東方二重録【完結】   作:咲き人

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どうも咲き人だ。


第七三話「die dive」

妖怪の山……天狗の里。

 

 

いつもなら静かなこの里も流石に予期せぬ事態だったため、皆慌ててしまっている。

 

 

同情の眼差しを向けている漣を見つけ、走ってくる人物が一人、文である。

 

 

「漣さん!来てくれたんですか!」

 

「うん。しかし上司たちを失っただけでこの有様か。」

 

「仕方ないんですよ。自分たちで生きる術はあっても妖怪の山の統率は天狗だけではとれないので、鬼たちが必要だったんですから。」

 

 

そう話していて気づくと妃香梨と風間はいなくなっていた。恐らく、ほかの天狗たちと話をしているのだろう。そうして二人きりになったのを見計らって文が漣の腕に抱きつこうとしたその瞬間、誰かがこっちに近づいてくる気配を察知し、その行為を中止する。

 

 

その人物は漣も文もよく知っている存在……『天魔』であった。いきなりの登場に文は冷や汗をだらだらと流している。

 

 

「お久しぶりです。漣どの……」

 

顔は布切れで隠していてどんな顔をしているかはわからないが、若々しい声で綺麗な黒羽を広げている。漣は緊張している文の肩に手を置いて落ち着かせながら話を切り出す。

 

 

「それで?これからどうするつもりなんですか?」

 

「はい。致し方がありませんが、鬼たちは地上に戻ろうとしません。それなので私が代理としてこの山を統治します。ほかの役割はたくさんの方々に協力してもらいます。鬼の方々が負った傷よりは大きくありませんのでご心配なく。」

 

 

天魔はぺこりとお辞儀するとそそくさとその場を立ち去っていく。まるで今の二人の仲を邪魔しないかのように……天魔の妙な親切さに目を細めながらその後ろ姿を見送る。そして文がやっとという思いを放出するかのように力いっぱい漣に抱きつく。漣はやっぱりと思いながらハハハと苦笑する。

 

 

だが、突如として3つの気配に囲まれていることに気づく。1つは感じたことのある気配であった。漣は考えてもいないが、少しずつ怒りが体を支配する。抱きついている文も流石は一鴉天狗……敵意などにはとても敏感なのである。そして漣の怒りにも過敏に反応し、自分はここにいるのはふさわしくないと判断したのだろう。「応援を呼んできます」という一言を残してその場を立ち去る。

 

 

いきなりの登場をした、見た目があまり変わらず、ただ背の大きさだけが違う三兄弟がいた。真ん中の男は噂していたメイジであった。

 

 

 

 

風間と行動を共にしていた妃香梨も似たような気配を感じていた。まるで誘い込まれたかのように周囲に漂う霊力の塊たち、既に風間を退避させて事が起こるのを待っていた。

 

 

 

 

紫が地底に着いた瞬間、その道中にいた『キスメ』『黒谷 ヤマメ』『水橋 パルスィ』の案内を止めてもらい、地底へと帰した所で来た道を振り返る……そこには二人の少女がそこにはいた。




今、最終決戦をメモ帳とかに書いている最中なんですが、この章ぶっちゃけ言って何も考えてないんですねw 敵の名前と能力と性格ぐらいしか。ほかの章は考えているんですよ。でも今は考えながらその場その場で作り上げている状態です。
そのためなのか、なんなのか、傷心記の方もネタが完全消滅しているんですわ。

以上、10月時点の現状でした。
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