アン「(頷きながら固く握手)」
GM「(頷きながら固く握手)」
バニー「何やってんのよ(笑)」
ティム「おい、行くぞ(笑)」
レニー「………ゆーげっばーにーん………」
GM「さてさて、サトクリフ博士が飛空艦に近づくと、そこかしこから『艦長!』『艦長!』と声がかかるぞ」
バニー「へぇ、サトクリフ博士はアルストロメリアの艦長なのね!」
アン「この博士、もしかしてシドとか言う名前じゃないですか?」
GM「あーーー………………なら、サトクリフ博士のフルネームは、カイ・C・サトクリフとしよう。カイは改、CはCid(シド)のCで(笑)」
ティム「いいのかそれは(笑)」
バニー「取ってつけた感!(笑)」
レニー「………瞬瞬必生………」
GM「サトクリフ博士は指示を出しながら進んでいくね。やり手だよ」
ティム「さすがラボの最高責任者、頭は良いんだろう………」
アン「ふふーん!(鼻高々な顔)」
バニー「なんでアンちゃんが誇らしげなのよ!(笑)」
GM「さて、君たちは階段状になっている
ティム「ん?艦橋型ではなく胴体下部ということは、飛空船みたいに上側にガスを詰めて浮かせるタイプか?」
GM「そんな感じだね。浮力は軽いガスと、プロペラと、あと謎の力で浮いているよ」
バニー「謎の力って何よ!(笑)」
GM「飛空石とか?(笑)」
アン「親方!空から飛空艦が!」
レニー「………バルス………」
バニー「それ墜落しちゃうから!(笑)」
GM「操舵室としてはそんなに大きくないね。イメージは、この………………えーと、あったあった、
日本郵船氷川丸の操舵室みたいなのが、もう少し機械的になった感じとかかな(スマホで写真を見せながら)」
アン「おおーー!コックピットですか!おおーー!メカメカしい!メカメカしいですぅ!」
バニー「変な所触らないでね!」
アン「ボタンをぽちっとな」
バニー「ちょっと!(笑)」
ティム「さっそく押すな(笑)」
GM「ガキン!!ギ、ギ………」
バニー「げ!」
ティム「おい!」
レニー「………なんか動き出した………」
アン「あ、え、そんな、あわ、あわわわわわ!」
GM「ギギ………ギ………と音はしたけど………圧か何かが足りなかったのか、そこからは沈黙したよ」
アン「あ、あ、あーー………良かったですぅ………………」
バニー「ふぅ………………ちょっと、やめてよ!(笑)」
ティム「帝国と戦う前に飛空艦が飛べなくなってしまう所だったな(笑)」
レニー「………被害甚大………」
GM「まぁ、今回は影響なかった事にするよ。次からはやめてね。………ということで、艦長からお叱りです(笑)」
クリフ「おい!制御盤は勝手に触らないでくれ!」
アン「ひーん、ごめんなさーーい!」
バニー「ほらー!怒られちゃったじゃない!(笑)」
ティム「アン君は機械から離れた所にいてくれ(笑)」
アン「はいですぅ………(くすん)」
GM「さて、操舵室には数名のオペレーターらしき人がいるよ」
クリフ「彼女らがアルストロメリアの乗組員だ。フィラービー、ムルク、テラス、今のうちに挨拶を」
フィラ「はーい!あたいは操舵手のフィラービーだよっ!よろしくねっ☆」
ムルク「おう!俺っちは砲術士兼機関士のムルク様だ!よろしく頼むぜぇ!」
ティム「ありがとう、こちらこそよろしく頼むぞ」
レニー「………………(会釈)」
クリフ「あとは、技術航空士兼飛空管制士のテラスだが………今は忙しいか」
テラス「(チラリとこちらを見て)………………よろしくお願いします」
バニー「いきなり人が増えたわね!」
GM「まぁ、最後だからねぇ。ちょい役だけど奮発していろいろ出してみたよ(笑)」
ティム「NPCが4人か?GMの負担が半端ないな(笑)」
レニー「………大丈夫………?」
GM「まぁ、無理のない範囲でロールプレイするよ」
アン「えっと、フィラービーさんは女の子で、ムルクさんは頼れる兄貴ですか?テラスさんは………?」
GM「テラスはクールなお姉様キャラだね。メガネかけてロングの金髪を頭の上でまとめてるよ」
バニー「キステoスじゃん!外見どう見てもFF8のキステoス先生じゃん!(笑)」
アン「クールなお姉様!!はぅぅ!大好物です!!大好物です!!!」
ティム「おい、いきなりどうした(笑)」
レニー「………突然の性癖暴露………」
GM「テラスはアンちゃんの方をチラリと見るけど、無表情で作業を続けてるね」
アン「うはぁ!クールビューティーさんですぅ!!好きです!結婚してくださいっ!!」
バニー「ちょっと、落ち着きなさい!(笑)」
レニー「………ねつれつかんげー………」
ティム「それは違う気がするぞ(笑)」
GM「さて、唐突に求愛してるアンちゃんは置いておいて………アルストロメリアはそろそろ発艦準備に入るよ」
バニー「お、ついに?」
アン「わぁ、楽しみですぅ!」
ティム「ようやく飛ぶのか」
レニー「………ここまでが長かった………」
GM「あ………そうだ、忘れてた。伝声管から声が聞こえるね」
ケビン『カーンチョー!機関室より伝令デース!浮揚ガス充填カンリョー、タンク注水率80%デース!』
ティム「この声は、もしや………」
GM「レニーの非公式ファンクラブ『魔弾なる』のリーダー、ケビンです(笑)」
バニー「はぁ!!?嘘でしょ、ケビンもいるの!?」
アン「おお、同志ケビンも乗ってるんですか!?」
レニー「………………!!!」
ケビン『オーー!レニーサァン!レニーサァンのお力になりたクーテ、いてもたってもイラレヌ!』
ティム「………で、このアルストロメリアの乗組員として参加した、と(笑)」
レニー「…………ぶっちゃけありえない………(頭かかえ)」
GM「判定に光闇カードのNPCが関わるので、彼らも無理矢理飛空艦に乗せてみたよ(笑)
ということで、機関班や衛生補給班の手伝いとしてケビン他『魔弾なる』ファンクラブのみなさん、あと通信士としてジョー記者がいます」
ジョー「よろしくでやんす」
バニー「あんたも何でしれっといるのよ!(笑)」
GM「実はジョー記者は王城からずっとついてきてました(笑)」
バニー「嘘でしょ!?」
レニー「………NPC、いったい何人いるの………?」
ティム「今いるNPCは、サトクリフ博士、フィラービー、ムルク、テラス、ジョー記者にケビンの6人か………我々4人と合わせて、計10人だな(笑)」
アン「わー!"決戦だよ全員集合!"ですね!」
バニー「多すぎよ!わかんなくなるわ!!」
GM「まぁ、NPCはそんなに喋らない予定だから(笑)」
レニー「………そもそも、素人乗せて大丈夫………?」
GM「あーー、大丈夫、ジョーもケビンも他のファンも、必要な資格は持っているよ。………ということにしよう(笑)」
バニー「うはっ、後付け!」
GM「………さて、そしたら本格的に発艦準備に入るよ!」
ティム「よし、任せたぞ!」
アン「40秒で支度しな!」
バニー「さすがに無理でしょ!(笑)」
アン「じゃあ、3分間待ってやる!」
バニー「無理だってば!!(笑)」
ティム「どこのラピoタだ(笑)」
レニー「………目が、目がぁ………!」
GM「さて、サトクリフ博士は艦長席に座り、艦長の帽子をかぶって指示を出し始めたぞ」
バニー「おー、名前わかんないけど艦長がよくかぶってる帽子!(笑)」
アン「ヤマトの沖田艦長みたいなイメージですか!!?」
GM「まぁ、そうだね(笑)」
クリフ「………アルストロメリア、起航準備。エンジンテレグラフ、スタンバイへ移動!」
フィラ「りょーかい!エンジンテレグラフ、位置スタンバイ!☆(ガチャコン!チリリリン!)」
バニー「おっ、本格的ね!」
クリフ「レビストン型波導エンジン、起動!」
ムルク「おっしゃ行くぜぇ!レビストン型波導エンジン起動ぉ!!」
ケビン『リョーカイ!エンジン、起動しマース!』
GM「ガギン、ブゥゥ………ン………、パチパチとスイッチを操作する音や、キュッキュッとバルブを開け閉めする音と共に、君たちは低音とわずかな振動を足に感じたよ」
バニー「波動エンジンなんだ(笑)」
レニー「………もはや、これ、明らかに宇宙戦艦ヤ〇ト………」
GM「一応、〇マトとは違って、波に導くで"波導"ね。ちなみに現装備では宇宙へは行けません(笑)」
アン「波動砲は!?波動砲はあるんですか!?」
GM「あるかもしれないけど、まー、まだそこまで考えてないから、後でね(笑)」
ティム「おい、邪魔しちゃダメだぞ(笑)」
クリフ「ボイラー昇温、スチームタービン連結!蒸気圧力反応釜の加圧開始!波導エンジンの出力報告せよ!」
テラス「了解、ボイラー昇温およびスチームタービン連結開始(コンソールを操作)………
………第1タービンから第7タービンまで反応釜へ連結完了、加圧開始します」
ムルク「波導エンジン、出力72%だぜぇ!」
GM「ガキン!………ギギゴ………ゴゴゴン………タービンが動いたのかな?みんなの所にもはっきりと音と振動が伝わってくるね」
アン「やっぱり戦艦の出撃シーンは熱いですぅ!!」
バニー「テンション上がるわね(笑)」
ティム「設定からすると、十数年動かしてなかったようだが、割とスムーズに動いてるな」
レニー「………毎日のメンテナンスの賜物………」
アン「博士の飛空艦愛に感動した!」
テラス「………600、700、800 ………臨界到達。ボイラー温度930キルブム、反応釜の内圧2.3………2.4万ミルバオル。
スチームタービン回転数、11000から12000アルペルム。いずれも異常なし」
クリフ「了解。反応釜圧力は2万ミルバオルを維持!制動ギアおよびフライホイールのロック解除、グランドシャフトへ動力伝達開始!」
フィラ「制動ギアおよびフライホイール、ロック解除しまぁすっ☆」
ムルク「ケビーン!波導エンジン、メインギア連結だぁ!グランドシャフト回せぇ!」
ケビン『波導エンジン、メインギア連結しマース!』
テラス「波導エンジンからグランドシャフトへ………(パチ、パチ、キュッ)………動力伝達開始を確認。フライホイール始動。3000から6000回転まで加速」
フィラ「レブカウンター、4………5………6000アルペルム!ホイール回転数安定っ!グランドクラッチ、安全ロック解除しまぁすっ☆」
クリフ「水量確認!」
テラス「水量残9230キラリトル、ボイラー温度880キルブム、反応釜圧力2.1万ミルバオル。いずれも正常範囲内です」
クリフ「了解。二重反転式スタビライズドプロペラ、両舷シャフトと連結せよ!」
テラス「トリムタブ、
同じく右舷シャフトと………調整ヨシ、接続完了。起動確認を開始します」
ムルク「汽圧シリンダー及び油圧シリンダー稼働確認!浮揚ガスバルブも調整完了だぁ!レビストン値は645、いつでも飛べるぜぇ爺さん!」
クリフ「爺さんと呼ぶな、艦長と呼べ!………よし。艦内放送、繋げ」
ジョー「艦内放送、繋ぎやす」
クリフ『(伝声管越しに)んんっ!………艦長のサトクリフだ。アルストロメリア、全乗組員に告ぐ』
バニー「おっ、艦長のお言葉ね!」
ティム「静かに!(笑)」
クリフ『………この艦は今より、ティム皇子の指揮の下、ドックより発艦、ギガンジア帝国空軍と戦闘に入る。
危険な飛行だ。命が惜しい者は今のうちに下艦せよ』
アン「………………ティム様ティム様、アンは降りてもいいですかっ!」
ティム「ダメだ(笑)」
GM「さすがにこの4人は乗ってて欲しいぞ(笑)」
アン「ひーん!命が!命が惜しいんですぅ!アンは死にたくないんですぅーーー!!」
レニー「………イ㌔………」
バニー「ある意味、アンちゃんらしいというか、何というか(笑)」
ティム「ほらほら、乗りかかった船だ。大丈夫だ、皆で一緒に行けば少なくとも死ぬことはないさ」
アン「ひーーーん!!」
クリフ『………残った乗組員の皆、感謝する。それでは、まもなく起航、発艦する。作業のない者は対ショック姿勢を取り、待機せよ。………以上』
GM「そう言ってサトクリフ博士は伝声管を閉め、操舵室の面々に『起航準備、最終フェーズへ移行!』と声をかけたぞ!」
バニー「さぁ、ついに発艦ね!」
ティム「よし、我々もそろそろ座って準備しないとな」
アン「むー、仕方がないですぅ!アンはギリギリまでテラスお姉様のお姿を見て心の安定を狙いますぅ!」
レニー「………危ないよ………」
クリフ「
ジョー「了解。ドックへ通達、ドックへ通達。人員退避おねげぇしやす。オーバー」
テラス「舷梯格納。乗降口をロックします」
クリフ「グランドクラッチ接続、全プロペラ回転開始!」
フィラ「了解!グランドクラッチ、接続しまぁす!☆(ガッチャン!)」
ムルク「おぅ!波導エンジン出力95%、グランドシャフトとプロペラシャフト連結完了ぉ!バルブ全開、メインプロペラ起動だぁ!」
ケビン『バルブ全カーイ!メインプロペラ起動しマーース!!』
GM「ガン、ガキン!ブシューー!!フィン、、、フィンフィンフィンフィンフィン!!
シャフトと配管が連結、各所から過熱蒸気が噴き出し、プロペラが回り出すよ!」
アン「わぁ!プロペラ音最高ですね!」
ティム「アン君!そろそろ座りたまえ!飛ぶぞ!」
テラス「スチームタービン、両舷のスタビライズドプロペラと接続完了。主翼展開、
スラスター異常なし。サブローター7番までロック解除、回転開始」
クリフ「ガントリーロック、解除!」
ジョー「ガントリーロック、解除しやす」
クリフ「5番から8番バラスト放水。バラストウェイト一部解放、浮上開始!」
ムルク「よっしゃあ!5番から8番バラスト放水ぃ!レビストン値645から864だおらぁ!」
GM「ガキン!ガキン!ガキン!………バシャァァァ………!ドックに艦を固定していたガントリーロックが外れ、バラストタンクから重しにしていた水が放出される!」
バニー「おおー!」
ティム「そろそろ浮上だな………!」
テラス「メインギア、1速へシフト。フライホイール回転数6000から8000へ上昇。サブローター、トランスアクスルへ接続完了」
フィラ「レブカウンター、8000アルペルムを確認っ!イグナイテッドアクセル、安全ロック解除っ!☆」
クリフ「ドックゲート、オープン!」
ジョー「ドックゲート、開きやす」
GM「ガゴン!!ゴゴゴゴゴ!………ドックのゲートが開いて、向こうに空が見えるね!」
アン「えっ、海の中から発進じゃないんですか?飛空艇と言ったら海中発進じゃないですかっ!」
レニー「………ドックの中の人、溺れちゃうよ………」
GM「海から発進はかっこいいけど、甲板びしょ濡れ、塩まみれになる上に、ろくに乾く間もなく接敵するから………(笑)」
ティム「設定がリアルだな(笑)」
バニー「ほら!アンちゃん座って!」
クリフ「進路確認!」
フィラ「進路、目視オールクリアーっ!☆」
テラス「進路、システムオールクリアー。メインプロペラ、スタビライズドプロペラ、全サブローター、回転確認。
第一および第二固定ワイヤー解放。最小許容離陸重量に到達、離陸します」
ムルク「波導エンジン出力99%、反応釜、浮揚ガス、いずれも圧力正常範囲内だぜぇ!」
クリフ「………エンジンテレグラフ、位置、微速前進!」
フィラ「りょーかい!エンジンテレグラフ、位置、微速前進!!☆(ガチャコン!チリリリン!)」
ケビン『了解デース!微速前進、ドーゾー!』
GM「……………ゴゴゴゴゴ………!!
アルストロメリアの船体がわずかに浮き上がる感じがして、非常にゆっくり前進を始めたぞ!!」
バニー「お、お、お………!!」
レニー「………浮いてる………」
アン「飛んでます!!」
テラス「最終チェック完了、システムオールグリーン。後方噴射口オープン。イグナイテッドアクセル、撃鉄プラグ接続完了」
クリフ「最終安全機構ロック解除!波導システム点火準備!」
ムルク「最終安全機構ロック解除ぉ!波導システム、点火準備ヨォシ!」
フィラ「飛空管理計器類、全て正常!イグナイテッドアクセル、トリガーロック解除っ!行けるよっ!☆」
ジョー「ガントリーエンドリミットライン通過、ゲートまであと20ミータでやんす!」
クリフ「最終確認!!」
テラス「波導システム、蒸気圧力反応釜、共に異常なし。ドック構内、人員退避ヨシ。イグナイテッドアクセル、点火可能です。………艦長!」
クリフ「了解。………総員、対ショック姿勢!イグナイテッドアクセル、点火承認!!」
フィラ「エンジンテレグラフ、最大戦速!(ガチャコン!チリリリン!)
イグナイテッドアクセル、点火しまぁす!!☆」
ティム「飛ぶぞ!捕まれ!!」
バニー「っ!!」
アン「は、はいですぅ!!(ガシッ)」
レニー「………………!!」
クリフ「飛空艦アルストロメリア、
フィラ「アルストロメリアぁー!ラーーン、ヴォーールッ☆!!(ガッッッキン!)」
GM「ガン!ガキン!ガキン!!………ガドォン!!!バラバラバラバラバラ………フィィィィィィーーーン!!!
プロペラが高速回転し、後部噴射口から波導エネルギーが噴射され……………ズ、ズ、ズゴゴゴゴゴーーーォォォ!!!………アルストロメリアは加速してドックから飛び立ったぞ!!」
バニー「おおーー!すごい!飛んだ!」
アン「わぁーー!本当に飛んでますぅ!」
レニー「………………(パチパチパチ)」
GM「脳内BGMはお好きな飛空艇とかの音楽で(笑)」
ティム「後で甲板に出たら、気持ちいい風が受けられそうだな」
アン「!! 甲板行ってきますぅ!(バタン!バタバタ)」
バニー「ちょっと、今じゃないから!(笑)」
レニー「………飛ばされないように気をつけてね………」
バニー「あ、そうだ。GM、さっきの"ランヴォール"ってのは何なの?」
GM「フランス語で"飛翔"って意味だね。ルレーブ王国がフランス語由来だったから、発艦の掛け声にランヴォールを採用してみたよ(笑)」
バニー「フツーに、『アルストロメリア、発進!』とかにしないあたり、こだわりあるよね(笑)」
レニー「………唐突感………」
アン「(帰ってきた)ひーーん!甲板、風がすごい強くて出れなかったですぅ!」
バニー「そりゃそうだ!(笑)」
ティム「さっき最大戦速とか言ってたからな。多分安定飛行に入るまでは速いままだろう」
GM「ちなみに、アルストロメリアの最大戦速………最高速度の設定は45ノルテ。まぁ、時速90kmいかないくらいかな?
この世界においては最速クラスの高機動飛空艦だけど、そこまで早いスピードは出ないよ」
アン「えー!時速150kmくらい出すんじゃないんですか!?アンは飛空艇で世界中を飛び回るのが夢なんですぅー!!」
バニー「気持ちはわかるけど、そのスピードだと多分あたし酔うから!!(笑)」
レニー「………ゲームみたいな速度で急旋回したらGでしんじゃう………」
ティム「としても、帝国の大型飛空艦の速度が確かその半分くらいだったんだろう?だとしたら、時速90kmは速い方だぞ」
GM「だね。設定上は帝国の大型飛空艦が最速で30ノルテ………えーと、時速55kmくらいみたいだから、アルストロメリアはかなり速いね」
バニー「そんなに遅いんだ。帝国の戦艦は速度足りなくて墜落!とかないの?」
GM「プロペラと浮揚ガスで浮いてるから大丈夫だよ。帝国のは巨大戦艦だし、イメージは速度が出てない飛行船な感じだね。
というか、そもそも、この世界ジェットエンジンないし、早い飛空艦でも時速100kmが限界(笑)」
レニー「………割とリアル寄りの設定………」
GM「さてさて、飛空艦は方向転換するようだね」
フィラ「進路異常なし、操舵輪は面舵側、取舵側、共に正常だよっ☆」
クリフ「進路6時方向へ。目標、帝国空軍!巨象を越えた荒野にて迎え撃つ!」
バニー「あ、巨象まだ残ってたんだ(笑)」
ティム「まぁ、あれだけ大きいと片付けるのも手間だしな………」
フィラ「りょーかい!第二戦速にて6時方向へ面舵で回頭しまぁすっ!位置、第二戦速!☆(ガチャコン!チリリリン!)」
ムルク「おーし!第二戦速了解だぁ!ケビーン!」
ケビン『ハーイ!第二戦速了解デース!』
テラス「スタビライズドプロペラ、補助旋回機能オン。
フィラ「行っくよーー!面舵、いっぱぁーーい!☆(ガラガラガラガラ)」
バニー「おおーー、これが有名な"面舵いっぱい"かぁ!(笑)」
アン「ティム様ティム様!面舵って、どっちに曲がるんですか?」
ティム「右だな。右に曲がるのが面舵、左が取舵らしいぞ。酉(9時)の方角が取舵、と覚えるといいそうだ」
レニー「………面舵は"卯の舵"なんだって………」
GM「参考までに、アルストロメリアは帝国空軍が来ている方向とは王都を挟んで逆の海側に発艦したから、今180度回頭してる最中だよ」
ティム「ん?………ということは、地理的にこの後、王都の上空を通る感じか?」
GM「そんな感じだね」
バニー「王都の人たち、無事避難完了したかな?」
GM「うーん、今は昼過ぎくらいで、王様謁見から数時間くらいだろうし………そう考えるとまだ避難途中とか?」
バニー「えっ、もうお昼過ぎたの!?早い!」
レニー「………いろいろしてたから………」
ティム「まぁ、移動だけでも結構かかるからな(笑)」
アン「GMさんGMさん!お昼ご飯はどうなったんですか!?」
バニー「アンちゃんは食べることしか頭にないんかい!(笑)」
GM「あーー、みんなバタバタしてただろうし、ドックへ来る前とかに月兎パンを軽く食べたことにしようか(笑)」
アン「菓子パン、ゲットだぜ!(サ〇シ風に)」
レニー「………それ聞いたの、3回目………」
バニー「ちょっとー、そろそろやめてよ、恥ずかしい(笑)」
ティム「まぁ、ゲームとかだと普通に寝食なしで何日も動けたりするから、そこまで細かい描写はいらないんだろうが(笑)」
アン「食は人の天なり。つまり食べることが一番大事ってことですぅ!」
バニー「監禁されてるのに3食おやつ付きを要求する人の言うことは違うわね!(笑)」
レニー「………激辛お菓子………」
アン「ひーーん!思い出させないでくださいぃーーー!!」
GM「さて、回頭も終わって安定飛行に入ったよ。今なら甲板に出れるね(笑)」
アン「甲板に出てもいいんですか!!?」
GM「うん、サトクリフ博士………艦長からも甲板行きの許可が出たよ」
アン「やったぁ!一番乗りですぅ!(ダッシュで甲板へ)」
バニー「子どもかっ!(笑)」
レニー「………無駄に元気………」
ティム「まぁ、まだ帝国空軍からも遠いし、大丈夫だろう。ここはサトクリフ博士たちに任せて、我々も甲板へ行こう」
GM「さて、君たちは操舵室の前方にある方の甲板に出て来たね。
高度は200〜300mくらいかな?船速は少し落としてもらったから、風に飛ばされたりすることはないよ」
アン「時速60kmくらいですか?」
GM「ん?………んー………、さっきの第二戦速はそのくらいだったけど、今はみんなが飛ばされるとまずいしもう少し遅いかも。時速30kmとか?」
アン「くっ………全身におっぱいを浴びれると思ったのに………っ!浴びれると思ったのに………っ!!(すごい悔しそう)」
バニー「何そのパワーワードは(笑)」
ティム「もしかして、時速60kmくらいで車から手を出すと………という話か?」
アン「そうですぅ!手のひらにおっぱいの重さを感じることができるんですぅ!それを全身で受けたかったのですぅ!!」
ティム「あれはおそらく手のひらで風を受けるからであって、全身で受けてもそうはならないと思うぞ(笑)」
レニー「………風が強すぎて飛ばされる………」
バニー「それよりほら、今のうちに景色とか見ときなさい!(笑)」
ティム「だな(笑)」
GM「甲板から下を覗くと、街の人たちが避難してるのが見えるよ。子どもとかは『わーー飛空艦だーー!!』みたいな感じで手を振ってるね」
ティム「見えるかわからないが、甲板から軽く手を振り返そう」
バニー「しっかり皇子サマしてんじゃん!」
ティム「当たり前だ、私はこの国の皇子だぞ(笑)」
アン「わーーー!見えますかぁーー!!(ぶんぶんと手を振りかえす)」
バニー「子どもかっ!(笑)」
レニー「………同レベル………」
GM「さてさて、みんなが和んだ所でついに帝国空軍と戦闘に入るよ!準備はいいかな?」
ティム「任せたまえ!」
バニー「望む所よ!」
アン「………あっ………………GMさんGMさん!すみません、先におトイレ行きたいです!」
バニー「ちょっと!(笑)」
ティム「それはキャラの話なのか?それとも………」
アン「リアルですぅ!我慢できないんですぅー!」
レニー「………飲み過ぎ………」
GM「あ、じゃあ、ここで一旦トイレ休憩にしようか(笑)」
アン「すぐ戻りますぅーー!(バタバタとトイレに向かう)」
ティム「慌ただしいな(笑)」
GM「じゃあ、みんな揃ったら続きからってことで(笑)」
ティム「了解だ、膀胱的にも万全の体制でラストバトルへと臨もうか(笑)」
GM「膀胱的にって何(笑)」
レニー「………わたしも、行っておく………(座布団から立ち上がり)」
バニー「(小声で)あー、GM、ちょっと………」
GM「何だい?」
バニー「発艦のあのやりとりがしたくて、NPCいっぱい増やしたんでしょ?(笑)」
GM「あ、バレた?(笑)」
バニー「わかるわっ!(笑)」
アン「(お手洗いより帰ってきた)GMさんGMさん!後でテラスさんに告白してもいいですか?
『この戦いが終わったら結婚しましょう』みたいな!!」
GM「いやー、それは………どうなんだろう(笑)」
バニー「それ死亡フラグだから(笑)」
GM「ちなみにバニーは大丈夫?膀胱的に万全?(笑)」
バニー「その言い方はやめてよ(笑)まぁ、一応あたしも行っとくか!今のうち、今のうち………」
アン「そろそろおつまみがないんで、チータラ開けときますね!」
バニー「はーい、了解、でもそれあたしが買ったヤツだから!アンちゃん全部食べないでね!(念を押しながら離席)」
アン「………………ほほぅ、つまりそれは"全部食べろ"という事ですね………!(じゅるり)」
GM「言葉の裏を読まなくていいから(笑)」
アン「だが断る!(ガバーーッ!)」
GM「ああっ(笑)」
ティム「(座りながら)おい、何を一気喰いしているんだアン君は(笑)」
アン「バニーさんが食べとけって言ってました!」
GM「言ってない、言ってない(笑)」
ティム「ん………?それ、チータラか?バニー君の好物じゃないか。全部食べちゃって良かったのか?」
レニー「………多分ダメなやつ………」
アン「………………大丈夫ですぅ!全部じゃないですぅ!あと2本残してありますから!………………あれ?ん?ない??」
GM「あーー(笑)」
ティム「おい、本当に全部食べたのか(笑)」
レニー「………しーらない………」
[次回予告!]
よくぞ参られた。
我はルレーブの王、ガイナ・ウォー・ロックである。
貴君を呼んだのは他でもない………
………………いかにも。その通りだ。帝国がついに侵攻を始めたのだ。
帝国空軍は現在、ギガンジア帝国首都方面から王都に向かって侵攻中である。
皇子ティム、ファントムバニーおよび従者2人は、我が国唯一の高機動飛空艦である
アルストロメリアに乗り込み、つい先程発艦した所だ。まもなく接敵、開戦となるだろう。
そこで貴君は戦地に向かい、戦況の確認および逐次報告を行なってほしい。
貴君にしかできない仕事だ。しかと頼むぞ!
次回!
ファントムバニーは2度笑う!
『YOU GET TO FIGHTING (前編) 』
アン「ルレーブの歴史がまた1ページ………」
ガイナ「必ず勝つのだぞ、ティムよ………!」
※9/24(火) 21時は巻末付録(キャラ設定集4)を更新します。
本編更新は9/28(土) 21時の予定!