東方二重録【完結】   作:咲き人

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どうも咲き人です。
今回は滅の回想シーンですよ。
次回は絶の回想シーンです。


第三四話「滅之世界」

そう………俺は………誰でも無い。絶でもあいつでも無い。こんな形でしか存在できないような概念だ。でも絶は俺を必要な者だと言ってくれた。

それだけで俺は救われた。何に関しても不気味な俺を………友達で兄弟で仲間と言ってくれた。

 

 

その分俺の存在の危険性を知ってくれて迫害どころか寧ろ昔より会話してくれた。

だから俺の友を侮辱する奴は許さないと心に決めたんだ。

でもあいつは怒りという感情が無い。その代わり俺には悲しみという感情が無い。

 

 

2人で1人というものか。

結構前の仮〇ラ〇ダーでそんなのがあったよな。

まあ、どうもそんなのと似ていると思うとその製作者とはいい酒が飲めそうだ。

ん?どうしてこういう話になったんだっけ?ま、いっか。

 

 

それはそうと不便な体になったとは思わない。むしろ良かったと思う。

だからこそ色んな物を絶の中で見ていた。

封印という形で能力を閉じ込められている。

絶とは違う感情の存在なんだからか絶と対話できるというのは中々シュールだ。

 

 

ある日八雲 紫という少女に出会った。絶も俺も一目見て分かった。

『運命の子』だと………それに『あいつ』が言っていた更なる秘密とやらを持つ存在。

奴の言った通りの結果になった。

絶は知らなかったが俺にだけ教えられていたらしいが絶は紫を自分の養子に引き取った。

 

 

ただ修行としてあんまり会わなかった。それでも紫本人は絶のことを尊敬していたようだ。しかもどうやら最近俺………滅の存在に気づき始めているらしい。

まあ、知ってもどうすることもできないだろうが………

でもやっとこさ力が目覚めてきたようだな。

 

 

そして何百年も待ってやっとこさ『運命の虹色の糸』が現れた。

しかも二人も………とても運がいいな………こういう自分のことに関しては。

呪い自体は回避出来なかったがまあ、結果オーライというやつだな。

 

 

そして月日は流れ紫に式神ができてそして月に戦争を仕掛けるそうだ。

俺からしたら紫の考えに賛成だ。あの時の恨み憎しみ怨恨が蘇る。

さっさと復讐したかったというのが本音だ。

だが絶は反対した。こればかりは友である俺も理解できなかった。

 

 

まあ、体の所有者は絶だから何とも言えないが………紫がやっぱりやらかした。紫が率いた妖怪達は全員死んだ。俺達はまだ開いていた境界に入った時に見た光景は俺の封印はもう解け始まてきた。

 

 

そして絶が妃香梨を操り終わった時にはもうすでに体の所有者は絶から俺(滅)に変わっていた。

俺としてはやっとこさ復讐することができた。

それからあとはもう何がどうなったのか覚えてはいなかった。

 

 

 




いつもはナレーションが3人称ですが
今回は滅の1人称です。
まあ、次回は絶の1人称ですがね。

次回 「絶之世界」
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