私の畜生街   作:島田愛里寿

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他の学園がこれから登場しますよ~!


第十一話

さて、そんなこんなあって雄英A組一同は畜生街の朝を迎えた。

 

 

そして相澤とオールマイトとともに宿泊したビルの会議室のような部屋に集められていた。

 

 

一体何が始まるのかと話し合っていたその時…

 

 

 

「失礼する。では今日の予定を説明する」

 

 

カンナが入ってきて早速説明を始めようとした。

 

 

「すみません!!不知火防衛室室長殿はどうされたのでしょうか!!」

 

 

すると、飯田が礼儀正しく手を上げながら質問をした。

 

 

そう。本来であればこの案件の一切の責任者ともいうべきカヤが説明するべきなのだが、この場におらず、ヴァルキューレ警察公安局局長のカンナが説明するというのはおかしいのだ。

 

 

それにカンナは‥‥

 

 

「室長は大変ご多忙な身でな?昨日もお前たちが呑気に談笑している間も書類仕事に忙殺されていて今日は朝からこの畜生街では最も権力と地位のある三大ヤクザの組長らと新興宗教の教祖との会談があるんだ。お前たちにかまってやっている暇がないのさ」

 

 

とばっさりと言い放った。

 

 

飯田が‥‥いや、A組の面々が唖然としているがカンナは意に返さず…。

 

 

「さて、本来ならお前たちには矯正局の見学を今日はしてもらう予定だったがいろいろと問題が起きてな?それは最終日に変更になった」

 

 

そう言いながら後ろにあるモニターを起動させ、ある学校の校章を映し出した。

 

 

それは十字架と3つの円と逆三角形が重なったデザインであった。

 

 

「というわけで諸君らには鬼傑組のシマの中にあるトリニティ総合学園所属の風紀委員会…いや正義実現委員会に体験入会してもらい、治安維持に協力してもらう」

 

 

と言い切った。

 

さらに…

 

「この委員会はこの畜生街では珍しく犯罪被害者側になりやすい天使系個性持ちが多数所属しているトリニティ総合学園の中でも堕天使系の個性持ちが所属して鬼傑組とともにシマの治安を維持してきた。まぁ委員長は多少性格というか見た目に問題があるが組織そのものには問題があるというわけではない」

 

 

「はぁ…」

 

 

「…諸君らはヤクザに対して嫌悪感を持っていると報告書に記載されていたが本当らしいな?いいか!」

 

 

カンナは不満そうなA組を一喝することにした。

 

 

「貴様らが生活してきた隔離壁外での問題についてだが私から言わせればぬるま湯以下の環境だ!!」

 

 

『っ!?』

 

 

「いじめ?教師の暴行?任侠組織は指定ヴィラン団体??そんなのは平和ボケした貴様らの感性に過ぎない!!この畜生街では殺人・暴行は日常茶飯事だ!!そんな環境でいまだに街が街と言う体制を維持できているのは彼ら任侠組織のおかげでもあるんだ!!」

 

 

「で、でも!じゃああんたらはどうなんだよそんなこと言って!!警察なんだろ!!」

 

 

カンナによる説教に対して峰田は警察がヴィラン組織をかばうようなことを言っていいのかという気持ちで反論するが…

 

 

「確かに我々は警察という体を取っているが政府に公認されてはいない!!あくまで三大ヤクザの組長らからの承認と了解を受けて活動しているだけだ!!それらの根回しもすべて室長が行ってくれたがな!!」

 

 

とカンナは吐き捨てた。

 

 

そう。ヴァルキューレ警察はそもそも防衛室創設の際にカヤが三大ヤクザの組長らに交渉してカヤの傘下部隊として創設を認めさせた過去があるのだ。

 

 

カンナら原作時点からヴァルキューレ警察である面々やヴァルキューレ警察創設後に人員不足から一般採用として職を与えてくれた一般住民からすればカヤには返しきれない恩があるのだ。

 

 

それに下手なことをすれば創設を認めた三大ヤクザの組長らが気変わりしてヴァルキューレ警察はおろか防衛室を廃止にしてしまう可能性がある関係上、三大ヤクザの組長らの機嫌を損ねるわけにはいかないのだ。

 

 

 

そのため、カンナとしては蛮勇を働かれて下手なことをされては今後の活動や治安維持に悪影響だと判断して喝を入れるのもかねて警告したわけだ。

 

 

それから数十分後、彼らはトリニティ総合学園に足を踏み入れていた。

 

 

「さて、まずはこのトリニティ総合学園の生徒会であるティーパーティーの代表の三名に挨拶してもらわないといけない。この学園はイギリス風な関係で挨拶や礼儀にうるさいんだ。ここでティーパーティーの面々に挨拶して話を通さないとまともに活動もできない」

 

そう言ってカンナは出迎えにきた阿慈谷ヒフミの案内の元、A組一同とともに挨拶に向かうこととなった。

 

 

(道中、トリニティ生たちのヒソヒソ話でA組の面々が馬鹿にされていたせいでまたもや爆豪という爆弾が爆発しそうになったがカンナが即座に制圧して事なきを得たと記しておこう)

 

 

コンコンコン!!ガチャ!

 

「失礼します。ナギサ様、件のA組の皆様が…」

 

 

ドッタン!バッタン!!

 

 

「ムグ!ムググーーー!!」

 

 

「あら‥‥」

 

そこにはティーパーティーの代表の三名のうちの一人である桐藤ナギサが、同じくティーパーティーの代表である聖園ミカに対して大きく長いロールケーキを切らずにそのまま口にぶち込んでいた。

 

 

 

『‥‥《茫然》』

 

 

ススス…

 

 

「あ、ちょ!!待って下さい!ヒフミさん!どうか話を!!」

 

 

A組の面々とカンナが唖然とする中、ヒフミは気を使ったのか扉を閉めようとし、ナギサが慌てて制止するという光景が流れていた。

 

 

 

その後、誤解を解いたヒフミに挨拶を終えたA組の面々は正実とともに治安維持に駆り出されたが個性頼りの面が強いA組の面々では銃火器が普通に使われて銃撃戦に発展する環境下で旧式のボルトアクション式ライフルをメインにして戦う正義実現委員会とは練度が違いすぎて副委員長の羽川ハスミから防衛室に『あんな役立たずを送ってこないでください』なんて苦情が来るほどであった。

 

 

※ちなみにこの日の正義実現委員会の戦闘は鬼傑組の影響がかなり強い山海経高級中学校との抗争であった。

 

 

結局、その日の体験実習ではA組の面々は正実の足を引っ張るだけにとどまり、宿泊所に着いたらあまりの過労*1で全員がすぐにベットに轟沈した。(相澤は疲れたがさすがにプロな為、報告書をまとめて就寝した)

*1
倫理観の違いについての疲労と銃撃戦の疲労




次回 銀行強盗事件発生!!覆面水着団を検挙せよ!!!

ブルアカ物で小説書くとしたらどれがいいでしょうか?(原作知らないのも混じってます)

  • ブルアカ×アークナイツ
  • ブルアカ(転生カヤ主人公)
  • ブルアカ(オリジナル学園)
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