ネタくれ(切実)
絶side
絶は蓮子とメリーを囮に………餌にして
ストーカーを見張るように命令された。
勿論蓮子に………ただ絶はどっちがストーカーなんだか………と呆れていた。
暫くしても蓮子達を追いかけている感じの
人は見当たらないがふと気になった人物がいた。
どうもさっきから蓮子達とすれ違っている人が同じ人というか
同じ格好の人ばかりなのである。
いくらクリスマスだからといって黒服でニット帽を
被った人が普通周りにこんなにいる訳もない。
ただ何かを恐れているのか一方的には動かない。
それは絶も同じだったが………
蓮子達side
メリーはいつもどうりの笑顔で蓮子と接しているが
絶の話になると一気に元気が無くなる。
昨日の話で参加しない雰囲気があったし
それでも一緒に居たかったのだろう。
それに関しては蓮子の胸を痛くした。
だけれど本題はどうやら現れたようだ。
さっきからメリーや自分とすれ違う人が大体同じ服装をしている。
これは絶でも分かるだろう………
更に少し前より数が徐々に増えていっている。
そろそろナンパしてくる奴も出てきそうね………と蓮子は思った。
まあ、それなりに美人なのでそういう輩も現れても何ら不思議ではない。
いつもはそういうのは一蹴するのだが今回は人が多い・・・
そういう時の絶なのだが・・・それに少しずつ追いやられている気がする。
やがて一目のつかない場所まで追い詰められた。
そしてさっきからずっと横をすれ違っていた
ニット帽の男達が目の前に現れる。
そいつらニヤニヤしながらこちらを見てくる。
ある程度予想はしていたが10人以上………
この数は多すぎだと思う………
全く………この小説は18禁じゃないから
絶に早く助けてもらわないと………………
絶side
「全く………何なんだお前ら?」
「それはこっちのセリフだ………何者だ貴様!?」
「ストーカーに言う名前は無い。」
ドカッ!!
ふー。これで10人は倒したぞ。
つーか多すぎだろ。どんだけ人気あるんだあいつら。
まあ、そういう面倒臭いには慣れてるけどさ………
さてとあんまり乗り気には離れないけど
ちょっとかっこつけますか………
「待ってろよ!お嬢様方。」
蓮子達side
本当にやばくなってきたわね………
ちょっとなんでこんなに遅いの!?
絶が来ない………こいつらを避けるだけで精一杯よ!
メリーに関してはもうブルブル震えているし、
しかも親玉みたいなのも出てきたわよ!?
全く………私が言えたことじゃないけど遅すぎよ!
やがて親玉チックの奴はゲラゲラ笑っていたが急に………
「安心しろ………俺達は絶に借りがあるだけだ。」
「………それのどこが安心できるの?」
「あいつにやられた顔の傷が疼く………
お前らを人質にするだけだ………
くくく………あいつの顔を殴るって考えるだけでワクワクするぜ………」
「絶!?蓮子!どういうこと?」
「ふっふっふ。そっちのお嬢さんの為に少し教えてやろう。
絶はあんたらを尾行していたのだよ。ストーカー対策だろうがな。」
「黙ってごめんねメリー。私が頼んだの。」
「あいつは今頃俺の部下達の攻撃を食らっているはずだ。」
「絶対無いわね………」
「ふん!何とでも言え!貴様らは人質らしくしておればよいのだ!」
絶side
向かってくる敵をちぎっては投げ
ちぎっては投げ………成る程、
これが俺無双………俺強えええ!ってやつか。
そんなことしている場合じゃないけどな。
しばらく走っていると狭い道になっていく………
この奥に蓮子達がいることを確信すると周りの輩を薙ぎ倒していく。
そろそろ着くはずなんだけど
ちょっと………ジャンプするか。
ピョーン。という効果音が聞こえそうだったが
実際は地面が少し凹むほどの勢いなので
ピョーン程度では済まないだろう。
そして廃屋の屋根から屋根。
時には壁を蹴ったりなど………
もはや人間の域を越えた速度で奥へ奥へと向かう。
絶の目には金色や白色等の何かが見える。そして瞬時に判断する。
メリーと蓮子はあそこだな………と。
蓮子side
くっ!油断した!
手首をロープで縛られて
そのロープがメリーの手首も縛っている。
これで本当に人質になってしまった。
あとは絶が来たら………多分絶のことだ。
自分がどうなろうと私達を助けるつもりだ。
それではメリーが………一体どうすれば………………
「くっくっく。どうやら本命のお出ましのようだな。」
「絶!」
「………二人共どうやら無事なようだな。」
「やっとか。さあお前ならわかるだろう?
これは話し合いじゃない。一方的にお前がやられる。
お話し(殺し)だ。」
「………大丈夫だろ。お前が人質に手を出さないのは
俺がよく知っている。」
「覚えているだろう………この傷はあの時の………」
「残念嘘だ。」
「え?」
親玉がそう言った瞬間に
「てめえみたいなクソ野郎なんかいちいち覚えてる訳ねーだろーがー!!」
と言いながら絶は親玉の腹部を殴った。
そのまま親玉は廃屋の壁に直撃する。
そして慌てて周りの部下達がナイフを取り出し
斬りかかるが軽く脱臼させられた後、
ナイフを奪われる。まあ、骨折のやつもいるけど………
絶はそのナイフで蓮子とメリーを縛っているロープを切る。
そのままナイフを蓮子に渡すと立ち上がった親玉を睨んだ。
「………ちょっとやり過ぎたかもな。」
「き、貴様~!よくも!」
「は!下らねえ。」
そして本気の喧嘩もとい殴り合いが始まった。
どちらも殴ったら殴り返すといった行動しか行わない。
そして何故蹴りがないのか少し疑問に持った蓮子だった。
数分後いつの間にか親玉達は去っていた。
蓮子とメリーは絶に近づいて
「………………ありがとう。」
「………なんか不服そうだな?」
「なんで立ち向かったの?だっていくら約束したからって私達………赤の他人よ。」
「はあ………蓮子。お前、前にいったよな。」
「え?」
「か弱い女2人だけで騎士が欲しいって。」
「!…………じゃあ!」
「その………なんだ。さっきみたいな奴が出たら
お前らが大変そうだから………な。(でもさっきのやつらは絶のせい)
………お前らのき、騎士ぐらいなってやるさ。」
「………いや~。よく言ったわね。これで正式に私達の部員になったわ!」
「ちょっと待て。それ………非公式で俺入ってたってことか?」
「そうそうそれで誰の騎士になってくれるの?
どっちかというとメリーを優先して助けるわよね?」
「え?///」
「………どうしてだ?メリーは確かに助ける対象だけど
お前もさっきやられてたろ。」
「それでもなんとかなります~。でもメリーは………ね?」
「///」
「なんだ?そんなに俺がいると恥ずかしいか?」
「え!?今………なんて?」
「だから………俺が好きだからってそんなに
恥かしがるもんなのか………って。」
「えええええ!?………………蓮子!貴女吹き込んだわね!?」
「ち、違うよ!?絶………もしかして。」
「なんだよ?前から知ってたし、俺だってその気だったから
普通にこんなもんなんだろうなって思ってたんだけど。」
「きゃああああ!絶ってば朴念仁じゃなかったのね!
というか………ただ世間知らずだっただけと………
いい機会じゃない!付き合っちゃなさい。」
「ええ!?//////」
「………そう言われると何か照れるな。メリー。ほら。」
「え?え?///」
「なんだ?お姫様だからてっきりこういうのは普通だと思ってたんだけどさ。」
「いくらなんでもお姫様抱っこはそういうことじゃないと思うわよ。」
「ふーん。ま、いっか。じゃあ部活にも入るし
メリーとも付き合うってことで………」
「いえーい!私にとってもメリーにとっても
一石二鳥な日だったわね。」
「ぜ、絶。その………恥ずかしいから下ろし!?」
絶は何も言わないままメリーの
唇に自分の唇を合わせた。
メリーは驚いていたがそのまま目を瞑った。
その光景を見て蓮子は青春だねえ………と言った。
こうして謎の一日が終わる。
(もうか………いつまで………続くんだよこの………
この悲しみは………また本当の事を言えずに終わってしまうのか………
ま、待ってくれ!まだメリーに言いたいことが………!!)」
「夢だったか………………また救えなかった。」
何か今回長すぎじゃありません?
まあ………どうとでもなるって言ったら
反論できないんですが………
番外編の次回 「散々グロイグロイって言ってたやつ」2月14日投稿