なんか番外編を書くほうが心がピュアピュアするのは
何でなんでしょう?
絶side
今俺こと絶は自分の家にメリーをあがらせた挙句、
そのメリーは今風呂に入っている。
………………どうしてこうなった。
確か、蓮子がメリーと俺を呼び出したのだが
その集合場所が何故か俺の家だったのだ。
そして安定の蓮子は遅刻しているらしく、30分近く遅れている。
メリーは風呂から上がったあとも顔が赤い………風邪かな?
今の季節は冬だし、無理しなきゃいいんだけど………と
絶は思っていたが勿論不正解。
メリーside
表情が顔に出ているため絶をまともに見れないメリーは
余計絶がすぐそこにいると思うともっと顔が赤くなっていく………
蓮子side
蓮子は約束事にはいつも遅れているので怒られるのは慣れているが
今回は怒られないだろうな~と思っていた。というかそのとおりだった。
鼻歌を歌いながらゆっくり絶の家に向かう。
絶side
………………気まずい………………どうすんだこれ?
同級生の女子と自ら話しかけたこともない。
というより何が流行っているのか分からないし、
まず最初に流行の波に乗れない俺がどう接すればいいんだ?
ふむ。俺らしく行くべきなんだろうけど、
朝言われた『鈍感』という言葉が胸に響く。
俺のどこが鈍感なんだ?全くわからん。
するとピンポーンと玄関のインターホンが鳴る。
やっと蓮子が来たのだ。その音と共にメリーは慌てて
立ち上がるのだが、さっきまで正座の状態で座っていて
絶に背を向けている………この意味が何なのか分かるな?
そう………メリーは足が痺れて、後ろに倒れてしまう。
絶も立ち上がろうとした瞬間に起きたことなので
勿論絶を下に重なって床に倒れてしまう。
その音を聞いた蓮子は玄関に入り絶の部屋に行くと
床に倒れている絶がメリーを抱いていた。
蓮子は思った………こいつらいちゃつきやがって………と
だがよくよく考えてみればその原因を作ったのは蓮子自身である。
メリーはもう蒸発するのではないかと思えるぐらい
胸が熱く高鳴っている。絶はなんとか起きると
「よう蓮子………やっと来たか。実に2時間の遅刻だ。」
「まあ………ね。でもあんた。鈍感にも程があるわよ?」
「またそれか。いい加減教えてくれないか。」
「また今度………それとメリー。そろそろ絶も耐え切れないからどいてあげて。」
「あっ!ご、ごめんね。絶………」
「………………いや、俺のこそ悪かった………のか?」
「もう………駄目駄目ね。」
「そ、そんなことより蓮子?今日はどうしてここに集まったの?」
「ふっふっふ。よくぞ聞いてくれました!」
「飲み物何する?」
「コーヒーで。」
「あ、私も~………じゃなくて!」
「そうだ。蓮子はともかくメリー。小腹が空いてないか?」
「だ、大丈夫。今ダイエット中だから。」
「ああ!もう!私の話を聞け~~!」
「ほらよ。コーヒーだ。………で?なんだって?」
「明日は何の日か知っていないとは言わせない!」
「誰かが生まれた日、又は誰かが死んだ日。」
「確かにそうだけど!ていうか何で良い事と悪い事の両方を例に出したの!?」
「クリスマス………。」
「そう!つまり、我々『秘封倶楽部』は冬のオカルトを………」
「俺とクリスマス関係無い。」
「まあまあ、こういうクリスマスもありってもんよ?
そ・れ・に~~。メリーは絶に守ってもらいたいんだもんね。」
「れ、蓮子!馬鹿なこと言わないの!ぜ、絶………べ、別にそ、そんなこと………考えてなんか………///」
ここで蓮子は絶の耳元まで顔を近づけると
ボソッとこう呟いた。
「………メリーったらあんなこと言ってるけどね。
実は最近、私達をストーキングする人が出てきたの。
まあ、私達の方が気づいただけなんだけどね。
でも、メリー。なんか元気がなくなってきているの助けてあげて。」
「………分かった。」
蓮子の内心は「計画どおり………」と思っているのだろう。
もちろん作り話である………だが、絶は本気で信じ込んでいるらしい。
こういう手の話はすぐ信用してしまう質なのである………直しようも無い。
次回の話自体は長くなるかもです。
投稿日はわかっていると思いますが明日です。
番外編の次回 「クリスマス」