『ゴホッ……佐藤が……西に…ゴホッ…イオリ……!』
先生が粉塵の中で無線で連絡する
『了解!先生は無事なの?』
『ゴホッ…問題ない…ちょっと…粉塵が…ひどいだけだ…』
『こちら一班、戦車を確認。先に戦車を破壊してから向かう。遠回りするから時間がかかるかも』
『こちら二班、もうすぐ中央に到着する』
(今、麻酔を持っているのは、イオリ、ヒナ、アコ、3班の班長、それと私だけ……。早くイオリと合流しないと)
「いたぞ、佐藤だ!」
イオリの声が廊下に響く
「ははは、風紀委員会の実力、いかがなものかな?」
「覚悟しろ!テロリストめ!」
イオリが素早く移動しながら連続で弾を撃つ
佐藤の足に命中し動きを止める。佐藤が膝をつく
「いいね、亜人はあえて殺さないもの手だ」
イオリが麻酔銃を取り出す。
佐藤は自分の頭に発砲し、そのまま遮蔽に隠れる。リセット。
「クソ!」
だが遮蔽の裏には別の風紀委員が待機している
「撃てェ!殺し続けるんだ!」
「あら」
ズガガガガ!
弾丸が佐藤に命中
「ん?」
「は…?」
弾丸が佐藤の眼の前で止まる。
IBMが佐藤の体から浮き上がってくる。
IBMが弾を受け止めていたのだ
「おしい」
『黒い……幽霊……いらずだ……ね』
IBMが生徒の集団に突っ込み、蹴散らしていく。
『IBMが出現!全員距離をと…』
無線が途切れる
「みんな……!」
イオリが走りだすと遮蔽から佐藤が飛び出してくる
「やぁ」
「あ……」
イオリの頭に0距離で弾丸がぶち込まれる
ガガガガガガ!
イオリが気絶する。
「まだやれるかい?」
『 』
IBMがサムズアップで答える
「イオリ!」
先生が駆けつける
それにIBMが飛びかかる
『ぁ゙ぁ゙あ゙あ゙あ゙アアアアア!』
「!」
「先生!」
間一髪で駆けつけたシロコが先生を抱きかかえて、攻撃を回避する。
『2班到着!佐藤と交戦を開始します』
アコが無線で伝える
「撃てェ!」
班長の合図と同時に発砲が始まる。
「おっとと」
佐藤とIBMが遮蔽に隠れた隙に、先生とシロコが後退する
「ありがとう…シロコ…」
「ん、大丈夫。無事ならいい。私が先生を守るから。」
アコが先生の方を向く
「先生、三班の状況は?」
「ほぼ全滅だ。イオリも不意打ちで気絶させられてた。このまま佐藤と交戦しても、同じようになるだけだと思う。だから佐藤を抑えながら、ヒナのところまで向かおう。」
「わかりました」
『委員長のところに合流します。佐藤を抑えながら移動してください。
ヒナ委員長、戦車の方はどうですか?』
『交戦する前に戦車は停止した。問題はないようだし、迂回して中央に向かう』
『了解』
「殿は私に任せてください。先生達は先に行って」
班長が最前線に出る
「一人じゃだめだ」
先生が班長を止める
「最終的に佐藤と戦う人数は多い方がいい。先生たちが合流するまでの時間ぐらい一人で稼いでみせます」
「行きましょう、先生。長居はできません」
アコが先生の手を引く
「……。わかった…行こう」
「無茶しないでね班長……」
シロコが不安そうに言う
「ああ、早く行け」
ズダダダダダダ!
班長の発砲を合図に全員が移動する。
(不意打ちとはいえイオリさんがやられたんだ。一人でどれだけ持つか…。たとえ何を犠牲にしても……先生たちを合流させなければ………)
班長が覚悟を決める
遮蔽からIBMが飛び出してくる。班長が狙い撃つがIBMはそれを意に介さず、班長の横を過ぎていく
「は?!くそ!」『IBMを逃した!そっちに行ってしまった!』
『わかりました。IBMはこちらで対処します』
アコが返事をする
「…りょうか………」
「人の心配してる場合かい?」
佐藤が放った麻酔が班長の脚に刺さる。
「!?……。
……………………仕方ない………」
ズダン!
班長が躊躇いなく、自分の脚を撃ち抜く。
「フッ…うぅ…!」
「……麻酔が回る前に自分を撃ったの……?」
「これで……まだ…動ける…」
足から血を流しながら、子鹿のように立ち上がる。
「いいね」
佐藤が乱射しながら走り出す。
「行かせるかよ!」
班長は弾を避けずに佐藤に発砲する。しかし佐藤のほうが狙いが良く、班長は倒れてしまう。
「くうっ……ああ……う…。」
「うん、まぁ自分を撃つのは良かったよ、それだけ」
佐藤がそのまま先生のいる方へと歩いていく。
しかし、倒れている班長が佐藤の足を掴み、麻酔の針を直接佐藤に刺しこむ。
「行か…せる…かよ……。」
「君、しつこい」
班長の脳天に大量の弾丸がぶち込まれる。班長が動かなくなる。
「…………」
佐藤が自分にも弾丸を撃ち、リセット。再び歩き出す
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「IBMを確認!接近してきています!」
風紀委員の一人が叫ぶ
(くそ!どうすべきだ…。………そうだ。さっきヒナは戦車は破壊する前に停止したと言っていた。IBMは時間で消滅する……のか…?……佐藤に関しても班長さんが抑えてくれてると信じよう……。もうそれにかけるしかない…!)
「IBMは時間で消滅するかもしれない…!ここは全員で抑えるぞ!」
「「了解!」」
全員が銃を構える。
「撃て!」
アコが命令する
ダダダダダダダダダ!
『………、、、』
IBMが怯む。しかしそれでも進み続け、僅かな遮蔽に隠れる。そのままジャンプして天井を這う。
「上です!天井を撃って!」
アコの指示に風紀委員が従い、天井に連射する。
IBMはそれを避け、集団に分け入った
「え…?」
シロコに掴みかかる
「シロコ!」
そのままシロコを壁に引きずりながら走っていく
『は は は は は は は は』
「離せぇ…!!」
シロコを壁に叩きつけ
「グフッ…!」
IBMが噛みつこうとする。
「あああ…!!!!」
一か八か、シロコが頭突きを食らわせる。
シロコのヘイローとIBMの頭が接触したとき、
佐藤とシロコの記憶と精神状態が交差した。
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『ん。これがあれば、どんな銀行だって襲える』
『暗黒銀行に…連邦生徒会の秘密銀行…大切な思い出たち…』
「「!?」」
『コレが!最後の勝負だ!!永井くん!』
『知るか!バカ!!』
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IBMとシロコのヘイローが消滅し、シロコがそのまま動かなくなる。
「………!シロコ!シロコ!」
先生がシロコの方へ走り出す。
「ん、んん……。先生。今……」
シロコが目を覚まし、頭の上に再度、ヘイローが浮かび上がる。
「……よかった。ヘイローが消えてしまったから………焦った……。」
シロコが立ち上がり
「今、佐藤の記憶が……流れ込んできて……」
「え…?」
アコたちも近寄ってくる
「ヘイローとIBMが接触した瞬間、同時にどちらも消滅したように見えました………。もしかして…ヘイローをぶつければ、IBMが消滅させられるのでしょうか。」
「いやぁ…びっくりしたよ」
佐藤が歩いて近づいてくる。
「佐藤……?!」
「実体はあるけど見えないIBM、実体はないけど見ることができるヘイロー。この2つが接触したときお互いを消滅させて、記憶の交差もおこるなんて………。ほんとにびっくりしたよ。」
「総員、構え…。委員長が来るまで、耐え凌ぎますよ…。」
アコの指令に皆が銃を構える。
「…そんな…班長…が…」
シロコが銃を構える
「さぁ…続きを始めようか……」
佐藤が銃を取り出そうとした時、壁にヒビが入る。
「ん?」
バーーン!!
壁が崩れ、現れたのはヒナ
「ごめん……遅れた」
「委員長……!」
「ヒナ……!」
「はははは!風紀委員長!やっとお出ましだ!」
「これ以上、私の学校で好き勝手はさせない……」
デストロイヤーが佐藤の頭に狙いを定める
グッドマークの記号が表示されるかが心配なところ
追記:されませんでした(泣)表現を変えてやります