私の畜生街   作:島田愛里寿

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感想お待ちしております!!


今回の時系列としてはオールフォーワンVSオールマイトの戦いの数か月前に当たります。


第一話

畜生街につながる一本道、現在ここでは個性保持者らの戦闘が起こっていた。

 

 

ダンダンダン!!!

 

 

「ったく!!相変わらず噂通りの化け物ぶりですね!!」

 

 

なおオールフォーワンに銃撃を行っている少女こそ、主人公である不知火カヤである。

 

 

「そうは言うがね?この僕に拳銃一丁でここまで時間を稼ぐなんて君が初めてだよ?」

 

 

そうオールフォーワンがあきれつつも言い放つがこれはかなりの偉業ともいえる事態だ。

 

 

 

実際問題あのオールマイトがこれから数か月後に腹に大穴を開けられてようやく重体に追い込める相手なのだ。

 

 

つまり原作で最終決戦時のオールフォーワン相手にカヤは拳銃一丁で立ち向かってすでに数時間もオールフォーワンを街の郊外で足止めしているのだ。

 

 

これがどんだけすごいことかはわかるだろう。

 

 

※簡単に言えばゴジラ相手に拳銃一丁で戦うみたいな感じです。

 

 

「‥‥しかし、君は何故僕をここまで拒絶するんだい?僕はこの先の街に行きたいだけなんだけどね??」

 

 

「はっ!あなたの経歴を知っていたら通すわけないでしょうが!!大方街で手駒の確保と騒動を起こす腹積もりでしょうが!!」

 

 

そうオールフォーワンに言い放つカヤ。

 

 

彼女の想定は当たっていた。オールフォーワンはこの数か月後にある決戦を控えていた関係で優秀な手駒を求めていた。

 

その人材確保といい個性の収集のために畜生街に乗り込んできたのだ。

 

 

とはいえそんなのは畜生街の治安維持を一手に背負う不知火カヤからしたらたまったものではない。

 

 

ただでさえ某死神がいる街以上に事件・犯罪のオンパレードである畜生街だ。

 

 

この化け物が侵入すれば瞬く間に地獄絵図に変わるだろう。

 

 

そしてこの街出身の者が外界で事件を起こせば政府・警察からの干渉が高まるのは明白。

 

 

畜生街の三大ヤクザからの支援と言う名の恫喝を受けている彼女からすればここで下手を打てば三大ヤクザから殺される…いやそれ以上の末路をたどる可能性があるのだ。

 

 

つまり彼女にとって今は生と死を賭けた戦闘と言えるのだ。

 

 

‥‥実際勝ったとしても重傷を負えば事態が悪化する可能性があるので被弾・負傷せずに相手を撃退もしくは足止めせざるを得ないというとんでもない状況下なのだが。

 

 

とはいえ彼女がオールフォーワンの経歴を知っているというセリフはオールフォーワンからすれば聞き逃せない話だった。

 

 

「ふむ?なぜ君が僕の経歴を知っているのか興味があるねぇ?」

 

 

(しまったーーー!!)

 

 

この時のカヤの心境としては風速40mの台風と藤田スケールで言うところのJEF6の超大型竜巻・首都直下型地震・破局的大噴火が同時に起ったような状態だったとのちに次長に語っている。

 

 

実際問題オールフォーワンの経歴を知っている者はオールフォーワンの側近の柄木かその他の知人数名、あとはオールマイトとその他数名のみなのだ。

 

 

関係性もない上につい最近存在が再び判明した畜生街の一組織のトップが何故知っているのか?

 

 

オールフォーワンとしては非常に興味のある。

 

 

 

対してカヤとしては自分で墓穴を掘った心境だ。

 

 

彼女自身は転生者であった関係で前世でオールフォーワンの過去あたりまでのコミックは読んでいたし、アニメも途中までは見ていた関係で防衛室室長になった後に対外諜報を担当するメンバーに対してオールフォーワン関係の情報を洗いざらい調査させていたのだ。

 

 

その過程でオールフォーワンの過去についても裏付けを取っていて下手をすると警察やオールマイト達よりもオールフォーワンの情報を有していたのだ。

 

 

これは彼女自身の指示で最高機密扱いだったのだが自分自身で最悪の相手に情報を漏らすという大失態をやらかしてしまったのだ。

 

 

(いやまずいまずい!!あの腐れ外道なんぞに興味を持たれたら一巻の終わりですよ!!なんとか話をそらさないと‥‥!!)

 

 

「やはり君には興味が湧いてきたちょっと一緒にきて「ヒュルルル!!!」ん?」

 

 

 

ドガァァァァン!!!!

 

 

オールフォーワンの言葉を遮るかのように彼の体に120㎜滑腔砲の砲弾が三十発と130mm滑腔砲の砲弾が十五発撃ち込まれた。

 

 

「室長~~!!大丈夫ですかーーー!!!」

 

 

そこには不知火カヤの信頼する室長次席と室長補佐官がM1エイブラムスX三十両とKF51パンター十五両、そして歩兵部隊300名と関係各所のヤクザ系の人員を引き連れてきていた。

 

 

「まったく…遅いですよ…」

 

 

そう言ってカヤは不安と恐怖の圧に耐えていた精神が限界に達して気を失った。

 

 

この後、戦車隊と歩兵部隊、精鋭ヤクザたちの猛攻にこれ以上畜生街に干渉しようとするのは流石にメリットデメリットが釣り合わないと判断したオールフォーワンの撤退によってこの騒動は幕を閉じた。

 

 

 

カヤは防衛室直轄の病室に担ぎ込まれて二日後に目を覚ました。その際に室長補佐官と防衛室次長に泣きつかれて『二度とあんな無茶はしない』と約束させられたという。




次回 ヒーロー対処

過去編を書こうかと思ったのですが、どれがいいですか?

  • オールマイトとカヤの話
  • カヤの防衛室創設前の話
  • 防衛室の日常話
  • ヤクザとの抗争
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