亜人の佐藤がキヴォトスを楽しむ   作:はふはふサドンデス

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ここらへん、亜人を読みながら書いたから先生の口調が永井圭に引っ張られてる


file.9 地獄

佐藤の足音が聞こえ始める

 

『麻酔は順番に打ってください。過剰投与は結果的に殺害に繋がってしまいます。……皆さん準備を…。』

セナが無線で指示を出す

 

 

「いくよー」

佐藤が壁から顔を出す

 

「撃て!」

 

生徒が麻酔を放つ。

しかし佐藤はそれを避けながら発砲。

 

「ッ!?」

生徒に佐藤の弾丸が命中し麻酔銃を落とす

 

「怯むな!」

 

次々と麻酔を発砲。

一発が佐藤の左腕に命中する。すると佐藤は持っていたナイフを取り出し、自分の左腕を切り落とした。

 

「…は?」

 

佐藤はそのまま片手で銃を撃つ。

 

「ン!!」

 

生徒の頭に命中し、ダウンさせる。

 

「させません!!」

チナツが麻酔を撃つ。

その麻酔が佐藤の心臓辺りに命中する。

 

「眠いねぇ」

 

佐藤が一瞬よろめく。

しかし、自分の頭に銃身を向けて発砲。そのまま後ろに飛んでいく。

 

「何を……!?」

 

佐藤が空中でリセット。そのまま発砲。

二人に命中し、よろめかせる。

佐藤はそのまま立ち上がり、麻酔部隊へと突っ込んでいく。

 

「行かせるか!!」

 

生徒が麻酔を撃つも、佐藤はそれを避ける。

佐藤は落ちていた麻酔銃を取り、生徒に撃ち込む

 

「んん………!」

麻酔を撃たれた生徒は座り込んでしまう。

眠りはしないが身体が痺れて動けなくなる

 

「そんな…!」

 

佐藤が次々と麻酔を撃ち込み、生徒の動きを止めていく。

 

「………確かに亜人対策に麻酔はいいかもしれない。

けれど、君たちキヴォトス人が撃ち込まれても困るのは一緒だろう?

むしろリセットできない分、不利になるのはそっちのほうかもしれないね」

 

立ち上がっている生徒はセナとチナツのみ。

 

「………わたしが囮になって撃たれます。その隙に佐藤に麻酔を撃って」

セナが提案する

 

「…!……わかりました……」

チナツが麻酔銃を構える

 

 

「出ておいでー」

佐藤が歩き出す。

 

セナが遮蔽から飛び出す。佐藤が麻酔銃を発砲。

セナに命中。

 

チナツがその隙に麻酔を撃ち、佐藤は右腕で受け止める。

佐藤が自殺しようとするが

 

「させない…!」

 

セナがよろめきながら銃身をずらす

弾丸が空をかすめる

 

「あらら……」

 

佐藤が倒れ、眠りにつく。

持っていた銃を落とし完全に沈黙する

 

 

 

 

『……佐藤、沈黙……。やりました………。』

チナツが無線をつなげる

 

『……了解。よくやった!……佐藤を拘束する準備をしてくれ。私もすぐに行く…』

先生が走り出す

 

「了解。

……セナ、佐藤の拘束が終わったらすぐに介抱します。それまでしばらく…」

 

「いえ………佐藤を……はやく………」

 

セナは座り込んでいた。意識が朦朧とし、よだれが口から溢れてくる。

セナが眠っている佐藤を見つめる

混濁とした思考が頭に駆けていく

 

(睡眠……よだれ……。そうだ……人間は……睡眠時……唾液の分泌量が…著しく…下がる……そうだ。……そう簡単に飲み込んだりは…)

 

 

 

佐藤が喉を動かし唾を飲み込む。

 

「……!チ…ナツ……。まだ……!」

 

「え…!?」

 

佐藤が素早く起き上がるとチナツの腹をぶん殴る。

 

「ッ……!」

 

吹っ飛んだチナツに向け、佐藤が麻酔銃を入れ替えながら三発放つ。

 

「……………」

 

チナツが眠りにつく。

 

「だいだい3発撃てば、眠るのかな?それでも一発撃つだけで、動きがだいぶ鈍るね」

 

佐藤が倒れている救急医学部の部員から麻酔銃と麻酔針を奪っていく

 

「ま……て……!」

 

セナが立ち上がろうとすると、すかさず麻酔が飛んでくる。

 

「くっ…!……なんで……起きて………」

セナが倒れ込みながら、佐藤を睨みつける

 

「ん?向こうじゃ亜人対策に麻酔は当たり前だった。だからまぁこっちも……ね?」

 

佐藤が袖を捲る。右腕には布がきつく縛られてあった。

佐藤がその布を解く。そして自殺。リセット。

 

「ふぅ……。麻酔か……面白くなってた」

 

佐藤が歩いていく。

 

「これで終わりじゃないでしょ?」

 

 

意識が途切れそうなセナが無線を繋げる

『佐藤……失敗………。麻酔…対策済み……。……こちら………全滅………………』

 

 

 

 

 

「…………了解………。」

 

無線を先生が聞いているその時には、佐藤と鉢合わせていた。廊下に二人の大人が向かい合っている

 

「やぁ、君は武器を持っていないようだけど……」

 

「…………」

(麻酔銃はある……。けど佐藤は麻酔針のスピードくらいなら避けてしまう……)

 

「君……大人だよね。頭に輪っかもついてないし…

そうか…!君が先生か。はじめまして、先生」

佐藤が手を上げて挨拶する。

 

先生が佐藤を睨む

(隙をつくか……?どうやって?こんな面と向かって…?)

 

「はじめまして、佐藤さん………。

あんた、いったい何がしたいんだ…」

先生が苦笑いする

 

「なにって………復讐だよ。アビドスのためのね……」

 

「適当なことを……言いやがって……。

それにしても、いいのか?あんた多分じぶんの頭を捨ててここに来たはずだ。死んだんだぞ……」

 

(今は時間を稼げ…!誰かが来るまでに佐藤を油断させておくんだ……!)

 

「へぇ、わかるんだ。私がここに来た方法」

 

「大体はな………。そこまでぶっ飛んだやつだとは想定してなかったが…」

 

「ま、私は気にしないよ」

 

「イカれてるな………」

 

「ところで、麻酔は君の提案だろ?一日目の襲撃からこんなに早く対策を立てられたのは上出来だけど……

先生、何か君には足りないものがある気がする」

 

「……何が言いたい……」

 

「ま、いいや。こっちのルールは変えないからさ……止めてみてよ、この学校がぶっ壊れる前に」

 

ドガーン!

 

突然、激しい爆発音が鳴る。校舎に振動が響く

 

「……?!…何をした…?」

 

『こちら一班!爆発で校舎が崩れて中央に向かえない…!』

 

『戦車、戦車だ!!』

 

『こちら二班…ゲヘナの戦車が鹵獲されて暴れているようだ……。佐藤の仲間と思われる…』

 

無線が飛び交う

 

(仲間……?いやありえない。8時すぎまでは入口に見張りがいたんだ。見張りが離れたこの短時間で戦車庫まで行って戦車を奪うなんてことは……………)

 

「……IBM………。そこまで高度なことも可能なのか…?」

 

「正解。さすが、先生。それじゃ頑張って!」

 

佐藤がそう言い終わると、戦車の砲撃が先生と佐藤のいる廊下を直撃する。佐藤を吹き飛ばし、瓦礫があたりに飛び散る。先生は寸でのところで回避し、瓦礫と粉塵の先にいる佐藤を見やる。

 

「は は は は は は は は は」

 

 






追記2024 5 21
佐藤のナイフどっから出てきたんだよ
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