アニポケ外典 ベストウィッシュ編   作:スルメ文庫

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どうもスルメ文庫です。
この度、評価バーに色が付きました!
これも日々見て下さっている皆様のおかげです!
ありがとうございます!
今回は、とうとう・・・楽しみにしていてください!

それでは、スタートです!


9話

 前回、Nと戦い勝利したサトシ。しかし、理想を追うNとの意見の不一致によりNとの間に溝ができてしまった。そして、Nがゼクロムを求めていることを知ったサトシとショウブはNが道を踏み外しかけた時、引き戻すためにも、修行して力をつけることにしたのだった。

 

 

 そして、早速向かったシッポウジムでサトシはポカブとカブルモで挑み、ジムリーダーであるアロエのミルホッグをカブルモが倒し、ポカブも、ハーデリアのかたきうちで追い込まれるもサトシの声を聞き、チャオブーに進化。新しく覚えたニトロチャージとつっぱりの併せ技でなんとか勝利を収めた。

 続いて挑んだショウブもギリギリの戦いでモノズがジヘッドに進化して勝ちを取れた。そして次のジムがあるヒウンシティに向けて旅をしているサトシとショウブ。道中、化石掘りをしてショウブがアーケンを、サトシがプロトーガをゲットしたり、あずかり屋でタマゴをそれぞれ1個もらい、殆ど順調に進んでいたものの、ミジュマルの潜水に関してだけは中々上手くはいかなかった。

 因みに、手持ちが六体を超えてしまったのでワシボンとキバゴをアララギ研究所に送った。

 そんなサトシたちは現在、ヤグルマの森にある湖で水遊びをしつつ、ミジュマルの潜水の特訓を行っていた。だが・・・

 

サトシ「上手くいかないな・・・」

ショウブ「上手くいきませんね・・・」

プロトーガ『まだ上手くいかんのか?』

ミジュマル『ああ。ったく、本当に自分自身が情けないぜ・・・!』

プロトーガ『そんな慌てても仕方ないじゃろ。』

サトシ「プロトーガの言う通りだぜミジュマル。こういうのはゆっくりやっていけばいいんだからさ。」

ミジュマル『・・・ああ。』

「・・・」

ミジュマル「・・・?」

サトシ「どうしたんだ?ミジュマル。」

ミジュマル『いや、なにかに見られていたような気がするんだが・・・』

ポカブ『え?そんな視線あった?』

カブルモ『いや、俺たちの分しか感じなかったぞ?』

ミジュマル『俺の気のせいか・・・?』

サトシ「まぁ、ミジュマルの感じた視線については後にして、そろそろ時間的にもいい頃合いだし、昼ごはんにするか!確か保冷バッグにカレーの時の余りの豚肉と隠し味に使った生姜の残りが入ってたはずだし、生姜焼きにでもするか!デザートはパンケーキミックスも余ってたはずだしきのみも入れてみんなできのみパンケーキでも食べようぜ!」

ショウブ「サトシさんナイスアイディアです!」

ピカチュウ『やったー!サトシのパンケーキだ!』

ジヘッド『早く昼ご飯にしよう!』

 

 サトシの言葉で、それぞれご飯の準備にとりかかり始めたのだった。

 

 

サトシ「じゃあ準備出来たし食べるか!いただきます!」

ショウブ「いただきます!」

『いただきます!』

 

 そしてそれぞれいただきますと言い、食事を始めた。そして生姜焼きやいつもよりやや少なめのポケモンフーズを食べ終え、いよいよデザートのパンケーキを食べることにした。しかし・・・

 

ショウブ「・・・あれ?パンケーキ、どこに置きましたっけ?」

サトシ「いやそこのテーブルに・・・ってない!?」

ショウブ「ねぇみんな、パンケーキどこに行ったか知らない?」

チャオブー『僕は知らないよ。』

プロトーガ『妾も知らんのぅ。』

カブルモ『俺も知らんぞ。』

ミジュマル『・・・なあ、そこにいるツタージャが盗ったんじゃないか?』

「『え?』」

 

 そこには、茂みの前でパンケーキをひと切れ食べていたツタージャが居た。

 

ツタージャ「・・・」

ショウブ「こんな所にツタージャ!?珍しいですね・・・」

ミジュマル『おい、黙ってないで何か言ったらどうだ?』

ツタージャ『・・・なんでわかったの?』

ミジュマル『いやさっきから、茂みの中とか木の上でずっとこっちに視線やってたら誰でもわかるだろ。』

プロトーガ『いや、普通はわからんぞ。』

サトシ「なぁツタージャ、お腹空いたのか?」

ツタージャ『・・・ええ。』

サトシ「それなら出てきてお腹空いた言ってくれたら一切れぐらいあげたのに・・・」

ミジュマル『いやサトシ、アイツの顔を見てみろよ。そんな素直に好意を受け取る奴の顔に見えるか?』

サトシ「え?うん。」

ミジュマル『このお人好しのポケモンバカめ・・・!』

ツタージャ「・・・」

サトシ「じゃあそれ、返してくれ。」

 

 そう言って、皿を取ろうとするサトシの手をつるのむちで叩こうとするツタージャ。そこに咄嗟にミジュマルがシェルブレードで割り込み、つるのむちを弾き返す。

 

ミジュマル「!?ミジュマッ!」

サトシ「!?」

ピカチュウ『サトシ!』

ショウブ「サトシさん!大丈夫ですか?」

サトシ「ああ・・・」

ミジュマル『・・・おい、サトシに攻撃するたァどういうつもりだ奸物女・・・!』

ツタージャ『たしかに、お人好しのポケモンバカね。でも気に入ったわ。たしかサトシだったかしら?貴方のポケモンになるのも悪くないわ。』

サトシ「え!?」

ピカチュウ「ピカ!?」

ショウブ「サトシさん、どうしたんですか?」

サトシ「いや、あのツタージャ、俺のポケモンになりたいって・・・」

ショウブ「ええっ!?でもあの子、サトシさんを攻撃しましたよ!?」

ツタージャ『サトシ。お詫びと言ってはなんだけど、そこのピカチュウなら下についてもいいわ。他のポケモンたちも同列以上に扱ってくれて構わない。けど、あの迷いのあるミジュマルの下や横に並ぶ気は無いの。だから、どっちが上か決めましょう!』

ミジュマル『ふざけんなよツタージャ・・・!テメェ、サトシに攻撃するだけじゃ飽き足らず俺を見下すのか!?』

ツタージャ『ええ、そうよ。だって、迷ってる相手に負けるほど私は弱くないもの。』

ミジュマル『・・・サトシ、みんな、手出しは無用だ。ツタージャ!その一騎打ち、確かに受け取った!』

サトシ「・・・みんな、一歩引いて見守ろう。」

ショウブ「えっ!?サトシさん、ミジュマルが不利ですよ!」

サトシ「でも、アイツらはそれを望んでいるんだ。大丈夫、そこまで酷い結果にはならないさ!」

 

 そして、全員が1歩引いたのを確認してツタージャが声をかけた。

 

ツタージャ『話は着いたようね。』

ミジュマル『ああ。・・・とっとと始めようじゃねえか!』

ツタージャ『ええ!』

ツタージャ「タジャ!タージャ!」

ショウブ「あれは、メロメロ!」

チャオブー『あれが当たったらマズイよ!』

カブルモ『それは当たればの話。当たらなきゃ意味が無いッス。』

 

 ツタージャはまずつるのむちを出し、木の上に登ると、メロメロを繰り出した。その技に対しミジュマルは・・・

 

ミジュマル「ミジュマ!」

ツタージャ「タジャ・・・!?」

シビシラス『シェルブレードでメロメロを斬り裂いたですって!?』

プロトーガ『なんて、鋭利な刃じゃ・・・!』

サトシ「それだけじゃないけどな。アイツの剣捌きの技量があってこその技だ。」

ミジュマル「ミジュ!ミジュマ!」

 

 いわくだきで地面を砕き、ツタージャが木の方向に砂をかけた。迫る砂に対しツタージャは・・・

 

ツタージャ「タァァァジャアァァァ!!」

サトシ「リーフストームだって!?」

ショウブ「くさタイプの最高クラスの技じゃないですか!」

ミジュマル「ミジュマァァァ!!」

ツタージャ「タージャ!」

ミジュマル「ジュマッ!?」

 

ミジュマルはれんぞくぎりで対応するも、横からとんできたつるのむちによってダメージを受けた。

 

ジヘッド『あのツタージャ、相当強いぞ!』

フシデ『あのミジュマルを手玉に取るなんて・・・!』

アーケン『まったく、強すぎだろ・・・!?』

 

 普段以上に追い込まれるミジュマルを見て、慄くショウブのポケモンたち。

 

ミジュマル『く、クソッ・・・!』

ツタージャ『貴方さっきから動きが悪いわよ。というか、みずでっぽうかアクアジェット使わないの?』

ミジュマル『・・・!』

ツタージャ『いえ、違うわね。使わないんじゃない、どっちも使えないように見えるわ。』

ミジュマル『!?』

ツタージャ『図星みたいね。』

ミジュマル『ち、違・・・!』

ツタージャ『違うとは言わせないわよ。そうね・・・あなた、アクアジェットは使えるんじゃない?多分だけど、水に対して強い抵抗があるみたいだから使えないようだけどね。』

ミジュマル『違う!サトシの特訓お陰で少しの間は・・・』

ツタージャ『ふーん、彼って本当にポケモンバカで、相当なお人好しなのね。本来なら、捨てられてもおかしくないわよ。潜水できないみずタイプはかなりやること限られるもの。貴方、結構焦ってるんじゃない?自覚もあるみたいだし。』

ミジュマル『うぐっ・・・!』

 

 実際、ミジュマルは焦っていた。ポカブはチャオブーに進化して、他のみんなも何かしらの成長を遂げた。しかし、自分はどうだ?未だに水には潜れず、ピカチュウを除けば1番先を突っ走ってたはずなのに、いつの間にか、追い抜かされていた。このままじゃ、本当に・・・

 

ミジュマル『俺は・・・俺は・・・!』

サトシ「諦めるなミジュマル!」

ミジュマル『サトシ・・・?』

ショウブ「サトシさん?」

サトシ「みんなが前を進んでいるのに自分だけ歩みが遅くてもどかしくて焦ることがあるのも分かるよ!でも、ミジュマルはミジュマルの道をミジュマルのペースで歩めばいいんだ!無理して上を見なくてもいいんだよ!」

ツタージャ『その果てに進化できなくても?』

サトシ「俺はミジュマルの進化系が欲しくてミジュマルをゲットしたんじゃない!このミジュマルがいいからゲットしたんだ!進化してもしなくても、俺はミジュマルの気持ちを尊重するよ!」

 

 その言葉を聞いて、みんなは感動した。荒廃したミジュマルの胸にもスっと入ってきたようだ。

 

ミジュマル「(そうだ、何を焦っていたんだ俺は・・・サトシが俺を捨てるわけが無い。そんなことはサトシが最も嫌うことだ。なら俺は、サトシの期待に応えるまで!!)ミィジュマァァァ!!」

 

 ミジュマルは水を纏った。遂に、アクアジェットを使う覚悟を決めたようだ。

 

ショウブ「サトシさん、あれ・・・!」

サトシ「ミジュマル・・・!」

ツタージャ「タジャ・・・!タジャアァァァ!?」

 

 ツタージャも迎撃しようとするが、間に合わずアクアジェットの直撃を受けた。

 

サトシ「ミジュマルの目が、開いてる!」

 

 サトシの言葉を聞き、そのままアクアジェットの中で光を放つミジュマル。

 

ミジュマル(?)「タチャアァァァ!!」

ツタージャ「タジャアァァァ!?」

 

 そして、そのままツタージャにれんぞくぎりを叩き込み、ツタージャは戦闘不能寸前に陥った。

そして、水が弾けた時・・・

 水色と藍色の体毛を持った侍が、ツタージャの首筋に刃を添えていた。

 

サトシ「ミジュマルが、フタチマルに進化した・・・!」

フタチマル『俺の勝ちでいいな?』

ツタージャ『ええ、私の負けよ・・・』

サトシ「やったぜフタチマル!」

フタチマル「タッチャ。」

ショウブ「遂に潜水を克服して進化しましたね!フタチマル!」

ピカチュウ『やったねフタチマル!』

ジヘッド『よかったじゃないか!』

フタチマル『ありがとう2人とも。』

 

 ついに、ミジュマルが潜水を克服し、フタチマルに進化した。これはサトシのイッシュリーグを優勝するための力として大きな一歩となったことだろう。そして同時にツタージャをゲットし、パンケーキを食べたサトシたち。

 彼らの旅は、まだまだつづく・・・




如何でしたでしょうか?
とうとうミジュマルが潜水を克服し、進化してフタチマルになりましたね!
そして、ツタージャもゲットしました!
書きたいシーンを書けるととてもいい気分ですね!(お陰で明日休みとはいえかなり夜遅くまで執筆してしまいましたが・・・)
ではまた、次回お会いしましょう!

※明日6:30まで、感想や誤字報告の対応は出来ません。予めご了承ください!
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