東方二重録【完結】   作:咲き人

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どうも咲き人です。やっと幻想郷作成編です。
今回から週1投稿になりました。毎週土曜午前零時投稿です。
今回は絶の二つ名が変わって原作キャラが登場してと
進展が多いような気がします。でも、ゆっくり読んでいってね。



幻想編~虹色の運命~
第二一話「幻想世界」


絶が『人間と妖怪の支配者』をやめてから10日経った。

山の所有も妖怪の長達に渡して絶は『灰色の賢者』と名乗るようになった。

流石に絶が今まで妖怪達に行ってきたことがあっても

今は人間と妖怪の間で争いが起きているため山の麓を隠れ家にするのは

危険だということになり山を霧の湖を挟んで少し高さの場所に小屋を建てた。

偶然かはわからないがそこは後に『博麗神社』が建てられている場所だった。

 

そして3日前

 

その日小屋に皆が帰ると『境界』が開いていた。

漣と妃香梨は驚いた。

こんなものを持ち込んでくるものなんて一人しか知らない。

絶は頭を手で支えるポーズをしてやれやれと首を振った。

そして『境界』から出てきたのは『八雲 紫』だ。

 

 

「あ!貴方達が漣と妃香梨ですね?どうもお初にお目にかかります。

『八雲 紫』と言います。以後お見知りおきを。」

 

「は、はあ。」

 

「こちらこそ、です?」

 

 

二人は戸惑っている。後の『幻想郷の大賢者』が目の前にいたらビックリだろう。

絶は完璧に落ち込んでいる。さっきの反応的に紫と面識があるのだろう。

しかも何考えているのかさっぱりわからない彼女は苦手なのだろう。

漣は恐る恐る紫に聞いてみた。

 

 

「なあ………あんたと絶の関係は一体何なんだ?

あんな過剰反応する絶初めて見たぞ………っていうか

絶、あんたにも苦手な人いたんだな。」

 

「ああ、大っ嫌いだ!」

 

「私と絶は『親子』なのよ。」

 

「えええぇ!?」

 

「何嘘教えてんだよ。あとお前らこいつの話まともに聞くなよ。」

 

「本当のことよ。」

 

「『親代わり』みたいなもんだ。血は繋がってねえよ。

だからお前がいるといつも調子が狂う。外の空気吸ってくる。」

 

 

絶が外に出ていくと紫は扇で口元を隠した。

漣と妃香梨はまだ驚いている。

まさか絶が紫の親代わりとは思ってもみなかったのだろう。

口を開けたままポカーンとしていた。

すると紫の方から話しかけてきた。

 

 

「貴方達のことは絶から聞いているわ。

 『運命の子』なんですってね。」

 

「『運命の子』?それって何なんですか?」

 

「絶ったら。『運命の子』というのは絶にかかった『呪い』

 が解ける子の事よ。彼しかわからない基準だけれど

 彼の能力………『感覚を絶やす程度の能力』。

 それをくらっても自我が保てる者がまず一つ。」

 

「それって………!」

 

「ええ。彼の能力は本来感覚が完全に消え去る能力。

 それなのに妃香梨・・・貴女は操られている感覚を

 覚えられた。そのことと彼の基準がマッチした。」

 

「なら、俺は?あいつに操られたこともないぜ。」

 

「さあ?霊力の扱いは上手いらしいし絶の『無音』も

 真似することが出来たからではなくて?」

 

「そうなのかなあ。」

 

「少なくとも貴方達と私は『運命の子』だということ。」

 

「紫も………?」

 

「そのことがわかって絶は私の親代わりになったの。」

 

「なんだか可哀想………紫が『運命の子』じゃなかったら

 絶は見向きもしなかったのかしら?」

 

「それはどうかしらね。彼も子供が欲しい時期があったんじゃないかしら。」

 

「自分の心配をしてくれる人が欲しかったってことか要は。」

 

「彼は感情表現が不器用なのよ。」

 

 

紫達は楽しい雰囲気になってきた。

どうやら紫は絶のことを凄く尊敬してるらしく色んな話をしてくれた。

外では絶が地面に腰を下ろし空を見ていた。

風が吹きはじめたそれはゆっくりで暖かい風だった。

 

 

「あいつら部屋で俺の話してんのか。まあ、当然か。」

 

「面白いことになってるな。」

 

「うるせえ。『風間』から連絡あったのならそれを早くしろ。」

 

「それは言えてるな。なら連絡だ。」

 

「あったのかよ。」

 

「当たり前だ。『風間』が言うには――――――だそうだ。」

 

「ふーん。つまりは紫が妖怪の主導権を握れるのか。」

 

「そういうことになるな。」

 

「やっぱりあいつの『約束』って碌でもないことなんじゃ………」

 

「そういう育て方をしたお前が悪い。あんなに大事にしてるのに。」

 

「俺はあいつを育ててない。それに大事にするのは………」

 

 

 

 

 

『ただの計画の為の重要素材だからだ、それ以外に無い』

 




絶の能力は「~絶やす程度の能力」となっていますが
実際は「感覚を操る程度の能力」となんら変わりありません。
能力名に名前入れたかったからね。仕方ないね。
そして絶が悪役みたいなことになってしまいました。どうしてこうなった。
ま、いっか。

次回 コラボ 「平行世界」明日投稿だ!!
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