亜人の佐藤がキヴォトスを楽しむ   作:はふはふサドンデス

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※物語を進めるため、実質オリキャラのようなモブが出てきます。高橋、田中、奥村、平沢みたいな立ち位置です。
ブルーアーカイブの世界観から逸脱しないようにしますのでご容赦を


佐藤がキヴォトスを荒らす
file.5 先生


ヴァルキューレから帰還した佐藤はキヴォトス内での拠点に戻っていた。

 

「やぁ、ただいま」

 

「あ、佐藤先生(・・)おかえりなさい。作戦、うまくいったね!」

 

佐藤が拠点にしているのはアビドス砂漠のどこかに拠点を構える「サイバーヘルメット団」のアジト。団と言ってもメンバーは二人。リーダーと副リーダーのみである

 

CO−OP(協力)プレイの賜物さ。飛行船に潜入できたのは君たちのおかげだしね。ところで、頼んでいたものはできたかい?」

 

「はい。テストも終わりました。今すぐにでも公開できます。このAJIN.COMを」

副リーダーが佐藤にパソコンの画面を見せる

 

「これでついに復讐ができる。あの忌々しきアビドス高校に…。」

リーダーが拳を握りしめる。

 

「………いいね」

佐藤が笑みを、浮かべる

_________________________

 

その日の夕方、アビドス高校にシャーレの先生が到着する。

先生はアビドス高校の対策委員会の教室のドアを開く。

 

「みんないるかい!?」

 

「あ、先生!」

セリカがいち早く反応する

ノノミ、アヤネ、ホシノ、シロコも先生を出迎える

 

「よかった。ひとまずは無事だね」

先生が胸をなでおろす

 

「ですがそうは言っていられない状況ではあります」

アヤネがタブレットの画面を見せる

「佐藤と名乗る男がアビドスの名前を騙りテロを敢行したことで、ネット上ではすでにアビドスに対する誹謗中傷、デマで溢れかえっています。本校に影響が出てくるのも時間の問題かと。」

 

「早くなんとかしないとね〜」

ホシノがあくび混じりにそう言う。

 

「ですがうちの高校でなんとかって……できますか…?」

ノノミが不安そうに言う

 

「うにゃ、無理だね」

 

「……!……わかっていたけど、うちの学校の人数と規模じゃ情報の訂正なんて難しいわよね…」

セリカがスマホを見ながら言う

「……そもそも、佐藤はなんで私たちの学校の名前を使ってテロを起こしたのよ。私たちは佐藤となんのつながりもないのに…」

 

「……誰か、佐藤と接触した人はいる?」

先生の問いに全員が首を横に振る。

 

「まぁ、あたりまえか……」

 

先生が考え込む。場が沈黙に包まれる

 

 

「……ん、佐藤の目的が何であろうとアビドスを救う方法が一つある。」

 

その沈黙をシロコが破る

 

「私たちが、佐藤を倒せばいい…。」

 

「「…!」」

 

「……たしかに、私たちが倒せばこの騒動も終わって、同時に無実も証明できます。ですが……」

アヤネが言葉をつまらせる

 

「おじさんも厳しいと思うな。ネットによると、佐藤はヴァルキューレのビルを破壊して、その後のSRT戦にも勝利した。まず私たちだけじゃ勝つのは難しいかな〜?」

 

「それは……わかってる。けれど先生がいれば……」

 

「それに佐藤はよっぽどの手練れかつ、なにか異様な能力を持ってるね。先生ならなにか知ってるんじゃない?」

 

「あ、そうか。佐藤の能力について。話すのを忘れてたよ。」

先生が亜人とIBMについて話す。

 

________________________

 

「やっぱりか〜。死なずの能力と謎の幽霊。……想像より厄介な能力を持っているね。不死はともかくIBMに対して情報がとにかく少ない……と。」

 

「そ、だから明日にでもトリニティの図書館に行こうかと思ってたんだ。IBMに対して無策でいけば、勝率は絶望的だ。」

 

「あれ…トリニティには行かずこっちに来ちゃって良かったんですか…?」

ノノミが心配そうに聞く

 

「いやぁ、デマに踊らされた生徒がここに攻めてきたりしたらとか思うと心配で真っ先に来ちゃった……

でもよかったよ。みんなの無事が確認できて。」

 

「まぁ…その点は私達も心配していました。防衛線を固めたりとか色々と対策していたんですが……意外と人っていうのは動かないもんですね。先生以外ここに来た人はいませんでしたよ」

 

「みんな意外と関心ないよね〜。ま、私も関係なかったらこんなに必死にはならないだろうね」

 

「……とりあえず。ここは君たちに任せてもいい感じかな。

それじゃ明日のこともある。私もそろそろ……御暇するよ」

 

「先生はトリニティに行ったあとどうするつもりなの?」

ホシノが先生聞く

 

「そうだね…標的にされている残りのゲヘナとミレニアムを訪ねる。ヴァルキューレ襲撃の際、佐藤は犯行予告をした。多分他の学校でも同じことをするだろうから、すぐに連携を取れるようにしておく。そしてそこの生徒と協力して佐藤を捕らえるさ」

 

「…………。」

シロコが怪訝そうにする。

それを見た先生がシロコに話しかける

 

「シロコ。佐藤のこととアビドスのこと。これは私の方でなんとかする。デマが広がる今、君たちが他校に入れば何をされるかわからない。安全になるまでここを守っていてほしい。必ず解決してみせるから私に任せてくれ」

 

「………。」

シロコが黙ったままでいる。

 

「……それじゃ…補給が必要ならいつでも言ってね。」

先生がドアに手をかける

 

「先生!」

シロコが呼び止める

 

「私だけでも連れてって。私も佐藤を倒すのに協力したい。」

 

「………シロコちゃん。本気で言ってるの?」

いつになく真剣な声色のホシノ

 

先生が振り返りシロコの目を見る

「………どうして、シロコは佐藤を倒したいの?」

 

「佐藤の目的は知らないけどわたしたちの学校に危害を及ぼそうとしてるのは確か。私はそれが許せない。佐藤は私たちの誰かが倒さないと意味がない。」

 

「…………。」

先生がしばらく考える

「わかった。シロコを私のボディーガードとして雇おう。私の知り合いの生徒ならシロコ一人くらいであれば受け入れてくれるだろう。けれど…私の指示には従ってもらうよ。本当に危険だからね」

 

「…!わかった。ありがとう先生」

シロコが銃と装備を準備しだす。

 

 

「シロコちゃん……!」

ホシノがシロコの腕を掴む

 

「…?先輩?なに……」

 

「………絶対、無事で帰ってくるんだよ」

なにかを思い出すかのような目で、ホシノはシロコを見つめる。

 

「………大丈夫。先生がいる」

 

「……まぁ、先生なら信じられる……か……。」

ホシノが腕をはなす

 

「……ありがとう。行ってくる。」

 

 

________________________

 

「無事に帰ってきてね、先輩!」

「行くからには思いっきり戦ってきてください」

「ここの守りは私たちに任せていてくださいね!」

「シロコちゃん。無茶しちゃだめだよ」

 

みんなに見送られアビドス高校を去る。

 

「行こう、シロコ」

 

「………ん」




本当はアビドスの全員を連れて行きたかったけど、会話量にパンクしそうになったからシロコひとりになりました
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