ハイスクールD×D~最強男の娘の転生物語~   作:三元新

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お久しぶりなのです!そしてお気に入り件数が280も…本当にありがとうございます!!見てくれている皆様のため下手くそながらも頑張って書いていきます!!

そしてやっと『禍の団(カオス・ブリゲード)』との戦闘です!はりきって頑張ってかきます!!
それではどうぞなのです!


9話 やっぱり光輝(こうき)兄さん強ぇ~……

今回の三大勢力の会議で俺は地球連邦軍として参加した。今回よ会議は先日のコカビエルの事件とこれからの話なのでこうき兄さんが中立の立場として会議を進行さしていた。いろいろ話をしてやっと終わったと思われたが、突然の『禍の団(カオス・ブリゲード)』によって襲撃され、ギャスパーが捕らえられてしまった。リアスさんはキャスリング…『王(キング)』と『戦車(ルーク)』の場所を交換する機能を使い部室に行こうとすると、イッセーも着いていくといってリアスさんとギャスパーを助けに行くことになったのだが、突然、何者かの魔方陣が現れて、それを見たサーゼクスさんはグレイフィアさんに急いでリアスさん達を部室に送られた。

 

てか…この魔方陣ってどっかで見たことがあるような~……

 

「レヴィアタンの魔法陣……」

 

すると、ソーナさんがボソッと呟いた。うん…確かにレヴィアタンの魔方陣だね。ここにはソーナさんがいますから、考えられる事はひとつだけ………。そう…、旧魔王派の人だね

 

「ヴァチカンの書物で見た事あるぞ。あれは旧魔王のレヴィアタンだ」

 

ゼノヴィアがそう言った直後、魔法陣から一人の女性が姿を現す。

ムダに胸元が大きく開いて、スリットの入ったドレスの女性が現れた………うん…嫌な予感が………。

 

俺はそう思い隣にいたこうき兄さんを見ると~……

 

「ふむ…エロいな……」

 

真顔で鼻血を出しながら言っていた。なにしてるんですか!?この変態!!

 

「ごきげんよう、現魔王のサーゼクス殿」

 

「やはりキミか。先代レヴィアタンの血を引く者。カテレア・レヴィアタン。これはどういうことだ?」

 

サーゼクスさんの問いにカテレア・レヴィアタンは挑戦的な笑みを浮かべて言う

 

「旧魔王派の者達は殆どが『禍の団(カオス・ブリゲード)』に協力する事に決めました」

 

「新旧魔王サイドの確執が本格的になった訳か。悪魔も大変だな」

 

アザゼルは他人事の様に笑う。

普通ならこんな余裕をしている暇なんて無いんだけどな~

 

「カテレア、それは言葉どおりと受け取っていいのだな?」

 

「サーゼクス、その通りです。今回のこの攻撃も我々が受け持っております」

 

「―――クーデターか。カテレア、何故だ?」

 

「サーゼクス、今日この会談のまさに逆の考えに至っただけです。

 神と先代魔王がいないのならば、この世界を変革すべきだと、私達はそう結論付けました」

 

彼女を含めた旧魔王派は和平を認めず、神の不在を知った上でクーデターを起こしているわけですか………。しかも…、そんな事の為だけに………

 

「オーフィスの野郎はそこまで未来を見ているのか?そうとは思えないんだがな」

 

アザゼルの問いかけにカテレアは息を吐く

 

「彼は力の象徴としての、力が集結するための役を担うだけです。彼の力を借りて一度世界を滅ぼし、もう一度構築します。そして…私達が新世界を私達が取り仕切るのです」

 

そう言ったカテレアは何処か誇らしげだった…

 

「カテレアちゃん!どうしてこんな!」

 

セラフォルーさんの叫びにカテレアは憎々しげな睨みを見せる

 

「セラフォルー、私から"レヴィアタン"の座を奪っておいて、よくもぬけぬけと! 私は正統なるレヴィアタンの血を引いていたのです!私こそが魔王に相応しかった!」

 

「カテレアちゃん………わ、私は!」

 

「セラフォルー、安心なさい。この場であなたを殺して、私が魔王レヴィアタンを名乗ります。

 そして、オーフィスには新世界の神となってもらいます。彼は象徴であれば良いだけ。

 あとの『システム』と法、理念は私達が構築する。ミカエル、アザゼル、そしてサーゼクス、あなた達の時代は終えるのです」

 

その言葉にサーゼクス、セラフォルー、ミカエルは表情に陰らせていた

 

「ふん…くだらねぇな」

 

すると、隣にいたこうき兄さんが口を開いた。

 

「………くだらないですって」

 

それを聞いたカテレアは顔に青筋を立ててこうき兄さんを睨んでいた。

 

「あぁ、そうだよ。くだらないと俺は言った。たかがそのくっだらねぇ考えでテロを起こしてただの自己満足に浸っている貴様らをくだらないと言ったんだよ」

 

こうき兄さんの言葉に更に青筋を立てるカテレア

 

「私達の考えが自己満足ですって………!」

 

「そうだよ。貴様が魔王を名のる?はん!馬鹿馬鹿しい。貴様らなんぞ今の魔王処か前魔王どもにすら足元にも及ばんわ!!貴様らは民のことなんぞ考えず、ただ欲望のままに支配して自分のしたいことをしてるだけだ。

『無限の龍神(ウロボロス・ドラゴン)・オーフィス』の力を借りて仕返しをする。ただの子供の我がままだな」

 

「貴様…黙って聞いていれば……この人間風情が!!!!!!」

 

そう言ったカテレアは兄さんを吹き飛ばし更に追い討ちを掛けるように魔力弾を放ち攻撃した。

 

大きな爆発のあとこうき兄さんが吹っ飛ばされて魔力弾により攻撃された場所はクレーターが出来て真ん中から煙が出ていた。

 

『こうき(さん)!!』

 

ソーナ眷属とリアスさんとイッセーを除いたグレモリー眷属が驚いた。

 

「くくくく……あはははははは!!やっぱりただの人間がこの新なる魔王の血をひくカテレア・レヴィアタンに勝てるわけがないのよ!あはははははは!!」

 

そう言って笑っているカテレア・レヴィアタン。はぁ…この油断が敗北の要になるんだよねぇ~。

 

「カテレア…レヴィアタン………」

 

すると、レイジ兄さんがカテレアの名前を呼んだ

 

「どうしたのですか?まさかあの人間の敵を打とうとでも?」

 

そう言われた兄さんは少しの間のあと、ため息をはいた

 

「お前…アホだろ?ちゃんと確認したのか?あれでも地球連邦軍の総司令官なんだぜ?まさかとは思うが…あの程度の攻撃で死んだと思っているのか?馬鹿馬鹿しいな…」

 

「ふん…何をふざけた事を…。あの攻撃で人間が死なないわけが…………」

 

「誰が死んだって?」

 

「!!!?」

 

突然声が響いてきた。すると、煙が突然晴れて中から出てきたのは…無傷のこうき兄さんだった。

 

「なっ!?」

 

カテレアはあまりの驚きに顔を歪ませて、ソーナ眷属とグレモリー眷属も驚いた顔をしていた。そんな中で三大勢力の各トップ陣はといいますと………

 

「やっぱりか」

 

「やはりですね」

 

「やはり無傷の様です」

 

「そうですね、ミカエル様」

 

「くくく、あ~あ…こりゃ~負けたなカテレア」

 

それぞれ当たり前の様な反応をしていた。あはは…流石兄さん、ここでも心配してくれる人はいませんか

 

「な…何故あなたは無傷なのです!!ただの人間の分際で!!」

 

すると、カテレアは困惑の顔をしながらこうき兄さんに問う。

 

「ふん、確かに“ただの”人間だったら死んでたかも知れないなぁ……。生憎よ、俺は……いや、俺らは普通の人間じゃないんでね。全員能力者だ。ましてや俺は、家族の中でも戦闘に特化した能力を持っているんでな。貴様の攻撃なんぞに傷を負うなどあり得ないのだよ。 ましてや…サーゼクスに劣る攻撃なんぞにな…」

 

「く…貴様ぁぁぁ!!」

 

カテレアはまた魔力弾を飛ばした。さっきの攻撃よりも魔力の質と量が増えておりこうき兄さんに沢山の魔力弾が飛んでいった…が…

 

「ふん!」

 

兄さんは左腕を横凪ぎに振ると一瞬にして大量にあった魔力弾が跡形もなく消滅した。

 

「え…?」

 

カテレアは目の前で起きた事に混乱していた。まぁ、当たり前だね。突然目の前にあったはずの大量の魔力弾が一瞬にして消えたんだから、誰だって驚くよそりゃね

 

「この程度か…。やはりオーフィスよりも弱いな」

 

あ…ここでぶっ混むんだそれを

 

「……オーフィス?あなた!オーフィスを知っているのですか?オーフィスと戦った事があるのですか!」

 

「おう、知ってるぞ?てか、知らない方がおかしいしな。それと………」

 

こうき兄さんは一息ついたあと喋りだした。

 

「お前らの所にいるオーフィスは、オーフィスであってオーフィスじゃないだろ?まぁ、当たり前か…オリジナルよりも力が格段に減っているコピー何だしな!」

 

「なぁ!?」

 

『え…?』

 

すると、カテレアとトップ陣とソーナ・グレモリー眷属が一斉に驚いた。

ふふ、流石兄さんだね。まさかこんな場面でオーフィスの事を暴露するなんて思っていなかったよ

 

「な、何故貴方がその事を…!」

 

カテレアは慌てながらこうき兄さんに聞いた

 

「何故かって?そんなの簡単な事だな。それはな………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺達、結城家の家族だからさ!!」

 

 

 

 

『ええええええええええええええええ!!?』

 

一時の沈黙のあと、地球連邦軍を除いた皆の叫び声がハモった。

 

「そ…そんな……。ま、まさか!あの時に突然力の一部を置いていなくなってしまったのは!!」

 

そんな中、カテレアはなにかに築いたのか叫んだ。

 

「そうだ…、あの時に貴様らに抜けると言って力の一部を置いて消えたのは、俺達と家族になったからだ!それに…、オーフィスの目的も達成したしな」

 

うんうん♪確かに達成したね!平和的に~♪

 

「オーフィスの目的も…?まさか…!」

 

「くくく、そのまさかだ。」

 

「あなた達はあの…『真なる赤龍神帝(アポカリュプス・ドラゴン)』グレートレッドを倒したと言うのですか!!」

 

そのカテレアの一言により兄さん達から少し離れていた魔法使いとヴァーリも驚いた顔になっていた。

 

「くくく…さぁ~な。ま…、とりあえずそれだけは伝えておいとくよ。まぁ、流石の俺達でも奴を倒すことは出来んがな。

 それと、オーフィスの目的は果たせたと言ったが、アイツの願いは静寂だけではない…とだけ言っとくよ。」

 

「そうですか…。なら…、あなた方を倒おして私達が最強だと言うのを教えてあげましょうか!」

 

だが、カテレアの目の前に一本の光の槍が刺さりカテレアの行くてを挟んだ。

 

「邪魔をしないでください、アザゼル」

 

光の槍を投げたのはアザゼルの様だ

 

「カテレア、今のお前たちが相手にしている勢力を少し考えてみたらどうだ?恐らくオーフィスから蛇でも貰っているんだろうが、俺たちには勝つ見込みはゼロだぞ?」

 

すると、アザゼルが悪童らしい邪悪な笑みを浮かべて言った。

 

「ハハハ。そうだな。それでもおまえ――いや、おまえら、こぞって世界の変革をするのか?」

 

その言葉に、半ばキレかかっているカテレアが答えた。

 

「そうです。それが一番正しいのですよ、アザゼル。この世界は――」

 

「腐敗している?人間が愚か?地球が滅ぶ?おいおいおい、今時流行らないぜ?」

 

ゲラゲラと腹を抱えて爆笑するアザゼル。カテレアは目を引きつらせていた。

 

「アザゼル、あなたもあなたなのですよ。それだけの力を有していながら、今の世界に満足などと……」

 

「言ってろ。おまえらの目的はあまりに陳腐で酷すぎる。なのにそういう奴らに限ってやたらと強いんだよな。全く、傍迷惑すぎる。おまえの台詞、一番最初に死ぬ敵役のそれだぜ?」

 

「アザゼル!あなたはどこまで私たちを愚弄する!」

 

カテレアが完全にキレて、全身から魔力のオーラを迸らせる。

 

「こうき!こいつは俺が貰うぞ!それでもいいな!」

 

アザゼルはこうき兄さんに向かって叫んだ。

 

「ふ…、好きにしろ。俺はもう興味なぞない」

 

あ…、あの兄さんが戦闘を誰かに譲ったと言うことはそんだけ兄さんからしたら弱かったと言うことだね。まぁ、確かにたとえオーフィスの蛇を使ったとしても、こうき兄さん処かアザゼルにも勝てないだろうね~

 

「……カテレア、降るつもりはないのだな?」

 

「ええ、サーゼクス。あなたはいい魔王でした。けれど、最高の魔王ではない。だから私たちは新しい魔王を目指します」

 

「そうか、残念だ」

 

その言葉を聞いたアザゼルは十二枚の漆黒の翼を展開した。

 

「旧魔王レヴィアタンの末裔。『終末の怪物』の一匹。相手としては悪くない。殺すつもりで本気で行こうか。俺といっちょハルマゲドンでもシャレこもうか?」

 

「望むところよ、堕ちた天使の総督!」

 

ドッ!

 

二人は飛び立ち、校庭の遥か上空で攻防戦を繰り広げ始めた。

 

「さて、サーゼクス、ミカエル、お前達も聞きたいことが山程有るとは思うがそれは後だ。まず、この中で結界を張れる奴はいるか?そいつらとサーゼクス達とで結界の強化に努めてくれ。いいだろう?サーゼクス」

 

「あぁ、わかった。頼んでいいかな?ソーナ・シトリー」

 

「はい。魔王さまのご命令であれば」

 

「ソーたん☆お姉ちゃんと結界の作業頑張ろうね☆」

 

「愛称に『たん』付けはしないでくださいと、あれほど言っていますのに!」

 

「おい、セラフォルー。妹が可愛いのはわかるが、それは後にしてくれ。今は目の前のこの後始末だ」

 

「む~、わかったわよ~」

 

そう言った地球連邦軍以外の人達は結界を強化を最優先に動き始め、グレモリー眷属のゼノヴィアと木場は前線に出て戦っていた。

 

「ふぅ、さて…俺達も動くとするか。つばさ!レイジ!」

 

するとこうき兄さんが俺とレイジ兄さんを呼んだ。

 

「なんだ?」

 

「なに?」

 

「お前達も彼処にいる魔法使いを倒してこい。ついでにつばさはあそこで戦っているグレモリー眷属の二人のサポートに付いてくれ。レイジは独断で自分の判断で動いてくれていい。勿論アリアもだ。アイラは俺と一緒に来てくれ、コイツらとは反対方向のアッチにいる魔法使いどもを蹴散らす。いいな?」

 

『はい!!』

 

「よし、それじゃぁ、行け!」

 

こうして俺達の戦いの火蓋が切って落とされるのだった。




どうでしたか?
さて、今回はこんな所で終わってしまいましたが次回から本格てきな戦ですね。次回もお楽しみに♪

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