ハイスクールD×D~最強男の娘の転生物語~   作:三元新

57 / 146
2話 冥界にレッツGO!!

さて、3日がたちました。俺達オカルト研究部とアザゼル先生は今は最寄り駅にいます。

 

「じゃあ、まずはイッセーとアーシアとゼノヴィア来てちょうだい。先に降りるわ」

 

「お、降りる?」

 

リアスさんの言葉に疑問を口にしたイッセー。

 

「………透視」

 

俺は目にとあるドラゴンの力を使い、エレベーターの下を見た。地下は特殊な結界に包まれており、ちょっとやそっとの事では認識されないようにされている……人間には見つからない空間だ。なるほど…これなら人間に気づかれませんね。たぶんですが、世界中にこの様な物があるのでしょうね~。

 

「慣れている祐斗と朱乃は後から来てちょうだい」

 

「「はい、部長」」

 

二人の返事を聞いたリアスさんは、イッセーたち三人を連れて乗り込んだ。

 

しばらくして、上へ昇るマークが出されてエレベーターが動いた……カモフラージュのようですね。

 

「じゃぁ、私達もいきましょうか」

 

「はい!」

 

俺達は入った。

 

暫くしてエレベーターの扉が開き、そこには、とても広い空間があった

 

「全員そろったようね。それじゃ、三番ホームに行くわよ」

 

リアスさんが言って動いた後に俺達は着いていった。暫く歩くと目的地に着いたのかリアスさんは止まった。

 

「――ここが、三番ホームよ」

 

『おぉ~』

 

そこには大きな列車らしき物があった。列車にはグレモリーの紋章が刻まれており、なかなかの迫力があった。

 

「グレモリー家所有の列車よ」

 

リアスさんは誇らしげにそう言った。確かに…、この電車は凄いですね。リアスさんの家が持っているなら他の家もあるんでしょうね。もしかしたら、魔王様の専用の列車も合ったりして~

 

「それじゃ、皆乗ってね」

 

リアスさんにそう言われ俺達は列車に乗った。

 

俺達は自動ドアをくぐり抜けたあと、全員入ったのを確認したかの様に扉はしまり、皆が席に座ると『リィィィン』と、列車特有の高い音がなった。

暫くして電車は動きだし、冥界へと進んでいくのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そのまま他愛のない話をしていると、イッセーはふと思ったのか、リアスさんに聞いてきた。

 

「あのー、部長?なんで列車なんですか?魔方陣で行けば早いと思うんですが」

 

「通常ではそれでいいのだけど、イッセーたちは新眷属の悪魔は正式なルートで一度入国しないと違法入国として罰せられるのよ。だから、イッセーたちはちゃんと正式な入国手続きを済ませないといけないのよ」

 

なるほど、だから、俺もさっきなんかよくわからないのをやらされたのだね。

 

そんな事を思っていると…

 

『まもなくグレモリー本邸前。まもなくグレモリー本邸前。皆さま、ご乗車ありがとうございました』

 

ガクンッ。

 

列車が止まり、ドアの開く音が聞こえる。

 

「――終点のようね。降りるわよ」

 

そう言ったリアスさんに続いて俺も降りようとしたが…

 

「わりぃな、つばさは俺と一緒に魔王領へ行くぞ?」

 

そう言ったアザゼル先生に俺は頷き渋々列車に残るのだった。うぅ~…、楽しようと思っていたのに~…

 

そうして、列車は魔王領に向かうのであった


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。