東方二重録【完結】   作:咲き人

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どうも咲き人です。今回は玄武 水滉様の知識録から白井 瞬くんとのコラボです!


第八零話「全ては神が知っている」

今未来では一月ぐらいなのだが、この世界はいつまでたっても猛吹雪が止まない。だが、この猛吹雪をなんとも思っていないのか、アドバイザーは外にいる。虫の知らせを感じているのか、外にいる。

 

 

(……ん?)

 

 

遠目からなんとなくわかるその姿を……

 

 

 

 

???side

 

 

「ああ……寒ーい。どうして俺はこんなところに……ん?あれは家か?それより……『あの黒い』のは……ああっ!寒い!寒すぎる!こうなったら能力で……って寒すぎて集中できねー!」

 

 

 

 

アドバイザーside

 

 

「一体何をやっているのだ?あの男は……」

 

 

 

この猛吹雪の中、どんな人物かも分かるアドバイザーの視力が末恐ろしいが、その目に映ったのは赤茶色の髪にすらっとした長身痩躯で、目つきは鋭く、まるで猫の様な目であり、|獲物を狩る者≪ハンター≫のようにも見える。

 

 

「おい。」

 

 

呼び止めたのは漣。アドバイザーは振り返らないが、一言「何だ?」と聞いた。

 

 

「本当に大丈夫かよ?今鍋やってるぞー。」

 

「『神のお告げ』だ。」

 

「……はいはい。分かったよ。」

 

 

 

アドバイザーは最近、自分の事は何事にも『神のお告げ』だという変な理由を使ってくる。もうそういうものだと諦めている。

 

 

 

ふむ……

 

 

アドバイザーは顎に手をやり、思考する風にポーズをとったかと思うと、一瞬でその場から消える……ように移動する。

 

 

 

 

???side

 

 

「はぁ……はっくしょんんんん!!!」

 

「……何をやっているのだ?お前は……」

 

「うおっ!?さっきの黒いの!」

 

「黒いのではない。アドバイザーと名乗っている。」

 

「……そ、そうか?俺には真っ黒にしか見えないけど……」

 

「……そんなことより寒くないのか?」

 

「寒いです!助けてください!」

 

「……ならいっそのこと『かまくら』でも作るか?」

 

「え?家は?」

 

「え?」

 

「え?」

 

「だって作者が今回はかまくら作る回だって……」

 

「メタイわ!」

 

 

この猛吹雪の中ここらを彷徨っていた彼の名前は『白井 瞬』……彼も漣や妃香梨と同じく転生者であった。

 

 

「なぁ。」

 

 

突如、瞬はアドバイザーに話しかける。

 

 

「……なんだ?寒いか?」

 

「そうじゃなくて……いや、そうだけどさ、なんで俺にはあんたが真っ黒に見えるのかなーってな。」

 

「ククク……」

 

「?何がおかしい?」

 

「そうだな……『似た者同士』だからではないか?」

 

「……」

 

 

その後無事にかまくらを作り終わっても、瞬とアドバイザーの話は盛り上がっていた。

 

 

 

 

 

 

「……そろそろ時間だ。」

 

「そうか……せっかく面白い奴に出会えたのにな……」

 

「ククク……なに。しばらくすればまたいつか必ず出会えるというものだ。」

 

「……そうだな。そういうもんだな……じゃあまたな――――。」

 

 

……久しぶりにその名で呼ばれたよ……我が友よ……




小説書くの久しぶりすぎる。コラボありがとうございました。

次回「ヤンデレに好かれる者達」
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