ま、んなことどうでもいいんだよー。
兎に角………十三話だー!
絶は泣いていた。血塗れになって………目の前には腹から大量の血を吐き出し息絶えている。早苗がいた。他の………全員はもう………この世にはいない。
「どうしてだ………なんで………………こんなことに、俺は!」
『ドウシタカッタンダ?』
「………嘘だ。嘘だあああ!俺は………俺はまだ大丈夫だった『はず』だ!」
「ダガソレハ失敗シテシマッタ。オ前ハ………全テ失ッタノダ。」
『ああああああぁぁぁぁ!!』
悲痛の叫びが木霊する。『生きる』………ずっと生き続ける。
その行為に絶望した。自問自答してももうさっきの『声』は聞こえない。
聞こえるのは天井にベッタリついた血がぴちゃぴちゃと滴っていく音だけだった。
2008年7月10日
絶は暇していた。何するにもやる気が起きなかったが
急に外に出た。眩しい光が絶を焼くように照らしてくる。
「今日は………どうすっかなー。」
『なんだ………決めてなかったのか?』
「おう!一切決めてなかった。」
『自慢げに言うなよ。』
「そうだ!図書館に行こう。」
『何故?』
「簡単な話。電気代でなくて涼める場所だから。」
『ふーん。その程度の理由だけで………』
「家のは調子悪いんだもの仕方ない。」
『………………かもな。』
少年移動中
図書館で面白そうな本を読んでいく。
隣で緑髪の女の子が難しそうに頭を掻き毟っている。
絶が横目でその問題を見てみるとなんと『1足す1』の問題だった。
「うーん。あれ?これどうやって解くんだっけ?ど忘れしっちゃったなー。」
「あのさあ………隣で悩んでるのはまだいいんだ。なんでお前1足す1で迷ってんだよ!」
「え………ば、馬鹿にしないでくださよ?これ超難しいんですよ?」
「お前の難しいの基準がわからん。」
「あれ?そういえばどっかで見たことあるような………」
「!?………気のせいだろ………………」
「そうですかね?」
「ああ。お前は俺のことなんて知らねえだろうよ。」
「じゃあ私『東風谷 早苗』って言います。貴方は?」
「『絶』だ。姓は………名乗らなくていいか。」
「じゃあこれからよろしくです。」
「また………会えたらだけどな。」
それだけ言って絶は帰っていった。
絶は悲しみがこみ上げていた。
(『二回目』だ。………あいつに『初めて』自己紹介してもらったのは………………)
その時だった。あの『声』が聞こえてきたのは・・・
『ソレガ………オ前ノ………『呪イ』ダ。『右眼』………ソシテ、『左眼』モ………』
「上等じゃねーか。この『三回目』で終わらしてやる!」
「ゲーム開始だ!」
こんな感じで絶の過去編終了でございます。
次回は漣の過去編と行きたいところです。
次回 「神が居ても助けてくれない」