ハイスクールD×D~最強男の娘の転生物語~   作:三元新

41 / 146
7話 コカビエル……絶対許さない

さて…、ケルベロスが増えてグレモリー眷属がピンチだったので兄さんと協力して、助けたのはいいんだけども…、聖剣が合体してしまったね。しかも、なんか爆発する魔方陣が完成しちゃったし…。まぁ…、魔方陣の方は壊せるから放置して~、とりあえずあの爺をぶっ倒しますか…。

 

「フリード!」

 

「はいな、ボス」

 

コカビエルから名を呼ばれて暗闇の中から出てきたのは……白髪のイカレ神父だ。

 

「そのエクスカリバーを使え。最後の余興だ。四本の力を得たエクスカリバーで戦ってみせろ」

 

「ヘイヘイ。まーたく、俺のボスは人使いが荒くてさぁ。でもでも!チョー素敵仕様になったエクスカリバーちゃんを使えるなんて光栄の極み、みたいな?ちょっくら悪魔でもチョッパーしますかね!」

 

イカレた笑みを見せながら、フリードが校庭のエクスカリバーを握った。

 

「くくく……」

 

バルパーは嬉しそうに、狂った笑いをしていた。

相変わらずああ言う奴が笑ってると、本当に腹が立つよ…。

 

「バルパー・ガリレイ。僕は『聖剣計画』の生き残りだ。いや、正確にはあなたに殺されて転生した悪魔だ」

 

木場がバルパーに話始める。

 

「ん? そうか、貴様、私の研究の実験体か!」

 

バルパーは心底楽しそうな嘲笑を浮かべる。

 

「くくく、そうか、そうだったのか。……実はな、私は、聖剣が好きなのだよ。幼いころから本を読み、それに興奮したものだ」

 

 昔を懐かしんでいるのか、バルパーの目はここではないどこかを見つめていた。

 

「だが、私には聖剣使いとしての適性がなかった。あの時の絶望はキミたちにはわからないだろう。だからこそ、聖剣を使える者を生み出そうなどと考えたのだ」

 

 バルパーは天を仰ぎ、大きく両手を広げながら前へと進む。

 

「身寄りのない少年少女を使い、どうすれば聖剣が使えるようになるのか調べ上げた。その結果、実験体には聖剣を使えるほどではないが、聖剣を使うために必要な因子が集まっていることに気付いたのだよ」

 

 ・・・因子?

 

「だからこそ、発想を変換したのだ。因子が足りなくて聖剣が使えないのなら、その分だけ因子を補充することができれば・・・とな」

 

「読めたぞ。イリナ達が祝福を受けるとき、入れられたのは・・・」

 

 バルパーの言葉にゼノヴィアが得心する。

 

 人工聖剣使いになるときに、入れられるもの………?

なるほど…、そう言うことか…

 

「そうさ。数多くの被験者から抽出した因子を結晶化し、それを適性がある者に移植したのだ! こんな風にな」

 

すると、バルパーの手元には青く光る結晶があった

 

「この球体は被験者の因子を結晶化させた物だ。三つほどフリードたちに使ってしまったがね。つまり、これが最後のひとつだ」

 

バルパーは腹が立つような笑みを浮かべて木場を見ていた。

 

この………外道が……!

 

「バルパー・ガリレイ。自分の研究、自分の欲望のために、どれだけの命をもてあそんだんだ……」

 

「そもそも、実験材料として利用価値のなくなった者をわざわざ生かしておく必要がどこにあるのだ?

実験には必ず犠牲が付き物だと言うのがわからなかったのか?……まあ、ミカエルの奴なら確かに殺したりはしないだろうがな。」

 

本当に……、バルパー・ガリレイとか言う糞爺は俺達を何処まで怒らしたら気がすむのだろうか……

 

 

「おい…、バルパー、此方を向きな」

 

すると、レイジ兄さんが、アリアさんを横に連れてバルパーを呼んだ

アリアさんは俺と初めてあった格好をしている。

 

「バルパー…、私は貴方に殺された、被験者のひとりです…。」

 

「……貴様らは誰だ?」

 

すると、アリアさんはフードを脱いだ

 

「私の名前は、アリア・アルジェント。貴方に殺されかけた、ゆういつの生き残りです」

 

「俺の名前は、結城レイジ。地球連邦軍 副総司令官。そして、貴様の実験場所を跡形もなく切り刻んだ者だよ!」

 

すると、バルパーは物凄く驚いた顔になった。同時に木場とアーシアもバルパー以上に驚いた顔になる。まぁ…、二人とも関係者だから当たり前か…。とくに、アーシアなんて実のお姉ちゃんだしね。

 

「貴様が私の実験場を壊した張本人か…。くくくく…、まぁ、よい。貴様らはどうせここで朽ち果てるのだからなぁ!」

 

「それに、この因子の結晶はもう用済みだ、貴様にくれてやる」

 

バルパーは手に持っていた結晶を投げた。それは木場の足元に転がっていき、木場は屈みこみ、手に取った。

 哀しそうに、愛しそうに、懐かしそうに、その結晶を撫でていた。

 

「……皆……」

 

木場の頬に涙が伝ったとき、結晶が淡い光を発し始めた。そしてその光は各所からポツポツと浮いてきて人の形となった。あれって…、霊魂…?

 

「皆!僕は・・・・僕は!」

 

なるほどね…、彼らは木場と同じ聖剣計画に身を投じられ処分された者たちなんだ。

 

「…ずっと……ずっと、思っていたんだ。僕が、僕だけが生きていていいのかって……。

僕よりも夢を持った子がいた。僕よりも生きたかった子がいた。僕だけが平和な暮らしを過ごしていいのかって……」

 

霊魂の少年の一人が微笑みながら、木場に何か訴える。

 

………『自分たちのことはもういい。キミだけでも生きてくれ』…か。木場がどれだけ愛されていたかよくわかったよ。

 

それが伝わったのか、木場の双眸から涙が溢れる。

 

「――聖歌」

 

 アーシアがそう呟いた。

 

 少年少女たちと共に、木場も口ずさみだした。

 

『僕らは、一人ではダメだった』

『私たちは聖剣を扱える因子が足りなかった。けど――』

『皆が集まれば、きっとだいじょうぶ』

『聖剣を受け入れるんだ』

『怖くなんてない』

『たとえ、神がいなくても――』

『神が見ていなくても――』

『僕たちの心はいつだって――』

「――ひとつだ」

 

 彼らの魂が大きなひとつの光となって、木場のもとへ降りてくる。

 やさしく神々しい光が木場を包む。

 

『つー君…』

 

すると、ルーツが喋りかけてきた。なに?ルーツ?

 

『貴方もわかるでしょ?この力の気配を……、思いの力を……』

 

力…?あぁ~…、そう言うことか…。うん。感じてるよ…。木場が至ったことを…。

 

そう…

 

『禁手(バランス・ブレイク)』になったことを……

 

「バルパー・ガリレイ。あなたを滅ぼさない限り、第二、第三の僕たちが生を無視される」

 

「ふん。研究に犠牲はつきものだと昔から言うではないか。ただそれだけのことだぞ?」

 

何をわけのわからないことを……

 

「木場ァァァァァッッ!フリードの野郎とエクスカリバーをぶっ叩けェェェェ!」

 

突然イッセーが叫ぶ

 

「お前はリアス・グレモリー眷属の『騎士』で、俺の仲間だ!俺のダチなんだよ!

戦え木場ァァァァァッッ!あいつらの想いを無駄にすんなァァァァッ!」

 

「祐斗!やりなさい!自分で決着をつけるの!エクスカリバーを越えなさい!あなたはこのリアス・グレモリーの眷属なのだから!私の『騎士』はエクスカリバーごときに負けはしないわ!」

 

「祐斗くん!信じてますわよ!」

 

イッセーに続いてリアスさんに朱乃さんが叫んだ。

 

「……祐斗先輩!」

 

「ファイトです!」

 

小猫ちゃん、アーシアも叫ぶ。

 

「ユートくん…!」

 

すると、アリアさんは木場に叫ぶ

 

「あの時、私達は貴方だけでも逃がしたかった。貴方だけでも幸せに生きてほしかった。でも、結果は貴方はただ私達の為に復讐をしようとした、復讐者になってしまっていた。

でも、これだけは覚えておいて?私達は貴方の事は恨んでないし、あの時は貴方に生きてほしかったから逃がしたのよ。だから…、自分を責めないで?私達がついているから…ね?」

 

「アリアさん……!」

 

木場の瞳に一筋の涙が流れ落ち、木場はその涙をふいたあと、決心した顔になる

 

「――僕は剣になる。部長、仲間たちの剣となる! 今こそ僕の想いに応えてくれッ! 魔剣創造ッッ!」

 

木場が叫ぶ

 

「魔剣創造(ソード・バース)の禁手、双覇の聖魔剣(ソード・オブ・ビトレイヤー)!! 聖と魔の力を有する聖魔剣の力、その身で受けてみろ!」

 

 

なるほど…、聖と魔…、相反する2つの性質をまじあわせた剣ですか…。なるほどね~…、あの、教会が信仰している、神器を作った聖書の神が死んだからできたものですね…

 

「ハハハ!なに泣いてんだよ?幽霊ちゃんたちと戦場のど真ん中で楽しく歌っちゃってさ。ウザいったらありゃしない。もう最悪。俺的にあの歌が大嫌いなんスよ。聞くだけで玉のお肌がガサついちゃう!もう嫌!もう限界!てめえを切り刻んで気分落ち着かさせてもらいますよ!この四本統合させた聖剣ちゃんで!」

 

フリードが木場にめがけて走り出した…

 

ギィィィィン!

 

競り合いが、フリードのエクスカリバーを覆うオーラが木場の剣によってかき消されていく

 

「ッ!本家本元の聖剣を凌駕すんのかよ!この駄剣が!?」

 

驚愕の声を出すフリード。ばーか。

 

「それが真のエクスカリバーならば、勝てなかっただろうね。でも、そのエクスカリバーでは、僕と、同志たちの想いは絶てない!」

 

「チィ!伸びろォォォォ!」

 

うねりながらフリードの聖剣が木場を襲う

 

だが、四方八方の攻撃を木場はなんなく全て防いだ

 

「なんでさ!なんで当たらねぇぇぇぇぇぇぇぇ!!無敵の聖剣さまなんだろう!昔から最強伝説を語り継いできたんじゃねぇのかよぉぉぉ!」

 

ギィン!ギン!ギィィィン!

 

木場はフリードの攻撃をすべていなした。

 

「-ーーッ!」

 

フリードは目元を引きつらせていた

 

「そうだ。そのままにしておけよ」

 

横殴りにゼノヴィアが介入し、左手で聖剣を持ち、右手を宙に広げた

 

「ペトロ、バシレイオス、ディオニュシオス、そして聖母マリアよ。我が声に耳を傾けてくれ」

 

空間が歪む、そして

 

「この刃に宿りしセイントの御名において、我は解放する。デュランダル!」

 

「貴様!エクスカリバーの使い手じゃなかったのか!?」

 

バルパーは物凄く驚いた顔になった。

へぇ~…!デュランダルは誰が持ってるのかと思ってたけどもまさか、ゼノヴィアが持ってたなんてね。ゼノヴィアの内にある聖剣はわかってたけども、まさかデュランダルだったなんてね~。こりゃ~驚いたよ…。

 

「残念。私はもともと聖剣デュランダルの使い手だ。エクスカリバーの使い手も兼任していたにすぎない」

 

エクスカリバーとの二刀流か…。なかなかやるね~。

 

「バカな!私の研究ではデュランダルを扱える領域まで達していないぞ!?」

 

「それはそうだろう。私は人工聖剣使いと違って数少ない天然ものだ」

 

 

なるほどね~、まさかゼノヴィアは天然物の聖剣使いだったんだね~。どおりで、イリナとゼノヴィアの聖なるオーラが違っていたんだね~。

 

「そんなのアリですかぁぁぁ!?ここにきてのチョー展開!クソッタレのクソビッチが!そんな設定いらねぇんだよォォォォ!」

 

フリードはゼノヴィアへ向けて斬りかかるが

 

ガキィィィィン!

 

たった一薙で枝分かれした聖剣を砕いた

 

「マジかよ!伝説のエクスカリバーちゃんが木端微塵!?これはひどい!」

 

木場が殺気の弱まったフリードに突っ込んだ。

フリードは木場の聖魔剣をエクスカリバーで受け止めようとするが

 

バキィィィン

 

儚い金属音が鳴り響く。聖剣エクスカリバーが砕け散る音だ。

 

「見ててくれたかい?僕らの力は、エクスカリバーを越えたよ」

 

聖剣を砕いた勢いで、木場がフリードを切ろうとしたが、フリードは間一髪で避けた。

 

「こんなところで死んでたまるか!逃げてy…」

 

ガシィ!

 

「え…?」

 

フリードは地面から出てきた謎の植物の蔓によって足を捕まれてしまった。

まぁ…、俺が【ずべての大自然を操る程度の能力】を使って操っているんだけどねぇ~

 

「くくくく……、くふ……アハハハハハ!!」

 

すると、突然レイジ兄さんが笑いだした。そのせいで、皆の視線が兄さんに向けられた。

 

「何故笑っているのだ?貴様」

 

コカビエルが口を開いた。

 

「あははは………。ふぅ~…、ごめんごめん!ちよっとな……、デュランダルに聖魔剣にエクスカリバーと…、かなりの珍しい剣がここに揃っていたからついつい笑ってしまったんだよ。それに……」

 

レイジ兄さんはいったん間をあけて、また喋りだす

 

「その程度の聖剣でエクスカリバーなのか?笑わせてくれるな……。それでエクスカリバーなら、つばさが造るオリジナルの聖剣の方がよっぽど強力だな」

 

すると、皆が驚きにそまり、俺に視線がうつる。

なに言ってるのさ兄さん!!

 

「なに?貴様は聖剣を作れるのか?」

 

コカビエルが聞いてきた。

 

「作れますよ…、一応ね~…。」

 

「そうだ。それにバルパーっていったな?お前…、エクスカリバーが小さいころから好きだったんだろう?」

 

すると、レイジ兄さんはバルパーに質問した。

 

「確かにそうだが?それがどうしたというのだ?」

 

それを聞いた兄さんが不適な笑いをした

 

「じゃ~…、そんな貴様に質問をしよう。エクスカリバーの最初の持ち主は誰だ?」

 

アーサー王だよね?

 

「アーサーだ…」

 

「そう…、アーサー・ペンドラゴンだ。それじゃ~…、アーサー王は死ぬ前にエクスカリバーをどうしたんだ?」

 

エクスカリバーをどうしたか?たしか、湖に返したとかなんとか……。ふふ……、なるほどね…。そう言うことか。これでレイジ兄さんが何を伝えたいのか謎がとけたよ。

 

「アーサー王はエクスカリバーを魔法の湖に返したと伝承には残っているな」

 

「そうだ…。じゃぁ何故!お前がいま持っているエクスカリバーがここにあるのだ?」

 

「そんなものは簡単な事よ…、エクスカリバーは先の大戦で粉々になって、その欠片を回収した教会の錬金術師が七つのエクスカリバーに新しく姿を代えて……」

 

すると、バルパーは突然難しい顔になった。おや?やっと気づいたのかな?

 

 

「まて…、何故エクスカリバーは先の大戦に存在したのだ?確かエクスカリバーは伝承には泉に返したと記してあったのに何故存在する……。そもそも、エクスカリバーはアーサー王しか使えない物だったのに、先の大戦では、いったい誰が使っていたのだ?」

 

ふふふ。やっと気づいたのか。遅かったね

 

「ふぅ~…、やっと気づいたか…。そうだ…。エクスカリバーは泉に返したはずなのに先の大戦では存在して、そのエクスカリバーは壊れた。しかし…、普通エクスカリバーは折れないはずなんだ!だが、そのエクスカリバーは壊れた。

これでわかることはただひとつ…、元々先の大戦で存在していたエクスカリバーは偽物…、いや、本物に見立てたレプリカだったということだな。」

 

兄さんの言葉に他の皆が驚きを隠せずに唖然としていた。

 

「それに…、元々アーサー王が持ってた聖剣なら…、つばさが持ってるけどな!」

 

すると、レイジ兄さんは此方に向いてきた。

 

「つばさ…、お前の能力の解放を許可する。あれをだせ!」

 

あれ…ね~。

 

「……ふぅ、了解しました~」

 

そして俺は目の前に魔方陣を展開した。

 

「能力発動【あらゆる武器や防具を創る程度の能力】!」

 

そして俺は目の前に一本の聖剣を出した。その聖剣の名は……

 

「約束された勝利の剣……エクスカリバー!!」

 

俺は約束された勝利の剣(エクスカリバー)を召喚した。

それを初めて見た皆はさらに驚き、固まっている。

 

「な………何故だ!何故貴様がエクスカリバーを!!」

 

「それは俺が説明するぞ?こいつの能力…【あらゆる武器や防具を創る程度の能力】は、自分が見て直接触れた物をコピーして、そのオリジナルの物と全く同じ物を造ることが出来るんだよ。更に、その武器を強化したり改造・合成等をして新たにオリジナルを作り出す事も出来るんだ。そして、一から新たな武具を創ることも可能だ。たとえ、聖剣、魔剣、妖刀、そして神具や神滅具(ロンギヌス)クラスの神器(セイクリッド・ギア)だろうとな。

まぁ、こいつの能力の発動条件は触れないと発動しないが、一度でも触れれさえすれば伝説上の武器だろうが、神が使う神具だろうが、全く同じ物を造ることが出来るってわけさ。チートだろ?」

 

兄さんのその質問にたいしコカビエルを抜いた人達が一斉に頷いた。

 

「さて…、今回のことです貴様らは積んだと言うことだな…。真・エクスカリバーにデュランダル、聖魔剣と、お前らはこのメンバーに勝てるのかな?」

 

「くそったれが!この植物め!離しやがれ!」

 

フリードは懐に隠していたナイフで切ろうとするが、全く切れていない…。あたりまえ……、その植物の蔓は堅さが鋼と同じくらいあるしね。その植物は俺が能力を使って造ったオリジナル植物ですもの。

 

「エクスカリバーにディュランダル…それに、せ、聖魔剣だと……?あり得ない……。エクスカリバーにディュランダルだけでもあり得ないと言うのに…、聖魔剣はさらにあり得ない!聖と魔、反発しあう要素がまじり合うなんてことはあるわけがないのだ……いや、そうか!わかったぞ!聖と魔、それらをつかさどる存在のバランスが崩れているのなら説明がつく!つまり、魔王だけでなく、神も――」

 

ズンッ!

 

バルパーはなにかに気づいたと思ったら光の槍によって腹を貫かれかけた。俺は瞬時に光の槍を受け流し、その光の槍はバルパーの頬を掠り後ろの地面に刺さった。そして、バルパーはそのまま気絶した。

 

「ほう…、今の攻撃を受け流したか。まぁ、どうでもいい。バルパーお前は優秀だったよ。そこに思考が至ったのも優れているがゆえだろうな。だが、俺はお前がいなくても別にいいんだ。最初から一人でやれる」

 

「コカビエル……、貴様…!」

 

すると、レイジ兄さんがコカビエルに向かって叫けんだ

 

「限界まで赤龍帝の力を上げて、誰かに譲渡しろ」

 

それを聞きリアスさんは激昂する

 

「私たちのチャンスとでもいうの!?ふざけないで!」

 

「ふざけないで?ハハハふざけているのはお前たちのほうだ。俺に勝てると思っているのか?」

 

堕天使のプレシャーによってリアスさん達が少し震えていた。大丈夫な者は俺に、レイジ兄さんとアリアさんだけだ

 

 

「………イッセー。神器を」

 

リアスさんがイッセーに指示を出すとイッセーは神器を発動して力を溜めているとイッセーが

 

「きた!」

 

イッセーの籠手がいっそうに眩い光を発した

 

「で、誰に譲渡する?」

 

興味津々そうな口調でコカビエルが訊いてくる

 

「イッセー!」

 

「はい!」

 

リアスさんの呼びかけにイッセーは譲渡を始めリアスさんの魔力が膨れ上がった

 

「フハハハは!いいぞ!その魔力の波!俺に伝わる力の波動は最上級悪魔の魔力だ!もう少しで魔王クラスの魔力だぞ!リアス・グレモリー!おまえも兄に負け劣らずの才に恵まれているようだな!」

 

心底嬉しそうに笑っていやがる。

 

「消し飛べェェェェ!」

 

強大な魔力にコカビエルは両手を前に突き出して迎え撃とうとしていた。

 

「おもしろい!おもしろいぞ、魔王の妹!サーゼクスの妹!」

 

ドウゥウゥウゥゥゥンッッ!

 

リアスさんの放った魔力をコカビエルは真正面から受け止めそれに耐えた。しかし無傷じゃなかった

受け止めた手からは血が噴き出している。リアスさんは肩で息をしている

 

「雷光よ!」

 

朱乃さんは雷光を放つがコカビエルは黒い翼を羽ばたかせただけで消失させた。

 

「俺の邪魔をするか、バラキエルの力を宿す者よ」

 

「く…!」

 

朱乃さんは自分の攻撃がくらわなかったことにかなり悔しがっていた。

 

「しかし、仕えるべき主をなくしてまで、おまえたち神の信者と悪魔はよく戦う」

 

突然の謎の発言をコカビエルは発し始める

 

「…………どいうこと?」

 

リアスさんは怪訝そうな口調で訊く

 

「やめろぉぉぉ!!コカビエル!!」

 

レイジ兄さんが叫んだ

やっぱりレイジ兄さんもしってたんだ…

 

「フハハ、フハハハハハハハハ!そうだったな!そうだった!おまえたち下々まであれの真相は語られていなかったな!なら、ついでだ。教えてやるよ。先の三つどもえ戦争で四大魔王だけじゃなく、神もしんだのさ」

 

コカビエル……貴様!!

 

「知らなくても当然だ。神が死んだなどと、誰が言える?人間は神がいなくては心の均衡と定めた法も機能しない不完全な者の集まりだぞ?だからこの真相を知っているのはトップと一部の者たちだけだ。先ほどバルパーが気づいたようだが」

 

「………ウソだ。………ウソだ。主はいないのですか?主は死んでいる?では、私たちに与えられる愛は……」

 

「そんな……。私達の主は死んでいるのですか………

そ……そん…な……」

 

ドサッ

 

「アーシア!アーシアしっかりしろ!」

 

アーシアはあまりのショックで倒れてしまい、イッセーはアーシアを抱き抱えていた…

 

「ふはは!貴様らは俺をあのしませるだけの力はあるのかなぁ!」

 

「コカビエルゥゥゥ!!」

 

イッセーが叫んでコカビエルに突っ込んだ

 

「ふん!!」

 

ドン!

 

「ゴハッ!」

 

ドカァァァン!

 

イッセーはコカビエルにぶっ飛ばされて、学校に突っ込んだ。

 

俺の左右を駆け抜けていく二人がいた。木場とゼノヴィアだ。

 

「デュランダルと聖魔剣か!折れた聖剣よりよさそうだ!だがしかぁぁぁしッ!」

 

 先に突っ込んだゼノヴィアの一太刀は、コカビエルが創りだした光の剣で防がれる。

 その隙をつき、祐斗も聖魔剣で斬りかかるが、もう片方の手にも光の剣が創りだされ、二人の剣をさばいていく。

 

「そこ!」

 

 コカビエルの後方から、小猫が拳を打ち込もうとする。

 

「甘いわ!」

 

 黒い翼が刃物と化し、小猫の体を斬り刻む。

 

「ふん!弱い、弱いぞ!グレモリー眷属よ!」

 

すると、コカビエルの視線が小猫ちゃんに移った。やばい!

 

「そうだな、まずはゴミからそうじしなければな…、貴様からだ!!」

 

ヒュン!!

 

間に合わない!?

 

すると、小猫の前に一人の人影が立ちふさがって

 

ズシュゥゥゥ!!

 

「ぐふぅっ…!」

 

そこにいたのは、黒歌だった……。

 

―つばさside out―

 

 

 

―小猫side―

私達はコカビエルと戦っていました。ですが、コカビエルに挑んだ私達は呆気なくやられてしまい、私は動けませんでした。

すると、コカビエルは光の槍を投げてきました。私は動けなかったので、死んじゃうと思ったら……、目の前で、何故かお姉さまが刺されていました……。

え……?何故お姉さまが……?何故お姉さまが倒れているのですか?何故?どうして?

 

「ごふっ!…………白音………くふっ……大丈夫……だった?」

 

「ね、姉様……? 本当に姉様なの?」

 

「にゃ、にゃは……は……。そう……だよ?…間に……合っ…て、よかっ……た…。白……音……ケガ……は……な…い?」

 

「はい!ですが、姉様!!ど、どうしてここに!」

 

「そん……な、の…。ぐふっ! はぁはぁ。……白音の、事が……心配……がはっ!…だったから…に、決まって……かふっ!」

 

「姉様!?傷が…!血がいっぱいでて……!」

 

姉様の顔を見ると涙があふれていた。それに、しゃべりながら、姉様の口からは血が溢れ続けている。槍の刺さったお腹からも、血と共に煙が立ち上り始めている。

 

「にゃは…は……ごめん……ね…?こん……げほげほ……んな……お姉……かふっ……ちゃん…で………」

 

姉様の目から徐々に光が失われていく。それは間違い無く“死”へ近づいている証拠だった。

 

「もっ、と………白音……と……こふっ!………遊び……たかっ…たな……くふっ……。白、音……の……約束…ごぼっ!………守れ……そう…に……ない……ね……………」

 

姉様の目からは大粒の涙が流れていた。

 

「い、嫌……!嫌です!! 嘘です! 嘘ですよね姉様! 死なないで! 死なないでください姉様!」

 

せっかく再会出来たのに! 言いたい事だっていっぱいあるのに! また私を置いて行ってしまうんですか! もう嫌です! 一人ぼっちは嫌です!

 

「ごめん……ね……白……音…………………」

 

ドサ…

 

姉様の腕が力なく落ちた……。え………?姉……様……?

 

「姉様…?姉様ぁ!私を……私を一人にしないでください!姉様ぁ…死なないでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」

 

誰か……助けて……

 

「黒歌さん……、貴方は妹を迎えに行くんでしょう?こんなところでは絶対に死んだらダメなんですから!!」

 

「《ベホマズン》!!」

 

パアァァァァァ…

 

つばさ先輩が淡い光を当てる、みるみる内に姉様の傷が治っていき、姉様の顔色も良くなっていった。

 

「うぅ…、あれ……?私は……死んだんじゃ……」

 

「はぁー…、貴方は妹との約束を果たしてないでしょうに……ここで死んだら意味ないでしょ?

それに…、家族を目の前で失う訳にはいきませんしね…」

 

「つばさ……、ありがとー!」

 

すると、姉様はつばさ先輩に抱きついた。姉様……

 

「黒歌さん……、俺に抱きつくのはいいですが、先に白音さんにしてください。」

 

「わかったにゃん…。白音……」

 

「姉様…」

 

「ごめんにゃん……。迎えに来るのが遅くなっちゃったにゃん…。」

 

「姉様…いいんです………。姉様はちゃんと約束を守ってくれましたから……。姉様……お帰りなさい……」

 

「ただいま……白音……」

 

私は姉様に抱きついた。私の目からは嬉し涙が流れていた。

私はこの日を忘れない……。姉様にやっと会えた日を……。そして、私達を救ってくれたつばさ先輩の事を……

 

―小猫side out―

 

 

 

―つばさside―

 

今、俺の目の前では二人の猫又の姉妹が嬉し涙を流しながら抱き合っていた。

さて…と、黒歌も助けれたしいいかな、もう……。

 

 

「お兄ちゃん……、お願いがあるの……」

 

レイジ兄さんは此方を向いて頷いた。

 

「わかってるよ……、俺ももう……限界がきてるんだよ……、俺らの家族を……大切な人達を奪おうとした奴にな!」

 

「私も同じです……、私の大切な妹で家族のアーシアをあなたは傷つけた……。殺します!!」

 

レイジ兄さんとアリアさんは今までにないくらいの殺気を出していた。確かにさっきどさくさに紛れてコカビエルはアリアさんとアーシアを殺そうとしたからね……

 

本当……

 

「コカビエル……、お前はバカだな……。よりにもよって俺達を敵にまわしたのだから……。その身をもって償え!!」

 

「くっくっくっ!いい殺気だぞ!人間ども!

しかし…、人間ごときが俺に勝てるのかな?」

 

コカビエルは嘲笑うかのように俺達を見下した……。本当…、余計バカなことをしでかすな……

 

「コカビエルにひとつ忠告してやる」

 

「なんだ?」

 

俺と兄さんは息を合わせて喋りだした

 

「「お前は…、俺達に絶対に勝てない。俺達を怒らせた事を後悔しろ」」

 

「「貴様を滅する!!」」

 

 

シュンっ

 

レイジ兄さんは、見えない早さでコカビエルの後ろにたった

 

「なに!?」

 

「“零式秘技 清”!」

 

ザザザザザザン

 

「グハァァァ!?」

 

レイジ兄さんは水に波紋を作るが如く、軽やかな動きと剣さばきで起こした衝撃波でコカビエルを切り刻む

 

「“疾風斬・ハヤテ”」

 

ズババババババン

 

「グァァァァア!!」

 

俺は、音速の早さで、20連撃の斬撃をコカビエルの全身にくらわした

 

 

「ぐうぅ……!貴様ら人間ごときが嘗めたことを!」

 

 

「つばさ!アリア!」

 

「オッケー!」

 

「わかりました!」

 

すると、アリアさんの『祝福の聖剣』のオーラが大きくなり…

 

「くらいなさい!」

 

スガァァァァァァン!!

 

そのまま大きな聖なるオーラの刃を降り下ろした。

 

「ゴフゥッ!!」

 

 

「まだまだ!“零式秘技・響”」

 

「こっちも!“裂波斬”」

 

俺と兄さんは剣を高速で降り下ろしてできた、衝撃波の斬撃をコカビエルにぶっ飛ばした

 

 

ズバン!ズシァン!

 

「ごばっ!ぐぅ……!これくらい!」

 

すると、コカビエルは両手に3mを越えるであろうな巨大な槍をもった

 

「これでもくらえぇぇぇ!」

 

コカビエルは両手にもってた槍を放つ…。

はぁ…、無意味なことを……

 

 

「スペルガード発動!!」

 

俺は二枚のスペカを手にもった

 

「“神槍・スピア・ザ・グングニル”&“禁槍・レーバティン”」

 

右手にグングニルを左手にレーバティンをもった。

 

「そーーりゃぁ!」

 

ぶんっ!

 

俺はその2つの技を投げて…

 

ドカァァァン…

 

光の槍を跡形もなく粉砕した

 

「な…なに!?」

 

コカビエルは目の前でおきた出来事に唖然する

すると、コカビエルの回りに突然沢山のナイフが出てきた。

 

「“連続殺人ドール”」

 

ザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザク

 

「ギャァァァァァァ!!!」

 

コカビエルの体にナイフが刺さりまくった。

 

「つばさ!これで決めるぞ!!」

 

「わかった!」

 

「レイジ様! つばさ様! これを受け取ってください!!」

 

すると、アリアさんが『祝福の聖剣』を俺達に構えると、聖剣から聖なるオーラが飛んできて、俺達を包み込んだ…。

 

「す…スゴい!!エクスカリバーの聖なる力が倍に上がったよ…!」

 

「ふふふ…!相変わらずの力だな…。サンキュー!アリア!!

さぁ…!これで決める!!」

 

そしたら、兄さんの力が倍に上がった。あの奥義を使うんだね!!

 

「くらえ!!“零式奥義・雪”」

 

レイジ兄さんは【霊刀・雪姫】を振り上げる。

 

「はあぁぁぁぁぁぁ!!」

 

パキィィィン……ドシュ!!

 

そしたら、直前上に鋭い氷山が発生して、そのままコカビエルを貫いた。

 

「ごはぁっ…」

 

俺は約束された勝利の剣(エクスカリバー)を天に向かってあげた。

 

「くらえ…!エクス……カリバーァァァァァ!!」

 

ズカァァァァァン

 

コカビエルに向かって巨大な光の波動が当たった。

 

「ぐふぅ!?」

 

む~、やはり光の波動ではあまりダメージが通っていませんね。やはり、古の堕天使の力は伊達ではありませんか…………なら!!

 

俺はコカビエルに向かって札をもった右手を構える

 

「コカビエル!これで最後だ…!!!」

 

そして、俺はこれを放った!

 

「ラストスペル発動!!」

 

「神符“夢想封印”」

 

ズドオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!

 

「く………………は………………」

 

ドシャ…

 

グラウンドの中央に大きなクレーターができて、その中心にコカビエルが倒れている。

この、【神符“夢想封印”】は、今回のコカビエルのように破壊をしたりすることもできるが、普通に封印もできる。ちなみに、この夢想封印は俺がもってる封印術の中で一番強力だ。

ただ、このスペカは俺が使うと下手したら日本の3分の2が消し飛ぶか時空に封印されるかのどっちかになってしまうのだ。

だから、普段はあまり使わないし、使っても今回のようにかなり力を押さえている。

 

「コカビエル……、貴様の負けた原因は簡単だ……。

俺らを怒らせた……。ただ……それだけだ……」

 

「そうだよ……。コカビエル……。」

 

本当……、アホな人……。でも…、でも、まさか、この約束された勝利の剣(エクスカリバー)の力が上がるなんでね~…。アリアさんの『祝福の聖剣』の効果スゴいんだね~

まぁ…それは、さておき……

 

「さて……、そろそろ降りてきたらどうなんですか?白龍皇」

 

『え…!?』

 

俺と兄さんとアリアさん以外の人達は気づいていなかったようで、上を見た。

 

 

「あらら……、バレちゃっていたんだね。さっすが世界最強の部隊の総隊長をやってるだけは、あるんだね」

 

すると、空には白い全身鎧に身を包んだ奴がいた。

そう……、白龍皇だ……

 

「ふふふ。あなたは面白いね~。色んな力を感じるよ。妖力、魔力、霊力、聖なる力、ドラゴン等々……。本当に人間なの?」

 

「これでも、人間なのですよ~」

 

「ふふ…、そうなんだ」

 

すると、白龍皇はコカビエルの前に降りてきた

 

 

「はぁ~あ、あたしの宿敵くんと戦うのも楽しみにしてるけど、あなたとも一度戦いたいなぁ。でも――」

 

一度俺とイッセーに視線を向けるが、すぐに外し、コカビエルをもった。

 

 

「いまはこっちの回収が先。あーあ、あたしが倒すつもりでいたのに、コカビエル倒れちゃってるね……。残念だな~」

 

この人もしかして……、戦闘狂かな?

 

「あなたは何者なの…?」

 

すると、リアスさんが白龍皇に質問した。あれ……、俺って白龍皇っていった気がするんだけども………

 

「ん?私?白龍皇だよ?」

 

白龍皇と聞いた瞬間イッセーの顔が強ばった。

 

「アハハ、宿敵くん、大丈夫だよー?今日はあたし戦う気はないからね。先に回収が目的だからね。それに、キミたちとは戦いたいけど、宿敵くんはまだ全然弱いし、そこの女の子かな?とりあえずコカビエルを倒した君も疲れていそうだしね~。やるなら今度万全な状態で相手してほしいかな」

 

そう言い、光の翼を展開して空へ飛び立とうとする。てか……女の子って……

 

『無視か、白いの』

 

 だが、それを止める声が辺りに響く。発生源はイッセーの籠手か。埋め込まれた宝玉が光っている。

 

『起きていたのか、赤いの』

 

 それに呼応するように、白龍皇の鎧の宝玉も光りだした。

これはニ天龍の会話たね。

 

『せっかく出会ったのにこの状況ではな』

 

『いいさ、いずれ戦う運命だ。こういうこともある』

 

『しかし白いの。以前のような敵意が伝わってこないが?』

 

『赤いの、そちらこそ敵意が段違いに低いじゃないか』

 

『互いに、戦い以外の興味ができたということだろう』

 

『そういうことだ。こちらは独自に楽しむとするさ。たまには悪くないと思えてくるからな。また会おう、ドライグ』

 

『それもまた一興か。じゃあな、アルビオン』

 

 別れを告げた両者だったが、イッセーが納得していないと言わんばかりの顔で前に出た。

 

「おい!おまえ何者なんだよ!てか、おまえのせいで俺は部長のお乳が吸えないんだぞ!」

 

「うわぁ……戦ってた動機最低だね~。あ、でもでも、それで多少でも力上がるならアリなのかな?」

 

イッセーェ……

 

「最低な動機ですね……。イッセーさん……」

 

「うわぁぁぁ!ごめんなさいつばさちゃん!だから“さん”付けしながら後ろに下がらないでください!」

 

はぁ~……。全くこの人は……。

 

「あははは!本当に面白いね!あと、全部を知りたいならもっと強くなってね、宿敵くん。それと、キミの名前、教えてくれる?」

 

すると、白龍皇は俺の名前を聞いてきた。

 

「結城つばさだよ。白龍皇」

 

「そう…。つばさだね。また会おうね~!宿敵君につばさちゃん!

そして、楽しい楽しい戦いをしようね!」

 

そう言って、白龍皇は空の彼方に消えていった

はぁー…。やっぱり“ちゃん”付けなんだね……

 




『禁槍・レーバティン』は東方Projectのフランドール・スカーレットのスペルカード『レーバティン』を改造した物です。
普通ならこのスペカは炎の剣なのですが、主人公が遠距離の敵に向かって投げやすくするために改造した、炎の槍です。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。