私の畜生街   作:島田愛里寿

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お待たせしました!!


第二十二話

さて、死穢八斎會に突入した畜生街の者達であったが実はこの日は死穢八斎會にヒーロー達と警察が突入する日だったのだ。

 

なので前話の時点で近隣の警察署にヒーロー達と機動隊が待機していたので‥‥。

 

 

 

「急げ!!」「あいつら何をしでかすかわからんぞ!!」

 

 

 

…という感じに大急ぎで死穢八斎會の本部に大量の警察車両とヒーロー達が向かってくることとなった。

 

 

実は公安上層部が前日に入手した情報は政府の意向もあって現場には伝えられていなかったのだ。

 

 

 

このことについて不知火カヤは後日‥‥

 

 

『大方、真珠湾攻撃と同じことをしたかったんでしょうね?政府の馬鹿どもは』

 

 

そう。太平洋戦争開戦の合図ともなった真珠湾奇襲攻撃もルーズベルト大統領は知っていたがわざと連絡せずに奇襲を受けたと演じ、『リメンバーパールハーバー』という感じと同じように被害者を演じて介入する口実を作ろうとしたのである。

 

※ちなみにこの真珠湾の話はマジらしいです。

 

 

要は『最初の一発は相手に撃たせろ』と言うわけだ。

 

 

 

これを危惧したからこそカヤはカチコミには反対していたのだ。

 

 

とはいえ、なめられたら極道は終わりということもカヤは十分に理解していた。

 

 

それに個性を破壊する弾なんぞを放置していては畜生街の安全保障上・治安維持上かなりまずい。

 

 

なのでカヤは小鳥遊ホシノにある依頼をしたのだ。

 

 

『個性を破壊する弾の原材料となっているであろう少女『壊理』の捕縛・難しい場合は処理。そしてオーバーホールの名で通している死穢八斎會の若頭『治崎廻』の処断を依頼します』

 

 

『ふ~ん?なかなか物騒な依頼だねぇ?』

 

 

『それだけこの件は面倒な事態なんですよ。それに万が一にもこの銃弾の製造技術が最近話題の『ヴィラン連合』だったり政府側にわたってみなさい?この街の優位性が損なわれますし、ヴィラン連合の場合はこっちを恫喝してくるか上から目線でやってきて絶対面倒なことになりますし、政府だったら三大ヤクザの方々を『先に攻撃されたから正当防衛で撃った』だのと言って個性を破壊して介入するでしょう』

 

 

『な~るほどねぇ?』

 

 

『というかあなたが起こした事態に対して賠償として当てられる事案がこれしかないんですよ!!三か月分の弾薬を吹っ飛ばして!!!』

 

 

『いやそれはほんとごめん…( ̄▽ ̄;)』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さてさて、こっちだったかな~?」

 

 

そんなこんなでホシノは現在、『ベレッタ1301 Tactical』を構えて死穢八斎會の本部を捜索していた。

 

 

「ホシノの姐さん!!」

 

 

「んお?どったの?」

 

 

そんな時、勁牙組の構成員がホシノを呼んだ。

 

 

「こっちに隠し扉を見つけやした!!」

 

 

「おお~!お手柄じゃん!!んでオタクらの組長さんたちはどこに?」

 

 

「すでに先に突入しちゃって構成員たちのほとんどをハチの巣にしてやす」

 

 

「うわぁお…( ̄▽ ̄;)」

 

 

「しかも埴輪兵団も各地にあった脱出口から突入してばっさばっさとなで斬りにしてるそうっす」

 

 

「こりゃ完全に畜生街の勢力全体をおこらせちゃったね~」

 

 

一方その頃…

 

 

 

「撃てぇ!!!」

 

 

バシュバシュバシュ!!!!

 

 

『『『うわぁぁぁぁ!!??』』』

 

 

 

本部の周辺では防衛室のヘリ部隊による攻撃によってヒーロー達が大打撃を被っていた。

 

 

そりゃそうだ。

 

 

完全武装のヘリ部隊相手に満足な対空装備を持っていないヒーロー達が組織的に相手できるわけがない。

 

 

警察に至っては論外である。

 

 

リューキュウや波動ねじれと、麗日、蛙吹はなんとか連携して対処していたが搭乗員がほぼ少女であったので攻撃に躊躇する事態になった上にヒーロー達は基本的に捕縛・逮捕を前提に動いているので殺す気満々で行動している畜生街の者達を確保することが難しいのだ。

 

 

 

なので手玉に取られているわけである。

 

 

 

「はっはっは~~~!!!どうだ天津風!!」

 

 

「いやとんでもないですね!畜生街だったらこんなに暴れられませんよ!!」

 

 

そう。畜生街では個人対空兵器が普通に出回っているせいで無人機化させないとヘリ部隊の地上部隊直掩支援は難しい事態に発展することもまれにあるのだ。

 

 

おかげでヘリ部隊の面々はストレスマックスだったのだが、今回の件でついでと言わんばかりにフル装備で出動して撃ちまくっており、ストレス発散の場と化していた。

 

 

 

「にしてもドラゴン退治ったぁ。こんなの昔は考えもみなかったなぁ!」

 

 

「いやこれ私たちの方が侵攻しているのでは‥‥(-_-;)」

 

 

摩耶のこの発言に不知火(カヤじゃありませんよ?)はさすがに引きつつそう苦言を呈したが摩耶やその他の隊員達はきっかり無視してリューキュウたちへの対処をしつつヒーロー達への遅滞戦闘を継続した。




次回 ケジメ

次の更新は六月十九日を予定しております!!

もしこれの後に書くとしたらどれがいいでしょうか?設定自体は書いているんですが…

  • 転生カヤもの
  • VOICEROID×バイオ
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