身長2m28cmの大男、平成元年の日本に転生する   作:はるあき 007

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(閑話)12歳 全国大会決勝

「皆さん、こんにちは!全国小学生バスケットボール大会決勝戦、品川エレファンツ対秋田ナゲッツの一戦がついに始まります。実況は私、佐々木と、解説には元日本代表の松木さんをお迎えしています。松木さん、今日はよろしくお願いします。」

 

「佐々木さん、今日はよろしく!いやぁ、楽しみだなぁ。特に注目は、やっぱり200cmの東雲くんだろうね。」

 

「そうですね、松木さん。この12歳にして200cmの巨体、そしてそのスキルの高さは驚異的です。」

 

「彼は身長が高いだけじゃなく、ボールハンドリングも上手いからなぁ。それに3Pも打てる。隙が無いよ。日本で2mある選手、ましてや小学生だからね、普通はインサイド一辺倒になるはずなんだよ。止められる選手がいないからね。」

 

「そうですね、あの巨体で3Pを高確率で決める選手は、見たことがありません。コーチがNBA等を見据えた指導をしているんでしょうか?」

 

「その割には3Pを連発すると,すぐベンチに下げられるんだよね…まぁそれも含めて指導なのかもしれないけど」

 

「なるほど‥あ、選手が出てきました。まもなく試合が始まります」

 

 

・試合開始

 

「さぁ、試合が始まりました!まずは品川エレファンツのボールでスタートです。」

 

「エレファンツはやはり東雲大を中心に攻めていくスタイルだね。彼のリバウンド力とシュート力があれば、インサイドで点が取れるからね。」

 

「早速、東雲大がオフェンスリバウンドを取りました!そのままイージーなジャンプシュートを入れています。」

 

「あれをやられると、相手チームは何もできないよね。秋田ナゲッツはシュート力はあるんだけど、身長がある選手がいないからね。」

 

「ナゲッツの攻撃、シュートが外れて東雲選手がリバウンドを拾いました。ロングパス!パスを受けた品川エレファンツの佐藤が、レイアップを決めています」

 

「正直、品川エレファンツの選手は東雲くんを除いて全国レベルじゃないんだけど、みんな足が速いんだよね。相手がシュートを打った途端に全力で速攻に走るし。」

 

「ディフェンスリバウンドを東雲選手が拾うシーンが多いですからね。東雲選手以外の選手の得点は、ほとんど速攻から生まれています」

 

「また東雲くんがリバウンドだ。これは当分流れは止まらないなぁ」

 

第2クォーター

「第2クォーターに入っても、エレファンツの優勢は続いています。東雲が再びディフェンスリバウンドを取り、速攻に繋げます。」

 

「秋田ナゲッツも必死に東雲くんをスクリーンアウトしようとしてるんだけど、彼の体格が良すぎるせいで全然押し出せてないんだよね」

 

「東雲から佐藤君にボールが渡りました、3P!、、決まりました!これでエレファンツの得点は40点を超えています。」

 

 

・ハーフタイム

「ハーフタイムに入りましたが、ここまでエレファンツが優勢です。スコアは52対27、まさに東雲の独壇場ですね。」

 

「彼は背が高いだけじゃなくて、体格が良くて足も速いからなぁ。小学生には止めようがないだろうね」

 

「完璧なように見える東雲選手ですが、元日本代表の松木さんから見て、何か突破口は無いのでしょうか?」

 

「えー、それ聞いちゃう?日本代表ったって、30年前の話なんだけどね。‥‥まぁ、そうだね。彼は見ての通り身長が凄く高いんだけど、腕は長くないんだよ。日本人で体が大きいと胴長短足で腕が長くなりがちなんだけど、彼は足長短胴でそれに合わせて手も短めだ。モデルみたいでかっこいいんだけど、手の届く範囲は少し短くなる。手が長い190cmの選手と同じくらいなんだよね」

 

「なるほど!190cmだと小学生の選手ではいませんが…そういえば、東京リバウンダーズのウェンディ選手は189cmあって、ある程度ディフェンス出来ていましたね」

 

「そうそう。もちろん、彼はジャンプ力も高いから、完全に止めれるわけじゃないんだけど。それでも、185cmの田中君とダブルチームで当たっていたこともあって、今日の試合と比較するとまだ抑えが効いてたんだよね。オフェンスも二人でスクリーンを上手く使って、インサイドで勝負できてたし」

 

「秋田ナゲッツには高身長選手がいませんからね…厳しい戦いになりそうです」

 

 

・第3クォーター

「試合再開です。第3クォーターもエレファンツが優勢です。東雲がインサイドでシュートを決めました。」

 

「秋田ナゲッツも頑張ってるけど、東雲を止めるのは難しいよね。彼のあの高さとパワー、高校生でも止められる選手は少ないんじゃないかな。」

 

「ここで東雲がスティール!一人で速攻に持ち込み、ダンクシュート!これで65対30、エレファンツがさらにリードを広げます。」

 

第4クォーター

「第4クォーター、試合も終盤に差し掛かりますが、エレファンツの優勢は変わりません...東雲が3Pを決めました!」

 

「綺麗なシュートだねぇ。このクオーターから東雲は3Pを打ち始めたよね。半分以上入ってるよ・・凄い精度だ。まぁシュート外した時は相手にリバウンドが取られてるから、彼はインサイドにいた方が得点効率は良いんだろうけどね」

 

「試合終了まであと少し。東雲が再びリバウンドを取り、シュート!決まりました!と、同時に試合終了のブザー!!エレファンツの大勝利です!」

 

 

・試合終了後

 

「さて、最終スコアは108対57、これで、全国一位は品川エレファンツに決定いたしました。終始優勢をキープしており、圧巻の試合でしたね」

 

「本当に素晴らしい試合だったよね。東雲くんの存在がチームを引っ張り、他の選手たちも速攻で点を量産していた。いやー、これからの彼の成長が楽しみだよ。」

 

「大会MVPには、東雲選手が選ばれております」

 

「まぁ、文句なしの受賞だろうね。全国大会で平均25リバウンドは、ちょっと聞いたことが無い数字だよ。まだ12歳でこの活躍だからね、このまま身長が伸び続ければ、日本初のNBA選手が生まれる日も近いと思うよ!」

 

「NBA選手と言えば、田淵選手も注目されていますが、、」

 

「あー、どっちが先に行くかな…よし、大予想しちゃうよ。東雲選手が先にNBAへ行きます!間違いない」

 

「おお!力強い予想がでました!これは日本のバスケットボール、まだまだ盛り上がりそうです。皆さんもこれからの日本バスケに注目しましょう!以上、全国大会決勝戦の実況をお送りしました。皆さん、ありがとうございました!」

 

この試合での東雲大の圧倒的な存在感と活躍により、品川エレファンツは見事な勝利を収めた。

そして、この試合が全国中継で放送されたことにより、東雲大の存在が全国に知れ渡ることになった。

 

 

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