ハイスクールD×D~最強男の娘の転生物語~   作:三元新

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13話 猫又三姉妹

私とハイドラは目的地に急いでいました。飛行形体になったハイドラの上に正座みたいに乗っています。

ハイドラとドラグーンには様々な形体があり、飛行形体を始め、普段の人形形体、戦闘形体、支援形体、執事形体等々あります。因みに人形形体と執事形体は殆ど同じです。違うのは、人形形体は自分で動き普段は色んな場所で活躍しますが、執事形体は常に私の元から離れずに執事の様にお世話をしてくれるモードです。なぜこのモードがあるのかと言いますと、なんでも兄や姉がいなく家のメイドが忙しくて構えない時にもしもの事があったら困るからと、光輝兄さまがあとからつけた機能です。

 因みに、ハイドラの飛行形体は最高時速はマッハ30もでます。それに、ハイドラには特殊な機能とバリアもついており、機能は乗っている者が落ちないように特殊な電波で固定します。まるで強力な磁石の様に引っ付くので落ちる心配はありません。さらに、乗っている人には引っ付いているという感覚は一切無いので、普通に座っている感覚です。

次にバリアというのは、マッハで走るなら乗っている人には光輝兄さまの様な特殊な人では無い限り大きなGがかかり最悪命を落とす危険もあります。ですのでどんなにスピードをあげても大丈夫なように特殊なバリアを張ることで無効化しているのです。最高時速で走っても身体で感じるのはそよ風程度でしかありません

 

さて、無駄話が過ぎてしまいました。でも、いったい私は誰に向かって説明したのでしょうか?何故かしなくちゃいけない気がしましたが………、まぁ、いいですね

 

それにしても、先程から黒歌と白音の気配が感知しにくくなっています。なにかあったのでしょうか………

 

「ツバキ様、ドラグーンから連絡が入りました。繋げますか」

 

そんな事を思っていた私にハイドラが伝えてきました。

 

「えぇ、お願いします。」

 

「了解。では、繋げます」

 

『―――ジィーザザザ………ツバキ様、聞こえますか?』

 

すると、右耳に付けていたインカムから声が聞こえてきました。

 

「はい、聞こえていますよ。そちらはどうですか?ドラグーン」

 

『はい、今現在こちらは猫又姉妹の姉と呼ばれる者と孫悟空の子孫が現れ交戦中です。更に、途中から乱入してきた五大龍王のタイニーンと孫悟空が戦闘を開始しています』

 

「そうですか」

 

『はい。あと、現在特殊な結界を張られており外からの干渉を分かりにくくされております』

 

「そうでしたか…どうりで………」

 

 それなら感知しにくくなっていたのは頷けますね。

 

『更にそのあと乱入してきた、兵藤一誠とリアス・グレモリーが先程猫又姉妹と一緒に猫又姉妹の姉がだした毒霧により戦闘不能状態です。兵藤一誠は神器の力でなんとか動けて戦闘をしていますが、倒れるのも時間の問題かと…』

 

やはり、イッセーとリアスさんも来ていましたか…。なら、とても危なさそうなので急ぎませんといけませんね。

 

「わかりました。すぐにそちらに向かいますので、そのまま監視を続けてください。私が着くまで見張りをお願いします!」

 

『了解しました』

 

 その言葉を最後に通信が途絶えました。

 

「ハイドラ…急いで行きましょう。イッセー達が危ないです」

 

「了解しました。危ないですので確りと掴まってくださいね!」

 

「はい!」

 

ドォウ!!!

 

その音が鳴るときにはもうそこには誰もいなかった…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハイドラのお陰ですぐに目的地につきました。ですが、現在私の目の前には肉眼では見えない特殊な結界が張られています。ですが、私には関係ありません。私は結界系や封印系の術式が得意ですのでこれぐらいの結界なら簡単に見破れますよ。私ならもっと強力な結界を張れますね。 おっとと、こんなことをしている場合ではありませんでした。

 

「ハイドラ、突入しますよ。準備はいいですね?」

 

「いつでもどうぞ?ツバキ様」

 

私はハイドラに聞くと、ハイドラは戦闘形体になっており、気合い十分でした。ハイドラは光輝兄さまと同じ肉弾戦のロボットなので、あまり武装はしていません。精々胸元にある地球連邦軍のマークが付いている宝玉からから大きな両刃剣ぐらいですかね。

 

「はっ!」

 

バリィィィン…!

 

儚く割れるガラスの様に結界は跡形もなく消えました。

 

「よし、ハイドラ、ドラグーン!イッセー達の援護をお願いします!!私はこの霧を消します!」

 

 私は右手に紅葉型の扇を隙間から取り出しました。相変わらず目がいっぱいですね……。

 

「はぁぁぁ!“疾風穿”!!」

 

 私は扇を横凪ぎに放つとまるで台風の突風が吹き荒れたかの様に毒霧を跡形もなく消しました。

 

 

「な、なに!?どうしたの?なにがおきたのよ!!」

 

 霧散して無くなった毒霧の中に入ると猫耳の女性が驚いていました。この人がおそらくドラグーンが言っていました、黒歌と白音のお姉さんですね。気配と匂い……それと雰囲気が同じです。

 

「なっ!?いったい誰がオレっちの結界と金華の毒霧を………ってお前は!?」

 

すると、上空でタイニーンさんと戦っていた美猴が私の顔を見て驚いていました。

 

「な、なんで結城 翼がいるんだ!?」

 

すると、美猴が驚いていました

 

「なんにゃ?美猴はこの子しってるの?」

 

そう、猫耳っ子は聞いていました。あれれ?おかしいですねこの姿で会うのは初めての筈なんですが………

 

「しってるもなにも、オレっちはこの子とあの会議の時に会ったことあるし、なんか胸が一気に成長して、髪も延びてるが気配がおんなじだし、つい数時間前に中年ブトリのキモい悪魔のオッサン共に痴姦されていて、其を最初から見ていたオレっちはあまりの可愛さと色っぽさにビデオを撮りながらもう興奮s………あ、やっべぇ!?」

 

 あ…あああ、あれを見られていたのですか!/// うぅー/// 人生一生の恥です!! もうお嫁にいけません………ぐすん

 

「…………グスン」

 

私は思わず泣いてしまいました…。だ…だって……あ、あんな辱しめを見られて、更にビデオに収められ興奮されていたなんて…。そんなの虐めではないですか…。もう死にたいぐらいの恥です…。今は女の子です…。人としてに大事な何かを色々と失った気分です………。

 

「あぁ~あ…泣かしたにゃ。にしてもこの子がヴァーリが言ってた気になる子ね~。……ヴァーリに言ってやろ」

 

「マジでそれだけは止めろ金華!!いや、やめてくださいお願いします!!」

 

すると、金華と呼ばれた猫耳の人と美猴さんが何か言い争っていました。そして、美猴さんが綺麗な土下座を金斗雲の上でしていました。

 

「てぇんめぇぇぇぇえ!よくもツバキちゃんを泣かせやがったなぁぁぁ!!絶対許せねぇぇぇ!ぶっ飛ばしてやる!!!」

 

すると、先程まで片足をついて満身創痍だったイッセーがまるで何事もなかったの様に立ち上がりました。あれ?もう毒霧の効果が切れたのでしょうか?はやくあまりませんか?

 それに、今気づいたのですがイッセーは『禁手化(バラン・スブレイク)・赤龍帝の鎧(ブーステッド・ギア・スケイルメイル)』になっていました。いつの間になっていたのでしょうか?

 

「なっ!?ちょっと、赤龍帝なんで動けるにゃ!毒霧は無くなったとはいえ、もう満足に動ける身体じゃにゃいのに!」

 

すると、金華さんは物凄く驚いた顔をしていました。

 

「うなもん気合いで消し飛ばしたわ!!こちとら伊達に死線(修行)をくぐってねぇーんだよ!!赤龍帝を舐めんなよ!!!」

 

 ええぇ!?気合いで毒を治したのですか?そんなことが出来るのは家の長男とその部下の幹部達だけだと思いましたのに………

 

「そ、そんなことで治るなんて…。今代の赤龍帝は本当におかしいにゃん……。」

 

 すみません…、金華さん。それに関しては私も同じ感想です。

 

「くそ猿!!よくも私の妹を泣かせたにゃ!絶対あんたは私が跡形もなく消すにゃ!!!! それと、その襲われた事を詳しく話すにゃ!!! それと、そのビデオをよこすにゃ!あとでたのs…ゲフンゲフン。処分するにゃ!!」

 

 黒歌姉さん…/// 最後の台詞がなかったらかっこ良かったのに………

 

「黒歌さん!それ後で俺も見たいです!!」

 

すると、イッセーがのってきました。

 

「わかったにゃ!イッセー!なら一緒に見るにゃん!!」

 

「はい!」

 

 二人とも…先程までの私の感動を返してください。私は予想以上の裏切り行為で更に心にダメージが受けたので物凄く更に傷つきました、と私は心の中で伝えてておきます。

 

「イッセー先輩、黒歌姉さま。ツバキ先輩が更に泣いています。お二人ともいい加減にしていてください。そのビデオテープは私と部長が責任をもって処分しておきます。」

 

「小猫のいう通りこのテープは私達が処分するわ。あと、二人とも後でお仕置きね?」

 

すると、ドラグーンに回復された白音とリアスさんが美猴さんからテープを取り上げました。油断してタイニーンさんに打ち落とされた美猴さんは地面に上半身を埋めていました。その近くに落ちていたテープをリアスさんがひらい、そのまま制服の内ポケットの中にいれました。最近のテープは小さなDVDなのでとても便利になりましたね。私が小さい時は黒いビデオテープだったのに……。

 

「ツバキ、これは私達がしっかり処分するからもう安心して。それに変態猿もタイニーンにやられたから安心しなさい」

 

すると、リアスさんが近づいてきて頭を撫でて優しく抱きついてきました。とても、落ち着きます。

 

「ありがとうございます、リアスさん。もう大丈夫です。落ち着きました。」

 

私がそういうと『そう、大丈夫なのね』と言ってリアスさんが離れました。……あれ?おかしいです。何故助ける側だったはずの私が助けられる側になっているのでしょうか…?

 

「そう。さて、どうするの?金華。もうつんでいるわよ?」

 

そう金華さんにいうリアスさん。金華さんは何故かどこふく風だった。

 

「そんなのしらないにゃん。私はそこの妹二人を連れ戻しに来ただけ…。でも、その子達は嫌だといった。だから姉である私が他の奴に殺られる前に殺そうと思っただけだよ」

 

 そう言うと突然魔力弾を白音と黒歌に撃ってきた。二人は突然の出来事に固まり動けなかった。魔力弾のスピードは変わらず二人は当たると思い目を伏せる。だが………

 

「ふっ!」

 

ザザン!

 

 風の刃が二つの魔力弾を切り裂き魔力弾は霧散した。

 

「家の家族に手を出さないでください。金華さん?」

 

 私は扇で風の刃をだしたあと二人を庇うように前にでた。右手に持つ扇は、技をすぐに撃てる様に構えている。

 

「なるほど…。ヴァーリのいう通り実力は本物にゃん。見た目女の子の男の子だと聞いていたけど本とに見た目処か普通に女の子だにゃん。」

 

 金華さんは興味深く私を見ていました。うぅ…、確かに今は女の子ですが、元から男の子ですよぉ…。それに…、女の子の様な男の子って……。否定が出来ないのがとても悔しいのです…。

 

「もう、今日は帰るにゃん。このバカを治さなくちゃいけないし、何よりも迎えが来たにゃん」

 

 金華さんが言い終わると同時に空間に大きな穴が出来た。空間に穴って…、紫さんと同じ能力の人が!?……いや、あり得ませんね。流石にそれは無いですもんね。なら…、いったい何者なのでしょうか?

 

「美猴、金華。もうすぐ悪魔の連中が此方にきます。直ちに帰る準備をお願いします。」

 

穴から現れたのは青年でした。

 

「おまえ、ヴァーリの付添いじゃなかったかい?」

 

背広を着て眼鏡をかけた青年。手には強いオーラをだしている聖剣。何処かで見た気がするのですが……何処でしたっけ?

 

「金華が遅いのでね、見に来たのですよ。そうしたら美猴までいる。まったく、何をしているのやら」

 

青年はため息をついた。そして、私は聖剣の事を思い出す。

 

「あ、その聖剣は確か――」

 

「これのことですね?これは、聖王剣コールブランド。見たことがお有りなのですか?」

 

「はい。家の書物にありました。確か時空も切り裂くことができるほど強い力を持っている聖剣でしたよね?」

 

「はい。私の家に代々伝わる宝剣です。興味がおありなら触ってみますか?」

 

すると、青年は私が思っていた最高の言葉を言ってくれました。

 

「いいのですか?」

 

私はできるだけ平常心を保とうとしましたが、嬉しすぎて少し声が弾んでしまいました。なんせ、小さい時から憧れていた剣の1つなので、触って、そして使ってみたいと思っていました。

 

「もちろん。それに、コールブランドが貴女に興味を持っているみたいで先程から貴女に力を向けていますしね」

 

青年のいう通り、先程から私に向かって聖剣のオーラを一直線に放っている聖王剣コールブランド。何故か、昔から聖剣や魔剣、妖刀や霊刀、神具等といった伝説級の武具に好かれやすいのです。いくら能力でどんな伝説の武具でも扱えるといっても、武具に好かれるのとは全く別なので関係ありません。ですので、武具に好かれるのははっきり言ってその武具に認められた者しかあり得ない現象なのです。でも、そのお陰で武具の扱いに困らないので助かっているのですけどね。

 

「でわ、失礼します。」

 

私はコールブランドに触れました。すると、莫大な量の情報が頭の中に入ります。これはよくあることなのです。この情報はその武具の情報。つまり、生まれてから今までの全ての記憶っていうものですね。

 普通ならこの時点で大抵の人は狂いだし耐えきれず死んでしまう人が多いいのですが、私は前世の時からこの様な事武具に触れるたびしょっちゅうあったので慣れています。それに、紫さんの能力でどうとでも制御はできますしね。

 

「ありがとうございます。スゴく勉強になりました。そして、とても良い剣です。貴方の事を本当に信頼しているみたいですね」

 

私は少し嬉しくてそう言いました。すると、誉められて嬉しいのか、コールブランドが少し光を放ち輝いていました。

 

「ありがとうございます。そういってもらえますと、私も嬉しいです。また今度ゆっくりお茶をしながらお話ししましょう。それでは私はこれで…。行きますよ、美猴、金華」

 

「は~い!」

 

「へいへい…」

 

「それでは。聖魔剣とデュランダル使いに伝えておいてくださいね。――いつか会いまみえたいと」

 

金華さんといつの間にか復活していた美猴さんが、青年と一緒に空間の穴の中に入っていきました。そして三人か入ると穴は一瞬で閉じて何事もなかったの様にその場に消えました。

 

『ふぅ…』

 

すると、皆さん同時にため息をつきました。それほど緊張していたということですね。私以外は皆悪魔です。流石に聖王剣コールブランドは並みの聖剣では歯が立たないほど強力な聖なる力を宿していたので、悪魔な皆さんにとっては厳しい物でしたもんね。

 

「皆さん、大丈夫でしたか?」

 

私は皆さんに声をかけました。

 

「えぇ、私達は大丈夫よ。助けに来てくれたのね。ありがとう、ツバキちゃん」

 

「私からも、お礼を言わせて。ありがとう、ツバキ」

 

「ツバキ先輩。助けてくださりありがとうございます」

 

リアスさん、黒歌、白音の順番でお礼を言ってきました。

 

「そんな事はないですよ。私は当たり前の事をしただけですし、何よりも、私も助けられた身ですし…。何よりも、私はただ助けたかっただけですから」

 

「それでもお礼を言いたいの。ありがとう」

 

「ありがとうにゃん、ツバキ」

 

「ツバキ先輩、本当にありがとうございます」

 

「ど、どう、いたしまして///」

 

 私は少し恥ずかしくなりちょっと目を反らしました。その反応に微笑ましそうに此方を見てくるリアスさん達。余計に恥ずかしいですぅ…///

 

「あ、そう言えば何故イッセーは禁手化(バランス・ブレイク)しているのですか? 修行ではならなかったのに…」

 

私は今日一番疑問に思っていた事を聞くと、空気が凍ってしまいました。……あれ?私なにか嫌な事を言ってしまいましたか?

 

「……あの~、大丈夫ですか?皆さん?」

 

「はっ!? だ、大丈夫よ!ツバキ。で?何を聞きたいんだったかしら?」

 

「だから、イッセーの禁手化に至った理由を…」

 

すると、また固まってしまったリアスさん。どうしたのでしょうか? むぅ…、他の人にも聞いてみましょうか。

 

「黒歌はなにか知っていますか?」

 

「な、にゃんにもシラナイニャン。うん、私ナニモシラナイ」

 

黒歌は片言で何か喋っていました。うぅ~ん知らないのならしかたがないですね♪ なら、次にいきましょう。

 

「白音は何か知っていますか?」

 

「…………知らないです」

 

白音はいつも通りの無表情でした。ですが、何故かイッセーの方にジーとジト目で視線を向けていました。本人は何故か冷や汗を沢山かいていました。本とに何があったのですか? まさか…、またイッセーは白音に対してエッチな事でもしたのでしょうか。あり得そうですね。 それで、白音がイッセーにジト目で見ていてイッセーが冷や汗をかいている理由がわかりますね

 

「タイニーンは何かしってます?」

 

「…………いや、しらん。俺はずっとあの猿と戦っていたからな。気づいたときにはもう禁手していたよ」

 

何故か、前半間がありましたけど、知らないようです。なら、しかたがないですね。ドラグーンに聞きましょうか。

 

「ドラグーン…」

 

『その質問にお応えすることが出来ません』

 

私が聞く前に即答で拒否られてしまいました。

 

「何故?」

 

『それは、教育上よろしくないからです』

 

むぅ…、こうなったらしかたありません。当の本人に聞きましょうか

 

「イッセー?どうやって至ったのですか?」

 

私がイッセーに訪ねると、イッセーは顔を赤くしながらとても気まずそうにしていた。

 

「え…えぇ~……とな?……なんだったっけぇ~なー。あまりにも慌てていたから思い出せないぜ~!あははははー」

 

そう言うとイッセーは明後日の方向にむいた。本当にどうしたのでしょうか?

 

「ドライグ~、本当にどうしたのですか~?」

 

『あ…、いや……まぁ、いろいろあったんだ。いろいろとな………』

 

すると、ドライグは疲れたような声で言っていた。

 

「いろいろ……ですか?」

 

『そ、そう!いろいろだ、いろいろ…………

(い、いえん!相棒が女(リアス)の胸をつついて至ったなんて死んでも言えん!!)』

 

むぅ~……。ドライグまで教えてくれません。私の事が皆嫌いなのでしょうか……

 

『しかたがないわよ。皆にも秘密にしたいことはあるわ。』

 

「そうなのですか?」

 

『えぇ、そうよ。だからもう聞かないであげなさい。』

 

「わかりました。ルーツがそこまで言うなら諦めますね」

 

『えぇ、ありがとう。ツバキ。(い、言えないわ。禁手化が女の胸をつついて至ったなんて絶対死んでも言えないわ!!)』

 

むぅ…、ルーツがそこまで言うならあきらめます。何故か皆さんも言いにくそうなので、無理矢理聞くのはダメですよね。

 

『(すまない!ルーツ!!本当に助かった…)』

 

『(いいわよ、流石にこの事だけは私は言いたくないわ。この事はここにいる人だけの秘密にしましょう。絶対にこの子に教える訳にはいかないわ!!)』

 

「皆さん、そろそろ戻りましょ?パーティーはまだ終わっていませんしね♪」

 

私がそう言うと、リアスさん達が反応した。

 

「そ、そうね!早くパーティーに戻らないといけないわね」

 

「なら、また俺が送っていこう。その方がすぐに着くからな」

 

「なら、お言葉に甘えようかしら」

 

そうリアスさんが言い、私達はタイニーンさんの背中に乗って帰ることになりました。因みにハイドラとドラグーンは先に帰らせました。皐月姉さまにこの事件の事を伝えてくださいと頼みましたからね。

 

 

そのあとは、私達はパーティー会場に付くなり魔王様方と皐月姉様とレイナーレに私達は心配され何もなかったのがわかると、そのあとはパーティーを名一杯楽しみました。私達がいなかったぶん時間も延長してくれて、かなり楽しめました。




どうでしたか? 普通ならイッセーがリアスの胸をつついて禁手(バランスブレイク)する筈でしたが、そこをカットしてかいてみました。その方がこの主人公にはあうと思ったからです♪

また、次回でお会いしましょ~。それではバイバーイ♪( ´∀`)ノ

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