アニポケ外典 ベストウィッシュ編   作:スルメ文庫

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どうも、スルメ文庫です。
今回はデート回兼、次回への布石となる回です。
それと、デート回なので必然的に甘々な恋愛要素が出てきます。苦手な人、ポケモンに恋愛を求めてない人は今すぐUターンしてブラウザバックしてください。
とはいえ、作者は恋愛描写が戦闘描写と同じくらい下手なので、かなりの口汚しになるかもしれませんが・・・
戦闘描写も、恋愛描写も書いてる分には楽しいのですが、どうしても脳内から思うようにアウトプットして表現する事が出来ないんですよね。もどかしいです。
さて、こんな話はゴミ箱にポイして・・・
それでは12話、スタートです!


12話

 前回、ショウブとアイリスが対決し、ショウブが勝利した。しかし、アイリスは負けを認めずショウブ自身に黄色いモモンガのようなポケモンであるエモンガを使って攻撃を仕掛けるも、サトシとフタチマルによって阻止された。その後、サトシの威圧によってアイリスは退散した。

 それからの道中、タマゴが孵ってズルッグとツタージャが生まれ、サトシはツタージャとキバゴが進化しツタージャはジャノビーに、キバゴは蒼銀の色をしたオノンドに進化し、ショウブはシビシラスがシビビールに、フシデがホイーガに進化し、ショウブ自身もクリムガンをゲットした。ラングレーはバニプッチをゲットしたのだった。

 そして2ヶ月が経過した現在、ヒウンシティにてバッジをゲットしたサトシたちは次のジムがあるライモンシティに到着した。

 

ショウブ「早めに着いて良かったですね〜。」

サトシ「ああ。でも、野宿で疲れてるから今日は観光にしないか?」

ラングレー「いいわねソレ!」

ショウブ「じゃあまずミュージカルに行きましょう!ここからは結構近いですし!」

サトシ「おっ!それじゃあそうするか!」

そしてミュージカルに行くと見知った顔がいた。

シューティー「君たちか、久しぶりだね。」

ベル「サトシくん!ショウブちゃん!久しぶり!って、あれ?貴女はだれ?」

カベルネ「げっ・・・じゃなくて貴方たち、キグウネー・・・」

ケニヤン「おっ!サトシたちじゃねえか!久しぶりだなぁ!」

ルーク「あっ!サトシ!ショウブ!久しぶり!」

サトシ「シューティー!ベル!カベルネ!ケニヤン!ルーク!久しぶりだな!」

ショウブ「シューティー、ベル、カベルネ、ケニヤン、ルーク、久しぶりだね!」

ラングレー「ケニヤン、ルーク、久しぶり。にしてもカベルネ、嫌そうな顔が隠しきれてないわよ・・・まぁ、奇遇といえば奇遇ね。」

カベルネ「うぐっ・・・・わ、わかってるわよ私だって・・・!」

ラングレー「それと、ベルだっけ?私はラングレーっていうの。よろしくね。」

ベル「うん!よろしくね!」

 

 そして自己紹介が終わり、全員でミュージカルを観た。ポケモンコンテストのようなバトルは無かったが、ポケモン達が舞う姿はどこか華々しかった。

 

ベル「凄かったねぇ・・・私もいつかあんな風に素敵な女性になりたいなぁ・・・」

ショウブ「私も、いつかあんな素敵な女性になりたいなぁ・・・」

シューティー「・・・」

 

 シューティーはベルにどこか見惚れていたような顔をしていた。その顔にいいものを見たと言わんばかりにルークがシューティーをスカウトを仕掛けた。

 

ルーク「シューティー、いつか僕が恋愛映画を撮る時はベルと一緒に出演してくれないかい?」

シューティー「するわけないだろう・・・第一、僕たち役者経験がないし、チャンピオン志望なんだけど。」

ルーク「えぇ、勿体ない・・・それに役者とチャンピオンを両立している人がいるって風の噂で聞いたことがあるよ。どの地方かはわからなかったけど。」

ケニヤン「まあ勿体ないのは確かだよなぁ。シューティー結構美形だしよぉ・・・」

シューティー「まさか。バカも冗談も休み休み言ってくれ・・・」

サトシ「ん?なにを話してるんだ?」

 

 割とマジで勧誘しているルークとどこか羨ましがっているケニヤンを冗談だろうとマトモに取り合わないシューティー。何の話かわかっていないものの、混ざろうとしているサトシ。

 そんな男子たちの馬鹿話に少女たちはというと・・・

 

カベルネ「アイツら、何してんのよ・・・」

ラングレー「サトシも混ざろうとしてるし・・・」

ショウブ「ちょっとサトシさんを止めてくる!」

ベル「・・・」ジト-

 

 ご覧の通り、呆れていた。ショウブに至っては余計なことをしようとしているサトシを止めに入った。

 

ベル「むー・・・」

ラングレー「あらベル、鈍感なシューティーに呆れているのかしら?」

ベル「ふぇ!?そ、そんなんじゃないよぉ・・・」

ラングレー「そうかしら?さっきのベル、すっごい乙女な顔してたわよ。」

ベル「えっ!嘘っ!?」

カベルネ「ラングレー、アンタその辺にしときなさいよ。確かに興味深いテイストではあるけど・・・」

 

 ラングレーを咎めるカベルネ。

 

ベル「も〜!っていうかそういうラングレーちゃんはどうなの!?」

ラングレー「私?一応言っておくけど、私はサトシとショウブの夫婦漫才のツッコミに忙しいからそういう関係を持つ暇はないわよ。」

ベル「え?夫婦漫才?」

ラングレー「サトシとショウブの距離が近すぎるのよ。この間なんか湖で水浴びする時もサトシったら幾ら下が海パンだからってその場で脱いじゃうし、ショウブはその様子をマジマジと見ているし。サトシはまだ悪意がないからいいけど、ショウブに至っては半分自覚した上での暴走行動だから大変なのよ・・・」

カベルネ「・・・アンタも大変なのね。」

ベル「ドンマイ、ラングレーちゃん・・・」

 

 ベルはラングレーこそなにか無いか尋ねるも、無いどころか苦労話を聞かされ、流石にラングレーに同情することになる2人であった。

 そして、観覧車前で集合することにしてそれぞれ別行動をすることにした。

 サトシはショウブと行動することにした。

 ちなみにシューティーはベルと、ラングレーはカベルネと、ケニヤンはルークと一緒に遊園地を回ることにした。

 さて、サトシとショウブはというと・・・

 

サトシ「ショウブ、どこに行くんだ?」

ショウブ「そうですねぇ・・・あっ!コーヒーカップなんてどうですか!?」

サトシ「おっ、いいじゃん!行こうぜ!」

 

 そして手を繋ぎ並んで、そしてコーヒーカップに乗り込むサトシとショウブ。

 そして向かい合わせに座る。すると当然、互いの顔が目に映り込む訳だが・・・

 

ショウブ「・・・(サトシさん、かっこいいな。)」

 

 今、ショウブの目にはサトシが通常の数倍美化されて見えていた。否、例えそうでなくとも周りにはカップルがいたのでショウブは必然的に目の前にいる想い人(サトシ)を意識せざるを得なかっただろう。

 初めて出会った頃から頼もしかった。でも、いつからこんな感情を彼に抱くようになったんだろう?ポカブやカブルモなど人間に傷付けられたポケモンを癒す姿を見た時だろうか?それとも他のポケモンたちにもまっすぐで誠実な態度を見ていた時だろうか?はたまた、Nと対峙し自分の意見をまっすぐに出していた時だろうか?それとも、こんな自信を持てなかった自分にも優しくしてくれたときだろうか?・・・おそらくは、全部だろう。自分は彼の全部に惹かれ、恋に落ちたのだ。

 しかし旅を始める前は、こんな自分が頼れる優しい先輩を勇気を振り絞って旅に誘って、その末にまさか恋の魔法にかかるとは思いもしなかった。

 

サトシ「顔が赤いけど大丈夫かショウブ?」

ピカチュウ「ピカチュ?」

ショウブ「ひゃっひゃい!大丈夫でしゅ!(かっ噛んじゃった!?)」///

サトシ「そうか?それならいいんだけど。」

 

 ───ほら、貴方はそうやって無自覚に私を盲目的な恋の底なし沼に引きずり込む。だけどおそらく、イッシュリーグを優勝してチャンピオンにでもならなければ・・・否、なっても別の地方に旅に行くのでしょう。そこで新しい素敵な女の子に出会ったら・・・そう思うと、恐ろしくてたまらない。なら、いつかは彼に自分の気持ちを伝えなきゃ・・・だけどそのいつかはいつになるの?

 

 恋する少女は自分の愚かさ、そして行動の遅さ、なにより普段の度胸のなさに、辟易としていたのだった。

 

 

サトシ「楽しかったなぁ・・・」

ショウブ「はい!楽しかったですねぇ〜・・・」

 

 時間は夕暮れ、遊園地の観覧車近くのベンチにて、彼らは黄昏ていた。あれからおばけ屋敷、ジェットコースター、プリクラ、パレードとめいいっぱい楽しんだサトシとショウブ。現在、彼らの手には屋台で買ったソフトクリームのコーンに巻きついていた紙だけが残っていた。ピカチュウはサトシの隣で丸くなって寝ている。

 

ショウブ「サトシさん、肩に寄りかかっていいですか?」

サトシ「え?うん。いいけど・・・」

 

 サトシの肩に寄りかかるショウブ。

 

サトシ(ショウブの顔が近い・・・ってか、なんか柔らかくてめっちゃいい匂いがする・・・)

ショウブ(やっやっちゃった!何やってるのよ私!・・・でも、サトシさんの肩、逞しい・・・)///

 サトシはショウブの体からいい匂いがすると感じ、ショウブはサトシの逞しい体に熟れた林檎のごとく顔を真っ赤にした。

 朱い夕陽が、そんな2人を見守っていた。

 

 

 そこに、とある人物が近付いてきた。

 

N「やぁ2人とも。」

サトシ「Nさん、お久しぶりです。」

ショウブ「ひゃわ!?おっお久しぶりです。」

N「お邪魔だったかな?」

ショウブ「いえ!大丈夫ですよ。」

サトシ「はい。ショウブとベンチで他の旅仲間たちとライバルと待ち合わせをしていただけですから。」

N「・・・そうかい。なら、ちょっと一緒に観覧車に乗ってもらえるかい?少し話がしたいんだ。」

 

 サトシとショウブはNの提案を了承した。そして、観覧車に乗り込む3人。

 

N「最初に言っておくよ。ボクはプラズマ団の王なんだ。」

サトシ「なっ!?」

ショウブ「えっ!?」

 

 サトシとショウブは驚いた。Nとプラズマ団、今までの言葉でなにか関係はあるだろうとは思っていたが、よもやNこそがプラズマ団のリーダーだとは思いもしなかったからだ。

 

N「このイッシュ地方は、ポケモンと人間によって出来たようなものだ。」

ショウブ「スクールでも習いますからね。」

N「でもボクはいつも思うんだ。どうしてポケモンという素晴らしい存在は、わざわざ愚かな存在に仕えて虐げられ、苦しみ悲しまなければならないのか、とね。」

サトシ「人間全てが愚かではありませんよ。」

N「それはもちろん知っているさ。けど、イッシュのトレーナーは他の地方と比べても擁護出来ないほど愚かしい。ショウブちゃんのような例外もあるにしてもだ。だからボクはポケモンもボクに賛同して協力してくれるプラズマ団も守る。」

 

 サトシたちは黙ってNの話を聞く。

 

N「サトシくん、ショウブちゃん。ボクはポケモンと人間を完全に分割して、完全に対等な存在になる。それでこそ、完全なる理想郷ができる。ボクはこれを目指す。サトシくん、ショウブちゃん。この素晴らしさがキミたちにはわかるかい?」

 

 己が理想を語り尽くしたNはサトシたちに問う。

 

サトシ「ポケモンと人間を切り離して一体その果てに何があるというんですか?人間には人間それぞれの考え方があるように!ポケモンにはポケモンそれぞれの考え方がある!でも、Nさんの言うことも共感できる自分もいます。ですが、俺はその先に必要なのは、ポケモンの解放ではなくポケモンと手を取り合うことだと俺はそう思います。」

ショウブ「私にはポケモンのためなら人間を幾らでも踏み躙る様な真似をするのは、とても平等には見えません。真に平等なら、サトシさんとサトシさんのポケモンのようにどちらも大切にすべきですし大切にされ、尊重しあうべきだとおもいます。」

 

 サトシとショウブの考えを聞いて受け止めたNはこう言った。

 

N「実にキミたちらしい、良い考えだ。誰もがキミたちのように考えられたらいいのに。」

 

 ちょうどそう言ったとき、彼らは観覧車から降りることになった。

 そして、降りるとルークを除くサトシの仲間やライバルたちが出迎えた。そこでシューティーが皆を代表して言った。

 

シューティー「サトシ、ショウブ。キミたちには色々言いたいことがあるけど、まず彼から紹介してもらってもいいかい?」

サトシ「・・・ああ。彼は───」

N「ボクはN。ポケモントレーナーで・・・プラズマ団の王様だよ。」

 

 その言葉に一同は言葉を失った。

 そして、そのままみんなを置き去りにして観覧車の近くにあるバトルコートに移動する3人。

 一同はそれに慌てて着いてきた。

 

シューティー「プラズマ団のって、あのプラズマ団のかい!?」

ショウブ「・・・えぇ。」

カベルネ「じゃあ、ジュンサーさんに通報しないと・・・」

ショウブ「いえ、下手を打てば私たちどころかジュンサーさんもヤバい事になるよ。」

ベル「え?なんで?」

ショウブ「お願い・・・」

 

 ショウブの有無も言わせない迫力に気圧される一同。ショウブは何かを感じ取っているようだ・・・

 一方、一同が近くに観戦することになるバトルコートにて、サトシとNは位置についた。

そしてNはヒヒダルマを、サトシはチャオブーを繰り出した・・・

 

N「こんなバトル、できればしたくないんだけどね。」

サトシ「俺だってこんなバトル、できることならしたくないですよ。」

 

 そして、バトルの火蓋が切って落とされたのだった・・・




いかがでしたでしょうか。
前回、書くのが下手かつ苦手な胸糞描写の次なので全力で楽しんで書けました。(上手いとは言ってませんが。)
さて、次回はサトシとNのバトルとなります。
それでは、また次回お会いしましょう!

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