私の畜生街   作:島田愛里寿

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ようやく東方キャラの登場です!!

あと数話後くらいにオールマイトとカヤの過去話を入れます!!


検問所は『Papers, Please』というゲームをイメージしてください。


第七話

雄英高校からA組一同を収容した護送部隊は数時間の移動ののちに隔離壁が見える位置までやって来た。

 

 

「ようやく見えてきましたね。あれが畜生街と外界を隔てる要衝。隔離壁です」

 

 

「あれが‥‥」

 

 

カヤの発言を聞いて緑谷がそう言った。

 

 

彼らの眼前にはまるで監獄かのような巨大な隔離壁がそびえ立っていた。

 

 

「あそこにある検問所を通らねばどうやっても畜生街内部には絶対に入れません」

 

 

(イメージとしては進撃の巨人のウォール・マリアの高さを倍にした100mと考えてください)

 

 

「ん?空からはいけないのか?」

 

 

常闇踏陰がそう聞くが…

 

 

「甘いですね。超常黎明期にあの壁が建設された際に設置された対空ミサイル群や対空機関砲群は修理や改修を重ねた結果、鳥一匹であっても叩き落されるレベルで警戒が厳重なんですよ。以前マスゴミのヘリが勝手に領空侵犯して蜂の巣にされるという事故があったので命が惜しかったら空から来ないことですね」

 

 

とカヤは物騒なことを言い放った。

 

 

これは事実でかなりの防空体制を設置したのが昔の政府なのは事実であるが、ここまでではなかった。強化した理由はオールフォーワンが原因であり、彼の戦闘能力と過去の経歴を防衛室諜報部経由で知った三大ヤクザの組長・幹部一同が震え上がって警備体制の強化を要請。

 

 

結果、ここまでの過剰ともいえる体制になったのだ。

 

 

ちなみに事前に連絡等をして許可が下りれば壁外から来た機体も着陸や飛行ができるのだが、件のマスゴミは一切しないばかりか『報道の自由』を拡大解釈した上で権利であると盾にして警告を無視して勝手に侵犯して撃墜されたので防衛室側の過失はない。

 

(その後にマスゴミヘリの本社から賠償請求が来たが散々警告していたのに無視したことやその無線の内容、おまけに『取材関係なら事前に連絡せい』と言っておいたのにそれを無視して勝手に来た事などを逆に防衛室から詰められて這う這うの体で帰っていったとか)

 

 

「まずは検問所で身体検査を受けてもらいます。あと持ち物もすべて確認しますよ」

 

 

「え?」「何故ですか?」

 

 

「あなた方はまだ信用できないからですよ」

 

 

 

 

 

 

 

畜生街 隔離壁 東側検問所 第一ゲート

 

 

ここは畜生街に入るための検問所である。検問所は大抵は一か所に一個あればいいが畜生街はその特殊性から第一ゲートから第三ゲートまであるのだ。といっても第二・第三は予備のようなもので普段はヴァルキューレ警察の警備局・公安局・交通局の局員たちの待機所兼休憩所として機能している。しかし、第一は外と直接通じている関係上、持ち物検査や車両検査を行う場所として機能しており、公安局が発行しているパスポートのような身分証明書のチェックもここで行われる。

 

 

今日も多くの畜生たちの街に向かう新参者、もしくは帰って来た者たちの出迎えをしているのだ。

 

 

 

「コケコッコー!おやおや!!川のギャングモドキのボスの戎瓔花(えびすえいか)じゃあないの!!一週間前に出てったけど何してきたのかしら??それにあなたの原付の荷台にある荷物は??」

 

 

庭渡久侘歌(にわたりくたか)、今日はあなたの担当日だったのね。丁度いいわ。とりあえず、はいパスポート。まぁそうねぇ…宅配業と考えてくれると助かるわ」

 

 

「‥‥宅配ねぇ?」

 

入街審査官の庭渡はそう疑問に思いながら原付の荷台を見る。どう考えても怪しい雰囲気を漂わせている。

 

 

「まぁこれで一つ」

 

 

「ん?」

 

 

戎は庭渡に札束を一束渡してきた。札束は一束一千万円、つまり一千万円の賄賂である。

 

 

「あらあら!!なかなかな贈り物ですねぇ!よろしい!!私は鶏の個性持ちですから鳥頭でねぇ?と言っても約束事はしっかり覚えるタチなので何も見なかったことにしてあげますよ♪」

 

そう言って庭渡はパスポートに『通行許可』のハンコを押した。

 

 

「都合のいい鳥頭だこと♪」

 

 

戎もそう言って原付で検問所を後にした。

 

 

 

これはいつもの光景である。

 

 

 

「相変わらず腹の読めない子だこと。でも私としては小遣い稼ぎもできてこの入街審査官はやっぱ天職だわ~♪」

 

 

そう言って庭渡は検問所内にあるコンビニであるエンジェル24*1から買って来たLチキを立ち食いしていた。

 

 

(え?共食いだって?細かいことは気にするな!!)

 

 

ブッブー!!ブッブー!!ブッブー!!!

 

 

 

 

「さっさとゲートを開けなさい!!室長も来てんのよ!!!」

 

 

 

「あわわわわ!!!す、すみません!!銀鏡イオリさん!!」

 

 

「まったく…」

 

 

「それで…あの大型輸送車に乗っているのが?」

 

 

「ええ。しっかり監査しなさいよ?普段の贈賄の件は見逃されてるのを忘れずにね?」

 

 

「はっはい!!」

 

 

 

そうして監査が始まった。

 

 

「おらぁ!!さっさと列に並べ!!持ち物も全部だせ!!」

 

 

庭渡はカヤが見ているというのもあってめちゃくちゃ張り切っていて軍隊の鬼軍曹並みの怒号で指示をしていた。

 

 

「ん!?貴様!!これはなんだ!!各ヒーロー個性やら戦闘スタンスなんかが書かれているぞ!!」

 

 

「そ、それは僕のヒーロー分析ノートです。ヒーローの戦い方や必殺技をまとめてるだけで‥‥!」

 

 

「情報漏洩になりかねないだろう!!没収!!帰りに返す!!」

 

 

「そ、そんな!!」

 

 

残当である。

 

 

そんなこんなで緑谷はヒーロー分析ノートを没収され、峰田はちょっとアレな本を持っていたので没収されるという事態が発生したが、なんとか検査が終了して彼らは雄英生徒として初めて畜生街へと足を踏み入れた。

*1
畜生街内のみに存在するコンビニであり、ブルアカのエンジェル24に外見はそのままだが中身はブルアカコラボしたことのあるローソンをイメージしてください




次回 畜生街

ブルアカ物で小説書くとしたらどれがいいでしょうか?(原作知らないのも混じってます)

  • ブルアカ×アークナイツ
  • ブルアカ(転生カヤ主人公)
  • ブルアカ(オリジナル学園)
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