ハイスクールD×D~最強男の娘の転生物語~   作:三元新

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連・続・投・稿 DAZE!!

因みに今回、一番出したかったキャラがいます。それは見てからのお楽しみです。

それでは、ゆっくりしていってね♪


8話 決着と新たな家族…からの再開

あれから暫くして、朱乃さんとバラキエルさんは抱き合ってお互い泣いていた。どうやら乳の妖精?さんがなにかをしたようだ。

 

パァァァァァッッ!!

 

『赤龍帝の鎧(ブーステッド・ギア・スケイルメイル)』の全宝玉が光り輝き、ミョルニルが極大の光を発し始めた。

 

『乳龍帝よ。聞こえていますか?乳龍帝よ』

 

例の乳の精霊がイッセーに語りかける。

 

『あなたはこの娘の想いを、おっぱいを救ったのです。乳神さまの加護をいまこそ、あなたへ――』

 

ゴオオオオオオオオンッ!!

 

『おっぱいドラゴンよ。いいですか、乳神さまからの力の付与は一度のみです』

 

イッセーの持っているミョルニルから、相当な波動を感じられる。

 

ねぇ…、なんでこんなので力が上がるの?可笑しくない?ワケガワカラナイヨ…。

 

「覚えの無い神格の波動を感じるな。異世界の――乳神?今回の赤龍帝は不思議がいっぱいだな!!」

 

ロキはそう言うとマントを広げ、再び自身の影を拡大させる。そこから量産型ミドガルズオルムの一団が現れる……。ざっと数えて三十ってところかな。

 

「兄さん!」

 

「「おう/あぁ!」」

 

「スペルカード『天の裁き』!」

 

「“零式秘技 響”!!」

 

「“滅殺・波動砲”!!」

 

俺は1m程の岩を隕石の様に手のひらの魔方陣から次々と撃って、レイジ兄さんは直径7m程の斬撃を飛ばし、光輝兄さんは拳から人一人簡単に包み込むほどの巨大なビームを飛ばした。

 

チュドォォォォォォォン!!!!!!!

 

かなりの量のミドガルズオルムが消し飛んだ。

 

――すると、残りの五体とロキが黒い炎に包みこまれた。

 

「――ッ!!この漆黒のオーラは……黒邪の龍王(プリズン・ドラゴン)のヴリトラか!?」

 

タンニーンがそう叫んだ。

 

地面に現れた巨大な魔方陣から黒い炎のドラゴンが出現してくる。

 

シェムハザから緊急用のイヤホンマイクに連絡が入る。

 

『兵藤一誠くん。聞こえますか?私はグリゴリの副総督シェムハザです』

 

どうやら、イッセー宛のようだけども……なんだか気になるので、聞いておこう。

 

「あ、どうも。あのでっかい黒いドラゴンを送ってくれたのはシェムハザさんですか?」

 

『ええ。アザゼルに匙くんのトレーニングが終わったら、こちらに転送するよう言われましたから』

 

「あれ、やっぱり匙ですか!?」

 

『はい。ちなみに、彼へヴリトラの神器(セイクリッド・ギア)を全部くっつけました』

 

――アザゼル先生も無茶をするなぁー……。

 

てか、暴走しないの?それ…。

 

『ヴリトラは退治されて神器(セイクリッド・ギア)に封じ込まれるとき、何重にもその魂を分けられてしまった。そのため、ヴリトラの神器(セイクリッド・ギア)所有者は多いのです。だが、種別で分けると「黒い龍脈(アブソーブション・ライン)」、「邪龍の黒炎(ブレイズ・ブラック・フレア)」、「漆黒の領域(デリート・フィールド)」、「龍の牢獄(シャドウ・プリズン)」、この四つです。これらの神器(セイクリッド・ギア)が多少の仕様違いで各所有者に秘められていたのですよ。そして、我が組織グリゴリが回収し、保管していたそれら――ヴリトラの神器(セイクリッド・ギア)を匙くんに埋め込みました。あなたとの接触でヴリトラの意識が出現していたので全ての神器(セイクリッド・ギア)が統合されるかもしれないとアザゼルは踏んだのです』

 

――そういうことで匙を連れて行ったのか。

 

てか、よく全部集めたよね。

 

『結果、神器(セイクリッド・ギア)は統合され、ヴリトラの意識は蘇りました。――が、蘇ったばかりで暴走してしまったようですね。しかし、匙くんの意識は残っているようなので、あなたがドライグを通じて語りかければ反応するはずです。あとはあなたにお任せします。できますか?』

 

「……ええ、なんとかやってみます。いざとなったら、力ずくで匙を止めます」

 

ロキが躍起になってヴリトラの炎を消そうともがいている。

 

「させると思っているの?ロキ」

 

ブォン

 

俺はいろんな魔方陣を背後に出現さした。それと同時に他の皆も構えた。

 

「フルバースト!!!!!!!」

 

「――放てぇぇぇ!!」

 

光輝兄さんが手を下ろすと同時に一斉に攻撃を仕掛ける。

 

半分はミドガルズオルムに、もう半分はロキへ矛先を向ける。

 

ロキが匙の呪炎を解いて逃げようとしたところに、一斉掃射の嵐が降りかかる。

 

親子の雷光、消滅の魔力、聖剣のオーラ、光の槍、破壊光線に近い波動砲(物理)、いろんな魔方の集合体、破邪の氷の斬撃、etc……。

 

すべての力がロキに降り注ぐ!

 

ゴオォォォォォォォォォォォオオンッッ!!!

 

一瞬の爆風と砂塵のあと、そこには全身ボロボロのロキが立っていた。

 

『……もう一発』

 

匙がロキの周囲に呪炎を展開させる。

 

『……やれ、兵藤っ!!』

 

「おりゃあああああっ!俺式ミョルニルゥゥゥゥゥゥゥッ!!」

 

巨大化したハンマーの頭がロキの全身へ完全に打ち込まれる。

 

『Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost!!!!!!!!!!!!!!!!!』

 

『Transfer(トランスファー)!!』

 

「イッセー!これも!!」

 

俺はイッセーに攻撃力倍加の魔法と貫通魔法をミョルニルに追加した。

 

倍加されたパワーと俺の魔法がミョルニルに送り込まれて――。

 

ドガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガッ!!!!

 

刹那、ミョルニルから特大の神雷が発生し、ロキを呑み込んでいった。

 

――――――――――――――――――――――

 

少しして煙が晴れて、姿が見えてきた。

 

大きなクレーターのど真ん中にロキが煙を上げて突っ伏していた。

 

『乳龍帝よ。見事でした。またいつか会える日を楽しみに――』

 

遠ざかっていく乳の精霊と言う者。――結局なんなの?あの変なの…。心の内を見ただけなのか?

 

「つばさぁ~!ここの修復頼むー!」

 

光輝兄さんが叫んできた。俺は言われた通り修復しようとして見たら………

 

最初は凸凹していた場所が、地平線が見えるところまで平らになっていて、所々クレーターができており、まるで隕石が落ちたかの様な場所になっていた。

 

「……う、うわぁ~。なにこれ?大変な事になってるじゃないか…まぁ、さっさと元に戻すか…。」

 

「『時よ、この場にある場所を元に戻しなさい』」

 

カッカッカッ!

 

時計の針の音が聞こえたあと、悲惨な事になっていた場所は綺麗に元に戻っていた。

 

その間に、イッセーがバラキエルさんと仲良くなっていたのは、あとで知ったことだった。

 

――――――――――――――――――――――

 

暫くして、皆も休憩していたとき、俺はふと思い出した。

 

「あ…、スコルとハティ…。すっかり忘れていた…」

 

俺はスコルとハティが倒れていたであろう場所に戻った。

 

すると、そこにいたのは…血だらけで死にかけているスコルとハティだった。

 

――――って

 

「ええええええっ!?なんでぇぇ!?」

 

俺は慌ててスコルとハティに回復魔法をかけた。ついでに洗脳されていたのも回復して治しておいた。

 

暫くすると、スコルとハティは気がついたのか、目を覚まして此方を向いてきた。

 

「スコル、ハティ……君たちはもう自由だよ…。だから好きに生きて?伸び伸びと外に帰りなさい」

 

俺が優しくそう言うと…

 

「くぅぅぅぅん」

 

「くぅぅぅぅぅん」

 

二匹の子フェンリルが俺の横に来て、その大きい頭で俺に懐いてきた。

 

「……二人とも、俺の所に来たいの?」

 

「「ワン!」」

 

二匹同時に鳴いた。

 

「そう。……ふふ♪ならこれからよろしくね?スコル、ハティ!」

 

「「ガゥ♪」」

 

「さてと、なら先に家に行っててね。スコル、ハティ」

 

俺は転移魔方陣を出して、スコルとハティを家に送った。

 

「おぉ~い、つばさぁ~戻るぞ~」

 

「はぁ~い!」

 

俺は急いで兄さん達の所に戻り、みんなと一緒に最初に集まった、会議があるホテルの屋上に戻ってきた。

 

すると、そこにはソーナさん達シトリー眷属と姉さん達…それに、オー爺ちゃんとオッサンとメイドさんがいた。でも、メイドさんの顔は黒子で隠していて見えない。

 

………? あのオッサン…何処かで見たことが……それに、メイドさんから懐かしい感じがする。何故だろう………それに、あのオッサン…あれ?まさか…

 

「お疲れさまじゃな。お主ら、よき働きだったぞい」

 

オー爺ちゃんが誉めてきた。

 

「まったく、本当に面倒な事に巻き込みやがって…。まぁ、ありがとうよ。」

 

「そうだな。…………ところで、オーディンの横にいる方々はどちら様だ?」

 

レイジ兄さんがオー爺ちゃんの横にいる人を聞いていた。

 

「あぁ、それはじゃのぉ~……」

 

「いぃ、オーディン。俺が自分で言う」

 

すると、オッサンが前に出てきた。

 

――――って、あ! このオッサン!!

 

「始めましてじゃな、ワシの名前はイザナギじゃ。一応、自由に動けぬ我らが主神の代わりに来たこの国の代表者じゃ。よろしくな」

 

『えぇぇ!伊邪那岐命様!?』

 

みんなは驚いていた。……それよりも驚いているのは俺だ…。

 

なんせ、俺をこの世界に転生させた神様……イザナギ様と似ている顔…いや、まったく同じ顔と気配や雰囲気だからだ。

 

「それと、ワシの横にいるのが―――」

 

バッとメイドさんは黒子を取った。

 

……俺はそのメイドさんの顔を見て固まった。あり得ないと思っていた、これは夢だと思った。

 

――――だって、その人物は……

 

「私の名前は如月 カンナ。この御方イザナギ様の右腕と専属メイドをしています。どうぞよろしくお願いいたします。」

 

―――そう、あのとき最後まで俺の…僕の事を護ってくれた、カンナお姉ちゃんだからだ…。

 

―side out―

 

―イッセーside―

 

俺達はロキと戦いが終わると、元の場所に戻ってきた。

 

そこには、残ったメンバーとオーディンの爺さんと知らないオッサンとメイドさんがいた。

 

てか、あのメイドさんむっちゃおっぱい大きいじゃんか! 朱乃さんや部長に引けを取らない大きさとプロモーションだ!

 

「始めましてじゃな、ワシの名前はイザナギじゃ。一応、自由に動けぬ我らが主神の代わりに来たこの国の代表者じゃ。よろしくな」

 

えぇ!?このオッサンがあのイザナギなのか!?なんかロキよりもビックリだぜ…。

 

すると、イザナギ様がメイドさんを紹介しようとした。……が、メイドさんは手で制して自分から前に出てきて顔を隠していた黒子を取った。

 

「私の名前は如月 カンナ。この御方イザナギ様の右腕と専属メイドをしています。どうぞよろしくお願いいたします。」

 

綺麗な人だった。とても綺麗な人だ。みんなも息を飲んでいた………が、一人だけみんなと違う反応をしていた。そう、ツバサちゃんだ。

 

ツバサちゃんは、イザナギ様を見たあとメイドさん…如月アイラさんを見て、固まったと思えば口を押さえてぷるぷると震えていた。……いまにも泣きそうな顔だ…

 

「カンナ…お姉、ちゃん?」

 

ツバサちゃんは声を震わせながらアイラさんに質問する。……って、お姉ちゃん?

 

「……えぇ、そうですよ。久しぶりですねつばさ様――――いえ、つばさ」ニコッ

 

その一言でツバサちゃんは涙をポロポロと落としていた。

 

「………………ちゃん」

 

ツバサちゃんは涙を流しながらゆっくりと近づいていた。

 

「―――お姉ちゃぁぁぁぁぁん!!!!」

 

ガバッ!

 

ツバサちゃんは泣きながらカンナさんに飛んで抱きついた。

 

「お姉ちゃん、お姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃぁぁぁん!!!!!!!」

 

お姉ちゃん、お姉ちゃんと連呼しながらカンナさんの胸の中で泣き続けるツバサちゃん。みんなはそれを戸惑いながらも見つめていた。

 

「……つばさ。相変わらず泣き虫なのは変わりませんね、本当に懐かしいです」

 

そう優しくつばさちゃんを抱き締めながら、頭を撫でているアイラさん。……その目元には涙を溜めていた。

 

「久しぶりだな、つばさ。元気そうで何よりだ。おんしを転生させたかいがあったな」

 

豪快に笑っているイザナギ様。……って、転生!?

つ、つばさちゃんが転生者ってのは聞いたことがあったけども、このイザナギ様がその時の神様だなんて聞いてないぞ!?

 

「イザナギ様………やっぱり、イザナギ様だったんだ…グスン。本当に…本当に…なんで、ここに?……それに、カンナ、お姉ちゃん…も。」

 

「それは、ワシがおんしを転生させたあと、側にいたカンナも命を落としたのじゃ。……でだ、ワシがカンナをおんしともう一度会うために、ワシの眷属として転生させたってわけよ。……どうじゃ、驚いたか?」

 

「――うん、うん!驚いたです。本当に驚いたです!!――また……またカンナお姉ちゃんと出会えて、こうしてお喋りができて、本当に嬉しいです!ありがとう…ございます!!……イザナギ様」

 

「私からもお礼をさせてください、イザナギ様。……本当にありがとうございます。こうしてまた、つばさ様と出会えて、話ができて…私はとても幸せでございます。本当に…本当にありがとうございます。イザナギ様」

 

つばさちゃんとカンナさんは泣きながらも、とてもいい笑顔でお礼を言っていた。

 

うぅ…、なんだか、よくわかんないけども…、これだけはわかるぜ!きっとあのカンナさんって人はつばさちゃんの前世の時に一緒にいたよくかかわっていた人なんだろうな。でも、あるときを最後に会えなくなって転生してこの世界にきた。……それで、長年の時がたってこうしてまた会えた。

 

……くぅ、泣けるぜ。そして良かったな~!つばさちゃん!!!

 

回りを見ると、みんな涙を流して二人を見守っていた。……光輝さんや皐月さん達、つばさちゃんのお兄さん お姉さん達は、誰よりも涙を流していた。光輝さんなんか、号泣しすぎて滝ができている。

 

「そうかそうか、気にせんでいいぞい。……ワシも、とても嬉しいからのう…」

 

そう言ったイザナギ様の目からも涙を静かに流していた。

 

暫く二人で泣きあったあと、つばさちゃんを抱き締めたまま、カンナさんは立ってイザナギ様の方を見た。

 

「あの……イザナギ様………お願いがあるのですが…」

 

カンナさんはイザナギ様に何かをお願いしようとしたが――

 

「みなまで言うな。わかっておる。……つばさと一緒に暮らしたいのじゃろう?」

 

イザナギ様の答えに驚きつつも大きく強く頷くアイラさん

 

「はい!……もう一度、もう一度つばさと暮らしたい、これからま一緒に居たいのです!……いいでしょうか?」

 

「……そんなもの、最初からいいに決まっておる。ワシはその為におんしをワシの眷属として転生させたのじゃからな。今のつばさはほぼ不老不死、そしてワシの眷属として転生したおんしも半人半神で不老不死じゃ。……あとは、つばさと一緒にいればよい。たまにワシの手伝いをしてもらうことがあるかもしれんが、それ以外は基本自由にしてもよいぞ。……末長く幸せにな」

 

「―――ッ!!ありがとう、ございます!……イザナギ様ぁ…」

 

カンナさんはまた感激して泣いていた。

 

「――――ッ!?一緒に暮らせるの?また昔みたいに一緒にいれるの?」

 

「――えぇ、一緒にいられますよ…つばさ」

 

「――――ッッッ!!?い――やったぁぁ!!!!また一緒に暮らせる!カンナお姉ちゃんと一緒に入られるよぉ!!

…………あっ、でも…家には………」

 

喜んでいたつばさちゃんは急に不安げになった。そして、視線は光輝さん達に向けられていた。……なるほどそう言う事か…。

 

「気にするな、つばさ。お前の大切な人だろう?家族なんだろう?……なら、俺達は気にしないさ。むしろ歓迎するぜ?新たな家族としてな!

そうだろ?みんな」

 

『うんうん!』

 

光輝さんの言葉に結城家メンバーは強く頷いた。

 

その言葉に更に嬉しくてカンナさんに抱きつくつばさちゃん。……それほどまでに嬉しいようだ。

 

「……ズズ…、さて、あのロキを倒して、永遠に会えないと思っていた家族と再開できて、これからも一緒にいられるっていう、こうしてハッピーエンドで終わったんだ。……今回は何時もよりも大きな宴としましょうか!! 勿論オーディンの爺さんにイザナギのオッサンも来るよな?」

 

「もちろんじゃ」

「もちろんだな」

 

「そうか!……なら、早く帰って準備をしなくてはな!」

 

「私達メイドも手伝いますよ、光輝様」

 

「おぉ、頼むよ!」

 

「私達も手伝いますか、やるわよ!ナツルちゃん 優子ちゃん!」

 

『はい!』

 

「……グスッ。なら私も手伝います。光輝さん」

 

「え?……あ、いや、流石にカンナさんに手伝ってもらうのは…」

 

「いいんです。私の…いえ、私達の宝であったつばさ様をこうして守ってくださり、更に転生者というにもかかわらず愛していただいたお礼もあるので、これぐらい手伝わせてください。

それに、私はこう見えても前世の世界ではつばさ様の家のメイド長をしていました。また、つばさ様に料理を作りたいのですが………これでもダメでしょうか?」

 

「……いや、そこまで言われては断れませんよ。じゃ~お願いいたしますね?カンナさん」

 

「はい♪」

 

「カンナお姉ちゃんの料理がまた食べれるの?やったぁ~!」

 

「ふふふ、そんなに喜んで貰えるのならよりいっそう腕を振るわなければなりませんね♪」

 

「ははは、嬉しそうだな、つばさ。」

 

「えへへ…うん♪すっごく嬉しいよ、お兄たゃん お姉ちゃん♪」

 

「そうかそうか♪よかったな~」

 

「うふふ、本当に良かったね」

 

「うん♪」

 

……どうやら、とても楽しそうだ。俺達は離れておくとしよう。

 

「あっ!もちろんリアスさんやソーナさん達も来ますよね?……てか、お疲れパーティーもあるので、必ずこの宴に参加してくださいね♪約束ですよ?」

 

とても楽しそうな顔で言ってくるつばさちゃん。……こんなの言われたら。

 

『はい♪』

 

――――OKしちゃうじゃねぇ~か♪

 

こうして、俺達の長い夜の戦いが終わるのだった。

 

 




さぁ、久しぶりに出てきましたね、主人公のツバサちゃんを転生させた神、イザナギと、前世で最後まで関わったメイド長のアイラさん。

……やっと出せた。……やっとここまでこれた。……やっと、ツバサちゃんと出会うことが出来た。……プロローグ以来、いつか出したいと思いやっと出せました。

うん…よかったね!つばさちゃん!

ツバサ「まぁ、ありがとうな…三元新。……まぁ、今回はお礼を言ってあげるよ」

つばさちゃん!……何気に初めてここに来たのに凄く上から目線だよね…まぁ、ツバサちゃん可愛いからいいけどね!( ・ω・)b

ツバサ「……やっぱり前言撤回だよ。いっぺん死んでろ」

酷い!?ツバサちゃん怖いよ!?笑顔なのに凄く怖いよ!!

ツバサ「ナニカモンクデモ?」

いえ……ナンデモアリマセン

ツバサ「因にだが、カンナお姉ちゃんは濡羽みたいな艶やかな黒髪で、瞳は同じ色の綺麗な瞳をしているよ!それに、リアスさんや朱乃さん並みかそれ以上のプロモーションですっごく綺麗なんだ!10人中10人が振り向くぐらい綺麗なんだよ!……ほんとだよ?それぐらい綺麗なんだからな!! バカにする奴はいますぐ俺の所に出てこい!ボコボコにしてやんよ~!!」

うわぁ~……ツバサちゃん、なんだかキャラ崩壊してるよ?もう少し押さえないと…

ツバサ「何かいった?……駄作者…」

グサッ!

グフゥッ!?………つ、ツバサちゃん。容赦…ないね~………あぅ、心身ダメージが大きいな…

ツバサ「ふん…。……しかたがないなぁ…」

パァァ!

おっ?……回復してくれたの?

ツバサ「……こ、今回だけなんだからな!もう一度アイラお姉ちゃんと出会えてくれたお礼だよ」

……ブワァ! ツバサちゃん!優しい!!

ツバサ「ふん!調子に乗んなよな。……ただ、お前が死んだらこの物語が続かないから、それが困るだけなんだから!」

ツバサちゃん……ツンd――

ジャキン!

ツバサ「ナニ?」

いえ、ナニモゴザイマセン。

ツバサ「……まぁ、いいや。……次はこんなにも遅くならないことだね。次遅れたら………ドウナルカシラナイカラ」

はっはぃぃぃ!!!

ツバサ「わかったらいいんだよ。わかったらね。
……んじゃ、また次回会いましょうね、皆さん。こんな駄作者ですがよろしくな。
それでは、さようなら~♪」

あ、でわでわ、また次回お会いしましょう。ばぁ~いばぁ~い!


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