身長2m28cmの大男、平成元年の日本に転生する 作:はるあき 007
【パルマ新聞-特別号】
歓喜の夜、島が揺れた!
ラバリア、ついにリーガABC初優勝!
2006年6月2日――スペインの離島・パルマ島に拠点を置くバスケットボールクラブ「ラバリア」が、リーガABCのプレイオフ決勝第7戦にて強豪レアロを下し、ついに頂点の座を手にした。
舞台はラバリアのホームアリーナ。2万人の観客が詰めかけ、試合開始前から会場は異様な熱気に包まれていた。シリーズ成績3勝3敗、後のない最終決戦。運命のティップオフから両者一歩も譲らぬ攻防が続いた。
だが、勝利を手繰り寄せたのは、やはりこの男だった―シノノメ・ダイ(東雲大)。日本出身の異例のビッグマンはこの試合でも圧倒的な存在感を示し、51得点12リバウンド5アシストを記録。最終盤には値千金のミドルシュートを沈め、決勝点を叩き込んだ。
「最後のシュートを放つとき、時が止まって見えた。あれが俺の“バスケ人生で一番長い一瞬”だった」
試合後、肩で息をしながらそう語ったダイ選手は、仲間たちに囲まれながら涙をこらえていた。数か月に及ぶ長いレギュラーシーズン。そして何より“ラバリアの名を世界に刻む”という使命を背負って戦い抜いた、プレイオフ第1戦から第7戦。
彼の背中には、確かに“王者”の風格が宿っていた。
この日、街は夜通しのお祭り騒ぎとなった。ファンが歌い、踊り、涙を流し、店という店からは祝杯の声が響いた。
バスケが島を変えた。ラバリアが、世界を揺らした。
なお、クラブは来季よりリーグ連覇を視野に入れ、本格的な補強と体制強化を進めているという。また、2週間後からはユーロリーグのプレイオフも始まる。
英雄たちの物語は、まだ終わらない。
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スコア:ラバリア 104 -103 レアロ
Final MVP:シノノメ・ダイ(初受賞)
セバスチャン監督のコメント:「私では成し得なかった優勝を勝ち取った、ラバリアの選手たちを誇りに思う。今夜はパルマの歴史だ」
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文責:パルマ新聞 記者 マルコ・エストラーダ
写真:サポーター提供・オフィシャルクラブカメラマン
第二面:「ラバリアのレギュラーシーズンを指標で振り返る。キーマンは?」
第三面:「ユーロリーグのプレイオフ開幕間近!レアロと再戦なるか!?」
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【パルマ新聞-第二回特別号】
“ヨーロッパ最強”はラバリアだった。
ユーロリーグ初参戦で初優勝!主役はアントニオ!!
2006年7月15日――ヨーロッパ中が注目したユーロリーグのプレイオフ決勝戦。場所はフランス・パリ郊外にある「スタッド・ラ・アリーナ」。3万人超の観客が見守る中、スペインの島クラブ「ラバリア」が、フランス王者アーヴェルを4戦4勝のスイープで下し、初出場でユーロリーグを制する快挙を成し遂げた。
ユーロリーグの歴史を変えた男の名は―アントニオ(SG/スペイン)。
この試合、アントニオはキャリアハイとなる65得点を記録。スリーポイントは驚異の18本成功/20本試投。まるでリングに吸い込まれるような放物線に、敵味方を問わず観客は酔いしれた。
「今日は・・・どんな体勢からでもシュートが入る感覚があった。きっと天使がボールをリングまで運んでくれたんだな」
試合後、冗談めかしながらそう語ったアントニオだったが、その表情には確かな誇りと自信が浮かんでいた。
この試合では、リーガABCの活躍を警戒したアーヴェルがダイ選手をダブルチームでマークしたことにより、オフェンスの主軸はアントニオに。ダイ選手は冷静に相手のディフェンスシステムを読み解き、何度も彼にキックアウトパスを通した。ルーカスやパブロのスクリーンも機能し、ラバリアのオフェンスはまさに“機能美”の粋に達していた。
セバスチャン監督コメント:
「今夜の勝利は、戦術ではなく信頼で勝ち取ったものだ。誰もがアントニオにボールを託し、アントニオが応えた。それだけだ」
一年前、島のクラブとして「無名」に近かったラバリアが、今やヨーロッパを制する“伝説”となった。チームはこれで国内リーグとユーロリーグの二冠を達成した。
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スコア:ラバリア 121- 80 アーヴェル
Final MVP:アントニオ(初受賞)
ルーカス主将のコメント:「このチームは最強だ。自信をもってそう言えるよ」
名物サポーターのコメント:「リーガABCの優勝から一月後、まさかユーロリーグも優勝するなんて!最高にうれしいけど感情が追い付かないよ!」
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ラバリアのホームアリーナ前では深夜までファンが歓喜のパレードを行い、パルマ島本土では深夜0時に花火が打ち上がった。
“夢の続き”を信じて応援し続けたファンにとって、これ以上ない夜となった。
文責:パルマ新聞 記者 マルコ・エストラーダ
写真:サポーター提供
第二面:「極度の疲労?レアロがプレイオフで初戦敗退した原因を解説!」
第三面:「圧勝過ぎて物足りない?ラバリアがユーロリーグのプレイオフを全勝できた訳とは」
第四面:「NBAに新チームが発足か!拠点は眠らない街ラスベガス!?」
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次話からアメリカ大陸編が始まります。