身長2m28cmの大男、平成元年の日本に転生する   作:はるあき 007

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17歳-8 ワールドカップ開幕

 

ニュース27 「ついに開幕!バスケ日本代表特集」

司会進行:五十嵐アナウンサー

ゲスト:後藤(バスケ元日本代表)、熊本(ご意見番)

 

五十嵐アナウンサー:「皆さん、おはようございます。今日のスポーツコーナーでは、間もなくスタートするFIBAワールドカップについて特集します。注目の選手やチームについて詳しくお話を伺う予定です。ゲストは元日本代表の後藤さんと、ご意見番、熊本さんです。お二人とも、よろしくお願いします。」

 

後藤さん:「よろしくお願いします。」

 

熊本さん:「どうも、よろしく。」

 

五十嵐アナウンサー:「さて今回のワールドカップ、数十年ぶりに日本開催となったわけですが、やはり地元開催のアドバンテージというのはあるのでしょうか?後藤さん」

 

後藤さん:「そうですね、バスケットボールは他のスポーツと比べてもホームコートアドバンテージが大きいと言われていますから、間違いなく追い風になると思います。室内競技なのでファンの声援が直接届きますし、バスケは流れと勢いが重要な競技でもありますからね。通常は開催国枠として予選で負けても出場出来るという直接的なアドバンテージも有る訳ですが、今回はあまり関係がないですね。日本は前回のアジア選手権で優勝できたので、通常枠での参加となりますから。」

 

熊本さん:「うん。やはり開催国枠での参加はみっともないからね。実力で枠を勝ち取ってこそだよ」

 

五十嵐アナ:「なるほど、やはり会場でのサポーターの声援が重要になりそうですね。さて、その会場となる横浜スーパーアリーナに、リポーターの遠藤アナが向かってくれています。遠藤アナ~?」

 

 

【映像切り替え】

大混雑する横浜市内の様子、そして巨大アリーナの外観、赤のユニフォームで埋め尽くされた観客席の映像が順番に映し出される。

そして映像が引き戻され、実況者席に立つ遠藤アナウンサーにピントが合う。

 

遠藤アナ:「―はい!わたくしさきほど現地入りしたのですが、日本開催の影響で地元ファンだけでなく海外からの観光客もたくさんいます。まるで万博のときさながらで、横浜そのものが一つの“観光都市”と化していますね。メディアもこぞって取材をしているようです。そして、アリーナ内部の様子ですが・・・すごい熱気です!!会場はすでに満員。延々と続く物販と記念撮影の列、みな日の丸の国旗を掲げており、興奮が伝わってきます。」

 

五十嵐アナ:「今夜は初戦の日本VSフランスが行われる影響か、ニッポンのサポーターが集結しているようですね。遠藤アナ、プラカードを掲げているサポーターが多いようですが、どういった内容ですか?」

 

遠藤アナ:「―はい、プラカードですね。やはりキャッチコピーのKURENAI-JAPANと書いてあるものが多いですね。中にはオリジナルで『GO! KURNAI-JAPAN』、『MUST WIN !! KURENAI×JAPAN』、『×JAPAN KURENAIだァ~~!!!』というプラカードもありますね。」

 

熊本さん:「最後のは× JAPANのKURENAIじゃない?曲じゃない?」

 

遠藤アナ:「あとは個人を応援するプラカードも多いですね。『最強!東雲大!フランス代表を吹っ飛ばせ』、『伊藤兄弟!3P20本決めろ!』『田中君頑張って~』など、やはり東雲選手の応援が多いですが、伊藤兄弟や田中選手の応援もたくさんあります!・・あ、時間が来てしまったので一旦スタジオにお返しします。」

 

【スタジオ戻り】

カメラがスタジオに居る三人をフレームに収める。

 

 

五十嵐アナ:「会場は大盛り上がりですね。一番人気は東雲選手ですが、国内Bリーグで活躍する田中選手や伊藤兄弟も人気があるようです」

 

後藤さん:「そうですね。今やBリーグはプロ野球に次ぐ人気リーグですから、私の世代では考えられなかったことですよ。その中でも、特に伊藤兄弟や田中選手は非常に人気がありますね。実力があるのはもちろんですが、爽やかで容姿も良いですから、アイドル的な人気になっています。トレカや写真集なんかも売れているようですね。」

 

熊本さん:「喝だ!喝!!」

 

後藤さん:「えぇ?なんでですか!?国内Bリーグが盛り上がるのは喜ばしいことですよ?」

 

熊本さん:「盛り上がるのは良いが、アイドルみたいにふわふわしたもんと一緒になったら駄目だ。プロスポーツ選手なら頑固一徹、実力一本で勝負せんといかんだろう!」

 

後藤さん:「うーん・・・気持ちは分からないでもないですが、どんな経緯にしろバスケに興味を持ってもらうのは良い事ですからね。容姿で日本代表に選ばれたのならともかく、今回は三人とも実力で選抜されたわけですし。まあ、それを言うと一番アイドル的な人気があるのが、一番実力のある東雲選手なんで・・・容姿実力ともに優れた代表団が偶然誕生したことを、素直に喜んだ方が良いと思いますよ」

 

五十嵐アナ:「東雲選手は高級ブランドの広告に出たこともあって、今や国際的にも人気アイドルのような扱いになっていますからね・・さて、そんなアイドル的な人気を誇る選手たちについて、こちらのフリップに予想スタートメンバーを整理しました。後藤さん、注目ポイントはどの辺りでしょうか?」

 

日本

PG: 斎藤翔(178cm、76kg、34歳)

SG:伊藤まじめ(184cm、80kg、24歳)

SF:伊藤はじめ(189cm、85kg、26歳)

PF:田中勇太(204cm、102kg、19歳)

C:東雲大(225cm、124kg、17歳)

 

フランス

PG:ノア(201cm、90kg、20歳)

SG:リュック(189cm、80kg、22歳)

SF:フランソワ(198cm、85kg、21歳)

PF:テオ(213cm、102kg、30歳)

C:ジャン(215cm、130kg、28歳)

 

後藤さん:「やはり相手の高さにどう対抗するかですかね。東雲選手が在籍していたラバリア程ではないとは言え、高身長選手がそろっていますから。特にノア選手は長身を生かしてペイントエリアへどんどんとパスを供給してきますからね。テオとジャンのツインタワーにやられないよう、インサイドを固める必要があります」

 

五十嵐アナ:「なるほど、東雲選手と田中選手のディフェンスが鍵になるということですね。日本代表のオフェンスについてはどうでしょうか?」

 

後藤さん:「恐らくオーストラリアとの強化試合で見せたような、インサイドの東雲選手を軸としたモーションオフェンスで攻めると思いますから、どれだけ滑らかにパスが回せるかがカギになりますね。フランス代表のバックコートはディフレクションやスティールが上手いですから、そこでターンオーバーが発生してしまうのだけは避けなければなりません」

 

熊本さん:「ボールを頻繁に動かさなきゃいけないのに、スティールされない様に丁寧にパスをする必要もあるってことだね。こりゃ大変だ」

 

後藤さん:「まさにその通りで・・・熊本さん詳しいですね?ひょっとして勉強されました?」

 

熊本さん:「いやぁ、ラバリアでの東雲君の活躍を見ていると面白くてね。追っかけている内に詳しくなっちゃったよ」

 

後藤さん:「それは素晴らしいですね!熊本さんにあっぱれあげちゃいます」

 

アッパレ~/

 

熊本さん:「おいおい、やめてくれよ~」

 

五十嵐アナ:「・・・さて、喝もあっぱれも出て盛り上がっている所ではありますが、そろそろお時間のようです。最後に、今回のワールドカップ、日本代表はどの順位で終わることになると思いますか?」

 

熊本さん:「そりゃもう優勝だよ!今の日本代表は強いからねぇ!初めて金メダルを獲る瞬間が見れると思っているよ」

 

後藤さん:「うーん、難しい予想だ・・・スペインとアメリカ以外には勝てると思いますが、この二か国との戦いがどうなるか。―銅メダルとさせてください」

 

五十嵐アナ:「一位予想と三位予想、何れも高順位の予想が飛び出しました。試合開始が待ち遠しいですね。本日は後藤さん、熊本さん、ありがとうございました。」

 

後藤さん:「ありがとうございました。」

 

熊本さん:「どうも、ありがとうございました。」

 








―――
投稿ペースについて、投票ありがとうございました。
週一への投票が多かったので、一旦週一ペースで進めたいと思います。
長くなりそうな試合があれば、溜めることもあるかもしれませんが・・


リアルでは再来週からアジアカップ開幕。
NBAのオフシーズンで暫くバスケが見れてないので、滅茶苦茶楽しみです。
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