私の畜生街   作:島田愛里寿

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カヤの個性で召喚されたブルアカキャラの統制についてですが、基本的にカヤは指揮下にはおいていますが自身の仕事が忙しすぎる関係で放任に近い形になっています。


第十二話

雄英高校ヒーロー科A組による畜生街見学二日目

 

 

先日のトリニティにおける活動で疲労がまだ抜けていない面々であったが、カンナとしてはカヤより『限界までこき使って結構ですよ』と言われていたので構わずに動員させた。

 

 

今日の活動はヴァルキューレ警察の生活安全局の手伝いに近く、ブラックマーケット一帯の見回りであった。

 

 

「まぁ昨日よりは楽だろうな?なんせ銃撃戦が起きようが諸君らが行うのは避難誘導くらいだ。適当に畜生街を体験しろ」

 

 

そう言い放ったカンナは一般隊員数名を監視につけさせて自身が所属する公安局に向かって行った。

 

 

 

 

ブラックマーケット

 

 

ここは畜生街でも有数の危険地帯の一つだ。高利貸しの銀行やとある薬の販売店。武器商店等の怪しさ満点かつ、隔離壁の外だと絶対に逮捕される業種の店が乱立している商店街である。

 

ちなみに畜生街では貸金業などは基本的に詐欺まがいの商売を行っている関係上報復として狙われやすく、警備会社もその銀行の息のかかった会社を選択して銃火器で武装しているのだ。

 

 

といってもそういう銀行も一応は普通の銀行としての機能を有しているので多くの客が預金の引き落としや融資の交渉に訪れていた。

 

 

そんな銀行にA組の八百万と耳郎はパトロールの一環で足を踏み入れてしまった。

 

 

 

その銀行が狙われているとも知らずに‥‥。

 

 

 

「(なんかこの銀行の融資の交渉を聞いてたらなんかやけに高いように聞こえるんだけど八百万。これ普通なの?)」

 

 

「(いいえ。さすがにこれほど高い融資の利子金額はあり得ませんわ。おそらく違法に運営しているのでしょう)」

 

 

耳郎には金融関係の経験がないのでわからなかったが実家が大金持ちの八百万はその手の話や融資の際の利子なども家で勉強していたのでこの銀行の融資が違法なものだと気が付いた。

 

 

「(えぇ!?じゃあ今すぐにやめさせないと!!)」

 

 

「(いえ、確固たる証拠がありませんわ。ですからここは情報を集めて後でカンナさんに伝えましょう)」

 

 

「(‥‥そうだね)」

 

 

そうこそこそ話しあっていたその時‥‥

 

 

 

ガラガラガラガラ‥‥ガッシャン!!

 

 

「え?」「あら??」

 

 

何故か銀行の防弾シャッターが閉じたのだ。

 

 

出入り口の警備員も困惑して顔を見合わせていたが…

 

 

 

ドガァアアン!!!

 

 

突然の爆発。

 

 

この銀行、予算をケチって防弾・防爆シャッターではなく、ただの防弾シャッターであったので簡単に突破されてしまったのだ。

 

 

そして‥‥

 

 

 

ダダダダダダダダダダ!!!!

 

 

 

覆面をした少女たちが乱入するとともに『2』と書かれた青い覆面をした少女が銃を天井に向けて乱射した。

 

 

「全員動くな!!」「覆面水着団よ!!今すぐ床に伏せなさい!!」

 

 

「ひぃ~~~~!!!」

 

 

なんと彼女たちはこの畜生街で悪徳金融が最も恐れる覆面水着団であったのだ!!

 

 

 

 

読者諸君には分かるだろうが彼女たちは覆面水着団‥‥もといアビドス高等学校の対策委員会及びトリニティのヒフミである。

 

 

これにはマリアナ海溝よりも深~~~~い…いや、そこまで深くないが事情があった。

 

 

カヤ防衛室長によって召喚されたブルアカ勢であったが、基本的に原作通りの学園を作ってそこを拠点に治安維持をカヤは任せていた。

 

理由としては各学園閥ごとに独自性が強すぎて共同運用が困難であるのと、編成をするにもそれをするカヤ自身が多忙すぎてやってられないという切実な事情があったのだ。そのため、各学園は畜生街を国とみなした場合、県警のような立場*1となっている*2

 

 

しかし、アビドスは畜生砂漠近郊に設置してしまったのとカヤが知っていて召喚できた生徒がブルアカ原作開始時の面子とアビドス生徒会会長しかいなかったのが運の尽き。ヘルメット団との抗争やらなんやらで予算・弾薬が枯渇した際に資金を少し融資で借りることにしたのだがうっかり手違いで悪徳金融から借りてしまったためにいつの間にか三億もの借金を抱える羽目になっていたのだ。

 

 

これには事後報告で聞いたカヤも仰天し、以降は放任ではなくしっかり現状を報告させようと思ったとかなんとか…。

 

 

 

ともかく彼女たちとしては治安維持に精を出さないといけないがかといって借金を残すわけにはいかない。

 

 

なのでなんと剛欲同盟の饕餮尤魔にあくまで個人的に接触して、ヤクザの息のかかってない悪徳金融の名簿を仮受けて手に入れた資金の四割は剛欲同盟に回すという条件で悪徳金融潰しを行っているのだ。

 

 

覆面水着団として‥‥。

 

 

 

「ほら、さっさと書類を出して」

 

 

「はっはい~!!」

 

 

「ありゃ?雄英とかいうとこの生徒かな~?抵抗しちゃ駄目だよ~?下手なことしたら撃つからね~?」

 

 

「はっはい‥‥」「ひぃ‥‥」

 

 

流石の八百万や耳郎も銃火器を相手にし、さらに人質がいる状況下で下手な抵抗をする気はなかった。

 

 

この二人は蛮勇を働くほどの勇気はなかったし、判断力もあったので正しい判断をしたと言えよう。

 

 

 

‥‥と言っても彼女たちのように温厚な判断をした雄英生徒が少なかったことが運の尽きであった。

 

 

 

「ちょっと!君たち何してるの!!」

 

 

「ちょ!緑谷!?」

 

 

なんとよりにもよって二人と交代するために近くまで来ていた緑谷と爆豪・轟が乱入してきてしまったのだ。

 

 

実を言うと彼らの監視担当であったヴァルキューレ警察の担当官が別の件の後処理に追われている最中であったために勝手に突入してしまったのだ。

 

 

これを蛮勇と言わずに何と言おうか?

 

 

 

「ありゃりゃ~?応援が来ちゃうとは予想外」

 

 

「ん。クリスティーナよろしく」

 

 

「はいは~い☆」

 

 

すると三号と書かれた緑色の覆面をした長身で胸部装甲も分厚い少女が三人の前に飛び出てある物を指向した。

 

 

かの有名な映画『プレデター』で使用されて脚光を浴びたM134ミニガンである。

 

 

といっても彼女が持っているミニガンは畜生街のガンスミスがとある商会と防衛室の協力で作成した特注品の携行式であったりする。

 

 

※実際には携行式であっても本体そのものがかなりの重量な上にさらに背中に大容量の弾薬箱と大容量のバッテリーを携行しつつ活動することは不可能であるし、反動も馬鹿にならないが彼女のやつはブルアカ基準の特注品ということで…。

 

 

まぁともかく!

 

 

いくらA組でも強力な個性持ちであり、実力のある三名であってもミニガンを相手にするのはさすがに無理である。

 

 

「うえぇ!?」「はぁ!?」「マジか!?」

 

 

「汚物は消毒ですよ~~~~~☆!!!」

 

 

 

ブオォォォォォォォォォォン!!!!!!

*1
防衛室並びにヴァルキューレ警察は警視庁

*2
ゲヘナ戦闘団は一応普段はゲヘナ学園の風紀委員会という扱い




次回 確保しろ~~~!!!(いろんな意味で)

ブルアカ物で小説書くとしたらどれがいいでしょうか?(原作知らないのも混じってます)

  • ブルアカ×アークナイツ
  • ブルアカ(転生カヤ主人公)
  • ブルアカ(オリジナル学園)
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