GANTZ:Re   作:Osada naoki

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0002 ステイホーム

チュンチュン

 

 ・・・あれ、寝てた・・・?うわ、スーツのまま寝てるし・・・。ってか、今日何曜日だ・・・?

ッはァ?!水曜日?!全然学校あンじゃん!!やッベェ・・・、と、とりあえず、シャワー浴びるかァ・・・。

 

シャアアア

 

ブワァァァ

 

 今日は、体育とかない・・・か。あ・・・、一応スーツ着とこうかな・・・。

 

「・・・いってきます」

 

ガチャ、カチャン

 

間もなく2番線に電車がまいります、白線の内側おさがり下さい

 

「・・・」

 

トコトコトコトコ

 

「・・・」

 

「てか見た〜?テレビのニュース」

 

「え、見てないけど、それがどしたん?」

 

「高校生二人が地下鉄でハネられたッて〜」

 

「え〜、自殺?」

 

「なンか〜、ホームレスを助けようとして、ハネられたんだって〜」

 

「うわ〜、気の毒だね〜」

 

「まじそれな〜」

 

「・・・」

 

 そうか・・・、ニュースにもなってたんだっけ・・・。

 

「お〜、玄野おはよォ〜」

 

「おー、おはよー」

 

「見ろよ玄野ォ!なんなんだよこのカラダ!こんなん学校にいねェぜ?」

 

「スッゲ〜よ、反則だぜ」

 

「・・・巨乳好きだよなァ〜・・・」

 

「お前もだろォ?」

 

「・・・」

 

「ちょッと、トイレ行ってくる・・・」

 

「なんだ〜?腹でも壊したかァ?」

 

 ウゲェェェ

 

 ハァ、ハァ・・・、なんだこれ・・・、涙が止まんね・・・、涙が止まんねえのに、吐き気が・・・。

 

 ウエエェェ

 

ジャアァァァ

 

ガラガラガラガラ、ッペ

 

 フゥー、よし、いくぞ。

 

 

 

「玄野ォ・・・、ちょっときてくれねェか・・・?」

 

「あぁ、いいぜ松村」

 

「俺、今やばいんだよな〜・・・」

 

「なにが??」

 

「俺、カツアゲくらってんだよね・・・、二年の米倉に・・・」

 

「アニメ雑誌も買えないんだよなァ〜」

 

「そいつ、どこにいんの?」

 

「はァ・・・?」

 

「ここに来んの?」

 

「いや、ここに呼び出しくらったから、ここには来ると思うけど・・・なにすんの・・・?」

 

「いや別に・・・、そういえば、この前ジュース奢ったよな?」

 

「はァ?別に奢ってもらってねェよ」

 

「そうだっけ?」

 

「そうだよ〜、なに言ってんだよ」

 

「それじゃ、これでなンか買ってきて」

 

「え・・・、でも、米倉が昼休みここに来るッて・・・」

 

「いいよ、相手しとくから」

 

「あ・・・、サンキュ・・・」

 

「・・・」

 

ガララ

 

「あれェ〜?松村いね〜じゃん」

 

「あぁ、オレが松村の代わりだよ」

 

「あァ?それ、意味わかって言ッてんの?」

 

「分かってるよ。金だろ?」

 

「そうだよ、一万円。早く出せよ」

 

「嫌だね」

 

「・・・ア?」

 

「ぜッて〜払わねェ。死んでも払わないね」

 

「テメェ・・・、ナメてんの?」

 

「そうかもな〜」

 

「あ〜、まじむかついてきた・・・」

 

「・・・」

 

「その目ッ、ムカつくんだよッ!!」

 

グッ

 

「ッハァッ?なんだ、オマエ・・・」

 

「お前と繋がってる暴走族とかにも言ってくれ。こういうことしてもいいことなんかないッて・・・」

 

「ハッ、自分は正義の味方ッてことかァ・・・?笑えるぜ・・・」

 

「そんなに言うなら、お前が直接言えよバァ〜カ」

 

「分かった。放課後、どこに行けばいい?」

 

「・・・倉庫裏、逃げんじゃねーぞ・・・」

 

トコトコ

 

「・・・」

 

「玄野・・・、大丈夫だッたか・・・?」

 

「あぁ、なんともねー」

 

「あ、コレ、ジュース・・・」

 

「センキュ〜」

 

 加藤って、こんな感じなんかな〜・・・。

 

 

 

「おい、誰か来たぞ」

 

「あぁ、ソイツ?シメて欲しいってやつ・・・」

 

「そーっす」

 

「ふ〜ん・・・、なんで?」

 

「コイツがなんか言ってたンで、コイツの口から聞いてほしいッす」

 

「・・・おい、言ってたこと、ココで言ッてくれよ〜」

 

「こんなことしても、いいことなんかないぜ・・・」

 

「ハハハ、笑えるぜ・・・」

 

「それが最後の言葉になること、分かッて言ッてんの・・・?」

 

「分かんないな・・・」

 

「やっちゃえよ〜」

 

「コイツ、歯なくなるなァ・・・」

 

「ふぅん・・・」

 

ドガッ

 

「そんなもんか・・・?」

 

「は・・・?なンだ・・・コイツ」

 

ドガッドゴッバキッグッ

 

「ハァ、ハァ、なんだァ、コイツゥ・・・」

 

ガシッ

 

「もう一回言うぜ・・・」

 

「グゥ・・・アガッ・・・」

 

「こんなことしても、いいことなんかない・・・、だから、もうヤメロ。いいな・・・?」

 

「クソッォ・・・」

 

グググググ

 

「ギャッ・・・」

 

「口で言わないと、信用できないな〜?」

 

グググググ

 

「わ、がりまじだッ!もうッ、じまぜんッ!」

 

パッ

 

「フゥーッ・・・フゥーッ・・・」

 

「いいか?次、妙な『噂』聞いたら、お前の仲間も同じ目に遭うからな・・・」

 

「な、なんだよ・・・アイツ・・・」

 

「大丈夫ッスカ?!立花先輩ッ!!」

 

 スーツ着といてよかった・・・。正直、こんなのオレの力じゃない。スーツの力だ・・・。でも、弱い人を救うために使うなら、ズルいなんて思われたりはしないだろう・・・。

 

「・・・あ、ヤンマガ買おっ」

 

 ・・・正直、こんなことしたって無駄だと自分自身分かってる。ここではカツアゲとかは少なくなっても、違うところではもっとそういうことが行われてる。減っても減ってもオレ一人では0にすることはできない。なら、少しでも0に近づけるように、目の前のことに取り組むことにしよう。

 

 えっと、家の鍵は〜・・・、

 

「えっ」

 

「岸本・・・?」

 

 そうだ、岸本が家に来るのは、翌日だったか・・・?

 

「あ、あの、岸本・・・」

 

「ん・・・」

 

「あっ、玄野クンっ!」

 

「あの、何しに来たの・・・?」

 

「あっ・・・、こ、これ・・・」

 

「あ〜、生徒手帳か・・・そういえば、あんときもそうだったな・・・」

 

「上着、返そうと思って着替えてる時に落としちゃったみたい」

 

「そっか、ありがとう」

 

「・・・うん」

 

「じゃあ・・・ね・・・」

 

「気をつけて〜」

 

タンタンタン

 

「・・・あ」

 

「・・・?」

 

「ちょっと・・・、お水もらってもいい・・・?」

 

「え、いいけど」

 

 そうか・・・、岸本、家に帰れないんだったか・・・。あん時、変なことしか考えてなかったもんな〜・・・。うわ〜・・・、まじ恥ずかしいじゃねーか・・・。

 

「あれ、一人暮らしなの?」

 

「うん、あっ、これ、帰る途中で買ってまだ飲んでないやつ」

 

「あ、ありがとう・・・」

 

ゴクッ

 

「はぁ、ありがと〜」

 

「腹とか、減ってない?」

 

「あ、いや、大丈夫」

 

ぐぎゅるるるるる

 

「・・・じゃないかも・・・」

 

「あははは、いいよ、飯作るから」

 

「・・・ありがとう」

 

 冷蔵庫は〜、うわっ、なんだよ、ほぼ何にも入ってね〜じゃん・・・。

 

「ごめん、冷蔵庫何もないから、コンビニ行こ」

 

「う、うん。ありがとう」

 

 

 

「ごめんね、玄野くん・・・、何から何まで・・・」

 

「いいよ、全然」

 

「風呂やったり、洗濯したりするから、先に食べてて」

 

「うん、分かった」

 

 ずいぶん大人になったよなァ〜オレ・・・。前みたいにえっちだけ考える猿じゃないから、いろんなことが考えられる・・・。こっちの方が、何かと楽だなァ・・・。欲求に振り回されることがないし・・・。

 

「いただきますっ」

 

パクパクモグモグ、ゴックン

 

モグモグ、ゴクッゴクッ

 

「ぷはぁ、美味しいな〜」

 

「あ、テレビつけるから見てていいよ」

 

「うん、アリガト・・・」

 

「よしっ、一通り終わったか・・・」

 

「あの、あたしもう・・・」

 

「帰るの?」

 

「うん・・・、ずっとここにいても、玄野くんの迷惑になるだろうし・・・」

 

「オレは別にそんなことないけど。それに行くアテあるの?」

 

「な、なンで・・・?」

 

「家出か、何かかと思って」

 

「あ・・・、えと・・・」

 

「何?」

 

「家に帰ったら、あたし、実は生きてて・・・、今、あたしが二人いることになってて・・・、家に帰れなくて・・・」

 

 やっぱり、変わってない・・・。

 

「いいよ、オレの家なら居候しても。それにさっき言ったじゃん、迷惑でもなんでもねーって」

 

「く、玄野クン・・・、ありがと・・・」

 

ギュ

 

「え・・・?」

 

「うぅぅ、グスッ、うっぅう」

 

 ・・・

 

ナデナデ

 

「・・・」

 

「ううぅ、うっ、ううぅぅ」

 

 

 

「風呂、先か後かどっちがいい?」

 

「あ、先で・・・」

 

「おっけ〜」

 

 岸本にも、あーゆーところあるんだな・・・。

 

「あははは、浜ちゃんナイスツッコミ」

 

お風呂が沸きました

 

「あ、玄野くん、お風呂」

 

「いいよー」

 

ペラッ

 

「・・・」

 

どう?もっと近くで見て

 

目もと、ちょっと涼しいでしょ

 

 レイカ・・・。レイカは・・・、どうやって死んだんだ?・・・和泉か。でも、待てよ・・・?仮に、和泉を止めることに成功したとすると、和泉に殺された人間はガンツに呼ばれることはないんじゃないか・・・?風や、桜井たちが和泉に殺されたんなら、オレがする行動によって、ガンツに呼ばれる人間をある程度、制限できるってことか・・・?

 ・・・ゴクッ

 絶対に止めて見せる・・・、和泉・・・、なんとしても・・・。

 

 

 

「玄野くん、お風呂、ありがとう。いいお湯でした」

 

「うん。どういたしまして」

 

「あのさ、布団って二つある?」

 

「あぁー、ごめん、ない」

 

「そっか、じゃあ一緒に寝よっ」

 

「い、一緒に?」

 

「うん・・・、だめ、かな」

 

「あ、いや、オレはいいけど・・・」

 

「じゃあ決定!あたし先に布団潜っとくね〜」

 

 前の岸本っぽくないな・・・。そーいえば、あの時の岸本のオレへのイメージは最低だったもんなー・・・。そりゃあ加藤のこと、好きになるって・・・。

 

「ふわぁ〜」

 

「・・・岸本?」

 

「・・・」

 

 ガサゴソガサガサ

 

「・・・おやすみ」

 

「・・・」

 

スー、スピー

 

「・・・」

 

(玄野計・・・、玄野くん。なんか、人助けとか、そういうのはしなさそうで、ちょっと尖ってる人だとか思ってたけど、全然違う。あたしが家にいても何も言わないし、変な部屋に行ったときも、心配してくれたし・・・。それに、ちょっと、かっこいい・・・。)

 

ガサガサ

 

スー、スー

 

(可愛い寝顔・・・。)

 

ギュ

 

チチチチ、チュンチュン

 

パチパチ

 

 

「ん・・・」

 

 朝か・・・。うぅ、なんか、重い・・・。

 

スー、スー

 

「は・・・?」

 

 いやいやなんで抱きついて・・・!。まぁ、いいか・・・。今、心の拠り所になってあげられるのはオレしかいない・・・。岸本を安心させてあげたい・・・、ならこれくらい、させてやってもいいか・・・。

 

「今日、休むかァ・・・」

 

 

 

「ん・・・、ふわあぁ・・・」

 

「おはよう、岸本」

 

「んぅ、おはよう・・・、玄野くん・・・」

 

ギュウウ

 

 いや、なんでもっと強くしてくるんだ・・・。

 

「あ、あの、岸本?」

 

「何?玄野くん」

 

「そろそろ起きないと、かな〜って」

 

「玄野くん、今日お休み?」

 

「んまァ〜、休みだけど・・・」

 

「じゃあいいじゃん〜、あと少しだけっ、ねっ」

 

「あ〜、分かったよ・・・」

 

「やったっ」

 

 トイレ行きたいんだけどな〜・・・。

 

「よしっ、起きよう!」

 

「ちょっ、トイレっ」

 

「あはは、あたしのせいでできなかったんだ」

 

「次はもうなしだからな〜」

 

「え〜、玄野くん抱いて寝るとすっごく気持ちよく寝れるんだもん〜」

 

「そうかよ・・・」

 

ジャアァァ

 

「はーっ・・・」

 

「お腹減っちゃった」

 

「またコンビニに行くのもなんだから、スーパーに行ってちゃんとした飯、作るか」

 

「あの・・・、また・・・ご馳走になってもいい・・・?」

 

「あぁ、いいよ。ついでに欲しいものとかあったら買ってくるけど」

 

「あ、あたしもついていく!」

 

「あっ、そう?じゃあ準備してな〜」

 

「よし、サイフはもった、家の鍵持った・・・、いくか」

 

ガチャ、カチャン

 

「フワァ〜、ねみ〜な」

 

「あ、あのさ、玄野くん・・・」

 

「んー」

 

「あたし、玄野くんのこと・・・、好き・・・」

 

「そーなんだ・・・ってハァッ?!」

 

「な、なんでオレなんかッ・・・」

 

「なんかね、玄野くんの中には正義がある気がするんだ・・・、人を助けるのに自らを犠牲にできるヒーローみたいな感じ」

 

「あの部屋にいたときも、玄野くんだけがちゃんとあたしのことを心配してくれたんだよ・・・」

 

 あ、あれッ・・・、そ〜だッけ・・・。

 

「だから、あたし、玄野くんが好き!」

 

「そ、そ〜なんだね・・・」

 

「玄野くんは、どう・・・?あたしのこと、好き?」

 

「あ〜、いや、嫌いではないけど・・・」

 

「じゃあ好き・・・?」

 

「・・・どちらかといえば」

 

「やったぁ!」

 

「あたしたち、付き合わないっ?」

 

「・・・」

 

 オレと付き合って、タエちゃんは酷い目にあってしまった・・・。岸本はタエちゃんよりは精神的な部分で強いだろうが、命の危険が迫ってくる状況だって、今まで何度もあった・・・。岸本のことを考えるなら、オレとの交際は断念しなければならない。

 

「・・・ごめん、気持ちはすっごく嬉しいんだけど・・・」

 

「・・・そっか、ごめんね、急に告白なんかして・・・」

 

「でも、一つ聞いてほしい」

 

「うん・・・」

 

ギュ

 

「オレは岸本のことは嫌いなんかじゃない、絶対に。でも、言えない事情があるんだ・・・。だから、岸本をオレのそばに置いておくことはできないんだ・・・」

 

「く、ろのくん・・・」

 

「・・・」

 

「す、スーパーッ!は、早く行こうぜッ」

 

「うん・・・///」

 

 うわァ〜、何してんだよオレェ〜・・・、誰にも見られてなくて良かったケドさ〜・・・。別にうそ言ったわけじゃないし・・・、いいよなァ・・・?

 

 

 

「玄野くんって、女子力高いんだねっ〜」

 

「女子力?」

 

「男子なのに料理できたり、家事できたりってこと」

 

「あぁ、そういうこと」

 

 昔の今頃は何にもできてなかっただろうなァ〜・・・、家事とか覚えていてよかった〜。飯も簡易的なものしか作れないけど、タエちゃんに教えてもらったし、タエちゃんも美味しいって言ってたから大丈夫・・・だよな?

 

「はい、ちょっと遅くなったけど、朝ごはん」

 

「うわぁぁぁ、美味しそ〜」

 

キラキラ

 

「いただきまーすっ」

 

パクッ、モグモグ、ゴックン

 

「ん〜っ!おいひ〜!」

 

「落ち着いて食べないと、詰まらせるぞ」

 

ゴックン

 

「玄野くんってほんと意外〜」

 

「料理作れる男子は珍しいんだな」

 

「そうだよ〜、家事全般は女性がやるのに、玄野くんもできるなら、玄野くんのお嫁さんは楽できそうだな〜」

 

「ははは・・・」

 

「ごちそーさまでした〜」

 

「皿、シンクに入れといて〜」

 

「あのさ、玄野くんが迷惑じゃなかったらなんだけど、お皿、あたしが洗ってもいい?」

 

「いや、いいッて、オレがやるよ」

 

「なんかお返ししたいなって思ったからさ、そんなこと言わずにあたしにやらせてっ」

 

「あ〜、じゃあ、よろしく・・・」

 

「・・・」

 

「〜♪」ジャー

 

 暇だなァ〜。テレビでも見るかァ〜。

 

速報です。芸能人の、本名下平玲花さんが、事故で亡くなりました。

 

 え・・・?

 

交差点を渡ろうとした際、飲酒運転をしていた軽トラックの運転手に・・・

 

 いや、そんなの、嘘だろ・・・、レイカは、この頃はまだ死んでないハズだ・・・。

 

えー、相次いで速報です。下平玲花さんの遺体が、見つからず、今なお、捜索中です。現場を見ていた人によると・・・

 

 なんだ・・・?なんで、そんなこと・・・。

 

ゾクッゾクッ

 

 ?!なんだよッ!今日かよッ!

 

「岸本ッ!」

 

「何〜、玄野くん」

 

「皿洗い、もうい〜からッ!これ、今すぐ着て!」

 

「こ、これって・・・」

 

「さっき、寒気がしなかったか・・・?」

 

「あ、うん・・・、したよ?」

 

「それが、あの部屋に呼ばれるサインなんだ・・・」

 

「わ、分かッた」

 

ヌギヌギ

 

 クッソォッ、前はこんなハイペースで来たか・・・?とにかく、早くしねーと・・・。

 

 よしッ!これでとりあえず、オッケ・・・。

 

「で、できたよ」

 

「よし、あとは待とう・・・」

 

 問題は、前回の生き残りがしっかりスーツを持って来れているかってこと・・・。あのスーツの大切さは、分かってるだろうが、ガンツに呼ばれるサインは分からないかもしれない・・・。

 

ジジジジジ

 

 来たッ!

 

「・・・」

 

 西か・・・。

 

「お前、やッぱり星人か?」

 

「違う・・・」

 

「じゃあ、なんなんだよ・・・」

 

「めんどくせェ中坊だ・・・」

 

「オイッ!今なんつッた!!」

 

「・・・簡単に言えば、未来から来てることになる・・・」

 

「はっ、嘘くせぇ・・・」

 

「なら、そう思ってろ・・・」

 

ジジジジジ

 

「玄野くんッ!」

 

「よし、あとは、昨日のメンツが来るかどうか・・・」

 

ジジジジ

 

「加藤、それに・・・、桜丘」

 

「計ちゃん、スーツ、なんとかもッてこれた」

 

「よしッ・・・」

 

ジジジジジ

 

「うわ、またこの部屋かよ・・・」

 

「オッ、巨乳ちゃん、ヤッホ」

 

「・・・うっわぁ、えぐいカッコしてんね・・・」

 

「玄野くん・・・」

 

「大丈夫だッて・・・、なんもしないよ」

 

「あれ、またこの部屋?」

 

「・・・」

 

「な、何これ・・・」

 

 とりあえずは、金髪のヤツと、教師はいるな・・・。でも、ヤクザの二人がいない・・・。

 

「あのッ、ヤクザ・・・みたいな二人は・・・?」

 

「アァ?ニュース見てねぇの?」

 

「二人とも、決闘したかなんかで死ンだよ」

 

「・・・」

 

「分かった」

 

ジジジジジ

 

 まだ来るッ

 

「え・・・」

 

「あ、あれ、ここ、どこ・・・」

 

「あれって、芸能人の・・・」

 

「ウオォ、すげェ・・・レイカじゃん・・・」

 

「・・・」

 

「あ、あの、テレビで轢かれちゃったって・・・」

 

「あ・・・」

 

「あ、大丈夫ですよっ、みんな一回死んでるので」

 

ガチャ

 

 よかッた・・・、レイカだッ・・・。本当にッ、よかッた・・・。

 

「大丈夫?」

 

「え・・・?」

 

「君、大丈夫・・・」

 

「あ・・・、大丈夫・・・」

 

「そう?泣いてるからさ」

 

「あ・・・、ほんとだ・・・」

 

「あ、あの・・・」

 

「ん?どうかした?」

 

「あ、いや、何も・・・」

 

「ふぅん」

 

 やばい・・・、久しぶりすぎて何話せばいいかわからない・・・。

 

あーた〜らし〜いあ〜さがきた きぼーうのあーさーが

 

「あれ、なんだろ、ラジオ体操?」

 

「あの、とりあえず、あっちに・・・」

 

「うん」

 

「・・・」

 

てめえ達の命は、

無くなりました。

 

新しい命を

どう使おうと

私の勝手です。

 

「何・・・田中星人?」

 

「また、星人?を倒さなきゃいけねーの?」

 

「・・・そういうことだと思う、だよね、計ちゃん」

 

「あ・・・うん」

 

「みんなッ、一人一個ずつ、このスーツがあるッ!だから・・・」

 

「お前さァ、偽善者ぶッてんじゃねーよ」

 

「はァ・・・?」

 

「人助けのつもりか・・・?お前になんのメリットもないのによくできるわ・・・」

 

「・・・オレみたいに、この黒いスーツを着て欲しい」

 

「あ、俺スーツ忘れちまった」

 

「ま、じか・・・」

 

「とりあえず、戦いには参加しなくていいから・・・」

 

「ねえ、戦いってなんのこと?」

 

「・・・嘘に聞こえるかもしれないけど、今からオレがいうことは嘘なんかじゃないから、よく聞いてほしい」

 

「今コレに表示されてる、これが星人・・・、簡単にいうなら、オレたちの敵なんだ・・・」

 

「この敵を倒さないと、もう家には帰れないンだ・・・」

 

「それってさ、一回死にかけたことと関係あるの?」

 

「ああ・・・、この部屋には、一回死んだ人間しか来れない。だけど、この戦いで死んでしまったら、本当に死んでしまうんだ・・・、だから、敵にやられないようにするためにこのスーツが必要なんだ・・・」

 

「ふぅん、分かった。それじゃ、そこのアンタもあの子みたいに、黒いスーツに着替えよ」

 

「あ・・・、分かった・・・」

 

「向こうでレイカの生着替え見れるんだよなァ・・・」

 

「これ、私の名前が書いてあるけど、私のやつ?」

 

「あ、はい、ここは男しかいないんで、早く着替えてください」

 

「計ちゃん、武器ってどれがいいンだ?」

 

「あぁ、これは、軽いやつ。このももの横にホルダーみたいなの・・・、これにつけられる」

 

「これが、捕獲用ってやつで・・・、星人を殺すことなく、上に送ることができる」

 

「上・・・?」

 

「そう、まだよくわかッてないんだけど・・・」

 

「・・・じゃあ、これ、使うよ」

 

「加藤らしいな・・・」

 

「こっちの部屋には、コレとバイクみたいなのが置いてある」

 

「バイクって、何に使うんだ?」

 

「まだよくわかってないけど、敵から逃げる用ってことかな・・・」

 

「へ〜・・・。コレは・・・?」

 

「これを押すと・・・」

 

スゥゥ

 

「刀・・・?」

 

「うん・・・、大体は、これで倒せる・・・と思う」

 

「そっか、じゃあコレも持ってこう」

 

「あ、あの・・・」

 

「あ、着れた・・・?」

 

「あ、うん」

 

「多分、もうすぐ転送が始まるから・・・」

 

「この部屋から出ることできるけど、絶対に帰ったりしないで・・・」

 

チラッ

 

「っち」

 

 西と和解できそうにないな・・・。さすがのアイツでも、何もしてないレイカや加藤に攻撃はしないだろ・・・。オレには、してきそうだけど・・・。

 

ジジジジ

 

「あ、あれっ・・・これ」

 

 クソッ、レイカが先かッ・・・。

 

「レイカッ!とりあえず、その場にとどまっててくれッ!」

 

ジジジジジ

 

 次はオレかッ・・・!

 

「計ちゃんッ!」

 

「みんなッ!とりあえず、合流するために、その場を離れないでッ!」

 

 よしッ・・・。やッてやるぜ・・・、今回もゼッタイ生き残ッてやる・・・。レイカも岸本も桜丘も、みんな守ってやるッ・・・!!

 




原作と全く同じだとつまらないと思ったので、少しばかり改変をいたしました。面白く仕上げることができたら、これからも改変をするかもしれないのでそこのところはよろしくおねがいします。誤字脱字等は、ご指摘くださるとすごく嬉しいです。
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