次回から混沌の話です。(つまりどっちもヤバイ)
紫が妖怪の主導者になり幾多の月日が経った。
人間達と妖怪の関係は少しずつ良くなって行ってる気がする。
そう願っているだけかもしれないが。
少なくとも漣と妃香梨はそう思っている。
絶がいつも疲れた顔をしている。多分紫に追い回されたのだろう。
よくすぐに寝てしまっている。
そして紫が冬眠する時期になって数日後………
漣は人里にいた。なんだか揉め事が起きているなと入ったからである。
そこには漣がよく見知っている妖怪『風間』がいた。
彼は絶の伝言役で絶と仲が良い妖怪の一人である。
一体なにがあったのかを聞くとどうやら妖怪と人間の間で話し合いを
行うつもりだったのだが突如人里の者ではない人間が妖怪の代表を殺したそうだ。
人里の者ではないといくら言っても他の妖怪達は聞く耳を持たなくて
人里の人間のせいにしようとしているらしい。(故意ではないが)
風間はどうやら人間の味方のようで信用してるそうだ。
「分かった。つまり妖怪側の誤解を解ければいいのか。」
「どうするんですか?確かに私も襲った人間を見ましたが一瞬の出来事で
判別できるかわかりません。」
「大丈夫。人里に行くわけじゃないよ。」
「じゃあ………」
「犯人は人間の中でもトップクラスの実力だろうね。
そんな実力持ってる人なんて人里にはいない。」
「そりゃそうですね。妖怪なんて単細胞ですから考える行為
そのものが苦手なのです。」
「そんな卑下しなくても………あと、犯人は妖怪を憎んでいるような感じもする。」
「ええ。それは私も思いました。一番出入り口に近かった者が殺されましたからね。
深追いはしてきませんでしたがその気になれば私の方にも来そうな感じでした。」
「だったらまだここら辺にいるね。探そう。」
「了解しました、漣様。」
絶・妃香梨side
「まだ来ないのか………」
「漣ならまだ帰ってこないでしょ。いっつも買い物とか寄り道するから遅いしね。」
「そっちじゃない。」
「え?」
「あ、いやなんでもない。」
「そう………かしら?ああ。お昼どうしたい?」
「漣に聞いといてくれ。」
「まだ帰ってきてないのに~。」
「知るか。」
絶は外に出ていった。妃香梨は少し不思議に思ったが
すぐに昼飯の準備をしにいった。
「まだ来ないのか………」
「漣ならまだだろうぜ。」
「だから違う………『あと一人』なんだ………………」
「………そう………………だな。確かに遅いかもな。」
「漣、妃香梨、紫………『あと一人』………」
「別にいらないんじゃないのか?」
「………俺は100%の計画じゃないと安心できないんだ。」
「確率を上げているだけだろ。」
「だがないよりはましだ。今は70%ってとこだ。」
「お前自身が参加する形式にすればいいのに。」
「………………た。」
「は?」
「そのとおりでした!」
「はあ。」
「なんで気付かなかったんだ~~!」
漣side
風間がくれた情報を元に漣がある程度の距離を進むと
そこには漣には見たことがある場所………いや、建物の前に出た。
漣は驚いた心の中には誰もいないのにも関わらず質問した。
「なんで『コレ』がこの時代にあるんだよ!?」
漣が見ている『コレ』とは真っ赤に染められている屋敷『紅魔館』のことだった。
オリジナル展開が開始する!
ただし短い。
次回 「未来世界」