ヒロアカ・ブルアカのクロスオーバーってあんまり見ませんし。
不定期になりそうです。
ヒーロー社会。それはある者達からは幸せな世界であり、またある者達からは疎ましい社会だ。
しかし、そんな主張や考えを持てるだけでも幸せなのだ。
ここは日本近畿地方のとある街‥‥いや監獄のようなと付け加えたほうがいいだろう。
「おらぁ!それを寄越せ!!」
「うるせえ!!これは俺のもんだ!!」
ここは畜生街。
獣畜生と蔑まれた者たちが超常黎明期に押し込められて形勢された街だ。
規模的には大都市レベルなのだが、巨大な隔離壁のせいで外部に出られず、外界がどんな情勢なのかもわからない。
知りえるのは一部の住民のみ。
ほとんどの住民はこの肥溜めのような街で生まれて生活し、死んでいく。
これはかつて政府からも見捨てられた者達の子孫による個性至上主義社会への復讐である。
畜生街中心部 サンクトゥムタワー 畜生街防衛室
「ふぅ‥‥ようやく書類が終わりましたね。では紅茶でも‥‥」
「室長、追加の書類です百枚ほど」
ドサ!!
「‥‥」唖然
この畜生街の顔役の一人にして治安維持の第一人者でもある不知火カヤは先ほどまで大量の書類処理に追われており、今しがた終了したのだ。
そこに補佐でもある次長が百枚追加してきたので啞然とするしかない。
「‥‥‥ぁぁぁぁぁぁあああああああああ!!!もう!!!」
「室長…。発狂しても現実は変わりませんよ?」同情の顔
「ええ。分かってますよ!!しかし、なんですかこの量はほんとにもう!で、この書類はどこの部署のやつですか!!」
「東西南北のゲート警備隊からのものがメインですね。なんでもヒーローと警察が強行捜査をするとか言って突破しようとしたらしくその際にゲート及び警備車両等に多数の損傷が‥‥」
「その破損理由の説明と修理費請求ですか‥‥」
不知火カヤが防衛室室長として管轄しているこの町。畜生街はこのヒーロー社会において異常ともいうべき犯罪や事件の多い街だ。
外界と閉ざされ、つい最近まで治安組織が存在しなかった結果。ヤクザが自治を行ってきた歴史がある関係で犯罪が横行。この防衛室傘下の各治安組織も三大ヤクザと呼ばれる勁牙組・鬼傑組・剛欲同盟と提携しないと治安維持ができないレベルで治安が終わっているのだ。
そのため毎日のように銃撃戦が起こっており、それに付随してカヤが処理しなければならない後始末用の書類も増えているのだ。
ちなみに彼女自身も現場に赴いて鎮圧することもあるのだがここ最近は現場に出ずに書類処理に追われている。
「塀の外ではオールマイトとかいうヒーローが活躍しているそうですね」
「それでこの街にもヒーローですか?無理ですよ、あんな自己満足連中入れたら数時間で死体が川に浮かびますよ?」
ちなみにこの畜生街では川から死体が上がるなんてのは珍しくない。
「室長!!防衛室長!!!」
「なんですか今度はぁ!!!!」
そこに防衛室所属の別の少女が飛び込んできた。
「ひ、東門ゲート警備隊より緊急電です!!白髪のよくわからない男が外部から侵入!!ゲート守備隊及びM1エイブラムスX中隊壊滅!!街に向かってきています!!」
「なに!?」
その報告に次長は席を立って驚いた。
しかし‥‥
「分かりました、では私が対処しましょう。次長、あなたは各ヤクザの組長らに応援要請をお願いします」
「はっはい!!」
「確かあなたは通信員でしたね?では今すぐに各所の部隊に動員令を」
「わ、分かりました!!」
これはキヴォトスでは三日天下で矯正局送りにされた少女の姿で転生した男の苦難のお話である。
「なぁんだって全盛期のAFOを相手にしなきゃいけないんですかぁ!!!!」
次回 設定
過去編を書こうかと思ったのですが、どれがいいですか?
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オールマイトとカヤの話
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カヤの防衛室創設前の話
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防衛室の日常話
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ヤクザとの抗争