ハイスクールD×D~最強男の娘の転生物語~   作:三元新

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今回はVS焼き鳥野郎ですね♪さぁ…!どうやって遊びましょうね~♪


7話 レーティングゲーム決着です!

―つばさside―

俺達は今、ライザー…焼き鳥野郎の所に来ている。今はリアスさんと一騎討ちをしているみたいなのですよ。今のところはリアスさんが押している見たいですね。そりゃ~妹紅さんに鍛えてもらって負けてたら、許しませんよ?でも、流石のリアスさんでもアーシアを守りながらはキツそうですね…。それに…他の人達も流石に初めてのレーティングゲームのせいもあって、かなりの疲労が体にきている見たいですね。いくら強く体を鍛えても、流石に心までは鍛える事はできませんからね~…。

 

「部長ー!兵藤一誠只今参りました!!」

 

「部長!僕も来ました!」

 

「部長…、私もきました。」

 

「部長、私もきましたわ」

 

「俺もきましたよ~、リアスさん。」

 

すると、リアスさんとアーシアはこちらには気づき、笑顔になった。

 

「ありがとう!みんな、助かったわ」

 

「みなさん!助かりました!!」

 

ふたりとも、少しボロボロですけどもまだいけますね?俺は少し見守っていましょうか…。流石にリアスさんとグレモリー眷属のゲームなのに、先に俺が一人勝ちをしてしまうと、顔がたちませんからね~。少し待ってタイミングを見てから手助けしますか。

 

「つばさちゃん!お前は手を出さないでくれ!俺達でこいつをぶっ飛ばしてやるから!」

 

「わかりましたよ…。頑張ってくださいね?グレモリー眷属の皆様」

 

「わかったわ!さぁ!私の可愛い眷属達!あのライザーをみんなで倒すわよ!」

 

『はい!部長!』

 

ライザー対グレモリー眷属の戦いが今始まった。

 

「くらえ!」

 

「はぁっ!」

 

ドっ! ザシュっ!

 

「くぅ…」

 

木場の剣とイッセーのパンチを諸にくらい怯むライザー。

 

「うふふふ、さぁあなたは何処まで耐えれますかしら?」

 

ズガガガガガガッ!

 

「アガガガガガガ!?」

 

ライザーは朱乃さんの雷光をまともにくらい黒焦げになるが、またすぐ回復した。相変わらずフェニックスなだけあってしぶといなー。

 

「落ちてください…」

 

小猫ちゃんは気の波動を纏った打撃技でライザーを叩く。手を開いた状態で指だけを折って手のひらに白色の気を纏って手をつきだしてライザーの腹に当てた…。

 

「グホォ!」

 

ライザーは吐血しながら地面に落ちていった。少しライザーの炎の翼がゆらいで小さくなった…。流石に朱乃さんの雷光の“光”と小猫の“仙術”を連続でくらってダメージが無いわけがないよね~。それでもまだ立ってるけどね…。

 

「ライザー!!くらいなさい!」

 

リアスさんは片手をだして手のひらにから物凄く大きな蛇みたいな物がライザーを襲った。

 

「ぐ…ぐあああああ!!」

 

ライザーはその蛇みたいな物に噛まれて体の右半身が綺麗になくなった…。

 

「ふふ…、妹紅さんに教えてもらった魔力の質を代えて威力も上げる、やり方を教わって自分で編み出した私の必殺技よ!」

 

はは…スゲーよリアスさん。確かに妹紅は魔力を自分で質や威力に量も調節したりして、スペルカードと合わせたり、接近戦の対術に使ったりと、かなりのバランスのとれた戦闘タイプなんですが…。まさか、あの妹紅さんが最も得意としてた、魔力の質を代えて動物見たいにし、更に威力も限界まで高めてそれを相手に放つ技を覚えるなんて…。リアスさんは生粋のウィザードタイプ何でしょうね~…。

すると、さっきまで右半身を無くして倒れていたライザーは立ち上がった。まだ立つのですか?

 

「く、流石に舐めすぎていたな…。だが、その程度では俺は倒せないぞ!!」

 

「な…まだ立つの?ライザー!」

 

「くくくく…、そうだ…貴様らでは俺を倒すことなんてできやしない!そこの人間だって、俺が怖くて何も攻撃をしてこないじゃないか!それに、貴様らはそろそろ限界がきているだろうしな!」

 

ライザーは高らかに笑っていた。確かにリアスさん達はもう魔力も底をつきかけていて、息も荒くなっていた。確かに修業でかなりの実力がついたが、やはりたったの10日間では、本当の意味では強くなれませんしね…。しかたがない…。俺が出ますか!!

 

「リアスさん達はもうさがってくださいな…。あとは、俺がやりますよー…」

 

「……え?ちょっと!つばさ!そんなあなた一人ではライザーを倒せないわよ!!私達に任せてあなたは休んでいなさい!!」

 

「はぁ~…リアスさんは俺の事を心配してくれるのはいいんですが、人の心配よりも先に、自分の心配をしてくださいよ。あなたはもう限界がきているんでしょ?グレモリー眷属のみなさんも、俺がわかってないとでも思いですか…?俺よりもあなた達が休むべきですよ?」

 

「でも、それでもライザーには…」

 

俺はリアスさんの口に指を当ててリアスさんを黙らせた。

 

「リアスさん?あなた…俺を何だと思っているのですか?自分で言うのもあれですが、俺はあなたの兄であり魔王でもあるサーゼクス・ルシファーよりも、強いんですよ?伊達に最強の部隊の総隊長をこの歳で勤めていませんよ?俺ならライザーを倒すことなんて簡単な事なんですよ…。だから、心配しないでくださいよ♪ちゃんと勝ちますからね?」

 

「もう…いくら言っても聞かないのね?」

 

「はい、聞きませんよ~」

 

「はぁ…わかったわ。でもこれだけは約束して。私は最初に言ったわよね?“眷属がひとりも欠けずにこのゲームを勝つ”と言うことを…。だから…絶対に勝ってきなさい!約束よ?」

 

「ふ…。はい、わかりました。この結城つばさ、あなた様の為に勝利を誓いましょう!」

 

「つばさちゃん!絶対に勝ってこいよ!」

 

「つばささん!無事に勝ってきて!」

 

「つばさ先輩…勝たないと怒ります。」

 

「うふふ、つばさちゃん?約束があるので、必ず無事に勝ってきてくださいね?」

 

みんなが、俺に応援をしてくれた。ふふふ…。本当に…甘いんですから…

 

「ありがとうございます!それでは…いってまいります!」

 

そして、俺はライザーの所に行った。

 

―――――――――――――――――――――――

 

「さぁ…ライザー!!てめーとの挑戦の約束を果たしに来てやったぜ!」

 

「ふん…。たかが人間風情がこの俺に逃げずに来たことは誉めてやろう…。しかしだ…。貴様は人間で俺は悪魔だ。それだけでも差があるというのに、更に俺は誇り高き不死鳥だ。この絶望的な状況で貴様が勝てる見込みはゼロに等しいぞ?今なら俺の物になるんだったら、お前だけは助けてやろうぞ?さぁ…どうする?」

 

「ふん!あんたは俺を舐めすぎですよ!あんたが俺に勝つ?はんっ!!冗談は顔だけにしてくださいよ。あんた程度で殺られるような俺ではないですからね…。それにフェニックス?不死鳥?あはは!!あんたみたいな種蒔き焼き鳥野郎が不死鳥だなんて笑える冗談ですよ…本当にね!それに…貴様程度の奴がフェニックスや不死鳥の名を語るな!!俺の知ってる不死鳥の方がよっぽど綺麗ですからね!!この種蒔き焼き鳥野郎が!」

 

すると、ライザーは顔に青筋を立てて憤怒の表情で体から炎を吹き出した。

 

「き…きさまぁぁ!!もう許さん!!貴様だけは泣いて詫びようともぶっ潰して体と心を壊してやる!!」

 

そう言ったライザーは俺に大きな炎の塊をなん十個も投げてきた。あっぶね~!リアスさん達の回りに強力な結界を貼っていなかったらどうなってたやら…。

 

「むむむ…ライザー?あなたは他の人達も巻き添えをするつもりですか?」

 

「ふん!!そんなものは知らん!!貴様を倒せるなら俺はどんな手を使ってでも貴様をぶっ潰してやる!!」

 

「本当の意味での鳥頭だな…。たく…。そうだ!木場?」

 

俺はあることを思いだし木場をよんだ。

 

「なんだい?つばささん?」

 

「うん…。前、あなたと妖夢が戦った時に妖夢が俺の早さと剣捌きを興奮しながらあなたに喋ってた時があったじゃないですか~。」

 

「あぁ~あったね…。いや~あのときの話は僕でも信じられなかったけども、あの人が言うんだから、信じちゃったよ。スゴく聞いてて気になってしまったしね」

 

「そうですか…なら…」

 

俺は一泊おいて口を開く…。

 

「見たくないですか?俺の剣捌きを…?」

 

すると、木場の顔が驚いた顔になり、すぐに好奇心の目になった。

 

「見たい!」

 

「あはは!正直な人ですね…。今日は特別ですからね?よ~く見ときなさいな!でないと……」

 

俺は両手に【対刀“零”】をだして、握った。

 

「見えませんよ?」

 

シュン

 

ザシュ!!

 

「ぐあああああ!!」

 

「え…!」

 

俺はライザーの懐に一瞬で入り対刀を振り上げライザーの右肩ごと腕を飛ばす。

 

「ほらほら、まだ始めたばっかりですよ?」

 

シュン!

 

ザシュ!

 

「くっ!」

 

ザシュ!

 

「ぐあ!」

 

ザンッ!

 

「つっ!」

 

ドシュッ!

 

「くはぁ…!」

 

ザク!

 

「うぐぁ…!」

 

ザシュ!ザシュ!ザシュ!ザシュ、ザク、ザシュ、ドシュ、ザシュ、ザシュ、ザンッ!、ザシャ、ゾシュ、ズバ!!

 

「…………………………ッッッッッッ!!!!!」

 

俺は肩、腰、腕、指、脚、足首、頭、背中、腹、顔等々…身体中の至るとこをを舞うように飛びながら切り裂いていく…。ライザーは余りの痛さに声に鳴らない声をだしていた。まぁ…わざと急所をずらしたり急所に当てたりして、ただ切るよりも激痛があるようにしているのですからね~。

あと、速さは精々雷が落ちる200m/s程度の速さで動いているので、魔王や妖夢くらいのレベルの人は余裕で見えて反応して追い付ける程度ですので、全然遅い方ですね~。←(ただの化け物)

 

すると、ライザーの炎は弱くなり、最初よりも小さくなっていた。が…突然ライザーのつきかけていた魔力が戻った。こいつ…フェニックスの涙を使いましたね…

 

「くぅ!まさか俺が貴様ごときにこれを使うはめになるなんてな…やはり、貴様だけは殺しておくべきだ!」

 

「死ねぇ!」

 

ゴォォォォォ!!

 

すると、俺の回りに炎の柱が出てきて俺を包んだ。はぁ…この程度の火力で炎なんですか?俺が今まで相手をしてきた炎を司る物の中で一番弱いんですけど…。

 

「くははは!!やっぱり手も足も出せずに死んだな!!ははははは!!」

 

「つ…つばさちゃーーーん!!」

 

なんかライザーが高笑いして、イッセーが叫んでる…。俺は普通に大丈夫なのにね?

 

「ふぅ…、仕方ない…。あれを使ってさっさと終わらせますか…。」

 

「旋風!【風塵壁】!」

 

ブワァァァ!!

 

俺の回りに小規模の竜巻がおこり、俺を包んでいた炎の柱が竜巻に飲まれて、竜巻と共に霧散した。それを見ていたライザーとグレモリー眷属の顔は驚愕に包まれていた。

 

「なっ!?何故貴様は無事なんだ!!」

 

「はぁー…。あの程度で殺られるなら、今頃なん十回も死んでいますよ?ハッキリ言いますと、俺が今まで戦ってきた炎を司る者で一番貴方が弱いんですよ?ライザー……いや…、焼き鳥さん?」

 

「き…貴様ぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

 

ライザーは激怒し特大の炎の火柱を上げながら俺を睨んでいた。

 

「ふーん…。まだそんな力が有ったんだね?だったら俺もあれを使って終わらせてあ・げ・る!」

 

そして、俺は高らかに右手を上げて古龍種で崩龍と呼ばれ凍てつく氷の世界にいた、氷を司るドラゴンの名前を叫ぶ。

 

「コピー能力発動!!牙獣モード【ウカムルバス】!」

 

ゴォォォォォ!!

 

俺の回りに凍てつく寒さの吹雪が舞った。そこから出てきた俺は見た目が変わっていた。その見た目は目は蒼く、肌が雪のように白くて、腰まで伸びた白い髪が光の反射でキラキラと美しく光っており、まるで幻想の如く誰もが見惚れる美しい姿だそうだ。←(お姉ちゃんとお兄ちゃんがそう言っていた)

 

「さて…。あなたは何処まで耐えれますか?」

 

俺は手元に氷の刃を形成しそれを強化してその武器をもった。

 

「【崩刀ウコトカムルバス】!」

 

その大きな太刀の用な武器は両刃でノコギリの用な刃をしていて、大きさはさながら太刀よりも、大剣に近い物だった。

 

「さぁ…ライザー!行きますよ!!」

 

俺はライザーに駆け寄った!

 

「せい!」

 

ザンッ!

 

「ぐはぁ!!」

 

俺はライザーに太刀を上から降りおろす用に切った

 

「とぉ~りぁ!」

 

ズシュッ!

 

「ギァァァア!!」

 

今度は下から斜め上に切ったら、ライザーの胸を切り裂きながら左腕が肩ごと切れて吹っ飛んでいった。ありゃりゃ。痛そ~。

 

「まだまだ~!そぉーれ!」

 

ズン!!

 

「うぐぁぁぁぁぁ!!」

 

そのまま下に剣を下ろして突き刺すように構えて腹を突き刺した。

 

「そのまま~……てい♪」

 

ズシャァァァ!!

 

「ギュァァァアァァァ!?」

 

俺は容赦なく思いっきり引っ張った。太刀は両刃がノコギリの用になってるから嫌な音をたてながら抜けた。おぉ…グロイグロイ。

 

「ぐ…あぁ…。」

 

ライザーの炎はもうなくなる寸前だった。しかし、ライザーはいきなり炎の柱を自分のまわり放ち自分を隠すように炎の柱を上げた。すると、すぐにライザーが出てきたと思ったら、ライザーの傷と炎はまた元通りになっていた。フェニックスの涙をまた使ったな?あいつ…。あれ?まてよ?確かライザーは既にフェニックスの涙一個を使っている…。もう一個はライザーの『女王』が使っているから、ルール上は二個以上はフェニックスの涙を持てないはずでは…。そう言えば、リアスさんにさっき聞いたところ、『いえ…?私達はフェニックスの涙なんて貰ってないわよ?』なんて言ってたっけ…。と…いうことは~。あいつ…。渡さなかったな…?フェニックスの涙を…。どうせ、父親に『リアスには俺が渡しておきましょう』なんて言いながら、心の中では『負けるのだからすぐに負けれるように俺が持っておこう』なんて思って持ってたのだろうな。

 

「くくくく!!ははははは!!やっぱり貴様はこの程度じゃないか!!所詮は人間だ!俺には勝てないんだよ…。くくくく!あはははははははははは!!」

 

「つばさ…」

 

リアスさんが物凄く心配そうに見ていた。ふふ…。

 

「大丈夫ですよ…。リアスさん。俺は絶対に勝ちますよ。だから…信じてくださいな」

 

「うん…わかったわ…。あなたを信じるわ…。」

 

「ふふふ、ありがとうございます」

 

さぁ~てと…、ライザーには、俺のとっておきの必殺技で倒してあげますよ。さぁ…あなたはこれを食らってどんな顔になるのでしょうね~。ふふふふふふ♪

 

「ライザー…。あなたは本当にアホですよ…。あなたは…。選択を…ミスしましたね」

 

「……なに?どういうことだ!!」

 

「次の…この一撃で、終わらせてあげますね!」

 

「ふん、ほざけ。人間 がぁぁぁぁぁ!!!」

 

ライザーは今まで一番大きさな炎の塊を作った。そして、それを俺に目掛けて投げてきた。

 

「くははははは!!死ねぇぇぇ!!」

 

「つばさ…!逃げてぇぇぇ!!」

 

『つばさ(ちゃん)(さん)(先輩)!!』

 

皆が叫んでる…。でも…大丈夫ですよ♪この程度の炎…俺の必殺技の前では無意味ですからね…

そして、俺は手を合わせて合掌した。

 

「全てを凍らす無限の力よ…。万物全てを氷に染めよ!!この世の全てを奪う白き氷の死の世界を造り出せ!!」

 

俺が呪文を言うと、このレーティングゲームの世界の全てに白い霧が立ち込める…

 

「究極奥儀!!【絶対零度】!!」

 

シュゥゥゥゥゥ…パキィィィィィィィン!!

 

そして…この空間の全てが氷の世界に変わった…。

 

『ライザー・フェニックス様の戦闘不能を確認。よってこの勝負リアス・グレモリー様の勝利です』

 

「え?…うそ………やったわ…、勝てたわ!」

 

『い…やったぁぁぁ!!』

 

グレイフィアさんのアナウンスでリアスさんの勝利が確定して、リアスさんとグレモリー眷属の皆が喜んでた…。

 

「つばさ…。ありがとう…!貴方のお陰でライザーに勝てたわ…。それに…貴方のこの力はスゴすぎるわね…。」

 

「あぁ!スゴいぜ!つばさちゃん!」

 

「スゴすぎますよ…つばさ先輩……」

 

「ははは、流石だね。つばささん」

 

「あらあら、流石つばさちゃんですわ」

 

「す…スゴかったです!つばささん!」

 

えへへ…。皆からスゴいって言われるのは嬉しいな~♪でもね…、この必殺技はあんまり多用ができないの…。なぜなら…。物凄く魔力を消費して、物凄く疲れと体温の急激な低下による眠気が物凄いからね~。

 

「えへへ…ありがとう…ごさいます…。でも…俺も…そろ…そろ…げん…かい…です…よ~…」

 

ドサッ!

 

『つばさ(ちゃん)(さん)(先輩)!?』

 

そして、俺の意識がブラックアウトしたのだった…。

 

―side out―

 

 

 

―サーゼクスside―

やぁ、魔王サーゼクス・ルシファーだよ。僕は今リアスの婚約をかけたレーティングゲームをフェニックス家の現当主とグレモリー家の現当主とゆったりと見ていたんだが、今回はつばさちゃんが出ると言うことで内心どうなるかと、ワクワクしながら見ていたんだが、あの子は本当にスゴいね…。

 

「ねぇねぇ、サーゼクスちゃん!つばさちゃんの戦っている所を初めて見たけども、スゴすぎない?私物凄く興奮しているんだけど!☆さっすがあの皐月とナツルの弟くんね☆」

 

私の横で愉快なしゃべり方をしている女性がもう一人の魔王セラフォルー・レビアタンだ。なぜ彼女がいるかというと、ツバサちゃんが出るといったら『私も見たい!!』と言って一緒に見ているのだよ。

 

「ハハハハハ!まだあの子は本気の“ほ”の時もだしていないよ。あの子の本気は一度見たことがあるけども、あれは凄いってもんじゃ足りないぐらい、凄かったよ。」

 

「へぇ~!そうなんだ!私もあの子の本気を見てみたいな☆」

 

「おや?サーゼクス。あのツバサ君はあれでもまだ本気をだしていないのかね?」

 

「はい。そうですよ父上。あの子は基本的に認めた相手しか本気を出さないそうなんで、まだまだ力をだしていませんね。」

 

「ははは!グレモリー卿。私もあの子の戦いを見るのは初めてだが、あの子はあの最強の部隊の総隊長をやっているのですぞ?そんな彼があの程度ではないと思いますぞ?」

 

「ははははは!そうなのかい?確かにあの兄弟姉妹だからね。強いのは当たり前か!ふははは!」

 

 

さて、ツバサちゃんはいったいどんな感じでここを乗り越えるのかな?

 

――――――――――――――――――――――

あれから、時間がたっていまつばさちゃんがライザーとの一騎討ちをやっているところだ…。

 

『あははは!正直な人ですね。今日は特別ですからね?よ~く見ときなさいな!でないと…』

 

すると、彼は日本の忍者刀を取り出した。その忍者刀は片方が刀身が全て赤い色をして紅いオーラを纏った短刀と、刀身が銀色でキラキラした風のオーラを纏った短刀だった。

 

『見えませんよ?』

 

シュン!

 

ザシュッ!

 

『ぐあああああ!!』

 

なっ!は…速い!流石だね…。あの兄弟姉妹が誰一人として勝てない究極の速さをもつあのこからしたら遅いけども、それでも雷の落ちる速度の200m/sぐらいの速さはでているんじゃないかな?

 

「な…!!ツバサくんはあんなに早かったのか!?」

 

「確かに『騎士』の駒を使ってもあの速さで動ける奴は悪魔でそうそういないだろうね…」

 

 

「スゴイ☆さすがツバサちゃんね☆」

 

「ははは! あれでもまだ、あの子にしたら遅いんですよ?なんせ、あの子の本気の速さは私も見えないし、あの子の兄弟姉妹でさえ、反応するのがやっとなぐらい速いですからね。」

 

「うむ、やっぱりあの兄弟姉妹だね。」

 

「そうですな…」

 

「そうですねー☆」

 

グレモリー卿、フェニックス卿、セラフォルーはなにかを悟ったような顔で語っていた。

 

『コピー能力発動!!牙獣モード【ウカムルバス】!』

 

ゴォォォォォ!!

 

突然つばさちゃんの回りに荒れ狂う吹雪が舞った。そして、吹雪が止んで、そこから出てきたのは、目は蒼く、肌が雪のように白くて、腰まで伸びた白い髪が光の反射でキラキラと美しく光っており、まるで幻想の如く誰もが見惚れるとても美しい姿のつばさちゃんだった。

 

「キレイ…///」

 

セラフォルーが顔をほんのりと赤くしながら呟いていた。あぁ…確かに凄く綺麗だ…。

 

『さて…。あなたは何処まで耐えれますか?』

 

『【崩刀ウコトカムルバス】!』

 

すると、つばさちゃんの手に大きな太刀の用な武器が出てきて、両刃でノコギリの用な刃をしており、大きさはさながら太刀よりも、大剣に近い武器だった。

 

「(彼はあんな凶悪そうな武器を持っていたんだね。)」

 

その後は、彼の一方的な攻撃だった。なんともグロい攻撃の光景で私達は結構引いてしまった。そして…私達は気づいた。あの子は今物凄く怒っていることに…。すると、一方的に殺られていたライザーくんが炎の柱に包まれたと思ったら、魔力と傷が全て完治していた。おかしい…確か、ライザーくんの所のフェニックスの涙は既に2個とも使っているはずなのに…。

 

「うん…?なぜライザーは回復出来たのだ?あやつのフェニックスの涙はもうないはずなのに…。」

 

「フェニックス卿…。一つお聞きしたいことが…。」

 

「なんでしょうか?サーゼクス様?」

 

「リアスにはフェニックスの涙は渡っていますか?」

 

「リアス様にですか?確か、リアス様のフェニックスの涙はライザーが『私が責任をもって渡しておきましょう』と言ってライザーに渡したのですが…。まさか…!!」

 

「はい。そのまさかでしょう。」

 

「あのバカ息子め…!!」

 

さて…ライザーくんは完全復活したけども、後はどうするのかな?つばさちゃんは?

 

『ライザー…。あなたは本当にアホですよ…。あなたは…。選択を…ミスしましたね』

 

『なに…?どういうことだ!!』

 

『次の…この一撃で、終わらせてあげますね!』

 

『ふんっ…!!ほざけ…!人間がぁぁぁぁぁ!!!』

 

おっと…。そろそろ決着がつくようだね。ライザーは特大の炎の塊を作ってつばさちゃんに投げつけた。

 

「あのバカ!!つばさくんを殺すつもりなのか!」

 

すると、フェニックス卿は驚いてライザーに向かって叫んでいた。確かに強力な攻撃だけども、つばさちゃんのあの落ち着きよう…、いったい何を狙っているのかな?

突然つばさちゃんは持っていた武器を地面に置いて手を合わせて合掌した。何をするつもりなのだろうか?

 

『全てを凍らす無限の力よ…。万物全てを氷に染めよ!!この世の全てを奪う白き氷の死の世界を造り出せ!!』

 

つばさちゃんが呪文を唱えると、レーティングゲームの世界の全てに白い霧が立ち込めた。な…なんだね!この膨大な魔力の量は!!

 

『究極奥儀!!【絶対零度】!!』

 

シュゥゥゥゥゥ…パキィィィィィィィン!!

 

そしたら…この空間の全てが氷の世界に変わった…。

 

『ライザー・フェニックス様の戦闘不能を確認。よってこの勝負リアス・グレモリー様の勝利です』

 

グレイフィアの放送が鳴り響く。す…凄い。あの技は私も初めて見た。セラフォルーも氷を司る悪魔だが、あの技はセラフォルー並かそれ以上の力があると思う。

 

「ふふふ…。さすが結城家のあの兄弟姉妹の一番末っ子ですな…。桁が違いすぎる。流石に私達も欲を出しすぎたようだ。この婚約の権はなかったことにしよう。」

 

「そうですな。そうしましょう…。私達も流石に欲を出しすぎましたね。」

 

「わかりました。リアスにもそう伝えておきましょう。」

 

 

いや~、やっぱりスゴいね…ツバサちゃんは。さてと、祝いにいかなくては。勝者をね?

 

こうして俺達はツバサちゃんの戦いを見るのを終わるのだった。

 

 

 

 


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