アニポケ外典 ベストウィッシュ編   作:スルメ文庫

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どうもスルメ文庫です。
本編に入る前に謝罪をさせて下さい。6月9日に6月10日投稿予定と宣言しましたが、翌11日に投稿することになってしまいました。
こうなった理由としましては作者が住んでいるアパートの契約更新が昨日ありまして、予定が狂ったことにあります。
本当に申し訳ございませんでした・・・

それでは本編15話、スタートです!


15話

 前回、前のトレーナーであるレンの父親のヤーコンと、妹のタロとの交流やナットレイとのバトルを通じ心身ともに成長し、進化したシュバルゴ。そして、サトシたちはヤーコンからジム戦を受けるように言われ、サトシたちはジム戦に挑むこととなった。

 

 

 翌日、サトシたちはホドモエジムに来ていた。

 

ヤーコン「よし、来たみたいだな。着いてこい。」

 

 そして、ついて行った先にあったのは・・・

 

ショウブ「凄い・・・!」

シューティー「これが、あの大地底のジム・・・!」

ヤーコン「どうだ?俺様のジムは。」

サトシ「ポケモンの回復装置も付いていて凄く良いジムだと思います!」

ヤーコン「そこに目をつけるたァ、やっぱりお前さんは大物だなぁ!サンヨウの兄弟やシッポウのアロエ、ヒウンのアーティ、ライモンのカミツレが掛け値なしに賞賛していたのも納得できるってもんだ。」

 

ヤーコン「こういうとき、本来はチャレンジャーであるお前さんたちが順番を決めるんだが今回は俺に決めさせてくれ。」

 

 そう言うとヤーコンはジムリーダーの持ち場に到着し、"彼"を鋭い覇気のある眼で見据えてこういった。

 

ヤーコン「まずはお前だ、サトシ。あのシュバルゴを手懐けてアーティのハハコモリを破った実力、俺様に見せてみろ。」

サトシ「はい!」

ヤーコン「それじゃあ審判!いつも通り頼む。」

審判「はい!これからホドモエジム、ジム戦を始めます!使用ポケモンは互いに4体!互いのポケモンが全て戦闘不能になるまでのバトルです!バトル中の交換は、チャレンジャーのみ認められます!よろしいですか?」

 

 2人は頷き、それぞれガマガルとウォーグルを出し、今か今かとその瞬間(とき)を望んだ。審判は頷くと確かに宣言した。

 

審判「バトル、開始です!」

ヤーコン「ガマガル!ねっとうだ!」

ガマガル「ガァァァマ!」

サトシ「ウォーグル!暴風で取り込め!」

ウォーグル「ウォォォグッ!」

ガマガル「ガマァ!?」

ヤーコン「ガマガル!・・・ッチィ!ハイドロポンプで貫け!」

ガマガル「ガァマァァァ!!」

サトシ「ウォーグル!影分身からのブレイブバード!」

ウォーグル「ウォォォグッ!」

ウォーグル「ウォォォグッ!」

ウォーグル「ウォォォグッ!」

ウォーグル「ウォォォグッ!」

ウォーグル「ウォォォグッ!」

凄まじい勢いのウォーグルに翻弄されるガマガル。しかし、やられるままではなかった。

ヤーコン「チィッ!めんどくせぇ!ガマガル!ヘドロウェーブだ!纏めて薙ぎ払え!」

ガマガル「ガマァァァッ!!」

サトシ「!ウォーグル!上昇して避けろ!」

ウォーグル「ウォォォ!」

ヤーコン「甘ぇよ!そこだガマガル、ねっとう!」

ガマガル「ガァァァマッ!!」

ウォーグル「ウォグ!?」

サトシ「ウォーグル!」

 

 上昇した僅かなブレによって本体を察知され、ウォーグルはガマガルに撃ち落とされた。

 

サトシ「ウォーグル大丈夫か!?」

ウォーグル「ウォーグ!ッウォグ!?」

サトシ「ウォーグル!?これは・・・!」

 

 まだウォーグルは戦闘続行可能だった。しかし、ウォーグルの状態は・・・

 

ラングレー「あれはまさかやけど!?」

ベル「まずいよ!やけどだと技の威力が下がっちゃう!今1番技の威力が重要なのに・・・!」

ショウブ「そんな・・・!なんでこんな時に!?」

ヤーコン「ふん、運がなかったな・・・」

サトシ「(一か八か、やるしかない!)ウォーグル!ブレイブバード!」

ウォーグル「ウォォォグ!!」

ヤーコン「まだ来るか!ガマガル!ハイドロポンプで仕留めてやりな!」

ガマガル「ガァマァァァッ!!」

 

 この勝負は、ウォーグルの負けだとサトシとウォーグル以外の誰もが思った。

 

ウォーグル「ウォォォグッ!」

サトシ「あれは!?」

ヤーコン「何じゃありゃ!?」

ガマガル「ガマァ!?」

 

 ウォーグルは体から炎を出し、ガマガルに襲いかかった!

 

シューティー「なっなんだアレは!?」

ラングレー「炎が出てるわよ!?」

ベル「えっ、ウォーグルってフレアドライブどころかニトロチャージも覚えなかったよね?」

ショウブ「うっうん!でも、これで威力は上がってるはずだよ!」

サトシ「いっけェェェ!!」

ヤーコン「っ!怯むなァッ!ガマガル!ハイドロポンプで消火しちまえ!」

ガマガル「ガッガマァっガマァァァ!?」

ヤーコン「ガマガル!?」

ガマガル「ガマァ・・・」

審判「がっガマガル!戦闘不能!ウォーグルの勝ち!」

 

 ガマガルはハイドロポンプで消火しようとするも、先にブレイブバードに当たり戦闘不能となった。

 

ヤーコン「戻れ、ガマガル。おつかれさん。サトシ、お前思ったよりかなりやるじゃねぇか!ウォーグルが燃えたのはさすがの俺様でも驚いたぞ!」

サトシ「ありがとうございます!でも、ウォーグルの奮闘もあってこその勝利です。それに、ウォーグルのやけどを表に出して纏う技が出来たのもウォーグルが根性を出して耐えてくれたからですし。」

ヤーコン「ふっ・・・そうだな。(そうだ、それでいいんだよ。)」

 

 ヤーコンは何か感慨深そうな表情をしていた。

 

ベル「やけどって外に出せるものなの?」

シューティー「いや、僕も聞いたことがないよ。」

ラングレー「サトシさんが特訓させたのよ。電撃を浴びて取り込むオオスバメの話をしたらとんでもない特訓をし始めたんだからびっくりしたわよ・・・」

ショウブ「でも、そのおかげでかなり戦略の幅も広がったんですよ。」

 

 若き才能のあるトレーナーたちは、弁論と情報を交わしあった。

 

審判「サトシ選手、ポケモンを交代しますか?」

サトシ「はい。ウォーグル、ゆっくり休んでくれ。」

ウォーグル「ウォーグ。」

 

 その後、サトシはオノンドを繰り出した。対して、ヤーコンはゴビットを出し、とくせい・てつのこぶしからのシャドーパンチでオノンドを追い詰めた。しかし、りゅうのまいで避けられながら上がった攻撃力から繰り出されたドラゴンクローに敗北。

 次ぐワルビルもフタチマルのシェルブレードの剣戟に敵わず敗北を喫した。

 

ヤーコン「やれやれ、追い詰められちまったな。だがコイツで、お前のポケモン全員倒せばいいだけだ!」

 

そう言って繰り出したのは、ドリュウズだった。

 

ヤーコン「でだ、このままやるか?」

サトシ「いえ。フタチマル、戻ってくれ。」

フタチマル「タチャ。」

サトシ「シュバルゴ!君に決めた!」

シュバルゴ「シュッバ!」

ヤーコン「!随分なサービスをやってくれるじゃねぇか!ドリュウズ!今回は手加減無しだぞ!」

ドリュウズ「ドリュウ!!」

サトシ「そう言って貰えてなによりですよ!」

シュバルゴ「シュバ!」

 

 そして、バトルの幕が上がった!

 

ヤーコン「ドリュウズ!ドリルライナー!」

ドリュウズ「ドォォォリュゥ!!」

サトシ「シュバルゴ!メガホーン!」

シュバルゴ「シュゥバァァァ!!」

 

 開幕早々、ドリュウズのドリルライナーとシュバルゴのメガホーンがぶつかりあった。

 

サトシ「シュバルゴ!インファイト!」

ヤーコン「ドリュウズ!連続でメタルクローだ!」

シュバルゴ「シュババババ!!」

ドリュウズ「ドリュウウウ!!」

 

 両者1歩も譲らずに防御を捨て、互いにクロスカウンターを浴びせている。激しい技の応酬、押しては押し続けた。そのバトルは、本人たちだけではなく、見ている彼らの心をも焦がした。

 

シューティー「なんて攻撃だ!こんなのを喰らい続けたら、普通は立ってられないぞ!」

ラングレー「すごい・・・あの二人、とんでもないバトルしてくれるじゃない!」

ベル「わたし、バトルしてないのに興奮して汗かいちゃってる!」

ショウブ「サトシさーん!シュバルゴー!頑張ってくださーい!」

 

 意地の張り合いに、若きトレーナーたちは心を揺さぶられた。そして、心に誓った。いつかあんなすごい、誰かに影響を与えられるようなバトルを自分たちもするのだと・・・

 一方、彼等のバトルも佳境を迎えていた。

 

シュバルゴ「シュバ・・・シュバ・・・!」

ドリュウズ「ドリュ・・・ドリュ・・・!」

サトシ「どうやら、次で最後のようですね。」

ヤーコン「ああ・・・そうみたいだな。」

 

 サトシは汗を拭うことも忘れ、バトルに熱中していた。

 ヤーコンも額から汗が吹き出ていたが、あまり気にしていなかった。

 今の彼らは、例えるなら互いの隙を伺う凄腕の剣道選手。どちらにも隙がないために攻めあぐねているのだ。

 そして、どちらかの汗が、頬を伝い落ちた瞬間だった。

 

ヤーコン「ドリュウズ!次で決めろ!ドリルライナー!」

ドリュウズ「ドォリュゥゥゥ!!」

サトシ「シュバルゴ!ありったけを込めろ!メガホーン!」

 

 奇しくも、放たれた技はこのバトルが始まった時に出した技と同じだった。そして、互いの技が互いを掠めた瞬間・・・

 

ドリュウズ「ドリュ・・・」

シュバルゴ「シュバ・・・」

ドリュウズ「ド、リュ・・・」

ヤーコン「ふっ・・・おつかれさんだ、ドリュウズ・・・」

 

 決着がついたのだった・・・

 

サトシ「やったぜシュバルゴ!」

シュバルゴ「シュッバァ!」

 

 そして、互いのポケモンをモンスターボールに収めると、サトシとヤーコンは握手した。

 

 

 それからの話をしよう。

 若きトレーナーたちはヤーコンに挑み、先輩同様、勝利した。

 後にそのジムリーダーはこのような言葉を残した。

 

ヤーコン「諦めるのは簡単、いつだって出来ることよ。それにいつだって自分の限界を決めんのは自分だ。やめたい時にやめればいい。けど、行けると思ったんならどこまでも、やれると思ったんならいつまでもやればいいんじゃねぇか?その道に筋を通して歩んで来た奴の中に後悔したなんて言った奴は聞いた事ねぇからよ。」

 

 彼らはその言葉を胸に刻み続け、永遠に忘れないだろう・・・

 サトシたちの旅は、まだまだつづく・・・




いかがでしたでしょうか?
かなり遅くなってすみません。
次からは、よくスケジュールを確認して投稿に望むようにします。

次回16話は13日〜15日の間に1話投稿します。

※今晩も遅いので、今晩中の感想コメントや誤字訂正には応じられません。12日、6:30より受け付けております。
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