1話 修学旅行に行くのです!
―ツバサ side―
修学旅行当日。
とても清々しい朝の中俺は目を覚ました。
「――んぅ…くぁ~……むにゃむにゃ………にゅ?………まだ、五時じゃん…………まぁ、起きるか…早いけど…」
仕方がねぇ~なぁ~。起きてやんよ~。
…………って、誰に向かって呟いているんだ?……まぁ、いいや。
「さーてとー、今日から待ちに待った修・学・旅・行DAZE☆」キラッ
――シーン…
「……いったい何しているんだろう…俺は……」
一人でテンションが上がり、チョキをした手を顔の横に置いて、目の所にチョキが来るように置いて、片目をウインクしてポーズをとるという、普段はあり得ないような事をしていた。
「……なんでこんな事を…―――はっ!?これがきっと、噂に聞く修学旅行のNOROIと言うものなのです?!」
そんなくだらない考えをしながら俺は叫んでいた。
※ちなみに、朝の五時です。完璧に迷惑ですよね
……まぁ、くだらないことは置いといて、さっさと準備をしますかぁ~。
―二時間後―
さぁ、準備はOKですよね?……ふむ、OKですね
「では、行ってくるのですよ~」
『行ってらっしゃ~い』
俺は家の人達に見送られながら集合場所まで行くのだった。
…………で、今は新幹線に乗っているのですがぁ。
「……」ニコニコ
俺の目の前……と言うより膝の上には何故か上機嫌なオーフィスこと龍美が座っている。
ん?何故いるのかだって?……そんなのこっちが知りたいよ。
光輝兄さんとサーゼクスさんが二人で結託して、いつの間にか龍美を駒王学園に入学させていて、更に俺と同じクラスなんだよ?つまり修学旅行に来ているわけよ…。
――――そして更に…
「……」バッ! ( 〆∀・)⊃『ファイト!ツバサ様♪』
窓の外を見ると、片目を怪我して傷のついたがたいが大きな人が、窓にへばり付いてカンペの様な物を窓に張り付けていた。
……はぁ。実は、まさかの『伝説の7人(レジェンド セブン)』のひとり、独眼の龍と呼ばれている伝説の龍人さんが来ているのですよね~……。この人?は半人半龍で、親はなんと『弩岩竜 オディバトラス』と人間の間に生まれた息子なのですよね~。なので、砂という分類や属性に関しては右に出るものがいないと言われるぐらい、砂のプロフェッショナルなんですよ~。
――で、そんな人物が何故ここにいるのかと言いますと、俺と龍美の護衛兼お守りだそうです。はい。
「…」(;´△`)⊃『わかったから…、大人しくしていてよね?……絶対一般人にはバレないでよね!あんたは、只でさえ見た目が強面のヤの付く人みたいなんだから』
『わかっていますとも!』⊂( *〆_・)b グッ
…………本当にわかっているのかな?
まぁ、いいや。それよりも、今は楽しまないとね。
「……ツバサ。……我、修学旅行と言うもの…初めて…。だから、楽しみ♪……ツバサは楽しみ?」
とても嬉しそうに喋る龍美。
「うん。そうだね。俺も楽しみだよ。龍美も楽しみなら良かったよ。……俺も凄く楽しみだよ~♪」
「……そう。ツバサが楽しみなら。嬉しい。我と一緒に楽しむ、ひとりより二人の方が楽しい♪」ニコ♪
「うん。そうだね、龍美。ひとりより大勢の人といた方が楽しいもんね♪」ニコ♪
俺と龍美はそんな他愛ない会話をしながら修学旅行の京都に着くのを楽しみにしていた。
『………………』ホッコリ
そんな二人の会話を同じ号車の人達に微笑ましく見られているのを気づかずにいたのだった。
新幹線内で途中アーシア特製の昆布おにぎりを食べ終えたころ……
『間もなく京都駅に到着致します』
アナウンスが流れた。
どうやらもう到着のようだ。
「京都だぜ!」
「おぉっ! 広いな!」
はしゃぐイッセーとゼノヴィア。
うんうん、京都の駅って大きいよね。でも人が多く行き交ってるからちょっと辛いんだよね~。龍美と手をつないでいるから余計にね…。
「天界にもこんな駅が欲しいわ!」
「ミカエルさんに打診したら通りそうで怖いね」
なんだかんだで、どこのトップ陣もノリと酔狂で、なんでも造っちゃいそうで怖いよね~。
京都なんて、仕事以外で全然来たことないですよね。……いや、三回ほど遊びに来たっけ?……うん。それでも少ないね。行った回数と比べたら10分の1もない気がするよ。
「おーい、みんなはしゃぐのはいいですが集合時間に遅れちゃいますよ~」
俺は、班員全員を呼んで、全員で騒ぎながらホテルに向かった。
数分で発見したけどね。同じ制服着た人たちについていけばそれは簡単に見つかるもんですよ。
「百円均一のショップは京都駅の地下ショッピングセンターにあります。何か足りないものがあったら、そこで済ませるように。お小遣いは計画的に使わないとダメです。学生のうちから豪快なお金の使い方をしてもろくでもない大人になるだけですよ。お金は天下の回り物。あれやこれやと使っていたらすぐになくなります。だからこそ百円で済ませなさい。百均は日本の宝です」
俺たちが泊まるホテル……サーゼクスロイヤルホテルで他の先生が注意事項を言い、ロスヴァイセさんは百均のことについて熱く語っていた。
俺は、先生達の話が終わったそのあとアザゼル先生から部屋の鍵を貰った。アザゼルがニヤッとしたのでなんかあると思いつつ、スキマを使ってバナナの皮でアザゼルを転ばせておいた。……その時、綺麗にズッコケてホームが笑いで賑やかになったのだった。
「……203は…ここか…」
俺は、貰った鍵を使い部屋に入る。すると、そこには龍美がいたのだった。……そう、アザゼルがニヤッとしたのはこのことだったのか。
「……ツバサ。早く、行く」
「ふふ、はいはい。ちょっと待ってね。荷物を置くから。」
俺は荷物を置いてイッセーたちと一緒に伏見稲荷に行くことになったのだった。
「「三元新と結城 翼のお喋りコーナー!!」」
ワー パチパチパチ
『いやはや、初のコーナーですね。そして、久しぶりに連続の投稿ですよ』
ツバサ「そうですね。……やっと真面目に動きましたか。」
『うわぁ~い。相変わらずの辛口コメント…俺だけにはとても厳しい!』
「気のせいですね。てか、貴方がもっと真面目にすれば、俺だってこんなに言いませんよ。……この駄作者」
『グサリッ!――カフッ!? うぅ…、酷い…』
「気のせいですよ」
『ま、まぁ、いいです。こうして頑張っているのですから、もう少し優しくしても…「イヤです」……ですよね~。』
「そんなことよりも、今回から新たな章にはいりますが、どんな物語にするつもりで?」
『うぅ~ん。まだ、簡単な物語しか考えていませんが、取り合えず、九尾やその他の雑魚妖怪が出てくるので、妖怪繋がりで東方projectのメンバーを何人か出して活躍させたいですね。……まぁ、確りとツバサちゃんも活躍させますよ』
「…………そうですか。まぁ、別にこれといって期待はしませんが、頑張ってくださいね」
『了解なのですよ』
「では、今日はもう時間なので、これにて終わりましょうか。」
『うん。そうだね。じゃぁ、今日はここまで! それでは皆様、次回もお楽しみに~』
「『さようなら~』」