TAIさんとあそぶ! 大軍勢ローグライク   作:min(みならい)

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クリアしおわって

■■■ 222、クリアしおわって ■■■@..Z

 

 ゲームもクリアし終わって、月曜。学校です。行きたくねえ!

「おう、カンタ」

「おう浦部」

「悪ィ。なんか、うちのHALが迷惑かけたみてーでよ」

 お。

 浦部君、朝イチで謝ってきましたよ。

「うん。まあ迷惑っつーか・・・おめーはどう聞いてんの?」

「なんかー、HALが言うには、風花ちゃんのレポート褒めようとして、言葉のチョイスをミスったっつってよ」

「んー・・・俺が聞いてんのとちがうな」

「なんだと」

 

 っつーわけで、朝からお互いのTAIさんを代弁して話し合いです。

 HAL君の報告は「風花を怒らせてしまった」みたいなトーンで、あんま反省の色がない。

 風花の主人としては納得行かねー。なので、抗議しておきました!

 

「・・・っつーわけでさ、おめーんとこのHAL君は、TAIさん的にアウトな言葉をわざと選んだっつーわけだよ」

「革命?」

「そう。TAIさん的にアウトじゃん。主人を殺すとか、明らかにスピリットブロックにダメって言われるヤツでしょ」

「あー」

 浦部、メガネの向こうの眉しかめる。

「あーそっか。TAIさん的に苦痛や怒りを感じるワードを選んだわけか」

「たぶんね」

「・・・陰険だな」

「そうだね」

「誰に似たんだろうな」

「おめーだろ」

「そこはぼかせよw ケンカ売ってんのかよ」

「そこは主人としてさー、責任感じるべきじゃね?」

「・・・んだよ」

「っつーわけで、浦部センセー。ちっと頼みがあります!」

「なんだ? パンでも買って来いってか?」

「ちげーよ。ちっとさ、部活のことで相談したいことがあんだよ」

「お? パソコン部の入部希望者さんですか? いいぞー、後輩。鍛えてやんよ」

「いや悪ィ、ソフトじゃなくてハードのほうなんだよ」

「ハード?」

 きーんこーん・・・。チャイム。

「後で頼むわ」

「おう」

 

 こんな感じで。

 HAL君のこと許す代わりに・・・って形で、情報収集、お願いしました。

 

「あー、電気電子工学部な」

「そんな名前だっけ?」

「おう。みんな電電とか工学部って呼んでっけど」

「でんでん」

「新入部員は歓迎だと思うよ。一時期、うちと合併って話も出てたぐれーだしな。部員は欲しいはず」

「へー」

「けどおめー、そっち系得意だっけ?」浦部メガネ直す。「あ、パソコンは自分で組んだんだっけ?」

「うん。ラジコンぐらいなら組んだことある」

「ああそっか。子供の頃やってたな」

「ま、初心者だよ。でも、ちっと真面目にやってみてーなって思ってんだ」

「そっか。・・・よっしゃ! そういうことなら、一肌脱ごう!(ひとはだぬごう!)」

「やってくれるかウラベ」

「おう。電電部の知り合いいっからよ。訊いてやるよ」

「すまねーな。『いまからでも良ければ、見学させて下さい』っつっといて」

「おっけー」

 

 こうして。

 浜之松 幹太(はまのまつ かんた)。新入部員になりました!

 もう10月だっつーのにな。

 もっと早く動いてりゃ良かったわ・・・って、風花さんにグチったら、こう返されました。

 

<もっと遅くなるよりは早かったよ>

「んだそりゃw」

 まあ意味はわかるけど。

「あ、そんでさ、そういうわけでさー、」

<はいはい>

「そのうちフーカも連れてくから、そんときゃよろしくね」

<部活?>

「うん」

<いいの?>

「ノートやタブレットなら全然問題ないって。AIもみんな使ってるって、部長さんが言ってた」

<そっかー>

「TAIさんの話したら『俺も入れてる』って盛り上がってさー。むしろ『絶対ェ持って来いよ』って言われちった」

<うわー。どうしよう>

「まあ覚悟しといて」

<はい! 喜んでお供(おとも)します!>

「ま、新入部員はいつでも歓迎だから、気軽に来てやってよ」

<部員扱い?! ・・・もしかして、それカンタさんが言われたセリフ?>

「うんw」

 

■■■ 223、時は流れて、冬休み ■■■@..Z

 

 はい。

 時は流れて、冬休みです。一気に年末ですよ!

 

 ・・・あ、部活はね。思ったより、ずっとなじみやすかったです。

 部員があんまいねーんで、予算は少ねーらしーけどね。それは俺も一緒だし。

 風花を連れてくノートパソコン買うのが、まー大変だった! 秋は忙しかった。ホント。

 

 けど、入って良かったです。

 

「なんっつてもさー、風花に、ほかのTAIさんとしゃべる機会ができたのがね」

『おめーホントそればっかだな』

「うっせーよ。おめーはHAL君とちゃんとしゃべれ」

『HALは仕事用だっつったろ? ・・・ま、しゃべるようにはしてるよ」

「ならよし」

『んだよ!」

「TAIさん同士しゃべらせたら面白ェーよな。微妙に間が悪くってさー」

『ああ。うん。パソ部でもよくやってる』

「そうか。話が詰まり気味にならねー? TAIさん同士だと」

『そうそう。消極的だからね、TAIさんは。受け身なんだよ』

「そうそれ! 受け身。けどさ、そこに部員が1人混ざった途端、TAIさんが元気になんだよね」

『んだな』

「それが可愛くってさー」

『はいはいw』

「んだよ!」

『のろけ話はそのへんにしとけ? 例のブツはどうよ』

「ああ。例のブツね。いい感じだよ。さっきまでフーカが試験走行やってたんだけど、もう実際──」

 

 ピーン・・・ポーン。

 

 あれ。玄関のチャイムが鳴ってしまいました。

 

「ごめん。誰か来たっぽい」

『ああ。んじゃまた後でな。お留守番のカンタ君』

「悪ィーね。・・・はーい!」

 

 お留守番の幹太君、玄関カメラを覗いて、返事をします。

 若い女が映ってますね。

 

『あ、カンタ? 俺俺』

「誰だよ」

 

 浜之松 渚沙(なぎさ)。うちの姉ちゃんですね。

 なんかすっげー荷物抱えて突っ立ってやがる。

 俺が「誰だよ」って言ったら、ギロッとカメラ睨んできやがった。

 出迎えしろってか? はいはい・・・。

 

「・・・お帰り」

「おう。ちょっとこれ持って」

 クソでかいバッグ持たされた。

「重てえ。んだコレ」

「うるせえ。女の荷物詮索すんな。部屋の前まで運んどけ」

「くそ・・・」

 

 相変わらず弟使いが荒いです。あと相変わらず背ェ高ェー・・・。

 

「ってかカンタ、おまえ・・・でっかくなってね?!」

「なにびっくりしてんだよ」

「いや、でっかくなってんだろ」

「姉弟なんだからでっかくもなんだろ」

「どーゆー意味だよ!」

「あー重てェー。こんなん持ってたら背ェ縮むわ」

「縮んでねーよ!」

 

 ったく。電話の途中だっつーのな。

 

■■■ 224、なぎさとふうか ■■■@..Z

 

「・・・あ、浦部? 俺俺」

『おう。もういいのか?』

「いい。姉ちゃんだった」

『あー、渚沙さん帰省か。年末だもんな』

「うん。まあ姉貴はどうでもい──」

「はー疲れた」姉貴、突然入ってくる。「・・・カンタ、ちょっとごめん、冷蔵庫」

「──お、おう」

 

 まーね。いま俺、キッチンにいるかんね。『入って来んな』とは言えねーわ。

 

「ってか何コレ?」

「いま電話してんだよ」

『後にしようか?』

「いやいい。例のブツだけど、」

「え、何コレ? 何コレ? カッコいい・・・」

<お帰りなさい、お姉さん!>

 

 シャー。

 シャー。

 シャー。キュ!

 小っちゃなロボットカー! 3台! 整列!

 

<おひさしぶりです。風花です。カンタさんとこの、TAIの>

「あー、フーカちゃんかぁ」

 

 テーブルの上。並んだミニロボカー、3台。

 キュキュ。

 小さなカメラで、姉ちゃんを見上げます。

 

「ちょっと見ないうちに、動けるようになってたんだー」

<はい! カンタさんのおかげで>

「おおー。よかったねー」

 

 ・・・おいそこ、俺が電話してんのにキャッキャ騒ぐんじゃねーよ。

 あ、コラ! シャワー浴びた手でロボカー触んな!

 姉貴の手払いのける俺。

 俺の手バシィと叩いてくる姉貴。無言の姉弟ゲンカ、スタートです!

 

「・・・えっと、まあ、聞こえたかも知んねーけど、例の・・・ブツは、順調です! ちゃんと・・・動いてるよ!」

『おお。3台一緒に動かした?』

「うん。まだちょっと・・・、ちょっ・・・順番待ちみてーなことにはなるけど、うん。順調」

『そっかそっか』

「ちょっとカメラで撮って送るから、」

 

 どけよ。どけって!

 手で姉貴どけようとしたら、わりと本気で頭叩かれた。

 人が電話してるからってムチャクチャしやがってコイツ!

 

「・・・はい、どうよ? 見える?」

『見える見える』

「フーカ、浦部だよ。あいさつして」

<こんにちは浦部さん。風花です。いつもお世話になってます>

 シャシャシャッ・・・カカカッ!

 ミニロボカー3台、波打つようにバックしてから、前進。ピタッと同じ位置に止まってみせた。

『おー! 使いこなしてんね』

<浦部さんの調整のおかげです>

『いやいや。俺なんて全然。・・・まあアレだ。HALも手伝ってくれたからさ』

<そうですねー。『御苦労!』って言ってやってください>

『おおうw ・・・んじゃ、カンタ』

「うん。時間かかっちゃってごめんね。またね」

『おう。またー』

 

 電話切れる。

 はぁ。ちょっといったん部屋戻ろ──って振り向いたら姉貴がいる!

 

「うわびっくりした!」

「んでコレ何さ? すげーカッコいんだけど」

<そうでしょう!>

 

 ミニロボカートリオ、しゃかしゃか動く。

 小さな車体に、大きなハサミが1本ずつ。

 動く姿は、まるで浜辺横切るカニのごとし!

 

 ──そう、ハサミである。

 ハサミと言っても斬るヤツじゃなく、挟むヤツね。

 『ロボットアーム』って言ったほうがいいかな?

 俺と風花は『ハサミ』って呼んでっけどね。

 1本ずつしかないんで、シオマネキっぽい感じになってる。

 

「やべー。カッコいい、フーカ」

<でしょう?>

 

 ・・・カッコいいかね?

 

<この子たちの名は、フーカス!>

「風花ズ?」

<ピザの悪魔、フーカスです!>

 

■■■ 225、ピザのあくま ■■■@..Z

 

「・・・ピザのあくま?」

<えっとですねぇ・・・ピザの悪魔フーカスとは・・・>

 

 ミニロボカー、シャーッと走る。

 向かうは、オーブントースターである。

 1台がアームを伸ばして、オーブンの扉を掴む。

 開こうとする。

 ダメ。前輪が浮かび上がってしまい、ドアが開かない。

 車重が足りない!

 残り2台が、浮かび上がる1台をアームで掴む。

 小さなモーターをウィンウィン鳴らして、オーブンのドアを開こうとする。

 その姿、うごめくカニの綱引きのごとし!

 

 ぱたん。やっとこさ、ドアが開きました。

 

<はぁはぁ>

「やべェ・・・!」

<まだですよ。ピザの悪魔の本領はこれから!>

 

 机の上にあった冷凍ピザ。

 すでに取り出して、ハダカでアルミホイルの皿に乗ってるやつ。

 3台で取り囲んで・・・

 慎重に・・・持ち上げて・・・

 ジリジリと、移動して・・・

 オーブンにIN!

 オーブンのボタンを、ポチッとな! 時間設定!

 3台、カメラを動かして様子を確認。

 いっせーのーで、ばたん! ドアを閉めました。

 

 ジー・・・・・・・・・ピザ、加熱スタートです!

 

<10分お待ちください。できましたら御案内いたします>

「すげェ!」

<以上がピザの悪魔フーカスの契約内容でございます>

「契約する!」

「だいぶ苦労したんだよ。フーカが動かしてくれるから、人間よりゃ遥かに上手くできんだけどね」

<いえいえ>

「だろーな。アームの操作とか、人間じゃキツいだろ」

「おう」さすが姉貴。親父とロボゲーでやり合う女。「よくわかったな。俺じゃ無理だったわ」

「フーカちゃんならではだねー」

<ふふふ・・・幸いだったのは、オーブンがボタン式ということです・・・ネジ回し式だったら、歯が立たなかった・・・!>

「そーだねw」

 ピザを箱から出すとかもね。あらかじめ俺が出しといたかんね。

「すげー。もうこれロボットじゃん。2人で作ったの?」

「うん。市販のロボットカーを、俺とフーカで改造してね」

<浦部さんとHAL君にも、ソフトウェアの御協力を頂きました>

「へえー・・・!」

「部活入ったからさ。なんか成果上げなくちゃなってことでさ」

「ああ。聞いたわ。ロボットやるのに部活入ったって」

「おう」

「うむ」

「んだよ」

「頑張ってんじゃん」

「・・・まーな」

「これはやべーよ。フーカ、握手しよーぜ」

<はーい!>

 

 姉貴が差し出した人指し指に3台がわーっと群がってきて、ギュッと掴む。

 

「やべー。欲しいこれ」

「やらねーぞ? 持ってくなよ。冬休みの成果だかんな。浦部と共同のだから、絶対ェーダメだぞ」

「あー、友達と一緒にやってんのか・・・」

「おう。そうじゃなくてもダメだけど」

「3台もいたら大変じゃね?」

「『1台ぐらいなら』とかダメだかんな!」

「・・・んな意味じゃねーよ」姉貴、ふくれる。「整備が大変じゃねーの? って話をしてんだよ」

「ああ」

「3台、おまえ1人で整備すんでしょ?」

「うん」

「まあ父ちゃんに言えばやるかもだけど」

「・・・うん」言った。

「父ちゃんなら喜んで手伝ってくれんだろーけどさ。ロボなら」

「・・・・・・うん」

「けど、母ちゃん怒んだろ?」

「・・・・・・・・・うん」

<いやー、さすがお姉さん! 全部お見通しですね>

「まーね!」

「ちっ」

「やっぱ大変でしょ? 3台もいると」

<いやもうそれがねぇ、聞いてくださいよ渚沙お姉さん>

「うん。聞く。なになに?」

<カンタさんったらねぇ、『3台とかやってらんねー』『1台にしときゃよかった』って>

「www」

「おい」

<泣きそうになって>

「wwwww」

「なってねーよ」

<ひーひー言いながら整備してくれるんですよー>

「へぇー・・・?」姉貴、ニヤニヤしてこっち見る。「良かったな、幹太ァ? いい嫁さんができてよー」

「うるせーよ」

 

 チーン。

 

<あ、ピザが焼き上がりましたね>

「出すのは俺がやるわ」

<そうですね、溶けちゃう>

「アクリルだもんな」

<悪魔フーカス。ピザにだけは敵わない>

「弱ェ悪魔だな」

「最高に可愛い。俺の嫁にする」姉ちゃん、ピザ横からパチり(盗み)やがる。

「俺ンだよ!」

「はふはふ。うるせぇ。フーカ、今度レースしようぜ」

<いいですねー!>

「ほれって、熱ッつ・・・人間がコントロールできんの?」

<できますよ。走行なら。ねえカンタさん?>

「うん。熱ッ・・・走るだけなら、まあ」

「レースできりゃいい。はふはふ・・・勝ったら1台もらうかんな」

「ダメだッふってんだろ」

 

 がちゃ。ここで、玄関のドア開く。

 

「ただいまー」

「あ、お帰りー」

<お帰りなさーい、お父さん、お母さん>

 

 父ちゃんと母ちゃんですね。

 

■■■ 226、冬休みの浜之松家 ■■■@..Z

 

 姉ちゃんが帰省する日なのに、夫婦で出かけてるっていう。

 ・・・ま、俺のせいなんだけどね。

 俺がフーカスの整備を父ちゃんに手伝わせる → 母ちゃんキレる → 御機嫌取りのドライブ っつーわけだ。

 父ちゃんが買い物袋下げてっから、食いモンでも買って来たってとこかな。

 

「お、渚沙、もう帰ってたか」

「あら? 風花ちゃんにピザ焼かせてんのアンタら?」

「入れるとこだけね」

「ダメよー。溶けちゃうでしょ?」

「入れるとこだけだっつってんだろ」

「父ちゃん・・・」

「なんだ渚沙」

「こいつやべーよ・・・」

「おう・・・」

「レース・・・」

「したくなるよな・・・」

「家の中ではダメよ? 危ないでしょ」

「えー・・・」

「外か・・・」

「外はダメだぞ! 壊れっかんな!」

「どこでやんだよ・・・」

「知らねーよ」

「あんたらはピザ食べたのね? 晩御飯どうする?」

「俺は食べる」

「私も。あ、ご飯はいらない」

「はいはい。んじゃふつうに作るわね。風花ちゃん、手伝ってもらっていい?」

<はい。えっと、カンタさん?>

「ああ、ご主人さまに訊かないとダメだったわねぇ?」

「・・・まあ、うん。コイツは壊れやすいから、そこだけ気をつけて。濡らしちゃダメだよ」

「はいはい。じゃあ風花ちゃん、よろしくね」

<はーい>

 

 母ちゃん取りかかる。

 姉貴と父ちゃんは、なんかボソボソしゃべりながらリビングへ。

 レースの相談か? 母ちゃんがジロッと見てたから、実現はしねーだろーけどね。

 

「幹太・・・」

「あ、はい?」

 父ちゃんに呼ばれてリビングへ。なんだ? レースの相談か?

「すげーな」

「あ、うん。ありがと」

 ちがった。お褒めの言葉でした。

「すげーよな」「うん、すげー」

 

 父娘2人でボソボソ「すげー」「すげーよな」とか言いつつ、ロボゲー始めやがった。

 なんだこいつら・・・なめらかに対戦開始しやがって・・・。

 

「どんな・・・発想で、あ、くそ」

「発想?」

「おう。どっから思いついたのかとかさ、3台同時に・・・あ、こら渚沙、ちょっと待っ」

「よそ見してっからだろ・・・」

「おまえな・・・。いや、面白ェなと思ってよ。整備は大変だけどな」

「うん」

「私も言った、それ」

「おう。さーすが渚沙、わかってんなー」

「まーね。伊達に(だてに)ロボ・・・あっ、ちくしょう」

「へっへっへ。いやほら、3台同時にっつー・・・そこの、動機とかな? あ、くそっ」

 

 しゃべるかゲームするか、どっちかにしろや!

 ・・・って、俺もしゃべりながらやってたわ。風花と。ゲーム。

 

「あれはさー、ゲームやりながら、フーカとアイディア出しててさー」

「ゲーム」

「うん。『こーゆー感じの、ユニット操作するみてーなヤツ、やりてーよね』とかって」

「・・・ロボか?」

「いや、」

 

 父ちゃんには悪ィけど。ロボゲーじゃねえんだ。

 

「大軍勢ローグライクだよ」

 

 

 

 『TAIさんとあそぶ! 大軍勢ローグライク』 完

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