いきなりですが三九話ですね。
目標は100話なんですが………この調子だと少し厳しいかな?
なので流石にこれ終わったら日常編挟みましょうね。
漣が目を開けるとそこは転生する前にいた場所………
つまり神がいた部屋もとい空間にいるのである。
漣は納得する。また神が呼んだのだと………
そしてその神が舞い降りる。この光景を見るのは2回目だが
どうして降りてくるのだろうか?普段も地面に足をつけてればいいものを………
神はまるで馬鹿女を装うように手をブンブン振りこちらにむかって歩いてくる。
「いや~大変でしたね。まさかあんなグロイの見せ付けられるとは………」
「ひ弱で悪かったな。」
「いえいえ。そんなこと言ってません。貴方は能力を理解していないのでこの結果は………
まあ、ぶっちゃけた話私の中では予想通りでした。とはいえ能力を教える事は出来ませんが、その代わりと入ってはなんですが他の質問なら答えましょう。」
「なんだ、やっぱり教えてくれないんだな。じゃあ、『絶の計画に俺達が使われる』ってどういうことだ?」
神は漣の言葉にさっきまで装っていた笑顔を消し、真面目な顔になった。
そしてふう………とため息をつくとゆっくりと口を開いた。
「………絶に特別な呪いがあることは知っていますよね?その呪いを解くことが出来る存在が貴方達『運命の子』です。ですが今はまだ解くことはできません。
その為の計画です。まあ、簡単に言うとスケジュール表です。その計画にはハードなものが多いので気をつけて欲しいってことですよ。」
「そんな訳あるか。あの時のあんたはとても悲しい声だった。そんな安っぽい話じゃないはずだ。」
「………すいませんが事実を語ることは出来ません。聞いたところで何もできませんから。
それに計画は一から作り直しているようですし、私が知っているのとは違うかも知れません。」
漣はそのことだけ聞くと話題を変えた。聞かれたくないと言っているのに無理にでも聞きたくないと言えば嘘になるが欲深は罪だという一言が頭をよぎったため遠慮した。
「絶とはそもそも何者なんだ?」
「………そう………ですね。彼はとても頭が良く喧嘩も強い………
言わば女性をメロメロにさせるためだけに生まれてきたような男でしたね。
貴方達よりも勿論年上です。」
「学校とか普通に行ってたのか?あの絶が?」
「まあ、貴方からすれば異常ですよね。でもちゃんと行ってたんですよ?高校までですけどね………」
「え?大学は?あの時の俺は大学生だったんだから成人してるだろ?」
「行ってないんですよ………彼はその時期………『行方不明』だったんですから。」
「………どういうことだ?」
「そのまんまの意味です。彼は高校生の時に起こした事件のせいで精神が壊れてしまい、何処かへといなくなってしまったのです。」
「その………事件って?」
「………………………言わなければいけませんね。彼は
『その高校にいた人間を皆殺しにしたのです』。」
「!?」
「それを彼は『暗黒時代』と言って………ま、俗に言う『黒歴史』というものですね。」
「そんなことが………」
「はい。」
漣は言葉に詰まってしまった。絶はいつも笑ってどうにか誤魔化している。
そんな絶も悲しい過去があったことにとてもショックを受けていた。
だがそんなことをしている場合ではない。今は自分の心配が先だろう。
「なら………『俺の体は今何処にある?』」
「『結界』の中ですね………肉体はですが、それと勿論ですが精神はこの空間に維持しています。」
神はさっきとは違い、敬語で質問を答えている。
漣は変わらずそのまま話を続ける。
『俺はいつからそこにいた?』
「………射命丸 文と別れて少ししたときからです。
蛇足ですが犯人は私でもわかりません。」
「その時からか………じゃあ、妃香梨と文もか?」
「鳥遊 妃香梨だけです。射命丸 文はどうやら運良く入らなかっただけのようです。」
「じゃあ、妃香梨はいつからだ?」
「………言っておきましょうか。『最初からです』」
「最初?」
「ええ。」
「月から帰ったときか?」
「いえ、それよりも『ずっと前』からです。」
「何?どういうことだ?」
「それは貴方の頭で考えればすぐにわかることです。」
漣は神がいった言葉を頭の中で蘇らせた。そして更に昔のことも記憶から引っ張る。
妃香梨に何かおかしいことが起きたところを見た記憶はなかなか出てこない。
昔からいるから慣れてしまったのだろうか………
そしてある一日で漣の記憶の採掘作業は止まった。
そこに描かれていた妃香梨は昔を振り返っても『異常』だった。
あれが妃香梨な訳がないと何度も首を横に振る。
でも逆のことを考えてしまった。だからなのかは分からないが気分が欝になってしまった。すっかり意気消沈してしまった漣に神は一言だけ言った。
「………………貴方には『試練』となるでしょう。私も悲しいと思いますが宿命で運命なのです。これで貴方と彼女はある意味で『力』を持つことが出来るでしょう。
今の貴方に見返りは不要のようですが………ね。」
漣は無言で立ち上がり神に今にも泣きそうな目で見つめるとその場をさった。
神も何も告げずに腰を下ろし床に座った。
漣が見えなくなると神は何も無いはずの空間に向かって話しかけた。
「良かったのですか?………止めても良かったのに………」
「………………………何、俺のことなんてどうだっていいからな。」
「………貴方が止めようとしても確かに私が守っていました。
でも貴方も本気を出せばあるいは………………軽く逝けましたよ?」
「………流石に無傷とはいけないだろ………いくらあんな風に馬鹿や間抜けのようなことを装ったとしてもお前の能力は………………………『太陽を操る程度能力』
そして生まれながらの二つ名は『気高き太陽神』………………
お前の名は『天照大神』なんだからな………」
天照大神なんて大層なこと抜かしておいて能力はちょっとイマイチかな?
そしてそれと対等に喋るこの人物とは一体!?
まあ、わかるよね?
次回「新創世界」