みなさんどうでしたか?クリスマスは。三元神こと作者 は家族とクリスマスを過ごしました。毎年の如く家族と過ごすこの日は……ある意味最高で、やっぱり悲しい1日です。なんたって、家族のひとりでもあるお祖父ちゃんの命日がもうすぐ来るんだなぁ……なんて思ってしまうから……。
さて、そんな欝になるような話はさておき……みなさんはどの様なクリスマスを楽しみましたか?まぁ、リア充を見ていると、心の中で(・д・)チッ……なんて言ってしまいますが、リア充はリア充。僕らは僕らです。クリスマスなんて、楽しんだもの勝ちなんですよ。たとえ1人でもね。楽しめたらそれでよしです!
さて、今回はクリスマス編です。実は昨日のうちには更新したかったのですが、何故か家の電波が死んでいて更新が出来ませんでした。なので、昨日更新予定だったものを、今更新します。それではどうぞ!
番外編 メリークリスマス
ここは結城家のパーティー等をする大ホール。そこには数多くの人物達が集まっていた。
「MerryX'mas!」
『メリークリスマス!!!』パチパチパチ
今日は楽しいクリスマス。そんな日に、みんなパーティードレスやスーツを来てオシャレをした地球連邦軍の隊員達が楽しくはしゃいでいた。そんな中、結城家のメンバーが大きな舞台の上に集まっていて、綺麗に並んでいた。その真ん中にいた長男の結城光輝が前にでて、マイクを使い叫んだ。その同時に他の人達も叫んでいた。
「さて、みんな今日は楽しんでるな?」
『おおおおお!!』
光輝の呼び声に、本当に楽しそうに答える地球連邦軍のメンバー。
「さて、みんな毎年恒例のアレが来たぞ!準備はいいかなぁ?」
光輝の言葉に反応し、全員が一斉に服を脱ぐ。すると、そこにいたのはサンタコスをした地球連邦軍の隊員達だった。光輝たち結城家メンバーを見るとこちらも同じくサンタコスだったのだ。メイドたちもサンタ風メイド服へと変わっていた。
「さぁ、いまからお前達がやる事はいつもと同じ。各支部の近くにある子供の保護施設にプレゼントを上げるのが俺達の役目だ。彼らは俺達が戦場などで保護した身寄りのない子供たち。勿論、この島に住んでいる殆どがその子供たちだ。まぁ、お前達の息子や娘もいるが、やはり保護した子供の方が多いいだろう。そんな子供たちにプレゼントを渡す。それが毎年の役目だ。新人もいるだろうが、そこは先輩に聞いておけ。
さて、まず先にこの島にいる子供たち”全員”に渡そう。もちろん、自分の子供には自分でな。次は、世界中に散らばっている、俺達の作った子供保護施設とそれぞれの地域や国が作った子供保護施設にプレゼントを全員で配るぞ!もちろん俺達も参加する。
さぁ!お前達!!はりきって行こうじゃないか!!!」
『わぁあああああああ!!!!』
「それでは…………任務開始だ!!!!」
光輝の叫び声と同時に走り出す地球連邦軍。
「さて、俺達も行こうか?」
「そうだな。今年も頑張らなくてわな。」
「そうね。あと、幻想郷のメンバーも手伝ってくれるそうよ?」
「楽しみだね。朝を迎えた時の子供たちの笑顔がいまにも浮かぶわ」
「全くそうね。私達も頑張らなくちゃ。ねぇ、ツバサ」
「そうだね。優子姉さん。俺は日本と冥界の方も行かなくちゃならないから、一番忙しいよ。まぁ、能力を使うからまだ楽なんだけどね。それに、子供たちが喜ぶなら、それで充分さ」
「ははは、全員やる気満々だな。なら、行動開始だ!」
『了解!』
こうして、一斉に消える結城家メンバー。なかなか忙しそうである。
――――――――――――――――――――――
「さぁ〜て、サンタさんが来たよ〜」
「あらあら、みんなぐっすり寝ちゃって」
「ほっほっほっ。サンタっぽく参上!」
「おー忙しい忙しい!」
「明日が楽しみだぜ!」
「よっ、そっちはどうだ?」
「こっちは完了だ!他のを急がなくては」
「おお、すごく重い。しかし、子供たちの笑顔のために俺頑張る!」
「くっ!俺の足よ動け!子供たちが待っているのだ!」
「たとえこの身が滅びようとも、私は子供たちのために配り続ける!!」
「うおお!燃えてきたーーー」
「うおお!!萌えてきたーーー!!!!」
「おい!なんであの暑苦しいのとロリコンを幼女だらけの施設に向かわせた!」
「勝手にいってしまったのです!匂いを嗅ぎながら!」
「犬か!?」
「おい!こっちを誰か手伝ってくれ!人が足りない!」
「わかった!いますぐそちらに向かおう!」
「おーい!プレゼントが足りないぞ!誰か来てくれ!」
「はいはいはーい!」
「おい、なんだこれ?プレゼントなのか?」
「あっ、すまん間違えた。こっちが子供のだ。それ爆薬」
「なんだこのプレゼント。動くのだが……」
「え?中身クッキーだぞ?なんで動くんだよ」
「おい!それアイツが作ってたやつだぞ!」
「「なん…だと……!?」」
「えいさ!こいさっと!」
「いや〜!いい汗かくなぁ〜」
「父ちゃんがいまからプレゼントを配りに行くからなぁ!」
「早くしないと、あの子達起きちゃうわ!」
「よいしょ!よいしょ!」
ここはモニター室。その映像には各部隊メンバーが映っていた。そして、そこには執事服にメイド服を着た人物達がいた。
「あなたはそちらに、貴方がたはあちらを、そしてあなたは別働隊の支援に行ってください。さぁ、まだまだあります。キビキビと働いてくださいよ!」
『はい!』
数々のメンバーの動向をモニターで見て、そして指示をだしている結城家のメイド長。的確な指示で誘導し、もう配る予定地の70パーセントも終わっていた。流石は光輝の嫁であり最高のメイド長である。
その頃、光輝たち結城家メンバーは……
「ふぅ、こんなものかな?」
光輝はアメリカにて、結城家の施設にいる子供たちのプレゼントをひとりで運び終えていた。
「よし、次はあっちか。」
レイジも光輝と同じく、ロシアにある結城家の子供保護施設を1人でやっていた。
「ナツルはそっちに、優子はあっち、私はこっちに行くわ」
「わかった。皐月も頑張ってね」
「ナツルに皐月、わたしは先に行くわね!」
「ええ、二人とも気をつけてね!」
皐月、ナツル、優子の三姉妹は手分けして同じ地区を回っていた。
そしてツバサは……
「よし。あっちがこれでこっちがあれ、そんであれがこれでこれがあっちでそれがここ……ふむ、ざっと見て1万個か……多いいな。よし、スキマを使うか!」
そう言いながら、大量のプレゼントを隙間で落として、直接スキマで配っていた。その額には流石に多かったのか汗がでていた。
「流石は冥界だね。かなり広い……。ちょっとばかりきついよね」
そう言いながらも次々とプレゼントを配っていくツバサ。
「ふぅ、あともう少し……頑張らなくっちゃね!」
気合を入れて、また同じ作業を繰り返していた。
そんな毎年恒例のプレゼント配りも終を迎えてきた。
「――さて、これで最後か……」
ツバサは最後のプレゼントを配り終えた。
「よし、終わったね。――帰るか」
そう言ってスキマを使い結城家に帰ってきたツバサ。そこには、他のメンバーが全員揃っていた。その中には幻想郷組のメンバーもいた。
「ありゃりゃ、俺が最後だった?」
「おう。だが俺達もついさっき帰ってきたばかりだ。それにお前の所は一番多かったからな。助かったよありがとう。」
そう言ってツバサにお礼を言う光輝。すると、光輝がマイクを持って叫んだ。
「みんなぁ!!お疲れ様だ!!今日は本当にありがとう!凄く助かった!さて、みんなも疲れたろう。今日は存分に仕事のことを考えずに休み、このクリスマスパーティーは存分に楽しめ!乾杯!!!!」
『乾杯!!!!』
そして、忙しいクリスマスが終わり、また騒がしい1日となったのだった。
かなり簡潔でおわらせました。さて、次回の最新話はできれば今年中には出せたいな。