このなんとも言えない手の動きのズレにとてもイライラが募ります。
本当にやばい。あと今回とても長く感じた編集時間が………
妹紅はいつも何かにおびえている。
話しかけてもどっか遠くに行って夜遅くなって帰ってくる。
どうしてだろうと悩む。どうにかしたい。
漣は思った。助けたいと………
でも何かが分からない………人が信用出来ないなんて
原作では確かにあったけどあれは長い時間の中で芽生えた感情だし………
まさかこんな小さい頃からは無いだろう。
妖怪を恐れているのかもしれないが漣は人間だ。
漣と妃香梨、紫と絶以外は例外だと思ったが………
河童がたまに漣達の家に来ることもあるが
妹紅はそれを見ても何も恐れている様子はないし
河童が話しかけても返事ぐらいはする。
分からないなあ………………
絶もその事に気づいているらしいが自分からどうこうする気配は無い。
あくまでも妹紅一人で克服させようとしているのだろう。
確かにそれがこの時代の生きる術だがそこまで非道な考えは漣には無かった。
「なあ、妹紅………ちょっといいか?」
そう声をかけたがすぐどっかへ逃げ出してしまった。
漣はとっさに追いかけた。
しばらくすると妹紅の悲鳴が聞こえた。
声のした方向に行くと数匹の妖怪が妹紅の近くで倒れていた。
木々は若干焦げており焦げ臭い匂いも充満している。
妹紅は何が起きたのかわからずパニックになっていた。
妹紅の体にはいたるところに生々しい傷があるが
それらは徐々に塞がっていく………炎と共に。
そう………妹紅は絶みたく不老不死の薬を飲んでしまっていたのだ。
まあ、『不老』の部分は発揮されていないようだったが。
しかも妹紅は炎を纏って蘇る。絶の場合は知らないが………
でもこの光景を見ればさっきまで悩んでいたことはすっかり解消だ。
言ってみれば妹紅は自分が無意識の内に周囲の者に怪我を負わしているのに
罪悪感を感じてなるべく避けようとしているのだ。
漣は妹紅に近づいた。妹紅は逃げようとするがさっきのパニックで
体が思うように動かないのだろう、足が震えて立つこともままならない。
漣は妹紅をそっと抱きしめた。
「………大丈夫。俺はお前を怖がらないし追い出そうとしないよ。」
「………………………本当に?本当に本当?」
「ああ。本当だ、約束する。」
「うっ………ひっく。ひっく………ウワアアァーーーン!!」
妹紅は泣き出した。ずっとこらえていたのだろう。
溜まっていた涙をその日の内に使い切ってしまった。
長い時間泣いていたそれでも漣はそこで一緒に泣いてあげた。
結局家に帰ったのは夜遅くになってしまった。
妃香梨は妹紅の帰りを凄く心配しており
帰って頃には妃香梨も涙を浮かべていた。
数日後、妹紅は心に決めた。
旅に出るといつまでもこの家にいるわけにもいかなくなった。
だがそれには家の大黒柱の絶に許可を貰わなければならない。
そして絶がだした条件は1対1のサドンデス。
どちらかが負けを認めない限り勝敗をつけないルール。
妹紅は絶には勝てないことは分かっていた。
早くも負けそうな気がする………
でも自分でもいっぱい修行したんだ!と
自分を励ますとその指定された決闘場に向かった。
そこで妹紅を待ち受けていたのは絶ではなく………
漣だった。これには妹紅も少し驚いていた。
「漣!?なんで………」
「………絶が出した条件に『誰と戦う』かはなかっただろ?」
「そういえばそうだった………」
「妹紅………全力で戦って俺を超えて見ろ!」
「うん!勝つよ………絶対に!」
決戦の火蓋は切って落とされた。
最初に仕掛けたのは妹紅。
自身の得意とする霊力弾がマシンガンのように連射される。
霊力弾が向かってくるにも関わらず漣は避けようとしない。
直撃………と思ったが煙幕がなくなりみえたのは
霊剣を掲げた漣の姿であった。
妹紅はめげずに霊力弾で応戦するが
どの攻撃も漣からすれば止まって見えた。
力の差が歴然だが妹紅は諦めなかった。
打ち続ければ隙が出来るからだ。
漣は霊剣を使うまでもなかった。
「修行の成果はそんなもんか?おい!」
「あんまり………舐めるな!」
(ちょっと戦闘モードの妹紅の口が悪いけど気にしないで)
妹紅の霊力弾は徐々に命中率が高くなってくる。
流石の漣も避ける割合が増えてくる。
ほぼ尽きる事の無い妹紅の弾幕に対し
漣は霊剣の維持をするのにも霊力を消費しており
漣の方が霊力の消費が激しいはずなのに
霊剣を解こうとしない。
そして妹紅自体も漣に近づいてきた。
漣にとっては絶好のチャンスだが一切攻撃しようとしない。
妹紅は霊力弾が当たる気配が無かったため
カウンターを喰らう可能性が高いがそれでも
真正面から突進した。すると漣の口元が少し上がった。
漣は居合の構えをする。やはりカウンターをしようとする。
「『無音―
「『
妹紅自身が炎の鳥………鳳凰やフェニックスと
呼ばれるようなものとなり舞い上がり急降下し漣に向かって突撃する。
漣が放った斬撃は火の鳥に焼かれて消えていったが
本命の方はすっかり燃え上がった。
霊剣はさっきまでの白さは無く紅く染まっている。
「『無音―
漣が次に放った斬撃は丸く円を描いていた。
さっきまでのとは違いこの斬撃によって
妹紅の攻撃は跳ね返されてしまった。
「く!(これも防がれた。堅い………どうすればあのガードを
………これしかない。私だから出来る………
私にしか出来ない『強さ』を漣に見せてやる!)」
「どうする?俺を突破しなければこの勝負………」
「誰が諦めるか!私の強さを見せてやる!」
「その粋だ。」
妹紅はもう一度真正面から突っ込んできた。
漣はまだ何かやる気か?と霊剣を構えた。
「『無音―球―』」
「そう何度も喰らうか!」
妹紅は紙一重回避する。
そしてまだまだ近づいてくる。
漣の防御も全く歯が立ちそうにないことが
わかると漣はもう一度居合の構えをする。
「『無音―紅刀―』
漣が放った斬撃はやはり紙一重で避けるが
問題は次の攻撃だ………紅刀状態の霊剣は
大量の霊力をコストに莫大な力を得ることが出来る………
言うなれば更に魔力を追加しているのだ。
技で絶に教わった時は霊力もあまりなかったため
まともに使用することは出来なかった。
今は違う………友の試練のために使う。
漣の目は今の霊剣のように燃え滾っていた。
妹紅は漣が振り下ろした霊剣の攻撃を回避もせずに
炎を纏った拳で漣に攻撃した。妹紅の片腕は吹き飛ぶ。
激痛が妹紅を襲うがそれでも怯まなかった。
漣の腹に触れた拳はそのまま漣を吹き飛ばした。
勝負は決した。妹紅の片腕はすぐ再生する………妹紅の勝ちだ。
漣も何となく抑えている部分もあったが追求はしなかった。
手を振って妹紅の旅立ちを見送ってくれた。
それに手を振って答えていた妹紅は急に泣きそうになる。
でも泣かないと決めたのだ。何があっても………………
突然
「妹紅のシーンを書こう。あと藍のも・・・」
と思いついてしまったのだ。後悔はしていない(`・ω・´)
ただ藍もとい玉藻前が出てくるのはかなり先になる。
次回 「苦痛世界」